インドネシア語「dapat」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「dapat」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語の勉強、進んでいますか? テキストを読んだり、現地の方とお話ししたりする中で、「dapat」という単語によく出会うのではないでしょうか。

「あれ、この dapat ってどういう意味なんだろう?」「前見た時と違う使われ方をしているような…?」

そんな風に感じたことがあるかもしれませんね。実はこの「dapat」、インドネシア語を学ぶ上で避けては通れない、とっても基本的で重要な単語なんです! 日常会話からニュース記事、ビジネスシーンまで、本当に色々な場面で登場します。だからこそ、この「dapat」をしっかり理解することが、あなたのインドネシア語力をぐっとレベルアップさせるカギになりますよ♪

この記事では、インドネシア語の重要単語「dapat」について、基本的な意味から助動詞・動詞としての使い方、気になる発音読み方)、よく似たbisamendapatとの違い、リアルな例文、さらには理解度を確認できるクイズまで、網羅的に解説していきます。

目次

インドネシア語「dapat」の意味は?

dapat」には、主に「~できる」(能力や可能性)という意味と、「~を得る・受け取る」という意味があります。

英語で考えると、”can” や “be able to” に近い「できる」のニュアンスと、”get” や “obtain”, “receive” に近い「得る・受け取る」のニュアンスを持っている、と考えるとイメージしやすいかもしれません。ただし、英語と完全にイコールというわけではなく、独特のニュアンスも持っています。

さあ、この概要をつかんだところで、「dapat」の奥深い世界を一緒に探検していきましょう!

ネイティブみたいに発音したい!「dapat」の正しい読み方

インドネシア語の単語を覚えるとき、意味や使い方と一緒に正しい発音もマスターしたいですよね!特に「dapat」のようなよく使う単語は、きれいな発音で言えると自信につながります。

ここでは、「dapat」をネイティブスピーカーのように発音するためのポイントを詳しく見ていきましょう♪

インドネシア語「dapat」の発音

発音記号でチェック!

まずは、発音記号で「dapat」の音を確認してみましょう。国際音声記号(IPA)では、一般的に次のように表されます。

  • IPA: /ˈda.pat̚/

ちょっと難しく見えるかもしれませんが、分解してみると分かりやすいですよ。

  • /d/: 日本語の「ダ」行の音に近いですが、舌先を上の歯茎(はぐき)にしっかり当てて発音します。
  • /a/: 日本語の「ア」に近い、明るい音です。口を自然に開けて発音しましょう。
  • /p/: 日本語の「パ」行の音に近いです。
  • /a/: 1つ目の /a/ と同じ音です。
  • /t̚/: これが一番のポイント! 最後の「t」は、日本語の「ト」のように母音「オ」をつけません。舌先を上の歯茎につけて息を止めるような感じで、「ッ」と詰まる音(内破音と言います)になります。

カタカナ表記は?「ダパット」でいいの?

日本語で一番近い音を探すと、「ダパット」というカタカナ表記がよく使われます。

でも、気をつけてほしいのは、カタカナ表記はあくまでも目安だということ。特に、最後の「ト」の部分は、カタカナのままだと「to」の音になってしまい、ネイティブの「dapat」の音とは少し違って聞こえてしまいます。

カタカナは参考程度にして、これからお伝えするコツを意識して練習してみてくださいね!

アクセントはどこに置くの?

インドネシア語アクセントは、英語ほど強くはありませんが、「dapat」の場合は、最初の音節「da」の部分を少し強く、やや長めに発音すると自然に聞こえます。

  • (やや強く)- パッ(と止める)

というイメージです。文の中で強調したい場合は、もう少しはっきりとアクセントが置かれることもあります。

地域による発音の違いはある?

インドネシアは広い国なので、地域によって言葉に訛り(なまり)があることもあります。でも、「dapat」の発音に関しては、標準的なインドネシア語の発音(上で説明した発音)で、ほとんどの地域で問題なく通じます。まずは基本のきれいな発音をマスターしましょう!

ネイティブに近づく!発音のコツと注意点

さあ、いよいよネイティブ発音に近づくためのコツです!

  1. 最初の「d」はしっかりと: 舌先を上の歯茎につけて、少し弾く(はじく)ような感じで「ダ」と発音します。
  2. 母音「a」は明るく: 口を自然に開けて、日本語の「ア」を発音します。「da」も「pat」の「a」も同じ音です。
  3. 最後の「t」は息を止める!: これが最重要ポイント!「ト」と言い切らず、舌先を上の歯茎につけた状態で音を止めます。「ダパッ」のように、最後に軽く詰まる感じです。声に出さずに息を止める練習をしてみると感覚がつかめるかもしれません。
    • NG例: ダパッ(”to” の母音 “o” が入ってしまう)
    • OK例: ダパッ**(ここで息を止める)**
インドネシア語「dapat」の発音

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、焦らずゆっくり練習してみてください。鏡を見ながら口の形や舌の位置を確認するのも効果的ですよ。

正しい発音ができるようになると、リスニング力もアップしますし、何よりインドネシア語を話すのがもっと楽しくなるはずです!頑張ってくださいね応援しています♪

「得る・受け取る」動詞としてのdapat

インドネシア語の「dapat」、多くの学習者の方がまず「~できる」という助動詞意味で覚えるかもしれませんね。でも実は、「dapat」にはもう一つ、とっても大切な顔があるんです!それが、動詞としての「得る」「受け取る」 という意味です。

助動詞の「dapat」は動詞の前に置いて「~できる」という意味を表しますが、今回ご紹介する動詞の「dapat」は、それ自体が「得る」「受け取る」という意味を持ち、文の中で主語が何かをたり受け取ったりする状況を表します。

このセクションでは、動詞としての「dapat」の使い方と、よく似た「mendapat」との違いについて、例文を交えながら分かりやすく解説していきますね♪

「dapat」:「得る」「受け取る」の基本的な使い方

動詞としての「dapat」は、何かを手に入れたり、情報を受け取ったりする場面で使われます。比較的シンプルに、「(主語が)~を得る受け取る」という状況を表すことができます。

誰が(主語)、何を(目的語)たのかを意識すると、助動詞の用法との違いが分かりやすくなりますよ。

例文を見てみましょう!

