
インドネシア語の勉強中のみなさん、こんにちは!素敵なインドネシアの文化や人々に触れ、「もっと現地の人とコミュニケーションを取りたい!」そんな風に感じていませんか?



いざという時、「これ、お願いしたいんだけど…」「ちょっと助けてほしいな…」なんて、どう伝えればいいか迷ってしまいます……



この記事を読み終える頃には、あなたも「tolong」を自信を持って使いこなし、インドネシア語でのコミュニケーションがもっとスムーズで楽しくなっているはずです。さあ、インドネシア語のお願いマスターを目指して、一緒に「tolong」の世界を探求していきましょう!






はじめに:インドネシア語の「お願い」代表選手「tolong」とは?
インドネシア語で「お願い」を伝えたい時、まず覚えておきたいのが、まさに代表選手のような基本単語「tolong」です。日本語の「~してください」や、時には「助けて!」といった意味合いで使われ、その重要性は計り知れません。
例えば、
- レストランで「写真を撮ってください」とお願いしたい時
- お店で「これを見せてください」と伝えたい時
- 道に迷って「道を教えてください」と助けを求めたい時
- ホテルのフロントで「タクシーを呼んでください」と頼みたい時
など、日常会話や旅行中のあらゆる場面で「tolong」は大活躍! この一言を知っているだけで、インドネシアでの滞在がぐっと快適になり、現地の人々との距離も縮まります。この記事を読めば、そんな「tolong」の全てが分かりますよ。
「tolong」が持つ2つのコアな意味とニュアンスを徹底解説!



インドネシア語の日常会話でとってもよく使われる「tolong(トロン)」。実はこの一言に、大きく分けて2つの大切な意味とニュアンスが隠されているんです。なんだか難しそう…?大丈夫!ここでスッキリ理解しましょう。
1. 「tolong」の意味①:「助ける(to help)」~困ったときの救いの手~
まず一つ目のコアな意味は、文字通り「助ける」です。これは英語の “help” に近いイメージですね。
例えば、あなたがこんな状況に遭遇したとしましょう。
- 重い荷物を持って階段を上ろうとしている人がいるとき
- 「私が助けましょうか?」と声をかけるなら…
- Bisa saya tolong? (ビサ サヤ トロン?)
- 「私が助けましょうか?」と声をかけるなら…
- 道に迷って困っている人に、あなたが「お手伝いしましょうか?」と言うとき
- Ada yang bisa saya tolong? (アダ ヤン ビサ サヤ トロン?)
- 直訳すると「私が助けることができる何かがありますか?」となります。
- Ada yang bisa saya tolong? (アダ ヤン ビサ サヤ トロン?)
- 「助けてください!」と叫ぶなら…
- Tolong! (トロン!)
- Tolong saya! (トロン サヤ!)
英語の “help” と同じように、緊急時にも使える言葉ですが、「tolong」には「どうか助けてほしい」という少し切実な響きも含まれることがあります。
2. 「tolong」の意味②:「~してください(please)」~丁寧にお願いするときの魔法の言葉~
そして、もう一つのとっても大切な意味が、「~してください」という依頼の表現です。これは英語の “please” にあたります。



インドネシア語で何かを丁寧にお願いしたいとき、この「tolong」が本当に大活躍するんですよ!
例えば、こんなとき。
- レストランでメニューを指さして「これをお願いします」
- Tolong ini, ya. (トロン イニ ヤ)
- お店の人に「写真を撮っていただけますか?」
- Tolong ambil foto. (トロン アンビル フォト)
- 友達に「ドアを開けてもらえますか?」
- Tolong buka pintunya. (トロン ブカ ピントゥニャ)



このように、動詞の前に「tolong」を置くことで、「どうか~してください」という丁寧な依頼のニュアンスを出すことができます。英語の “please” と同じように、相手に何か行動を促したいときに使いますが、「tolong」を使うことで、より相手への配慮が感じられる表現になります。
英語の “please” とのニュアンスの違いは?
英語の “please” も丁寧な依頼ですが、「tolong」には「どうかお願いします」という、相手に少し手間をかけることを理解した上でお願いするような、より丁寧で柔らかなニュアンスが含まれることがあります。
「tolong」でお願いするときの丁寧さのレベルは?
「tolong」は、基本的にお願い事をするときの丁寧な表現として覚えておけば間違いありません。日常会話で幅広く使える便利な言葉です。



