
インドネシアで生活したり、現地の人と話したりしていると、「あれ?この単語、知ってる言葉に似てるけど、頭に『ber-』(ブル)が付いてる…どういう意味だろう?」っていうことがあったんですが…



実は、インドネシア語では単語の頭に接頭辞(せっとうじ)という飾りが付いて、意味が変わったり、言葉の種類(品詞)が変わったりすることがよくあります。



この接頭辞は、インドネシア語の文法を理解する上で、とても重要な役割を担っています。中でも、今回ご紹介する『ber-』は特に頻繁に登場する、まさに「必須アイテム」なんです!
「文法って聞くと、なんだか難しそう…」と感じている初心者さんも、安心してくださいね。この**『ber-』**の使い方をマスターするだけで、
- 「jalan(道、歩くこと)」が「berjalan(歩く)」に
- 「sepeda(自転車)」が「bersepeda(自転車に乗る)」に
というように、知っている単語から新しい意味の言葉(ber-動詞)を推測したり、自分で作ったりできるようになります。これって、すごく便利だと思いませんか?



さあ、一緒に楽しく**『ber-』**の使い方をマスターして、インドネシア語のレベルアップを目指しましょう!






超基本!「ber-動詞」の作り方と主な役割 😊



インドネシア語の勉強を始めると、本当によく目にするのが「ber-」から始まる動詞。「berjalan(歩く)」や「bekerja(働く)」など、日常会話に欠かせない単語がたくさんありますよね。



