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インドネシア語「besar」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「besar」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

「インドネシア語の勉強を始めたけど、基本的な単語の使い分けが難しい…」
「”besar” って「大きい」以外にも意味があるの?」

そんなお悩みを持つあなたへ!この記事では、インドネシア語の超基本単語「besar(ブサール)」について、その多様な意味から正しい発音使い方、さらには紛らわしい派生語やネイティブがよく使う例文、理解度を試せるクイズまで、インドネシア語学習者が知りたい情報をギュッと詰め込みました。

この記事を読めば、あなたは「besar」という単語の奥深さを理解し、自信を持って使いこなせるようになります。さあ、一緒に「besar」の世界を探求して、インドネシア語の表現力を一気にレベルアップさせましょう!

目次

1. インドネシア語「besar」とは?基本的な意味とニュアンスを掴もう

インドネシア語を学び始めると、比較的早い段階で出会う基本単語の一つが、この「besar(ブサール)」です。多くのテキストでは「大きい」と訳されていることが多いですよね。でも、実はこの「besar」、日本語の「大きい」と同じように使えそうで、それだけじゃない、もっともっと奥深い意味ニュアンスを持っているんです!

まるでカメレオンみたいに色々な顔を持つ「besar」。このセクションでは、まずその基本的なイメージをしっかり掴んで、インドネシア語の表現力を豊かにしていきましょう!

「besar」の核となる意味:「大きい」

まず、besar」の最も基本的で中心となる意味は、やはり「大きいです。
これは物理的なサイズが大きいことを指す場合が多いですね。

例えば、

  • rumah besar (大きな家)
  • baju besar (大きな服)
  • tas besar (大きなカバン)

といった感じです。ショッピングで「もう少し大きいサイズありますか?」なんて聞きたい時にも「besar」は必須の単語。日常生活で本当に良く使うので、まずはこの「大きい」という意味をしっかり覚えてくださいね。

大きな建物や、南国ならではの大きなフルーツを表現するとき、まさに「besar」が活躍します!

辞書を引くと広がる「besar」の世界

besar」の面白さは、この「大きい」という核となる意味から、さらに色々なニュアンスへと広がっていくところにあります。

besar」を調べてみると、こんな意味もあります

  • 広い(例:tanah yang besar – 広い土地)
  • デカイ(日本語のくだけた表現に近いですね!)
  • 偉大な、偉い(例:orang besar – 偉い人、偉人)
  • (体が)大きい(例:badannya besar – 彼の体は大きい)
  • 育つ、成長する(例:anak itu sudah besar – その子はもう大きくなった/育った)
  • 重要な、重大な(例:masalah besar – 大きな問題、重大な問題)
  • たくさんの、多額の(例:jumlah yang besar – 多額の金額)

「大きい」という一つのキーワードから、こんなにも意味が広がるなんて、面白いですね!

例えば、お店で「このTシャツ、ちょっとbesarかな?」と言う時は物理的な「大きさ」ですが、「彼はbesarな夢を持っている」という時は、夢の「規模の大きさ」や「重要性」を表したりします。

子供がすくすく「besar」になる(育つ)様子を表現するのにも使われるんですよ。

英語の単語で置き換えるとニュアンスが見えてくる?

さらに「besar」の感覚を掴むために、私たちにも馴染みのある英語の単語と比較してみましょう。

  • big: 一般的な「大きい
    インドネシア語の「besar」の最も基本的な使い方に近いイメージです。「Anjing besar(大きい犬)」のように、単純にサイズが大きいことを表します。
  • large: 面積や規模が「大きい」、量が多い
    Kamar ini besar.(この部屋は広い/大きい)」のように、空間的な広さや、洋服のLサイズ(LargeのLですね!)のように、規模や容量の大きさを表す時にしっくりきます。
  • great: 「偉大な」「素晴らしい」といった賞賛のニュアンスも
    Presiden Soekarno adalah pemimpin yang besar.(スカルノ大統領は偉大な指導者です)」のように、単に物理的に大きいだけでなく、その人の功績や影響力が「偉大な」といった、尊敬や賞賛の気持ちが含まれる場合にも「besar」が使われます。これは日本語の「大物」や「大したもんだ」といった感覚に近いかもしれません。

このように、英語の単語と照らし合わせることで、「besar」が持つニュアンスの幅広さが少し見えてきたのではないでしょうか?