ただ、インドネシア語には「tolong」以外にもお願いや依頼を表す言葉がいくつかあります。例えば、「minta(ミンタ)」や「silahkan(シラカン)」などです。
- minta: 「~を求める、ちょうだい」という直接的な表現で、「tolong」よりもカジュアル、あるいは場合によっては少し要求が強く聞こえることがあります。
- silahkan: 「どうぞ~してください」と相手に何かを勧めたり、許可を与えたりするニュアンスが強いです。
これらの言葉との詳しい使い分けや、もっと丁寧な表現、カジュアルな表現については、後ほど「「tolong」と一緒に覚えたい!類義語・対義語・関連表現」のセクションで詳しく解説しますね。ここではまず、「tolong」が「助ける」と「~してください」という2つの中心的な意味を持ち、特に依頼するときには丁寧なニュアンスで使えるんだな、と覚えておきましょう!
これで、「tolong」の基本的な意味とニュアンスはバッチリですね!次は、この「tolong」の正しい発音について詳しく見ていきましょう。
これでバッチリ!「tolong」の正しい発音とアクセント
「tolong」のカタカナ表記と発音記号:まずは音のイメージを掴もう!
まず、「tolong」の標準的な発音をカタカナで表すと、こんな感じです。
- カタカナ表記:トォロン(ン)
- ト(to): 日本語の「ト」よりも、舌先を上の歯茎にしっかり当てて、少し息を破裂させるようなイメージ。
- ォ(lo): 唇を少し丸めて「オ」と発音しますが、日本語の「オ」よりも少し口の奥で響かせ、こもった感じの音。日本語の「オ」と「ウ」の中間のような響きを意識すると近いです。
- ロ(l): 舌先を上の歯茎の裏(歯のすぐ後ろあたり)にしっかりつけて発音する「L」の音。日本語の「ラリルレロ」とは違います。
- ン(ng): 最後の「ng」は、口を開けたまま、舌の後ろの方を上あごの柔らかい部分(軟口蓋)につけて、鼻に息を抜く音。英語の “sing” の最後の音に近いイメージです。
- 発音記号(IPA):[ˈtɔlɔŋ]
- 国際音声記号です。
t
が「ト」、ɔ
が「ォ」、l
が「ロ」、ŋ
が「ン(鼻から抜ける音)」に対応します。
- 国際音声記号です。
アクセントはどこ?ここを意識すると自然なイントネーションに!
「tolong」のアクセント(強く発音する部分)は、真ん中の「lo」の「o」の音、つまりカタカナで言うと「ォ」の部分にあります。
- ト**ォ**ロン(ン)
「ト」は軽く、「ォ」を少し長めに、そしてはっきりと発音し、「ロン(ン)」は自然に続くイメージです。真ん中の音に少し山を作るように発音すると、自然なインドネシア語のイントネーションに近づきます。
発音するときの重要ポイント!日本語の「トロン」とはここが違う!
日本人が「tolong」を発音するときに、特に気をつけたいポイントが3つあります。
- 「o」の音は日本語の「オ」と違う!ふくよかな響きを意識して
インドネシア語の「o」([ɔ])は、日本語の「オ」よりも唇をしっかり丸め、口の中を広く使い、少し喉の奥から出すイメージ。「トォ(こもったオ)ロン(ン)」という感じです。 - 「l」の音をしっかり発音しよう!舌の位置がカギ
インドネシア語の「l」は、舌先を上の歯茎の付け根あたりにしっかりとつけて発音します。「トロン(ン)」の「ロ」の部分です。 - 最後の「ng」は鼻に抜ける美しい余韻!
最後の「ng」([ŋ])は、舌の後ろの方を上あごの奥(軟口蓋)につけて、息を鼻から抜くようにして発音する鼻音です。「トォロン(鼻に抜ける余韻)」という感じですね。
これらのポイントを押さえるだけで、「tolong」の発音が格段に良くなりますよ!
地域による発音の違いってあるの?ちょっとした豆知識
インドネシアは広い国なので、地域によってイントネーションや一部の発音に違いが見られることもあります。ただ、基本的にはこの記事で紹介した標準的な発音が全国的に通じますので、まずはこれをマスターしましょう。
これで、「tolong」の発音についてはバッチリですね!次は、「tolong」が文中でどんな役割をするのか、品詞や語形変化について見ていきましょう。
「tolong」は動詞?品詞とややこしい語形変化もスッキリ解説!