「なんだか難しそう…」なんて心配は無用です! ✨
ここでは、ber-動詞の基本的な作り方(構造)と、どんな役割を持っているのかをサクッと解説します。まずは大きな枠組みをつかんでいきましょう!
「ber-動詞」の作り方:とってもシンプル!「ber-」+「語基」
ber-動詞の基本的な作り方は、驚くほどシンプルです。
ber- + 語基 = ber-動詞
この「語基(ごき)※語幹」というのは、難しく考えなくて大丈夫。単語の元になっている「根っこ」の部分、とイメージしてください。名詞や動詞、形容詞など、変化する前の基本的な形のことです。
この語基の前に「ber-」をポンッと付けるだけで、動詞に変身させることができるんです。まるで魔法みたいですよね!🧙♀️
「ber-動詞」の主な役割:「~する」を表すことが多い!
では、「ber-」が付くことで、単語はどんな意味になるのでしょうか?
多くのber-動詞は、「自動詞(じどうし)」として機能します。
💡 自動詞ってなに?
自動詞とは、簡単に言うと「~を」にあたる言葉(目的語)がなくても文の意味が成り立つ動詞のこと。「誰が/何が」+「~する」だけで文が成立する動詞、と考えると分かりやすいかもしれません。
例:「私は歩く (Saya berjalan)」「鳥が飛ぶ (Burung terbang)」
つまり、ber-動詞は主に「(主語が)~する」という動作や状態を表すために使われる、と覚えておきましょう。
簡単な例を見てみよう!
言葉だけだとピンと来ないかもしれないので、具体的な例を見てみましょう。
- 語基:「nama」(名前)
- 「nama」は名詞で「名前」という意味です。
- これに「ber-」が付くと…
- bernama → 「~という名前である」という意味の動詞になります。
- 例文:
Kucing saya **bernama** Tama.
- (私の猫はタマという名前です。)
- 語基:「main」(遊ぶ)
- 「main」は「遊ぶ」という動作の元になる言葉(動詞の語基)です。
- これに「ber-」が付くと…
- bermain → 「遊ぶ」という意味の動詞になります。
- 例文:
Anak-anak suka bermain boneka.
- (子供たちは人形で遊ぶのが好きです。)
このように、元の単語(語基)に「ber-」が付くだけで、「~する」という意味の動詞として使えるようになるなんて、本当に便利ですよね!
【ちょっとメモ】発音について
「ber-」の「r」の発音は、日本語の「ラリルレロ」とは少し違い、舌を軽く巻くような音になります。(完璧な巻き舌でなくてもOK!)最初は難しいかもしれませんが、少しずつ意識してみてくださいね。ネイティブの音声を聞いて真似するのが上達への近道です!
このセクションでは、ber-動詞の基本的な作り方(構造)と、主な役割(自動詞、「~する」)について解説しました。
ber- + 語基
このシンプルな構造を覚えておけば、たくさんのインドネシア語の動詞が理解しやすくなりますよ!
次のセクションでは、語基の種類(名詞、動詞、形容詞など)によって「ber-」の意味がどう変わるのか、もっと詳しく見ていきましょう!
意味が広がる!くっつく言葉(語基)で変わる「ber-」の意味
基本となる言葉(語基(ごき))に、「ber-」のような接頭辞(せっとうじ)というピースをくっつけることで、新しい意味の言葉に大変身します。
特に「ber-」は、くっつく語基の品詞(ひんし)、つまり言葉の種類(名詞、動詞、形容詞、数詞)によって意味のニュアンスが変わってくるのが面白いポイント! ここでは、そのパターンを詳しく見ていきましょう。ここが「ber-」を理解する上で一番大切なところなので、しっかりマスターしてくださいね♪
【Ber + 名詞】の場合:持つ、使う、出す、行う… いろんな意味に大変身!
名詞(物の名前などを表す言葉)に「ber-」がつくと、その名詞に関連する動作や状態を表す動詞になることが多いです。意味は多岐にわたりますが、代表的なパターンをいくつかご紹介します。
1. 「~を持っている」「~がある」
その名詞が示すものを所有している、または伴っている状態を表します。
- 語基:istri (妻)