インドネシア語の「besar」は、文脈によってこれらの意味合いを柔軟に使い分けられる、とっても便利な単語なんです。最初は少し戸惑うかもしれませんが、たくさんの例文に触れていくうちに、だんだんとその感覚が掴めてきますよ。

次のセクションでは、この「besar」の正しい発音について詳しく見ていきましょう!

2. 「besar」の正しい発音:ネイティブに近づくためのポイント

インドネシア語の単語って、基本的にはローマ字読みでOKなものが多いから、日本人にとっては親しみやすいですよね!😊 でも、せっかくならもっとネイティブに近い、自然な発音を目指したいと思いませんか?

ここでは、インドネシア語の「besar」をキレイに発音するためのポイントを、分かりやすく解説していきますね。音声を聞きながら練習すると、さらに上達が早まりますよ!

インドネシア語「besar」の発音

発音記号は? ローマ字読みで大丈夫!

インドネシア語は、嬉しいことに発音記号を特別意識しなくても、ほとんどローマ字のルール通りに読んでOKなんです。「besar」も特別な読み方はなく、そのまま「b・e・s・a・r」と読み進めて大丈夫ですよ。

カタカナでの発音の目安:「ブサール」?「ベサール」?

besar」のカタカナ表記、よく「ブサール」と書かれたり、「ベサール」と書かれたりしますよね。どっちがよりネイティブの発音に近いんでしょうか?

結論から言うと、「ブサール」の方がより近いと言えます。

  • 「be」の「e」の音
    インドネシア語の「e」には、日本語の「エ」に近い音と、ちょっと曖昧な「ə(シュワ)」という音があります。「besar」の「e」は、この曖昧な「ə」の音なんです。
    口をあまり大きく開けず、日本語の「エ」と言うときよりも少し力を抜いて、「ウ」と「エ」の中間のような音を出すイメージです。なので、カタカナで表現するなら「ベ」よりも「ブ」に近い音になります。
    ただ、完全に日本語の「ウ」にならないように気をつけてくださいね!

だからといって「ベサール」が全くの間違いというわけでもありません。地域や個人によって若干の揺れはあるので、まずは「少しぼかした感じの『エ』、あるいは『ウ』に近い『エ』」と意識すると、グッとネイティブっぽくなりますよ✨

アクセントの特徴:「SAR」を意識して!

インドネシア語のアクセントは、単語の後ろから2番目の音節に置かれることが多いのですが、「besar」の場合は、最後の音節「sar」にアクセントが置かれます。

つまり、「be – SAR(サール)」という感じで、最後の「SAR」の部分を少し強く、はっきりと発音するのがポイントです。

(NG例:BE – sar ではなく)
OK例:be – SAR

このアクセントを意識するだけで、ぐっとインドネシア語らしいリズムになりますよ!

日本人が特に注意したい!「r」の発音

ここが一番の山場かもしれません!「besar」の最後にある「r」の発音
日本語の「ル」とは全く違う音なので、しっかり練習しましょう。

インドネシア語の「r」は、舌を巻く「巻き舌」の音です。

練習のコツ

  1. 舌先を上の歯茎の少し後ろあたりに軽くつけます。
  2. その状態で息を吐き出し、「ルルルル…」と舌を震わせる練習をします。(いわゆる巻き舌の練習です!)
  3. besar」の最後の「r」は、この震える音を軽く響かせるイメージです。「ブサー…」で終わるのではなく、「ブサール(巻き舌)」と、最後にしっかり舌を震わせる音を入れましょう。

初めは難しく感じるかもしれませんが、練習すれば必ずできるようになります!諦めずにチャレンジしてみてくださいね😉

地域ごとの発音の違いは?