インドネシア語で「お願いします」と頼みたいとき、とっても便利なのが「tolong(トロン)」ですよね。実はこの「tolong」、基本的に動詞として使われるんです。
「tolong」の基本は「動詞」!「~してください」とお願いする役割
まず、「tolong」のいちばん基本的な役割は動詞です。「(誰かに何かを)頼む」「~してください」という意味で使われます。
例えば、
- Tolong buka pintu. (トロン ブカ ピントゥ)
訳:ドアを開けてください。 - Tolong ajari saya bahasa Indonesia. (トロン アジャリ サヤ バハサ インドネシア)
訳:私にインドネシア語を教えてください。
「tolong」は単語のタネ?「語幹」としての役割
「tolong」は、それ自体で「お願いする」という意味の動詞として使えますが、実は他の単語を作り出す元、いわば「単語のタネ」のような役割も持っています。これを文法のことばで「語幹(ごかん)」と言います。
この「tolong」という語幹に、色々な飾り(接頭辞や接尾辞)が付くことで、新しい意味の単語に生まれ変わるんです。


大変身!接頭辞・接尾辞がつくと「tolong」はどう変わる?
では、実際に「tolong」がどんな風に形を変えるのか、代表的な例を見ていきましょう!
1. menolong (ムノロン): 人を「助ける」優しい動詞
「tolong」という語幹に、「meN-」という接頭辞がつくと、「menolong(ムノロン)」という動詞になります。「tolong」の頭の “t” の音が消えて「menolong」となるのがポイントです。
- 意味: (人を)助ける、手伝う
- 品詞: 動詞
「tolong」が「~してください」とお願いするニュアンスだったのに対し、「menolong」はもっと積極的に「助ける」「手伝う」という行為そのものを表します。


例文:
- Dia menolong saya membawa tas yang berat. (ディア ムノロン サヤ ムンバワ タス ヤン ブラット)
訳:彼/彼女は私が重いカバンを持つのを手伝ってくれました。 - Saya ingin menolong orang yang kesulitan. (サヤ イギン ムノロン オラン ヤン クスリタン)
訳:私は困っている人を助けたいです。
2. pertolongan (プルトロンガン): 「助け」「援助」という名詞
次に、「tolong」という語幹に、「per-」という接頭辞と「-an」という接尾辞が両方つくと、「pertolongan(プルトロンガン)」という名詞になります。
- 意味: 助け、援助、救助
- 品詞: 名詞
「tolong」や「menolong」が動詞だったのに対し、「pertolongan」は「助け」という行為や事実そのものを指す名詞です。


例文:
- Terima kasih atas pertolongan Anda. (トゥリマ カシ アタス プルトロンガン アンダ)
訳:あなたのお助け(援助)に感謝します。 - Dia membutuhkan pertolongan medis segera. (ディア ムンブトゥカン プルトロンガン メディス スグラ)
訳:彼/彼女はすぐに医療的な援助を必要としています。
3. penolong (プノロン): 「救助者」「助けてくれる人」という名詞
そしてもう一つ、「tolong」という語幹に、「peN-」という接頭辞がつくと、「penolong(プノロン)」という名詞になります。”t” の音が消えて「penolong」となります。
- 意味: 救助者、援助者、助けてくれる人
- 品詞: 名詞
「menolong(助ける)」をする人、つまり「助っ人」や「恩人」のようなイメージですね。


例文:
- Tim SAR adalah penolong bagi korban bencana. (ティム サール アダラ プノロン バギ コルバン ブンチャナ)
訳:救助隊(SARチーム)は被災者の救助者です。 - Kamu adalah penolong saya. Terima kasih banyak! (カム アダラ プノロン サヤ。トゥリマ カシ バニャッ!)
訳:あなたは私の恩人です。本当にありがとう!



「menolong(助ける動詞)」、「pertolongan(助けという名詞)」、そして「penolong(助ける人という名詞)」。セットで覚えると、とっても便利ですよ!
「tolong」は名詞としても使えるの?
日常会話では「tolong」が「助け」という意味で、まるで名詞のように使われることもあります。(例:Minta tolong dong! – 助けを求めるよ!)
しかし、これは口語的な表現で、文法的に「助け」という名詞をはっきり示したい場合は、「pertolongan」を使うのがより正確です。