  • Saya dapat hadiah dari teman.
    • (私は友達からプレゼントをもらいました。)
    • 解説:Saya(私)が hadiah(プレゼント)を dapatもらった/受け取った)という状況ですね。
  • Anda dapat informasi dari mana?
    • (あなたはどこから情報を得ましたか?)
    • 解説:Anda(あなた)が informasi(情報)を dapat得た)状況について尋ねています。

これらの例文のように、「dapat」は目的語(プレゼントや情報など)を直接後ろにとることができます。

「dapat」と「mendapat」の違いと使い分け

ここで、「dapat」とよく似た動詞mendapat」について見ていきましょう。「mendapat」は、「dapat」に能動態を作る接頭語「men-」が付いた形です。どちらも「得る」「受け取る」という意味で使われますが、ニュアンスに少し違いがあります。

調査結果(Position 6)などを参考にすると、以下のような使い分けの傾向が見られます。

  • dapat:
    • どちらかというと、偶然得た、予期せず受け取った というニュアンスを含むことがあります。
    • 努力や積極的な行動の結果というよりは、自然に手に入ったような状況で使われることも。
    • 口語的な響きを持つこともあります。
  • mendapat:
    • 接頭語「men-」が付くことで、より 能動的に、意識的に、あるいは努力して何かを得た というニュアンスが強まります。「獲得する」「手に入れる」といった訳がしっくりくる場合も。
    • よりフォーマルな場面や書き言葉で好まれる傾向があります。(後の「文法チェック!」セクションで詳しく解説します)

使い分けのイメージ

  • 道で偶然お金を拾った:「Saya dapat uang di jalan.」
  • 一生懸命勉強して奨学金を得た:「Saya mendapat beasiswa setelah belajar keras.」
  • 友達から突然プレゼントをもらった:「Saya dapat hadiah dari teman.」
  • 応募していた仕事の内定を得た:「Saya mendapat pekerjaan yang saya lamar.」

ただし、この使い分けは絶対的なものではなく、文脈や話し手の意図によって「dapat」が能動的な意味で使われたり、「mendapat」が比較的単純な受け取りを表すこともあります。特に会話では「dapat」の方が簡潔で使いやすいと感じる人もいるでしょう。

ポイント!
迷ったときは、「努力や積極性が伴う獲得」なら「mendapat」、「単純な受け取りや偶然の入手」なら「dapat」を基本に考えると分かりやすいかもしれません。どちらを使うかによって、聞き手に与えるニュアンスが少し変わる、という点を覚えておくと良いでしょう。mendapat やさらに派生した形については、次のセクションで詳しく見ていきます。

「dapat」のその他の使い方:「見つける」?

dapat」が文脈によって「見つける」に近い意味合いで使われる可能性についてですが、一般的にインドネシア語で「見つける」は menemukan という動詞が使われます。「dapat」単独で「見つける」と訳されるケースは限定的です。

ただし、「dapat menemukan ~」(~を見つけることができる)のように、助動詞の「dapat」と動詞「menemukan」が組み合わさる形はよくあります。また、「mendapatkan informasi」(情報を得る)が「情報を見つける」と解釈できる場面もあるかもしれません。

基本的には、動詞dapat」は「得る・受け取る」の意味で覚えておくのがおすすめです。

助動詞「~できる」としてのdapat:能力・可能性を表す使い方

インドネシア語の単語「dapat」、いろんな意味があって少しややこしいですよね。でも、大丈夫!一つずつ丁寧に見ていきましょう。

「dapat」のもう一つの重要な使い方の一つが、助動詞としての「~できる」という意味です。これは、英語の “can” や “be able to” に似ていて、能力可能性を表すときに使われます。

「あれ?『~できる』って、bisa でも習ったような…?」

そう思ったあなたは鋭い!インドネシア語には「~できる」を表す言葉が主に2つあり、それが dapat と bisa なんです。この2つ、意味は似ていますが、実はニュアンスや使われる場面が少し異なります。ここをしっかり押さえるのが、インドネシア語力アップの鍵ですよ♪

このセクションでは、助動詞としての dapat の基本的な意味使い方、そして多くの学習者が悩む bisa との違いを、具体的な例文を交えながら徹底解説していきます!

「dapat」と「bisa」の違い:どっちを使えばいいの?

インドネシア語で「~できる」を表す dapat と bisa。使い分けに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?それぞれの特徴とニュアンスの違いを見ていきましょう。

特徴dapatbisa
意味~できる(能力・可能性)~できる(能力・可能性)
フォーマル度高い (フォーマル、書き言葉)低い (インフォーマル、話し言葉)
ニュアンス困難を乗り越えて可能、機会を得て可能一般的な能力・可能性、日常的な「できる」
主な場面公的な文書、スピーチ、丁寧な会話日常会話、友人・家族との会話

1. フォーマル度の違い:TPOで使い分けよう!

一番分かりやすい違いは、フォーマル度です。

  • dapatよりフォーマルな場面、書き言葉で使われることが多いです。ニュース記事、公式な手紙やメール、ビジネスシーン、スピーチなどで耳にする機会が多いでしょう。目上の人に対して丁寧に話したい時にも適しています。
  • bisaよりインフォーマルで、話し言葉、特に日常会話で頻繁に使われます。友達や家族との気軽な会話では bisa の方が自然に聞こえます。

例文で比較してみましょう:

  • フォーマルな場面(会議など):
    • Saya **dapat** menyelesaikan laporan ini besok pagi.
      (私は明日の朝、このレポートを完成させることができます。)
    • Apakah Bapak **dapat** hadir dalam rapat nanti?
      (〔男性に対して〕あなたは後ほどの会議に出席できますか?)
  • インフォーマルな場面(友達との会話):
    • Aku **bisa** bantu kamu nanti sore.
      (今日の午後、君を手伝ってあげられるよ。)
    • Kamu **bisa** bahasa Jepang?
      (君、日本語できる?)