インドネシアは広い国なので、もちろん地域によって方言や発音のバリエーションがあります。でも、「besar」の基本的な発音(曖昧な「e」、アクセントの位置、最後の「r」)は、標準的なインドネシア語として共通していると考えて大丈夫です。

まずは基本の発音をマスターして、自信を持って使えるようになりましょう!

インドネシア語「besar」の発音

ここまで「besar」の発音について詳しく見てきました。
ポイントは、

  • 曖昧な「e」の音(「ウ」と「エ」の間くらい)
  • アクセントは最後の「SAR」に
  • 最後の「r」はしっかりと巻き舌で!

の3つです。

実際にネイティブの音声を聞いて真似るのが一番の上達への近道です。何度も聞いて、口に出して練習することで、きっと自然な発音が身につきますよ!応援しています!🎌

インドネシア語「besar」の発音

3. 「besar」の品詞と文法:形容詞としての使い方と派生語

インドネシア語の単語は、日本語と同じように、言葉の形がちょっぴり変わるだけで意味や使い方がガラッと変わることがあります。「besar」もその一つ!ここでは、「besar」がどんな品詞で、どんな風に変化するのか、一緒に見ていきましょう。これをマスターすれば、あなたのインドネシア語表現がもっと豊かになりますよ♪

「besar」は形容詞!そして大切な語幹です

まず基本から。besar」は、モノの大きさや状態を表す形容詞です。「大きい」という意味が基本ですね。

そして、この「besar」は、いろんな言葉に変身するための元となる語幹(ごかん)としての役割も持っています。語幹というのは、単語の中心部分で、これに接頭語(頭につく言葉)や接尾語(お尻につく言葉)がくっつくことで、新しい意味の単語が生まれるんです。インドネシア語文法を理解する上で、この語幹と接辞の考え方はとっても大切ですよ。

接辞とは?

接尾語「-nya」がくっつくと?「besarnya」は「その大きさ」

besar」に接尾語の「-nya」がつくと、「besarnya」(ブサールニャ)という言葉になります。これは学習者さんが「え、besar と besarnya はどう違うの?」と混乱しやすいポイントなので、じっくり解説しますね!

「besar」と「besarnya」の決定的な違い

  • besar (形容詞): 「大きい」という状態や性質を表します。名詞を修飾することが多いです。
    • 例:Rumah itu besar. (その家は大きいです。)
  • besarnya (名詞的用法): 「その大きさ」「~の大きさは」という意味で、具体的な大きさ自体を指したり、大きさについて話題にしたりする時に使います。名詞のように文の主語や目的語になることができるんです。(調査結果4参照:Talkpalの記事では、「文脈で『その』や『例の』といったニュアンスを含むことが多い」と解説されています。)

【ポイント!】
besarnya は「besar + nya」で、「nya」が特定化のニュアンス(「その~」のような感じ)や名詞化の働きをしていると考えると分かりやすいかもしれませんね!

例文で比べてみよう!

  1. Kamar saya besar.
    (私の部屋は大きいです。)
    →「大きい」という部屋の状態を説明しています。
  2. Besarnya kamar saya 12 meter persegi.
    (私の部屋の大きさは12平方メートルです。)
    →「部屋の大きさ」という具体的な事柄について述べています。besarnya が主語になっていますね。
  3. Saya kaget melihat besarnya ombak itu.
    (私はその波の大きさを見て驚きました。)
    →「波の大きさ」という名詞的な塊が「見る(melihat)」の目的語になっています。
  4. Pertanyaannya adalah, seberapa besarnya pengaruhnya?
    (問題は、その影響がどの程度の大きさなのかということです。)
    → ここでは「besarnya pengaruhnya」(その影響の大きさ)という形で使われています。「pengaruhnya」の「-nya」も所有や特定化を示していますね。

このように、「besar」は単に「大きい」と状態を説明するのに対し、「besarnya」は「そのものの大きさ」という名詞的な意味合いが強くなります。この違い、なんとなく掴めましたか? インドネシア語文法の中でも特に重要なポイントの一つです。

接頭語「ter-」で最上級!「terbesar」は「最大」

インドネシア語では、形容詞の前に接頭語「ter-」をつけると、最上級「もっとも~な」 という意味を表すことができます。これはとっても便利なルール!ぜひ覚えておきましょう。

  • ter- + besar → terbesar (トゥルブサール) : 最大の、一番大きい

例文を見てみましょう!