インドネシア語を学び始めたばかりの皆さんは、まずは基本の役割をしっかり押さえておけば大丈夫です!
次のセクションでは、これらの言葉がどんな場面で使われるのか、イメージ図と一緒に見ていきましょう。
「tolong」が使われるシーン
1. あれ取ってほしいな…「すみません、取ってください」 (Tolong, ambilkan…)
Tolong ambilkan
物を取ってもらう時の「tolong」
レストランでお塩が欲しい時や、お店で商品を取ってほしい時など、「すみません、あれを取っていただけますか?」とお願いするシーンでも「tolong」が大活躍!
例文:
- Tolong, ambilkan garam itu. (トロン、アンビルカン ガラム イトゥ)
「すみません、そのお塩を取ってください。」 - Tolong, ambilkan buku di atas. (トロン、アンビルカン ブク ディ アタス)
「すみません、上の本を取ってください。」
「Tolong ambilkan 〜」で「〜を取ってください」という丁寧なお願いになります。
2. ちょっと手伝って!「助けて!」 (Tolong!)
Tolong!
助けを求める時の「tolong」
これはもっと直接的に「助けて!」と伝えたい時の「tolong」です。重い荷物でドアが開けられない時など、誰かの助けが必要な時に使います。
例文:
- Tolong! Saya tidak bisa buka pintu ini. (トロン! サヤ ティダッ ビサ ブカ ピントゥ イニ)
「助けて!このドアが開けられないんです。」 - Tolong bantu saya angkat ini. (トロン バントゥ サヤ アンカット イニ)
「すみません、これを持ち上げるのを手伝ってください。」
「Tolong!」と一言だけでも、「助けてほしい」という気持ちが伝わります。



日常のいろいろな場面で「tolong」はあなたの強い味方になってくれます。ぜひ実際の会話で使ってみてくださいね。次は、「tolong」と似た言葉や関連表現について学び、表現の幅を広げましょう。
「tolong」と一緒に覚えたい!類義語・対義語・関連表現
「tolong」の基本的な使い方が分かったら、次はもっと表現の幅を広げていきましょう!ここでは、「tolong」と似た意味を持つ類義語や、反対の状況で使われる言葉、そして「tolong」を使った便利な関連表現をご紹介します。
類義語:「お願い」にも色々ある!「tolong minta 違い」をマスターしよう
インドネシア語には、「tolong」以外にもお願い事をする時に使える言葉がいくつかあります。特に「minta」との違いは重要です。
1. 「minta」(ミンタ): 「~をください」「~をお願いします」と具体的に要求する時
「minta」は、「乞う」「要求する」という意味合いが強く、何か具体的なモノや情報、許可などを相手に求める時に使います。
「tolong」と「minta」の使い分けポイント
- tolong + 動詞の原形: (人に)~してくれるようお願いする (相手の「行動」を依頼)
- 例:
Tolong fotokan saya.
([私を] 写真に撮ってください。)
- 例:
- minta + 名詞/コト: (人に)~をください、~をお願いする (具体的な「物・事柄」を要求)
- 例:
Minta kopi.
(コーヒーをください。) - 例:
Minta tolong.
(助けをお願いします。)👉「tolong」を名詞的に使い、「助け」という事柄を要求する丁寧な表現。
- 例:
2. 「silahkan」(シラカン):「どうぞ~してください」と丁寧に許可や勧誘をする時
「silahkan」は、「どうぞ~してください」と相手に何かを勧めたり、許可を与えたりする時に使う丁寧な表現です。「tolong」が相手に何かを「お願いする」のに対し、「silahkan」は相手に「行動を促す(許可・勧誘)」ニュアンスが強いです。
例文:
Silahkan masuk.
(どうぞお入りください。)Silahkan duduk.
(どうぞお座りください。)
3. その他、類似の依頼表現:「mohon」(モホン)
より丁寧にお願いする際に使われる「mohon」もあります。「minta」や「tolong」よりもかしこまった印象で、公式な場面や目上の方に対して使われることが多いです。
Mohon bantuannya.
(ご協力をお願い申し上げます。)
対義語:「お願い」の反対は?関連性の高い言葉を知ろう
「tolong(お願いする)」の直接的な対義語は特定しにくいですが、反対の状況で使われる言葉として以下のようなものがあります。
- perintah (ペリンタ)- 命令する (動詞形:
memerintah
メメリンタ) - menolak (メノラック)- 拒否する、断る
関連表現:「tolong」を使った便利なフレーズ
- tolong-menolong (トロン(グ) メノロン(グ))- 助け合う、相互扶助
- 例文:
Kita harus saling tolong-menolong.
(私たちはお互いに助け合わなければなりません。)
- 例文:
- pertolongan (プルトロンガン)- 助け、援助、救助 (「tolong」から派生した名詞)
- 例文:
Terima kasih atas pertolongan Anda.
(あなたの助けに感謝します。)
- 例文:



これらの言葉も一緒に覚えることで、「tolong」への理解が深まります。さて、次はもっと具体的に、「tolong」を使った便利なフレーズを見ていきましょう!
実践!「tolong」を使ったコロケーションと便利なフレーズ集
「tolong」+動詞:定番コロケーションでお願い上手!
まずは、「tolong」の後ろに動詞を続ける、基本的な組み合わせから見ていきましょう。
- Tolong buka pintu. (ドアを開けてください。)
- Tolong tutup jendela. (窓を閉めてください。)
- Tolong ambilkan [名詞]. (~を取ってください。)
- 例文:
Tolong ambilkan buku itu.
(その本を取ってください。)
- 例文:
- Tolong ajari saya [名詞/こと]. (私に~を教えてください。)
- 例文:
Tolong ajari saya bahasa Indonesia.
(私にインドネシア語を教えてください。)
- 例文:
- Tolong tuliskan nama Anda. (あなたのお名前を書いてください。)
- Tolong panggilkan taksi. (タクシーを呼んでください。)
- Tolong ulangi sekali lagi. (もう一度繰り返してください。)
- Tolong tunggu sebentar. (少し待ってください。)
- Tolong bantu saya. (私を手伝ってください。/ 助けてください。)
- Tolong antarkan saya ke [場所]. (私を~まで送ってください。)
- 例文:
Tolong antarkan saya ke hotel ABC.
(私をABCホテルまで送ってください。)
- 例文:
これらのコロケーションは、インドネシア語コミュニケーションの基本です。
これだけ覚えればOK!便利な「tolong」ショートフレーズ集
次に、もっと気軽に使える、短い「tolong」フレーズをご紹介します。
- Tolong, ya. (お願いしますね。)
- 何かをお願いした後、念を押したり親しみを込めたりする口語的な表現。
- Tolong saja. (どうぞ、お願いします。/ ご遠慮なく。)
- 相手に何かを勧めたり、遠慮しないでほしい気持ちを伝えたりする時。
- Minta tolong. (助けをお願いします。/ 手伝ってください。)
- 「tolong」を名詞のように使い、「助け」そのものを求めるニュアンス。より丁寧。
- Tolong lihat. (見てください。)
- Tolong dengarkan. (聞いてください。)
- Tolong fotokan. (写真を撮ってください。)
- 「
Tolong fotokan saya.
」で「私(の写真)を撮ってください」。
- 「
- Tolong kecilkan suaranya. (音を小さくしてください。)
- Tolong di sini. (ここに(何かを)お願いします。)
- タクシーで「ここで降ろしてください」の略など。
これらの短いフレーズは、覚えやすくてすぐに使えます。次のセクションでは、これらのフレーズを実際の会話の中でどのように使うのか、具体的な例文で見ていきましょう。
例文でマスター!「tolong」の使い方徹底解説
インドネシア語で「お願いします」と頼みたいとき、真っ先に思い浮かぶのが「tolong(トロン)」ではないでしょうか?ここでは、「tolong」を使った基本的な例文から、リアルな日常会話例での使い方まで、分かりやすく徹底解説します。
まずは基本から!「tolong」を使った簡単例文と文法解説
「tolong」は、相手に何かをお願いする時に使う、とっても便利な言葉です。基本の形は 「tolong + 動詞の原形」 。
1. 写真を撮ってもらえますか?
- インドネシア語: Tolong foto.
- 文型(構文):
tolong + 動詞 (foto: 写真を撮る)
- 日本語訳: 写真を撮ってください。
- ポイント: 「foto」は動詞で「写真を撮る」の意味。「Tolong ambil foto.」も可。
2. これをコピーしてください。
- インドネシア語: Tolong fotokopi ini.
- 文型(構文):
tolong + 動詞 (fotokopi: コピーする) + 目的語 (ini: これ)
- 日本語訳: これをコピーしてください。
3. 静かにしてください。
- インドネシア語: Tolong diam.
- 文型(構文):
tolong + 動詞 (diam: 静かにする、黙る)
- 日本語訳: 静かにしてください。/ お静かにお願いします。
4. 手伝ってください。
- インドネシア語: Tolong bantu saya.
- 文型(構文):
tolong + 動詞 (bantu: 手伝う) + 目的語 (saya: 私を)
- 日本語訳: 私を手伝ってください。/ 手伝っていただけますか?
5. もう一度繰り返してください。
- インドネシア語: Tolong ulangi sekali lagi.
- 文型(構文):
tolong + 動詞 (ulangi: 繰り返す) + 副詞句 (sekali lagi: もう一度)
- 日本語訳: もう一度繰り返してください。
《文法ワンポイント》