このように、話す相手や状況によって使い分けるのがポイントです。

2. ニュアンスの違い:「できる」の背景にあるもの

dapat と bisa は、単なるフォーマル度の違いだけでなく、その「できる」という言葉の裏にあるニュアンスにも違いがあります。ここが少し難しいけれど、理解できると表現の幅がぐっと広がりますよ!

  • dapat が持つニュアンス:
    • 困難や努力を乗り越えて「できる」ようになった: 何か障害があったり、頑張ったりした結果として可能になった、という含みを持つことがあります。
      • Setelah berusaha keras, akhirnya dia **dapat** memenangkan pertandingan itu.
        (一生懸命努力した後、ついに彼はその試合に勝つことができました。)
        → 努力が実を結んだ結果、勝つことが「できた」というニュアンス。
    • 機会や許可、条件が整って「できる」ようになった: 特定の状況やチャンス、誰かからの許可などがあって初めて可能になった、という含みを持つことがあります。
      • Karena mendapat beasiswa, saya **dapat** belajar di luar negeri.
        (奨学金を得られたので、私は海外で勉強することができます。)
        → 奨学金という機会があったから、留学が「できる」ようになった。
      • Dengan izin dari dokter, pasien itu **dapat** pulang hari ini.
        (医師からの許可により、その患者は今日退院することができます。)
        → 医師の許可という条件が整ったから、退院が「できる」。
  • bisa が持つニュアンス:
    • 一般的な能力や可能性: 特に上記のような背景を強調せず、シンプルに「できる」状態を表すことが多いです。
      • Dia **bisa** bermain piano.
        (彼はピアノを弾くことができます/弾くのが上手です。)
        → 単純な能力として「できる」。
      • Saya **bisa** pergi ke toko buku besok.
        (私は明日、本屋さんに行くことができます。)
        → 明日行くことが可能である、というシンプルな可能性。
    • 「上手だ」という意味合い: 特定のスキルについて bisa を使うと、「(単にできるだけでなく)上手だ」というニュアンスを含むこともあります。

なぜ bisa ではなく dapat が使われるのか?

それは、話し手が「できる」ことの背景にあるフォーマルさ、努力、特定の機会といったニュアンスを伝えたい場合があるからです。単に「できる」と伝えるだけでなく、その状況や背景を含めて表現したいときに dapat が選ばれる、と考えてみてくださいね。

「dapat」の使い方:肯定文・否定文・疑問文

それでは、実際に助動詞としての dapat を使った文の作り方を見ていきましょう。基本的な語順は 【主語 + dapat + 動詞の原形】 です。英語の助動詞 “can” と同じように、dapat の後ろには動詞の元の形(辞書に載っている形)が来ます。

肯定文:「~できます」

  • Saya dapat berbicara bahasa Indonesia.
    (私はインドネシア語を話すことができます。)
    • ポイント: dapat の後ろは berbicara(話す)という動詞の原形ですね。
  • Perusahaan kami dapat memberikan solusi terbaik.
    (私たちの会社は最善の解決策を提供することができます。)
    • ポイント: ビジネスシーンなどで使われそうな、少しフォーマルな表現です。

否定文:「~できません」(tidak dapat)

dapat を否定形にする場合は、dapat の前に tidak を置きます。tidak dapat で「~できない」という意味になります。

  • Dia tidak dapat datang ke pesta malam ini.
    (彼は今夜のパーティーに来ることができません。)
    • ポイント: tidak の位置に注意しましょう。dapat tidak ではありません。
  • Maaf, saya tidak dapat menjawab pertanyaan itu sekarang.
    (申し訳ありませんが、私は今その質問に答えることができません。)
    • ポイント: 丁寧な断り方としても使えますね。日常会話では nggak bisa などがよく使われますが、tidak dapat はよりフォーマルな響きになります。

疑問文:「~できますか?」

疑問文を作るには、主に2つの方法があります。

  1. 文頭に Apakah をつける:
    • Apakah Anda dapat membantu saya?
      (あなたは私を手伝うことができますか?)
  2. dapat に接尾辞 -kah をつける:
    • Dapatkah kita mulai rapatnya sekarang?
      (私たちは今、会議を始めることができますか?)
    • ポイント: -kah をつけると、少し強調された疑問文になります。

どちらの形も使われますが、Apakah をつける方が一般的かもしれません。

助動詞としての「dapat」は、特にフォーマルな場面や、努力・機会の結果として「できる」ようになったことを表現したい場合にとても便利な言葉です。「bisa」とのニュアンスの違いを意識して、ぜひ実際の会話や文章で使い分けてみてくださいね!