  • Gajah adalah binatang darat terbesar.
    (象は陸上で最大の動物です。)
  • Ini adalah masalah terbesar yang pernah kita hadapi.
    (これは私たちが直面した中で最大の問題です。)
  • Kota mana yang terbesar di Indonesia?
    (インドネシアで最大の都市はどこですか?)

「ter-」がつくことで、「besar(大きい)」が「terbesar(一番大きい!)」という特別な意味になるんですね。

接頭語と接尾語で動詞に!「memperbesar(kan)」は「大きくする」

besar」に接頭語「memper-」と、場合によって接尾語「-kan」がつく(またはつかない)と、「memperbesar(kan)」(ムンプルブサール(カン))となり、「~を大きくする」「~を拡大する」 という動詞に変わります。品詞形容詞から動詞に変わる面白い例ですね。

  • memper- + besar + (-kan) → memperbesar(kan) : 大きくする、拡大する

【ポイント!】
「memper- + 形容詞 + -kan」で「形容詞の状態にする」という動詞を作ることがよくあります。「memperbesarkan」は「memperbesar」だけでも使われますが、「-kan」がつくとより「何々を~する」という対象がはっきりするニュアンスが出ます。

例文を見てみましょう!

  • Pemerintah berencana memperbesar bandara itu.
    (政府はその空港を拡大する計画です。)
  • Bisakah Anda memperbesar foto ini?
    (この写真を拡大してもらえますか?)
  • Dia ingin memperbesarkan pengaruhnya di perusahaan.
    (彼は会社での影響力を大きくしたいと思っています。)

形容詞だった「besar」が、接辞がつくことで動きを表す動詞になるなんて、言葉の面白さを感じますね!

まだまだある!「besar」の仲間たち(その他の派生語)

besar」から派生する言葉は、まだまだありますよ。いくつか代表的なものを見ていきましょう。これらも インドネシア語文法の知識として役立ちます。

1. besaran (ブサラン):「大きさ」「規模」「量」を表す名詞

besar」に接尾語「-an」がつくと、「besaran」(ブサラン)という名詞になります。これは、具体的な「大きさ」や「規模」、物理学などで使われる「量」といった意味を持ちます。

  • besar + -an → besaran : 大きさ、規模、量、(物理などの)量

例文を見てみましょう!

  • Kita perlu mengetahui besaran biaya yang dibutuhkan.
    (私たちは必要な費用の規模(総額)を知る必要があります。)
  • Dalam fisika, kita mempelajari berbagai macam besaran seperti panjang, massa, dan waktu.
    (物理学では、長さ、質量、時間といった様々なを学びます。)

besarnya」が「その大きさ」といった感じで特定のものの大きさを指すのに対し、「besaran」はより一般的な「大きさ」や概念的な「規模」「量」を指すことが多いです。

2. besar-besar (ブサールブサール):「とても大きい」「大きなもの」という強調

インドネシア語では、形容詞を繰り返すことで意味を強調する言い方があります。「besar」を繰り返した「besar-besar」(ブサールブサール)は、「とても大きい」「非常に大きい」 といった強調の意味や、「大きなもの(複数)」 を指すことがあります。

  • besar (繰り返し) → besar-besar : とても大きい、非常に大きい、大きなもの(複数)

例文を見てみましょう!