- → Beristri: 妻がいる
- Contoh: Pria itu sudah beristri dan punya dua anak.
(その男性はすでに妻がいて、子供が二人います。) - ニュアンス: 「妻を持っている」状態を表します。
- 語基:uang (お金)
- → Beruang: お金持ちである、お金を持っている (※動物の「熊」も beruang ですが、文脈で判断できます)
- Contoh: Dia tidak beruang banyak, tetapi hidupnya bahagia.
(彼はお金をたくさん持っているわけではないが、幸せな生活を送っている。) - ニュアンス: 「お金を持っている」状態を示します。
- 語基:nama (名前)
- → Bernama: ~という名前である
- Contoh: Anak kucing itu bernama Mochi.
(その子猫はモチという名前です。) - ニュアンス: 「~という名前を持っている」という意味合いです。
2. 「~を使う」「~に乗る」「~を着る」
その名詞が示すものを利用したり、身につけたりする動作や状態を表します。
- 語基:sepeda (自転車)
- → Bersepeda: 自転車に乗る
- Contoh: Setiap pagi, saya suka bersepeda di sekitar rumah.
(毎朝、私は家の周りを自転車に乗るのが好きです。) - ニュアンス: 自転車という「道具を使う」動作を表します。
- 語基:kacamata (眼鏡)
- → Berkacamata: 眼鏡をかけている
- Contoh: Guru bahasa Indonesia saya berkacamata.
(私のインドネシア語の先生は眼鏡をかけています。) - ニュアンス: 眼鏡を「身に着けている」状態です。
- 語基:mobil (車)
- → Bermobil: 車を持っている、車で行く
- Contoh: Mereka bermobil ke Bandung akhir pekan ini.
(彼らは今週末、車でバンドンへ行きます。) - ニュアンス: 車という「乗り物を使う」ことを示します。「車を持っている」という意味の場合もあります。
3. 「~を出す」 (Mengeluarkan)
その名詞が示すものを体などから生み出す、または放出する動作を表します。
- 語基:keringat (汗)
- → Berkeringat: 汗をかく
- Contoh: Setelah olahraga, bajunya basah karena berkeringat.
(運動の後、汗をかいて彼のシャツは濡れていた。) - ニュアンス: 体から汗という「ものを出す」イメージです。
- 語基:darah (血)
- → Berdarah: 血が出る、出血する
- Contoh: Hati-hati, jarimu berdarah!
(気をつけて、指から血が出ているよ!) - ニュアンス: 体から血が「出る」状態を表します。
4. 「~(名詞)をする」 (Melakukan)
その名詞が示す行為そのものを行うことを表します。
- 語基:diskusi (議論)
- → Berdiskusi: 議論する
- Contoh: Mari kita berdiskusi untuk mencari solusi terbaik.
(最適な解決策を見つけるために議論しましょう。) - ニュアンス: 「議論」という行為そのものを「する」ことを表します。
- 語基:olahraga (スポーツ、運動)
- → Berolahraga: 運動する
- Contoh: Saya berusaha berolahraga tiga kali seminggu.
(私は週に3回運動するように努めています。) - ニュアンス: 「運動」を「する」という意味です。
- 語基:janji (約束)
- → Berjanji: 約束する
- Contoh: Dia berjanji akan datang tepat waktu.
(彼は時間通りに来ると約束しました。) - ニュアンス: 「約束」を「する」ことを示します。