文法チェック!「dapat」の品詞と変化を理解しよう

dapat」は「できる」や「得る」など、色々な意味があって便利な単語ですよね。でも、文法的にどう使われるのか、他の形に変化するのか、ちょっと戸惑うこともあるかもしれません。

ここでは、「dapat」の文法的な側面、特に品詞と、接頭語接尾語が付いたときの変化について、分かりやすく解説していきますね!ここを理解すると、「dapat」マスターにぐっと近づけますよ♪

「dapat」の基本は「助動詞」と「動詞」

まず、「dapat」が文の中でどんな役割をするか、基本的な品詞を見てみましょう。主に「助動詞」と「動詞」の2つの顔を持っています。

  1. 助動詞としての「dapat」:「~できる」
    英語の “can” や日本語の「できる」と同じように、動詞の前に置いて能力や可能性を表します。インドネシア語助動詞bisa と似ていますが、「dapat」の方が少しフォーマルな響きがあります。
    • 例文:
      • Saya **dapat** berbicara bahasa Indonesia sedikit.
        (私はインドネシア語を少し話すことができます。)
      • Apakah Anda **dapat** membantu saya?
        (あなたは私を手伝うことができますか?)
  2. 動詞としての「dapat」:「得る」「受け取る」
    何かを手に入れる、受け取るという意味動詞としても使われます。ただし、この意味で「dapat」単体で使われるよりも、後で説明する派生語の mendapat の方が一般的です。
    • 例文:
      • Dia **dapat** hadiah ulang tahun.
        (彼は誕生日プレゼントをもらいました。)
      • Kami **dapat** informasi penting.
        (私たちは重要な情報を得ました。)

「dapat」は変化のもと!「語幹」としての役割

インドネシア語の単語は、しばしば「語幹(ごかん)」と呼ばれる基本の形に、「接頭語(せっとうご)」や「接尾語(せつびご)」という飾りが付くことで、意味品詞が変わります。「dapat」もまさにこの「語幹」として活躍する単語なんです!

色々な飾りが付くことで、「dapat」はさらに豊かな表現に変化します。代表的な派生語を見ていきましょう。

接頭語・接尾語で変化!「dapat」の仲間たち(派生語)

ここからは、「dapat」に接頭語接尾語が付いた派生語を、それぞれの意味やニュアンスの違い、そして例文と一緒に紹介します。ここが今回の最重要ポイントですよ!

  1. mendapat (men- + dapat):「得る」「受け取る」
    接頭語men- が付いた形で、動詞としての「得る」「受け取る」の意味合いがよりはっきりします。前のセクションでも触れましたが、日常会話でも非常によく使われる形です。
    • 意味: 得る受け取る、見つける
    • ニュアンス: 「dapat」単体よりも、動作(得る受け取る)を明確に示す。能動的な行為。
    • 例文:
      • Saya **mendapat** email darinya kemarin.
        (私は昨日、彼/彼女からEメールを受け取りました。)
      • Anak itu **mendapat** nilai bagus di sekolah.
        (その子は学校で良い成績を取りました。)
  2. mendapatkan (men- + dapat + -kan):「得る」「獲得する」
    接頭語men- に加えて、接尾語-kan が付いた形です。-kan が付くと、多くの場合、目的語(~を)をより強く意識させ、「~のために得る」「~してあげる」といった他動詞としての働きが強まります。mendapat よりも「努力して手に入れる」「積極的に獲得する」というニュアンスが強まることがあります。
    • 意味: 得る、獲得する、手に入れる
    • ニュアンス: mendapat よりも、目的語(何を得るか)を強調し、他動詞性(~を…する)が強まる。「努力して得る」というニュアンスを含むことも。
    • 例文:
      • Dia bekerja keras untuk **mendapatkan** promosi.
        (彼は昇進を得るために一生懸命働いています。)
      • Sulit **mendapatkan** tiket konser itu.
        (そのコンサートのチケットを手に入れるのは難しいです。)
  3. terdapat (ter- + dapat):「見出される」「存在する」
    接頭語ter- が付くと、受動的な意味合い(~される)や、「(偶然・自然に)存在する」「見つかる」といったニュアンスになります。状態を表すことが多いです。
    • 意味: 見出される、存在する、含まれる
    • ニュアンス: 受動的。「~がある」「~が見つかる」という状態や存在を示す。
    • 例文:
      • Di kota ini **terdapat** banyak bangunan bersejarah.
        (この街には多くの歴史的建造物があります。)
      • Kesalahan **terdapat** pada halaman lima.
        (間違いが5ページ目に見つかりました。)
  4. pendapatan (peN- + dapat + -an):「収入」「所得」
    接頭語peN- と接尾語-an が付くと、「dapat得ること)」が名詞化され、「られたもの」=「収入」や「所得」という意味になります。経済の話などでよく使われます。
    • 意味: 収入、所得、収益
    • ニュアンス: 「得ること」という行為から派生した「られたもの(お金)」を指す名詞。
    • 例文:
      • Berapa **pendapatan** Anda per bulan?
        (あなたの月々の収入はいくらですか?)
      • Pemerintah berusaha meningkatkan **pendapatan** nasional.
        (政府は国民所得を向上させようと努めています。)

このように、「dapat」という一つの語幹から、様々な派生語が生まれているのが分かりますね。接頭語接尾語が付くことで、意味やニュアンス、品詞まで変わるのがインドネシア語の面白いところです。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、例文と一緒に少しずつ覚えていくと、表現の幅がぐっと広がりますよ!

実践編:「dapat」を使ったリアルな会話例とコロケーション

dapat」の基本的な意味使い方がわかったところで、次は実際の会話でどのように使われているのかを見ていきましょう! 日常会話やビジネスシーンでの具体的な例文実例を通して、「dapat」の使い方をマスターしましょう。インドネシア語のリアルな会話に触れることで、より自然な表現が身につきますよ。

1. シーン別!「dapat」を使った会話例

ここでは、様々なシチュエーションで「dapat」がどのように使われるか、具体的な会話例を見ていきます。辞書的な例文だけでなく、インドネシアの人たちが日常で使うような、よりリアルな使い方を意識してみましょう。

【例1:許可を求める・与える場面】

友達の家に遊びに行ったとき、飲み物をいただきたい…そんな場面です。

あなた: Boleh saya dapat segelas air putih?
(ボレ サヤ ダパッ スグラス アイル プティ?)
訳: お水を一杯いただけますか?(私が水を得ることは可能ですか?)