  • Dia membeli ikan besar-besar di pasar.
    (彼は市場でとても大きな魚を何匹か買いました。/ 彼は市場で大きなものばかり魚を買いました。)
  • Pohon-pohon di hutan itu besar-besar.
    (その森の木々はとても大きいです。)
  • Masalahnya tidak besar-besar amat, kok.
    (問題はそんなにすごく大きいわけじゃないよ。/ 問題はそれほど大したことないよ。)
    ※「tidak … amat」で「それほど~ない」

besar」だけよりも、もっと「大きいんだ!」という気持ちが伝わってきますね。このように語幹であるbesarが様々に形を変えることで、表現の幅が広がります。


これで「besar」とその仲間たちの文法的な側面はバッチリですね!接頭語や接尾語がつくことで、意味品詞が変化するパターンを掴めば、インドネシア語の理解がぐっと深まりますよ。

4. 表現の幅を広げる!「besar」の関連語(類義語・対義語)

インドネシア語の基本的な形容詞 besar(大きい)を覚えたら、次はもっと表現のバリエーションを増やしたくなりますよね?😊

実は、「大きい」を表す言葉は besar だけではありません。また、反対の「小さい」を表す言葉も一緒に覚えておくと、会話や文章の表現力がぐっと豊かになります。

このセクションでは、besar の類義語(似た意味の言葉)と対義語(反対の意味の言葉)をピックアップして、それぞれのニュアンスや使い分けのポイントを例文付きで分かりやすく解説します。これらのインドネシア語単語をマスターして、あなたのインドネシア語表現をさらにステップアップさせましょう!

「大きい」の仲間たち:ニュアンスが違う類義語

インドネシア語で「大きい」を表す言葉は、besar の他にもいくつかあります。場面や伝えたい「大きさ」のニュアンスによって使い分けることで、より自然でこなれたインドネシア語になりますよ。ここでは、代表的な2つの類義語agung と raya をご紹介します。

1. agung (アグン) – 「偉大な」「崇高な」

agung は、単に物理的な大きさを指すだけでなく、「偉大な」「崇高な」「神聖な」といった、尊敬や畏敬の念を込めた「大きさ」を表現する時に使われるインドネシア語単語です。建物や人物、自然など、どこか近寄りがたいほどの威厳や神々しさを感じる対象に使われることが多いのが特徴です。

ニュアンスのポイント:

  • 精神的な大きさ、威厳、カリスマ性
  • 神聖さ、崇高さ、荘厳さ
  • 尊敬の念を伴う「大きさ」

例文を見てみましょう!

  • Masjid Agung Istiqlal adalah masjid yang sangat megah.
    (イスティクラルモスクは非常に壮大なモスクです。)
    • 解説:ジャカルタにある東南アジア最大のモスク「イスティクラルモスク」の名前にも使われていますね。agung を使うことで、そのモスクの持つ歴史的な重みや宗教的な重要性、荘厳さが伝わってきます。
  • Beliau adalah seorang pemimpin yang agung dan bijaksana.
    (あの方は偉大で賢明な指導者です。)
    • 解説:人に対して使う場合は、その人の功績や人格が「偉大である」「崇高である」というニュアンスになります。
  • Pemandangan gunung agung itu sungguh menakjubkan.
    (その雄大な山の景色は本当に息をのむようでした。)
    • 解説:神々しさを感じるような雄大な自然に対しても使われます。

2. raya (ラヤ) – 「偉大な」「主要な」「大規模な」

次にご紹介する raya は、「偉大な」「主要な」「大規模な」といった意味合いで使われ、特に広範囲にわたるものや、公的なもの、多くの人が関わるような「大きな」ことを指す場合によく使われるインドネシア語単語です。

日本人にも馴染み深い「ジャラン・ラヤ(Jalan Raya)」は「幹線道路」や「大通り」という意味ですが、まさに raya が持つ「主要な」「規模が大きい」というニュアンスにぴったりですね!

ニュアンスのポイント:

  • 物理的な規模の大きさ、広範囲
  • 重要性、主要性(メインとなるもの)
  • 公的なものや多くの人が関わる「大規模」なイメージ
  • 特定の慣用句でよく使われる(例:Hari Raya, Jalan Raya)

例文を見てみましょう!