このように、「ber-」+名詞は、元の名詞と関連した様々な意味の動詞になります。文脈で判断することが大切ですが、これらのパターンを知っておくとグッと理解しやすくなりますよ!
【Ber + 動詞】の場合:よりアクティブなニュアンスに!
もともと動詞(動きや状態を表す言葉)の語基に「ber-」がつくこともあります。この場合、意味が大きく変わることは少ないですが、いくつか特徴的なニュアンスが加わることがあります。
1. 相互に行う(お互いに~する)
複数の主体がお互いに同じ行為をする、というニュアンスが加わります。
- 語基:tukar (交換する)
- → Bertukar: 交換し合う
- Contoh: Kami sering bertukar pendapat tentang film.
(私たちはよく映画について意見を交換し合います。) - ニュアンス: 一方的に交換するのではなく、お互いにやり取りする感じです。
- 語基:salam (挨拶する)
- → Bersalaman: 握手する、挨拶し合う
- Contoh: Setelah rapat, mereka bersalaman satu sama lain.
(会議の後、彼らはお互いに握手しました。) - ニュアンス: 挨拶の中でも特に握手など、相互的な行動を指すことが多いです。
2. 継続的に行う、その状態にある
その動作を継続している状態や、その状態にあることを強調する場合があります。
- 語基:main (遊ぶ)
- → Bermain: 遊んでいる、遊ぶ
- Contoh: Anak-anak sedang bermain petak umpet di taman.
(子供たちは公園でかくれんぼをして遊んでいます。) - ニュアンス: 単に「遊ぶ」というより、「遊んでいる」という動作の継続や状態を表すニュアンスが強まります。
- 語基:diri (立つ)
- → Berdiri: 立っている、立つ
- Contoh: Tolong jangan berdiri di depan pintu.
(ドアの前に立たないでください。) - ニュアンス: 「立つ」という動作や、「立っている」状態を表します。日常会話では「berdiri」の形で使われることがほとんどです。
3. 意味がほとんど変わらない場合
語基だけでも動詞として使われることがありますが、「ber-」が付いた形の方がより一般的、または自然な響きになることがあります。
- 語基:kumpul (集まる)
- → Berkumpul: 集まる、集合する
- Contoh: Keluarga besar kami akan berkumpul saat Lebaran.
(私たちの大家族はレバラン(断食明け大祭)の時に集まります。) - ニュアンス: 語基の kumpul も「集まる」ですが、berkumpul の方がより一般的に使われます。
- 語基:kelahi (喧嘩する)
- → Berkelahi: 喧嘩する
- Contoh: Dua anak laki-laki itu sedang berkelahi memperebutkan mainan.
(その二人の男の子はおもちゃを取り合って喧嘩しています。) - ニュアンス: kelahi も berkelahi も「喧嘩する」ですが、berkelahi がより自然な言い方です。
動詞に「ber-」がつく場合は、元の動詞の意味を補強したり、少しニュアンスを加えたりするイメージで捉えると良いでしょう。
【Ber + 形容詞】の場合:「~な状態でいる」「~のように振る舞う」
形容詞(物事の様子や状態を表す言葉)に「ber-」がつくと、「~な状態でいる」や「~のように振る舞う」という意味の動詞になります。感情や態度を表すことが多いです。
- 語基:sedih (悲しい)
- → Bersedih: 悲しんでいる、悲しむ
- Contoh: Jangan bersedih terlalu lama, semua akan baik-baik saja.
(あまり長く悲しまないで、きっとすべて大丈夫になるから。) - ニュアンス: 「悲しい」という感情の状態にあることを示します。
- 語基:gembira (嬉しい)
- → Bergembira: 喜んでいる、楽しんでいる
- Contoh: Anak-anak bergembira menerima hadiah ulang tahun.
(子供たちは誕生日プレゼントをもらって喜んでいます。) - ニュアンス: 「嬉しい」気持ちで、楽しんだり喜んだりしている様子を表します。
- 語基:hati-hati (注意深い)
- → Berhati-hati: 注意する、気をつける
- Contoh: Kita harus berhati-hati saat berjalan di malam hari.
(夜道を歩くときは注意しなければなりません。) - ニュアンス: 「注意深い」という状態のように「振る舞う」、つまり「注意する」という行動を表します。
- 語基:siap (準備ができている)
- → Bersiap: 準備をする、身支度をする
- Contoh: Saya sedang bersiap untuk pergi ke pesta.
(私はパーティーに行くために準備をしています。) - ニュアンス: 「準備ができている」状態になるように「振る舞う」、つまり「準備する」という意味です。
形容詞が「ber-」によって、人の感情や行動を表す動詞に変わるのが面白いですね!
【Ber + 数詞】の場合:「~人で」「一緒に」集団を表す!
数詞(数を表す言葉)に「ber-」がつくと、「~人で」「一緒に」「集団で」という意味を表します。グループでの行動や構成人数を示すときによく使われます。
- 語基:dua (2)
- → Berdua: 二人で
- Contoh: Mereka pergi makan malam romantis berdua.
(彼らはロマンチックな夕食に二人で行きました。) - ニュアンス: 二人組で、一緒に行動する様子を表します。
- 語基:tiga (3)
- → Bertiga: 三人で
- Contoh: Kami bertiga mendaki gunung akhir pekan lalu.
(私たちは先週末、三人で山に登りました。) - ニュアンス: 三人組で、一緒に行動する様子を表します。
- 語基:lima (5)
- → Berlima: 五人で
- Contoh: Tim kami terdiri dari berlima.
(私たちのチームは五人で構成されています。) - ニュアンス: 五人のグループであることを示します。
「ber-」+数詞は、人数を伴う行動や状態を表すのにとても便利な表現です。