- 「tolong」の後ろには、基本的に動詞の原形が来ます。
- より丁寧にしたい場合は、文末に「ya」をつけたり、「Bisa tolong…?」(~していただけますでしょうか?)という形を使います。
シーン別!「tolong」を使ったリアルな日常会話例文
基本の使い方が分かったところで、次は実際の会話例で「tolong」がどのように使われるのかを見ていきましょう。
シチュエーション1:市場でマンゴーをお得にゲット!
- 背景: 日本人女性Aさんが、バリ島の市場でマンゴーを見つけ、値段交渉をしています。
- 登場人物: Aさん(日本人女性)、Bさん(市場の店員)
A: Permisi, Ibu. Mangga ini berapa harganya per kilo? (すみません、おばさん。このマンゴーは1キロいくらですか?)
B: Mangga ini dua puluh lima ribu rupiah satu kilo, Mbak. Manis lho! (このマンゴーは1キロ2万5千ルピアだよ、お姉さん。甘いんだよ!)
A: Wah, kelihatannya enak ya… Tapi, dompet saya lagi tipis nih. Tolong kurangi sedikit harganya, boleh? (わあ、美味しそうですね… でも、今お財布がちょっと寂しくて。少しお値段を下げていただけますか?)
B: Hmm, bagaimana kalau dua puluh dua ribu? Sudah murah itu, Mbak. (うーん、2万2千ルピアじゃどう?これでもう安いんだけどね、お姉さん。)
A: Terima kasih! Saya ambil dua kilo kalau begitu. Tolong pilihkan yang paling manis dan matang, ya! (ありがとうございます!それなら2キロいただきます。一番甘くて熟しているのを選んでくださいね!)
B: Siap, Mbak! Yang ini pasti suka! (了解だよ、お姉さん!これなら絶対気に入るよ!)
- Aさんのポイント:
- 「Tolong kurangi sedikit harganya, boleh?」 (少しお値段を下げていただけますか?) – 丁寧な価格交渉。
- 「Tolong pilihkan yang paling manis dan matang, ya!」 (一番甘くて熟しているのを選んでくださいね!) – 親しみを込めたお願い。
シチュエーション2:道に迷った!カフェまでの道のりを教えて
- 背景: ジャカルタでAさんがカフェを探しています。
- 登場人物: Aさん(日本人女性)、Bさん(親切な地元の人)
A: Permisi, Pak. Maaf mengganggu waktu Anda. Saya tersesat, mau tanya jalan. (すみません、おじさん。お時間取らせて申し訳ありません。道に迷ってしまって、お伺いしたいのですが。)
B: Oh, ya, tidak apa-apa. Mau ke mana, Mbak? (ああ、はい、大丈夫ですよ。どこへ行きたいんですか、お姉さん?)
A: Saya mencari kafe namanya “Kopi Kenangan Senja”. Katanya dekat sini, tapi tidak ketemu. (「コピ・クナガン・スンジャ」という名前のカフェを探しています。この近くだと聞いたのですが、見つからなくて。)
B: Oh, Kopi Kenangan Senja ya. Dari sini lurus saja sampai ketemu lampu merah, lalu belok kanan. Nanti kafenya ada di sebelah kiri, di samping toko buku. (ああ、コピ・クナガン・スンジャね。ここからまっすぐ行って信号に突き当たったら右に曲がるんだ。そうするとカフェは左側、本屋さんの隣にあるよ。)
A: Begitu ya… Lampu merah, lalu kanan… Maaf, saya agak kurang paham. Tolong gambarkan peta sederhananya di kertas catatan saya ini? (そうですか… 信号を右ですね… すみません、ちょっと自信がなくて。この私のメモ用紙に簡単な地図を描いていただけますか?)
B: Tentu, boleh. Sebentar ya, saya carikan pulpen. (もちろん、いいですよ。ちょっと待ってね、ペンを探すから。)
(Bさん、地図を描く) Nah, kira-kira seperti ini. Hati-hati di jalan ya. (はい、だいたいこんな感じだよ。道中気をつけてね。)
A: Wah, terima kasih banyak, Pak! Ini sangat membantu! (わあ、本当にありがとうございます、おじさん!すごく助かります!)
- Aさんのポイント:
- 「Tolong gambarkan peta sederhananya di kertas catatan saya ini?」 (この私のメモ用紙に簡単な地図を描いていただけますか?) – 具体的な依頼で確実性を求める。