  • Besok adalah Hari Raya Idul Fitri.
    (明日はイドゥル・フィトリの祝祭日です。)
    • 解説:「Hari Raya(ハリ・ラヤ)」で「祝祭日、特に大きな宗教的な祭日」を意味する決まり文句です。国民的な規模の大きなお祝いというニュアンスが強く出ます。
  • Kita melewati jalan raya yang lebar.
    (私たちは幅の広い幹線道路を通りました。)
    • 解説:「Jalan Raya(ジャラン・ラヤ)」は「大通り」「幹線道路」という意味。街の主要な大きな道を指します。
  • Universitas Indonesia adalah salah satu universitas raya di Indonesia.
    (インドネシア大学はインドネシアの主要な大学の一つです。)
    • 解説:この場合の raya は「主要な」「大規模な」という意味合いで、その大学の規模や国内での重要性を示しています。

「besar」「agung」「raya」はどう使い分ける?

  • besar: 最も一般的で、**物理的な大きさ、量、程度など幅広く使える万能選手!**迷ったらまず besar を使うのが良いでしょう。
  • agung精神的な偉大さ、崇高さ、神聖さを強調したいときに選びましょう。建物ならモスクや宮殿、人なら偉大な指導者や王などに使います。
  • raya規模の大きさ、主要性、公的なニュアンスを伝えたいときに。特に「Hari Raya(祝祭日)」や「Jalan Raya(幹線道路)」などの決まった表現でよく目にします。

これらの類義語を使いこなせるようになると、表現の細やかなニュアンスまで伝えられるようになり、インドネシア語のレベルが一段とアップしますよ!

「小さい」を表す代表選手:kecil (クチル) – 「besar」の対義語

「大きい」の反対は「小さい」ですよね。besar の対義語としてまず絶対に覚えておきたいのが kecil (クチル) です。これは日本語の「小さい」とほぼ同じ感覚で使える、とても便利で基本的なインドネシア語単語です。

kecil は、物のサイズが小さいことはもちろん、規模が小さい、重要度が低い、年齢が若い(年少の)といった意味でも幅広く使われます。(調査結果7参照)

ニュアンスのポイント:

  • 物理的なサイズの小ささ
  • 規模の小ささ、範囲の狭さ
  • 数量の少なさ
  • 重要度の低さ、些細なこと
  • 年齢の若さ(子供など)

例文を見てみましょう!

  • Kamar saya tidak besar, tapi cukup kecil dan nyaman.
    (私の部屋は大きくないですが、かなり小さくて快適です。)
    • 解説:物のサイズが小さいことを表す基本的な使い方です。
  • Saya punya adik perempuan yang masih kecil.
    (私にはまだ小さい(幼い)妹がいます。)
    • 解説:年齢が若い、幼いという意味でも使われます。「anak kecil(小さい子供)」という表現もよく聞きますね。
  • Ini hanya masalah kecil, jangan terlalu dipikirkan.
    (これはただの些細な問題だから、あまり考えすぎないで。)
    • 解説:重要度が低い、取るに足らないという意味でも使えます。「masalah besar(大きな問題)」の反対ですね。
  • Warung kecil di sudut jalan itu menjual makanan enak.
    (通りの角にあるあの小さな屋台は美味しい食べ物を売っています。)
    • 解説:お店や建物の規模が小さいことを表します。
  • Dengan modal kecil, dia memulai usahanya.
    少ない資本で、彼は事業を始めました。)
    • 解説:量や金額が少ないことにも使えます。

「besar (大きい)」と「kecil (小さい)」はセットで覚えよう!

besar と kecil は、日常会話でも本当によく使われる基本中の基本の対義語ペアです。この2つをセットでしっかり覚えておけば、大きさに関する表現には困らないでしょう。ぜひ、色々な名詞と組み合わせて使ってみてくださいね!