いかがでしたか? 「ber-」は、くっつく言葉の種類によって、本当に色々な意味になることが分かりましたね! 最初は少し戸惑うかもしれませんが、パターンを意識しながら例文にたくさん触れることで、自然と感覚がつかめてきますよ。
次のセクションでは、「ber-」の形が少し変わるルールや、覚えておくと便利な特別な「ber-動詞」について解説しますね!
ちょっと注意!「ber-」の形が変わる時と特別な単語
インドネシア語の接頭辞「ber-」は、基本的には語基の前に「ber-」を付けるだけなので簡単!…と思いきや、時々ちょっとだけ形が変わることがあるんです。「えっ、なんで!?」ってパニックにならないように、ここでしっかりチェックしておきましょう!😉
それから、「ber-」が付くことで特別な意味になったり、日常会話では「ber-」が付いた形の方が断然よく使われたりする重要な単語もあります。これらはもう、そのままセットで覚えてしまうのがおすすめです👍
アレ?「ber-」じゃない?綴りの変化ルール (be- / bel-)
ほとんどの単語は「ber- + 語基」でOKなのですが、一部の単語では 綴り が 変化 します。でも、心配しないでください! ルールはそれほど複雑ではありません。今回は、特に重要な2つの 変化 パターンを見ていきましょう。
1. 語基 ※ が「r」で始まるとき → 「be-」になる!
元の単語(語基)の最初の文字が「r」の場合、「ber-」ではなく「be-」が付きます。「ber-」の「r」が省略されるイメージです。
例:
- renang (水泳) → berenang (泳ぐ)
Saya suka berenang di pantai.
(私はビーチで泳ぐのが好きです。)
「ber-renang」だと「r」の音が重なって少し発音しにくいですよね。だから「be-」になる、と考えると覚えやすいかもしれません。
【ちょこっとメモ】
実は、このルールには 例外 もあります(例: ber
+ racun
→ beracun
毒を持つ)。また、ごく稀に他の文字で始まる場合にも少し変化がありますが、まずはこの「語基がrで始まる場合はbe-になる」という基本ルールをしっかり覚えておけば大丈夫です!
(※ 語基(ごき):接頭辞や接尾辞が付く前の、単語の元となる部分のこと。難しく考えず、「元の単語」くらいのイメージで大丈夫ですよ!)
2. この単語だけ特別! → 「bel-」になる!
インドネシア語学習で絶対に欠かせない、とっても大事な単語「belajar (学ぶ、勉強する)」。これは、元の単語「ajar (教え、教える)」に「bel-」が付いた特別な形です。
例:
- ajar (教え、教える) → belajar (学ぶ、勉強する)
Mari kita belajar bahasa Indonesia bersama!
(一緒にインドネシア語を勉強しましょう!)
これはそのまま覚えよう!よく使う特別な「ber-動詞」
最後に、「ber-」が付くことで元の語基の意味だけからは少し想像しにくい意味になったり、日常会話では「ber-」が付いた形で使われるのが普通だったりする、特に重要な動詞をいくつか紹介します。
これらの単語は、理屈で考えるよりも「こういうものだ!」とそのまま覚えてしまう方がスムーズです。いわば、インドネシア語の基本単語セットのようなもの。ぜひ積極的に覚えて使ってみましょう!💪
- bekerja (働く)
- 語基: kerja (仕事)
Contoh:
Ayah saya bekerja di bank. (私の父は銀行で働いています。)- メモ: 「kerja」だけでも「仕事」の意味がありますが、「働く」という動詞としては「bekerja」が一般的です。
- bertemu (会う)
- 語基: temu (会うこと、発見)
Contoh:
Saya senang bisa bertemu Anda. (あなたに会えて嬉しいです。)- メモ: 「会う」は通常「bertemu」を使います。
- berangkat (出発する)
- 語基: angkat (持ち上げる)
Contoh:
Pesawat akan berangkat jam 10 pagi. (飛行機は午前10時に出発します。)- メモ: 語基「angkat」の意味とは少し離れているので注意!「出発する」は「berangkat」と覚えましょう。
- berdiri (立つ、立っている)
- 語基: diri (自分、身、立つ)
Contoh:
Jangan berdiri di situ, berbahaya. (そこに立たないで、危ないよ。)- メモ: 「立つ」という動作・状態は「berdiri」を使います。
- bertanya (尋ねる、質問する)
- 語基: tanya (質問、尋ねる)
Contoh:
Kalau ada pertanyaan, silakan bertanya. (もし質問があれば、どうぞ尋ねてください。)- メモ: 「tanya」だけでも使いますが、「bertanya」の方が丁寧な響きになることが多いです。
- berkata (言う)