友人: Oh, tentu saja dapat! Sebentar ya.
(オー, トゥントゥ サジャ ダパッ! スブンタル ヤ。)
訳: ああ、もちろんいいですよ!(あなたが水を得ることは可能です) ちょっと待っててね。

  • ポイント: ここでの dapat は「得る」「もらう」という意味で使われていますね。許可を求める定番フレーズ Boleh saya minta...? (〜をお願いできますか?) と似ていますが、dapat を使うことで「私が〜を得ることは可能ですか?」といったニュアンスが含まれます。返事の dapat は「(あなたは水を)得ることができますよ」=「どうぞどうぞ!」という快諾の気持ちが伝わります。Bisa (できる) も使えますが、dapat は少し丁寧な響きや、「入手可能かどうか」を尋ねるニュアンスが出ることがあります。

【例2:能力・可能性を示す場面】

次はビジネスシーン。上司から資料作成の依頼を受けています。

上司: Apakah Anda dapat menyelesaikan laporan ini sebelum jam 5 sore?
(アパカ アンダ ダパッ ムニュルサイカン ラポラン イニ スブルム ジャム リマ ソレ?)
訳: このレポートを午後5時までに終えることはできますか?

あなた: Baik, Pak/Bu. Saya usahakan. Seharusnya dapat selesai tepat waktu.
(バイッ, パッ/ブ. サヤ ウサハカン. スハルスニャ ダパッ スルサイ トゥパッ ワクトゥ.)
訳: はい、部長(男性/女性)。やってみます。時間通りに終えられるはずです。(終えることができるはずです)

  • ポイント: 能力や可能性を示す「できる」という意味での dapat です。これもよく使われる用法ですね。Bisa とほとんど同じ意味で使えますが、dapat の方が少しフォーマルな印象を与えることがあります。この例文では、上司はあなたの能力・スケジュール的な可能性を尋ね、あなたは「(時間内に終えることが)できるはずです」と可能性を伝えています。

【例3:何かを受け取る・手に入れる場面】

友人とのカフェでの会話。嬉しいニュースがあったようです。

友人A: Eh, tahu nggak? Kemarin aku dapat kabar baik dari kakakku!
(エッ, タウ ンガッ? クマリン アク ダパッ カバル バイッ ダリ カカック!)
訳: ねえ、知ってる? 昨日、お姉ちゃんから良い知らせを受け取ったの!

あなた: Wah, benarkah? Kabar apa?
(ワッ, ブナルカ? カバル アパ?)
訳: へえ、本当? どんな知らせ?

友人A: Dia dapat pekerjaan baru di perusahaan impiannya, lho! Akhirnya!
(ディア ダパッ プクルジャアン バル ディ プルサハアン インピアンニャ, ロ! アキルニャ!)
訳: 彼女、憧れの会社で新しい仕事を得たのよ! やっと!

  • ポイント: 1つ目の dapat kabar は「知らせを受け取る」、2つ目の dapat pekerjaan は「仕事を得る」という意味で使われています。このように、dapat は具体的なモノだけでなく、情報、機会、仕事などを「得る」「受け取る」という意味で非常に幅広く使われます。特にこの「得る・受け取る」系の使い方は、日常会話で機能語のように頻繁に登場します (調査結果Position 9でも指摘されていますね!)。プレゼントをもらったり、情報をたり、様々な場面で活用できます。

【例4:依頼や提案をする場面】

会議で、参加者に意見を求めるシーンです。

司会者: Apakah ada yang dapat memberikan masukan mengenai desain baru ini?
(アパカ アダ ヤン ダパッ ムンブリカン マスカン ムングナイ デサイン バル イニ?)
訳: この新しいデザインについて、何かご意見をいただける方はいらっしゃいますか?(与えることができる方は?)

参加者: Saya dapat memberikan beberapa saran, jika diperbolehkan.
(サヤ ダパッ ムンブリカン ブブラパ サラン, ジカ ディプルボレカン.)
訳: もしよろしければ、いくつか提案できますが。

  • ポイント: ここでの dapat memberikan は「与えることができる」という意味。提案や意見提供を丁寧に依頼したり、自分から申し出たりする際に使われます。「〜できますでしょうか?」というニュアンスですね。

これらの例文のように、「dapat」は文脈によって様々なニュアンスを持つ多機能な単語です。色々な実例に触れて、その感覚を掴んでいきましょう!

2. 「dapat」と仲良し!よく使われるコロケーション

インドネシア語の表現力をアップさせるには、「dapat」とよく一緒に使われる言葉の組み合わせ(=コロケーション)を知っておくのが近道です。これらを覚えておけば、より自然でこなれたインドネシア語が話せるようになりますよ!

  • dapat dipercaya (ダパッ ディプルチャヤ)
    • 意味: 信頼できる
    • 例文: Toko online ini dapat dipercaya, kok. Barangnya bagus semua. (このオンラインショップは信頼できるよ。品物は全部良いし。)
  • dapat dimengerti (ダパッ ディムングルティ)
    • 意味: 理解できる
    • 例文: Penjelasan guru itu mudah dapat dimengerti. (その先生の説明は容易に理解できます。)
  • sedapat mungkin (スダパッ ムンキン)
    • 意味: できるだけ、可能な限り
    • 例文: Tolong selesaikan tugas ini sedapat mungkin hari ini. (このタスクを今日中にできるだけ終えてください。)
    • ポイント: これは非常によく使われる決まったフレーズ(熟語のような表現)です。覚えておくと便利!
  • dapat kabar (ダパッ カバル)
    • 意味: 知らせを受け取る、便りがある
    • 例文: Saya senang sekali dapat kabar kelulusanmu! (あなたが合格した知らせを受け取って、すごく嬉しい!)
  • dapat kesempatan (ダパッ クスンパタン)
    • 意味: 機会を得る
    • 例文: Kalau saya dapat kesempatan ke Jepang, saya mau coba onsen. (もし日本へ行く機会を得たら、温泉に入ってみたいです。)
  • dapat bantuan (ダパッ バントゥアン)
    • 意味: 助けを得る、援助を受ける
    • 例文: Terima kasih, kami dapat bantuan yang sangat berarti. (ありがとうございます、私たちはとても意義のある助けを得ました。)
  • dapat hadiah (ダパッ ハディア)
    • 意味: プレゼントをもらう、賞品を得る
    • 例文: Adikku senang sekali karena dapat hadiah mainan baru. (私の弟/妹は新しいおもちゃのプレゼントをもらって、とても喜んでいます。)
  • tidak dapat dipungkiri (ティダッ ダパッ ディプンキリ)
    • 意味: 否定できない、紛れもない事実だ
    • 例文: Tidak dapat dipungkiri bahwa Bali adalah pulau yang sangat indah. (バリ島がとても美しい島であることは否定できません。)
    • ポイント: これもよく使われる固めの表現ですが、覚えておくと作文や少しフォーマルな会話で役立ちます。