5. ネイティブはこう使う!「besar」のコロケーション(よく使われる単語の組み合わせや熟語)

インドネシア語の単語を一つひとつ覚えるのも大切だけど、実は単語同士の「仲良しコンビ」を知っていると、ぐーんと表現力がアップするんです!それが「コロケーション」。特定の単語とよく一緒に使われる単語の組み合わせのことですね。

besar」にも、ネイティブが日常的によく使うお決まりのフレーズがたくさんあります。これを覚えれば、あなたのインドネシア語がもっと自然に、もっと「それっぽい!」って思われること間違いなしですよ♪

ここでは、基本的な組み合わせから、ちょっと面白い慣用句まで、あなたの会話で役立つ「besar」のコロケーションを厳選してご紹介します!

基本の「キ」!日常でよく使う「besar」の組み合わせ

まずは、これだけは押さえておきたい!という基本的な「besar」のコロケーションを見ていきましょう。どれも日常会話や文章で本当によく見聞きするものばかりですよ。

  • rumah besar (ルマッ ブサール)
    • 意味:大きな家
    • 解説:これはそのままの意味ですね!「私の夢は大きな家に住むことです」なんていう時に使えます。Saya punya mimpi tinggal di rumah besar. (私は大きな家に住む夢を持っています。)
  • kota besar (コタ ブサール)
    • 意味:大都市
    • 解説:「ジャカルタは大都市です」は Jakarta adalah kota besar. のように表現できます。旅行の話や、出身地の話をするときにも便利ですね!
  • keluarga besar (クルアルガ ブサール)
    • 意味:大家族
    • 解説:親戚がたくさんいる、にぎやかな家族を表現するときに使います。「私は大家族の一員です」は Saya bagian dari keluarga besar. と言えます。インドネシアは家族の絆が強いので、この表現もよく耳にしますよ。
  • jalan besar (ジャラン ブサール)
    • 意味:大通り、幹線道路
    • 解説:「大通り沿いに新しいカフェができたよ!」なんていう時に使えます。Ada kafe baru di pinggir jalan besar.
  • suara besar (スアラ ブサール)
    • 意味:大きな声
    • 解説:「彼は声が大きいね」は Dia punya suara besar. のように言います。

これらの組み合わせは、直訳でも意味が通じやすいので、初心者さんでもすぐに覚えられますね!

一歩進んで覚えたい!「besar」を使った面白い熟語・慣用句

次に、単に「大きい」という意味だけでは捉えられない、ちょっと応用的な「besar」の熟語慣用句をご紹介します。これらを使いこなせると、「おっ、この人インドネシア語できるな!」と思われるかも? 😉

  • kepala besar (クパラ ブサール)
    • 直訳:大きな頭
    • 意味:頑固者、わからず屋、偉そうな人、うぬぼれている人
    • 解説:日本語でも「頭が固い」なんて言いますよね。それと似たようなニュアンスで、人の言うことを聞かない頑固な人や、ちょっと偉そうな態度をとる人を指して使います。少しネガティブな意味合いなので、使う相手や場面には注意しましょうね!
      • 例:Jangan jadi orang yang kepala besar ya. (頑固者にならないでね。)
  • besar mulut (ブサール ムルット)
    • 直訳:大きな口
    • 意味:大口をたたく(人)、ほら吹き、おしゃべりな(人)
    • 解説:これもイメージしやすいかもしれませんね!口が大きい=口数が多い、ビッグマウス、という意味合いで使われます。実際にはできないような大きなことを言ったり、秘密を守れず何でも喋ってしまったりする人を指します。
      • 例:Dia dikenal sebagai orang yang besar mulut. (彼はおしゃべりな人として知られている。)
  • besar hati (ブサール ハティ)
    • 直訳:大きな心
    • 意味:寛大な、気前が良い、喜んで、光栄に思う
    • 解説:「心が広い」という日本語の表現に近いですね!ポジティブな意味で使われる熟語です。誰かの親切な申し出に対して「喜んで!」と感謝の気持ちを伝えたい時や、誰かの寛大さを褒めるときに使えます。
      • 例:Saya besar hati menerima bantuan Anda. (あなたのご援助を喜んでお受けします。/ 大変光栄です。)
      • 例:Dia orang yang besar hati, selalu membantu orang lain. (彼はとても寛大な人で、いつも他人を助けています。)