シチュエーション3:レストランで私好みのナシゴレンを注文!
- 背景: Aさんがレストランで辛さ控えめのナシゴレンを注文します。
- 登場人物: Aさん(日本人女性)、Bさん(ウェイター)
B: Selamat malam, Kak. Mau pesan apa? (こんばんは、お姉さん。何をご注文なさいますか?)
A: Selamat malam. Saya mau pesan nasi goreng seafood satu, sama es jeruk nipis hangat satu. (こんばんは。シーフードナシゴレンを一つと、温かいライムジュースを一つお願いします。)
B: Baik, Kak. Ada tambahan atau permintaan khusus? (かしこまりました。何か追加や特別なご要望はございますか?)
A: Ya. Untuk nasi gorengnya, tolong jangan pakai cabai sama sekali ya, saya tidak tahan pedas. Terus, es jeruk nipisnya, tolong gulanya sedikit saja. (はい。ナシゴレンは、唐辛子を全く入れないでくださいね、辛いのが苦手なんです。それから、ライムジュースは、お砂糖をほんの少しだけにしてください。)
B: Baik, Kak. Nasi goreng seafood tanpa cabai, dan es jeruk nipis hangat gulanya sedikit. Saya ulangi pesanannya ya. (かしこまりました、お姉さん。シーフードナシゴレン唐辛子なし、温かいライムジュースお砂糖少なめですね。ご注文を繰り返します。)
A: Betul. Terima kasih. (はい、合っています。ありがとう。)
- Aさんのポイント:
- 「Untuk nasi gorengnya, tolong jangan pakai cabai sama sekali ya, saya tidak tahan pedas.」 – 具体的なリクエストと理由。
- 「Terus, es jeruk nipisnya, tolong gulanya sedikit saja.」 – 好みに合わせたお願い。
「tolong」は本当に色々な場面で使える便利な言葉です。ぜひ積極的に使ってみてくださいね!最後に、ここまでの内容をしっかり理解できたか、クイズで力試しをしてみましょう。
理解度チェック!「tolong」チャレンジクイズ
ここまで「tolong」の様々な意味や使い方を見てきましたね。しっかり理解できたか、ここで復習を兼ねて力試しをしてみましょう!インドネシア語の「tolong」に関する四択問題に3問チャレンジして、あなたの「tolong」マスター度をチェックしてみてくださいね♪
クイズ1:こんな時どう言う?「tolong」を使った声かけ
問題文: 街中で、友人が重そうにたくさんの荷物を持っていて困っています。あなたが「手伝いましょうか?」と声をかける際に、最も自然な「tolong」を使った表現は次のうちどれでしょう?
選択肢:
- Tolong!
- Bisa saya tolong?
- Tolong angkat ini.
- Minta tolong saya.
正解と解説を確認する
正解: 2
解説:
- 2. Bisa saya tolong? (お手伝いしましょうか?/私が助けることはできますか?) が正解です。
「Bisa ~?」は「~できますか?」という許可や可能性を尋ねる表現で、「saya tolong」は「私が助ける」という意味です。全体で「私がお手伝いできますか?」という、相手に手伝いを申し出る際の丁寧で自然な聞き方になります。この場合の「tolong」は「助ける」という動詞の働きをしています。 - 1. Tolong! (助けて!)
これは緊急時に「助けて!」と叫ぶような状況で使われることが多いです。友人が荷物で困っている状況では大げさです。 - 3. Tolong angkat ini. (これを持ち上げてください。)
これは相手に依頼する表現で、自分が手伝いを申し出るのではなく、相手に何かを頼む状況で使います。 - 4. Minta tolong saya.
「Minta tolong」で「助けを求める」という意味ですが、「Minta tolong saya.」という形は文脈により「私が助けを求めます」とも取れ、この状況では不自然です。
クイズ2:丁寧にお願いしたい時の「tolong」
問題文: レストランで店員さんに「メニューを持ってきていただけますでしょうか?」と、より丁寧にお願いしたい場合、次のうちどの表現が最も適切でしょう?
選択肢:
- Bawakan menu.
- Tolong bawakan menu.
- Minta tolong dibawakan menu.
- Silakan bawakan menu.
正解と解説を確認する
正解: 3
解説:
- 3. Minta tolong dibawakan menu. (メニューを持ってきていただけますでしょうか。) が正解です。