これらのコロケーションをストックしておけば、「dapat」を使った表現の幅がぐっと広がります。ぜひ、実際の会話で使ってみてくださいね!

3. 「dapat」を含む熟語や関連表現

dapat」を使った独立した熟語や慣用句はそれほど多くありませんが、先ほどコロケーションで紹介した sedapat mungkin (できるだけ) や tidak dapat dipungkiri (否定できない) は、非常によく使われる慣用的なフレーズと言えます。

また、「dapat」から派生した単語も日常的によく使われます。いくつか復習も兼ねてご紹介しますね。

  • pendapatan (プンダパタン)
    • 意味: 収入、所得 (dapat から派生した名詞)
    • 例文: Berapa rata-rata pendapatan per bulan di kota ini? (この街の平均月収はいくらですか?)
  • mendapatkan (ムンダパッカン)
    • 意味: ~を得る、獲得する (dapat から派生した動詞)
    • 例文: Dia belajar keras untuk mendapatkan nilai bagus. (彼は良い成績を得るために一生懸命勉強しました。)
    • ポイント: 動詞「dapat」や「mendapat」とのニュアンスの違いについては、「文法チェック!」のセクションで詳しく解説しましたので、そちらも参考にしてくださいね。

まずは、今回学んだ会話例コロケーションを参考に、「dapat」という単語に慣れ親しみ、積極的にインドネシア語会話に取り入れてみてください!

関連語もチェック!「dapat」の仲間と反対の言葉

インドネシア語の単語学習で大切なのは、ひとつの単語だけを覚えるのではなく、その「仲間(類義語)」や「反対の言葉(対義語)」も一緒に見てみることです。そうすることで、単語の持つ意味の輪郭がよりくっきりと見えてくるんですよ。

特に dapat は「できる」「得る」など、いくつかの意味を持つ便利な単語ですが、似たような意味を持つ単語もたくさんあります。ここでは、dapat の類義語対義語をチェックして、それぞれのニュアンスの違いを理解し、dapat の使い方をマスターしましょう!

「dapat」の仲間たち(類義語)

まずは、dapat と似た意味を持つインドネシア語の単語を見ていきましょう。

1. bisa (できる)

bisa は、dapat と同じく「~できる」という意味で使われる、とてもポピュラーな単語です。日常会話では bisa の方がよく耳にするかもしれませんね。

  • 意味: 能力や可能性としての「できる
  • dapat との比較:
    • bisa: より口語的で、一般的な能力(泳げる、話せるなど)や可能性(明日行ける、修理できるなど)を表すのに広く使われます。「~できるよ!」という気軽なニュアンスです。
    • dapatbisa に比べて少しフォーマルな響きがあります。また、単なる能力だけでなく、「機会や許可を得てできる」「(結果として)~することが可能になる」といったニュアンスを含むことがあります。(「最重要!助動詞「~できる」としてのdapat」セクション参照)
    Contoh (例文): * Saya **bisa** berbicara bahasa Indonesia sedikit. (私はインドネシア語を少し話せます) - 能力 * Apakah kamu **bisa** datang besok? (明日来られますか?) - 可能性 * Anda **dapat** mengambil brosur ini gratis. (あなたはこのパンフレットを無料でお取りいただけます) - 機会・許可 dapat を使うと、少し丁寧な印象になりますね。

2. memperoleh (得る、獲得する)

memperoleh は、「得る」「獲得する」という意味を持つ動詞です。努力や過程を経て何かを手に入れる、というニュアンスがあります。

  • 意味: 努力や過程を経て「得る」「獲得する」
  • dapat との比較:
    • memperoleh: 賞や学位、知識、経験など、努力して手に入れるものに対してよく使われます。能動的に「獲得する」イメージです。dapat の動詞形 mendapat と似ていますが、memperoleh の方がよりフォーマルで、少し硬い印象を与えることがあります。
    • dapat/mendapat: 「得る」という意味では、memperoleh よりもっと広い範囲で使われます。努力の結果だけでなく、偶然見つけたり、情報を受け取ったりする場合にも使えます。(「もう一つの顔:「得る・受け取る動詞としてのdapat」セクション参照)
    Contoh (例文): * Dia **memperoleh** beasiswa untuk belajar di luar negeri. (彼は留学のための奨学金を**得た**) - 努力して獲得 * Saya **mendapat** informasi penting dari teman saya. (私は友人から重要な情報を**得た**/**受け取った**) - `mendapat`の例 * Anda **dapat** diskon 10% jika membayar tunai. (現金で支払えば10%の割引が**得られます**) - 結果として**得られる**