- 語基: kata (言葉)
Contoh:
Dia berkata ingin pergi ke Jepang. (彼は日本に行きたいと言いました。)- メモ: 「言う」という意味で非常に基本的な動詞です。
- berhenti (止まる、やめる)
- 語基: henti (停止)
Contoh:
Hujan sudah berhenti. (雨が止みました。)- メモ: 「止まる」「やめる」の両方の意味でよく使われます。
これらの単語は、インドネシア語の会話や読み書きで本当によく出てきます。最初は少し戸惑うかもしれませんが、例文と一緒に声に出して読んでみると、自然と身についていきますよ! 特に belajar, bekerja, bertemu, berangkat などは最重要単語なので、優先的にマスターしていきましょうね😊
まとめ:これで「ber-動詞」は怖くない!
さて、ここまでインドネシア語の接頭辞「ber-」について、基本的な作り方から様々な意味、そして少し注意が必要な点まで、詳しく見てきました。情報がたくさんあって少し大変だったかもしれませんが、これで「ber-動詞」の基本的なことはバッチリです!
最後に、今回のポイントを復習しておきましょう。
- 「ber-」の基本構造: 「ber-」は、基本的に単語の元となる**語基(ごき)**の前に付きます。(例:
nama
→bernama
) - 主な役割は自動詞: 多くの場合、「ber-」が付くと「(主語が)~する」という意味の自動詞(目的語「~を」が不要な動詞)になります。
- くっつく語基で意味が変化: 後ろに続く語基の品詞(名詞、動詞、形容詞、数詞)によって、「ber-」が持つ意味は多彩に変化します。
- 【Ber + 名詞】: 「~を持つ」「~を使う/着る/乗る」「~を出す」「~(という行為)をする」など。
- 【Ber + 動詞】: 「相互に~する」「継続的に~する」などのニュアンスが加わることや、意味がほぼ変わらないことも。
- 【Ber + 形容詞】: 「~な状態でいる」「~のように振る舞う」。
- 【Ber + 数詞】: 「~人で」「一緒に」。
- 綴りが変わることも: 語基が「r」で始まる場合(→
be-
)や、特定の単語ajar
(→belajar
)では、綴りが変化するルールがありましたね。 - 特別な頻出単語:
bekerja
(働く),bertemu
(会う),berangkat
(出発する) など、そのまま覚えるべき重要な「ber-動詞」もたくさんあります。
「ber-」は確かにたくさんの意味や使い方があって、最初は「覚えるのが大変そう…」と感じたかもしれません。でも、大丈夫! この記事で紹介した基本的なパターンと、よく使われる単語の組み合わせをいくつか押さえてしまえば、もう「ber-」は怖くありませんよ。これはインドネシア語学習を進める上で、避けては通れない、そしてマスターすれば非常に役立つ重要なポイントです。
今後の学習方法として、こんなことを試してみてはいかがでしょうか?
- 例文ごとインプット!: 単語だけで覚えるのではなく、この記事で紹介したような短い例文と一緒に覚えるのが効果的です。「こういう場面で、こういう風に使うんだな」と具体的なイメージを持つことができます。
- とにかく使ってみる!: 覚えた「ber-動詞」を使って、簡単な文を作ってみましょう。日記を書いたり、インドネシア人の友達や先生との会話で意識して使ってみたり。「間違えたらどうしよう…」なんて心配は無用! 実際に使うことで、知識は確実に定着していきます。
- 他の接頭辞も見てみよう: 「ber-」が理解できたら、インドネシア語の他の重要な接頭辞(例えば「me-」や「di-」など)の学習に進んでみるのも良いステップです。言葉の仕組みがさらに分かり、もっとインドネシア語学習が楽しく、深く理解できるようになりますよ!
- (※当ブログでは、今後「me-」や「di-」など、他の接頭辞に関する記事も公開していく予定です!ぜひチェックしてくださいね!)
今回のまとめと復習を通して、「ber-」への苦手意識が少しでも軽くなっていたら嬉しいです。
インドネシア語の文法は、まるでパズルのようにルールを一つ一つ理解していくと、だんだん面白くなってきます。焦らず、あなたのペースで学習を進めていってくださいね。
これからも、あなたのインドネシア語学習を心から応援しています! Semangat! (スマンガッ! – 頑張って!)
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実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。



今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!









詳しくはこちらの記事で紹介しています。


最後に



最後まで読んでいただきありがとうございました!



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