「Minta tolong」は「お願いする」という意味で、「tolong」単体よりも丁寧なニュアンスがあります。「dibawakan」は「持ってきてもらう」という受動態の形で、非常に丁寧な依頼表現です。 - 1. Bawakan menu. (メニュー持ってきて。)
命令文でカジュアルな言い方です。店員さんには丁寧さに欠けます。 - 2. Tolong bawakan menu. (メニューを持ってきてください。)
一般的な丁寧な依頼表現で正しいですが、選択肢3の方がより一層かしこまった丁寧なニュアンスです。 - 4. Silakan bawakan menu. (どうぞメニューを持ってきてください。)
「Silakan」は相手に何かを勧めたり許可したりする時に使います。この場合は「お願いする」というニュアンスをより強く出したいので不適切です。
クイズ3:「tolong」のもう一つの顔、どんな意味?
問題文: 次のインドネシア語の文の中で、「tolong」が「助けを求める、救助を求める」という緊急性の高い意味合いで使われている可能性が最も高いものはどれでしょう?
選択肢:
- Tolong tulis nama Anda di sini.
- Tolong, dompet saya dicuri!
- Anak itu menolong kucing yang jatuh.
- Saya minta pertolongan Anda.
正解と解説を確認する
正解: 2
解説:
- 2. Tolong, dompet saya dicuri! (助けて、財布が盗まれた!) が正解です。
文頭の「Tolong」は間投詞のように使われ、「助けて!」と叫んでいる状況を表しており、非常に緊急性が高いです。 - 1. Tolong tulis nama Anda di sini. (ここにあなたのお名前を書いてください。)
「~してください」という依頼の表現で、緊急性はありません。 - 3. Anak itu menolong kucing yang jatuh. (その子は落ちた猫を助けた。)
「menolong」は「~を助ける」という動詞で、事実を述べています。「tolong」が直接的に「助けを求める」意味で使われているわけではありません。 - 4. Saya minta pertolongan Anda. (私はあなたの助けを求めます。/お願いいたします。)
「pertolongan」は「助け」という名詞で、丁寧にお願いする表現ですが、選択肢2のような切迫した状況での叫びとは異なります。
いかがでしたか?「tolong」の奥深さを少しでも感じていただけたら嬉しいです。間違えても大丈夫!解説をじっくり読んで、使い方をしっかりマスターしてくださいね。
まとめ:今日から自信を持って「tolong」を使いこなそう!
この記事では、インドネシア語の「お願いします」を表す大切な言葉、「tolong(トロン)」について、その意味や使い方、発音、さらには「minta」との違いや便利な例文、クイズまで、網羅的に解説してきました。この復習を通じて、その便利さと奥深さを再確認できたのではないでしょうか。
インドネシア語学習は、一つ一つの言葉の積み重ね。「tolong」を覚えたあなたは、すでに素晴らしい一歩を踏み出しています!自信を持ってくださいね。
さあ、今日から早速「tolong」を実践してみましょう!初めは少しドキドキするかもしれませんが、実際に口に出してみることが、語学上達の一番の近道です。
インドネシア語学習をさらに楽しく、効果的に進めるために、こんなステップはいかがでしょうか?
- 他の基本単語もチェック!: 「ありがとう(terima kasih)」や「どういたしまして(sama-sama)」など、他の基本的な挨拶や表現も一緒に覚えると、会話の幅がぐっと広がりますよ。
- 関連記事の提案:【決定版】インドネシア語の挨拶一覧!シーン別フレーズと文化を徹底解説 (※これは架空の関連記事です)
- 声に出して練習: 覚えたフレーズは、実際に声に出して練習してみましょう。
- インドネシアの文化に触れる: 言葉だけでなく、インドネシアの文化や習慣に触れることも、学習のモチベーション維持に繋がります。
- 関連記事の提案:インドネシアの面白い文化習慣!日本人が驚くポイント5選 (※これは架空の関連記事です)
このまとめが、あなたのインドネシア語学習の新たなスタートとなり、そして「tolong」を自信を持って使いこなすきっかけになれば、私たちにとってこれ以上嬉しいことはありません。
これからも、あなたのインドネシア語ライフが豊かで楽しいものになるよう、心から応援しています!Selamat belajar! (スラマット ブラジャール! – 勉強頑張ってね!)


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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集



実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。



今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!









詳しくはこちらの記事で紹介しています。


最後に



最後まで読んでいただきありがとうございました!



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