3. menerima (受け取る)

menerima は、「受け取る」「受け入れる」という意味動詞です。物理的なものだけでなく、情報や招待、提案などを受け取る・受け入れる場合にも使います。

  • 意味: 物、情報、提案などを「受け取る」「受け入れる」
  • dapat との比較:
    • menerima: 誰かからの働きかけに対して、それを受け取る・受け入れるという受動的な行為を表します。「プレゼントを受け取る」「招待を受け入れる」など、具体的な対象があることが多いです。
    • dapat: 「得る」という意味合いで使われる際に menerima と似ていますが、dapat は「(結果として)手に入る」「見つけることができる」といったニュアンスが強い場合があります。
    Contoh (例文): * Saya **menerima** surat dari keluarga saya. (私は家族から手紙を**受け取りました**) - 具体的な物を**受け取る** * Apakah Anda **menerima** undangan pesta saya? (私のパーティーの招待状は**受け取りました**か?/**受け入れて**くれますか?) * Saya **dapat** kabar baik hari ini. (私は今日良い知らせを**得ました**/**受け取りました**) - 知らせを**得る**/**受け取る**

「dapat」と反対の意味を持つ言葉(対義語)

次に、dapat の反対の意味を持つ言葉を見てみましょう。dapat が持つ意味によって、対義語も変わってきます。

1. tidak dapat / tak dapat (できない、得られない)

これは dapat の最も直接的な否定形です。tidak や tak (より口語的) を dapat の前に置くだけです。

  • 意味: ~できない、~られない
  • dapat との比較: dapat が持つ「できる」「得る」の両方の意味を否定します。bisa の否定形 tidak bisa と同じく「できない」という意味で非常によく使われます。Contoh (例文): * Saya **tidak dapat** datang ke pesta Anda. (あなたのパーティーに行くことが**できません**) * Dia **tak dapat** menemukan kunci mobilnya. (彼は車の鍵を見つけることが**できません**/**得られません**)

2. gagal (失敗する)

gagal は「失敗する」という意味の単語です。何かをしようとして、それが「できなかった」結果を表します。

  • 意味: 失敗する
  • dapat との比較: dapat が「できる」という意味で使われる場合、その目標を達成できなかった状態が gagal です。「~しようとしたが、できなかった(tidak dapat)」結果として「失敗した(gagal)」という関係性になります。Contoh (例文): * Dia mencoba ujian masuk, tetapi **gagal**. (彼は入学試験に挑戦したが、失敗した) * Rencana kami **gagal** karena hujan deras. (私たちの計画は大雨のため失敗した/うまくいかなかった)

3. kehilangan (失う)

kehilangan は「失う」「なくす」という意味の単語です。dapat が「得る」という意味を持つ場合の反対の言葉と言えます。

  • 意味: 失う、なくす
  • dapat との比較: dapat や mendapat が何かを「得る」ことを意味するのに対し、kehilangan は持っていたものを「失う」ことを意味します。「得る」の反対は「失う」ですね。Contoh (例文): * Saya **kehilangan** dompet saya kemarin. (私は昨日、財布を失くしました) * Jangan sampai kita **kehilangan** kesempatan emas ini. (この絶好の機会を失わないようにしよう)

このように、dapat の周りにはたくさんの関連語がありますね。特に bisa とのニュアンスの違いや、memperoleh や menerima といった「得る」「受け取る」系の単語との使い分けを意識すると、インドネシア語の表現力がぐっと豊かになりますよ。対義語も合わせて覚えることで、dapat の意味がより深く理解できたのではないでしょうか。

理解度チェック!「dapat」マスタークイズ 📝✨

さて、ここまで「dapat」の様々な意味使い方について学んできましたね!😊 基本的な意味から、助動詞動詞としての用法、そして「bisa」や「mendapat」とのニュアンスの違いまで、しっかり頭に入りましたか?

ここでは、あなたの「dapat理解度をチェックするための クイズ を3問用意しました!💡 ちょっと意地悪な 選択肢 もあるかもしれませんが、焦らずじっくり考えてみてくださいね。全問正解目指して、レッツチャレンジ!💪


【第1問】努力が実を結んだ!

問題:
“Setelah belajar siang malam, akhirnya saya ( ….. ) masuk universitas impian saya!”
(昼も夜も勉強して、ついに私は憧れの大学に入ることができました!)

この ( ….. ) に入る最も適切な インドネシア語 はどれでしょう?

a) bisa
b) dapat
c) mau
d) harus

正解と解説を確認する

正解: b) dapat

解説:
正解は b) dapat です!🎉

この文脈では、「努力の結果、困難を乗り越えて能力を獲得し、目標を達成できた」というニュアンスが重要です。

  • b) dapat: 助動詞として「~できる」という意味ですが、特に「努力や特定の条件を満たした結果として可能になる」というニュアンスを含みます。試験に合格する、難しい目標を達成するといった場面でよく使われ、「bisa」よりも少しフォーマルな響きも持ちます。今回の「一生懸命勉強した結果、大学に入ることができた」という状況にぴったりですね!
  • a) bisa: 同じく「~できる」という意味ですが、「dapat」に比べてより一般的な能力や可能性を示し、口語的によく使われます。「Saya bisa berbahasa Indonesia.(私はインドネシア語が話せます)」のように、特別な努力や状況がなくても「できる」場合に使われることが多いです。今回の文脈でも間違いではありませんが、「努力の結果」というニュアンスを強調したい場合は「dapat」の方がより適しています。
  • c) mau: 「~したい」という願望を表す助動詞です。「大学に入りたい!」という気持ちはあったでしょうが、ここでは「入ることができた」という結果を表す必要があるので不適切です。
  • d) harus: 「~しなければならない」という義務を表す助動詞です。文脈に合いませんね。

この 問題 では、「努力による達成」というニュアンスを持つ dapat の使い方を捉えることがポイントでした!


【第2問】嬉しいサプライズ!

問題:
“Terima kasih banyak! Saya senang sekali ( ….. ) hadiah ini darimu.”
(本当にありがとう!あなたからこのプレゼントをもらえて、すごく嬉しいわ。)

この ( ….. ) に入る最も適切な インドネシア語 はどれでしょう?

a) ambil
b) kasih
c) dapat
d) terima

正解と解説を確認する

正解: c) dapat

解説:
正解は c) dapat です!🎁

この 問題 は、「dapat」が動詞として使われるケースです。

  • c) dapat: 動詞として「得る受け取る、もらう」という意味があります。「プレゼントをもらう」「情報を受け取る」といった状況で使われます。この文のように、誰かから何かを与えられて「受け取る」場合に非常に自然な表現です。
  • a) ambil: 「(自分の意思で)取る、手に入れる」という意味動詞です。「Saya ambil buku itu.(私はその本を取ります)」のように使います。プレゼントのように「与えられる」ものを受け取るニュアンスとは少し異なります。
  • b) kasih: 「与える、あげる」という意味動詞で、「もらう」とは逆の意味になります。文脈に合いません。
  • d) terima: 「受け取る、受け入れる」という意味動詞で、「menerima」の形でもよく使われます。「dapat」と非常に意味が似ていますが、「dapat」の方がより広い意味での「得る」を表し、口語でも書き言葉でも自然に使われる印象です。「terima」は、招待や申し出などを「受け入れる」といったニュアンスで使われることもあります。この文脈では「dapat」の方が一般的でスムーズでしょう。

ここでは、動詞としての「dapat」の「得る・受け取る」という意味をしっかり理解できているかが ポイント でしたね!


【第3問】フォーマルなお知らせ

問題:
“Informasi lebih lanjut mengenai peraturan baru ( ….. ) dilihat di situs web perusahaan.”
(新しい規則に関するさらなる情報は、会社のウェブサイトでご覧いただけます。)

この ( ….. ) に入る最も適切な インドネシア語 はどれでしょう?

a) bisa
b) boleh
c) mungkin
d) dapat

正解と解説を確認する

正解: d) dapat

解説:
正解は d) dapat です!🏢

この 問題 は、「dapat」が持つフォーマルなニュアンスや、「(状況的に)可能である」という意味合いを問うています。

  • d) dapat: 助動詞「~できる」の中でも、特に書き言葉や公式なお知らせ、フォーマルな場面で好んで使われます。「(状況や条件が整っているので)~することが可能である」という客観的な可能性を示すニュアンスがあります。会社の通知のような場面では、「bisa」よりも「dapat」を使うことで、より丁寧で改まった印象を与えます。「dapat dilihat」で「見ることができる」=「ご覧いただけます」となります。
  • a) bisa: 「~できる」という一般的な可能性を示し、口語で非常によく使われます。意味としては通じますが、公式な通知の文面としては「dapat」の方がより適切とされます。
  • b) boleh: 「~してもよい」という許可を表す助動詞です。「Anda boleh masuk.(入ってもいいですよ)」のように使います。「ご覧いただけます」という可能の意味合いとは異なります。
  • c) mungkin: 「~かもしれない」という推量や可能性(確実ではない)を表す副詞です。「Mungkin besok hujan.(明日は雨かもしれない)」のように使います。ここでは「見ることができる」という確定的な可能性を示したいので不適切です。

この クイズ では、文脈(フォーマルな通知)に合わせた適切な単語選び、「dapat」が持つフォーマルさの理解が重要でした!


インドネシア語 の「dapatクイズ、いかがでしたか?😊 全問正解できた方も、惜しくも間違えてしまった方も、この 解説 を読んで「dapat」の使い分けやニュアンスについて、さらに 理解度 が深まっていれば嬉しいです!✨

もし、まだ「うーん、ちょっと自信ないかも…」という部分があれば、前のセクションに戻って復習してみてくださいね。繰り返し学ぶことで、きっと「dapat」マスターになれますよ!💪

まとめ:これで「dapat」は完璧!インドネシア語学習のポイント復習

ここまで インドネシア語 の重要単語「dapat」について、詳しく見てきましたね!最後に、この記事で学んだ大切な ポイント を一緒に 復習 して、「dapat」の使い方をしっかり定着させましょう。

今回の まとめ はこちらです。

  • 「dapat」の主な意味:
    • 「~できる」: 能力や可能性を表します。(助動詞
    • 「得る」「受け取る」: 何かを手に入れることを表します。(動詞
  • 助動詞としての「dapat」とbisaの違い:
    • どちらも「~できる」という意味ですが、dapat はよりフォーマルで、「努力の結果」や「機会があって可能」というニュアンスを含むことがあります。日常会話では bisa が一般的です。
  • 動詞としての「dapat」とmendapatの違い:
    • どちらも「得る」「受け取る」という意味ですが、mendapat は接頭辞 men- により能動的な「獲得」のニュアンスが強まります。dapat は結果的に「得た」「受け取った」状態や偶然の入手を表すこともあります。
  • 発音のポイント:
    • 最初の「da」に軽いアクセント。最後の「t」は「トゥ」と発音せず、息を止める「ッ」という音(内破音)。カタカナ表記「ダパット」は目安として。
  • 派生語:
    • mendapat (得る), mendapatkan (獲得する), terdapat (存在する), pendapatan (収入) など、接頭語接尾語によって様々な意味に変化します。

たくさんの情報がありましたが、例文クイズを通して、それぞれの意味使い分けの感覚がつかめてきたのではないでしょうか?

この記事を読んでくださったあなたは、もう インドネシア語 の「dapat」を自信を持って使いこなせるはずです!最初は少し難しく感じたかもしれませんが、基本の ポイント を押さえれば大丈夫。今回の学びを活かして、ぜひ実際の会話や読み書きで dapat を使ってみてくださいね。

これからも、一つ一つの単語のニュアンスを楽しみながら、インドネシア語 の学習を続けていきましょう。応援しています!

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最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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インドネシア語「dapat」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

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