これらの熟語は、直訳だけでは本当の意味が掴みにくいものが多いですよね。でも、言葉の背景にあるイメージを掴むと、意外とすんなり覚えられるかもしれません。

まだまだある!「besar」を使った便利な表現

基本的な組み合わせや面白い熟語以外にも、「besar」を使った便利なインドネシア語表現はたくさんあります。ここでは、特に日常会話で耳にする機会が多いものをいくつかピックアップしました!

  • hari besar (ハリ ブサール)
    • 意味:祝日、祭日、重要な日
    • 解説:「明日は祝日だから学校は休みだよ」なんていう時に使えます。Besok hari besar, jadi sekolah libur. インドネシアの祝日について話すときには必須の表現ですね!
  • masalah besar (マサラー ブサール)
    • 意味:大問題、深刻な問題
    • 解説:「これは大問題だ!」と困った状況を表現する時に使います。Ini masalah besar!
  • pengaruh besar (プンガルゥ ブサール)
    • 意味:大きな影響
    • 解説:「彼の言葉は私に大きな影響を与えた」のように、何かが他に影響を及ぼす度合いが大きいことを示します。Perkataannya memberikan pengaruh besar bagi saya.

これらの表現も、会話の中で自然に使えるようになると、よりスムーズなコミュニケーションが取れるようになりますよ。

besar」を使ったコロケーション、いかがでしたか?✨
最初は覚えるのが大変かもしれませんが、一つひとつ意味やニュアンスを理解しながら、例文と一緒に声に出して練習してみてくださいね。
これらの表現をマスターすれば、あなたのインドネシア語はもっと豊かで自然なものになるはずです!頑張りましょう~!応援しています😊

6. 例文でマスター!「besar」の具体的な使い方

besar」が「大きい」という意味なのはバッチリ覚えましたね!でも、実際にどうやって使い方をすればいいの?って思う方もいるかもしれません。大丈夫です!ここでは、簡単な例文からリアルな会話例まで、たくさんの例文を通して「besar」の使い方をマスターしていきましょう。これを読めば、あなたも「besar」を使いこなせるようになりますよ♪

基本的な使い方:まずはここから!

インドネシア語の基本的な文の形で「besar」を使ってみましょう。とってもシンプルなので、すぐに覚えられますよ!

1. 「~は大きいです」 (主語 + 形容詞)

一番基本的な形です。日本語の「AはBです」のBに形容詞が入るイメージですね。

  • 例文:
    Mobil itu besar.
    (その車は大きいです。)
    • 構文解説: Mobil itu (その車) が主語、besar (大きい) が形容詞です。インドネシア語では、このように主語 + 形容詞というシンプルな形で「~は…です」と表現できます。
    • インドネシア語文法ワンポイント: 日本語と語順が少し違いますね。インドネシア語では、名詞を修飾する形容詞は基本的に名詞の後ろに置かれます。「大きい車」なら mobil besar となります。

2. 「~は大きな…を持っています/飼っています」 (SVO + 形容詞)

今度は、動詞の目的語になる名詞を「besar」で修飾してみましょう。

  • 例文:
    Saya punya anjing besar.
    (私は大きな犬を飼っています。)
    • 構文解説: Saya (私) が主語、punya (持っている、飼っている) が動詞、anjing besar (大きな犬) が目的語です。
    • 単語メモ:
      • punya: 持っている、所有している、飼っている
      • anjing: 犬
    • ここでも anjing (犬) という名詞の後ろに besar (大きい) が来て、「大きな犬」という意味になっていますね!

リアルな会話で「besar」を使ってみよう!

実際の会話ではどんな風に「besar」が使われるのでしょうか?日常でよくあるシーンを覗いてみましょう!

シーン1:お店で服のサイズを尋ねる

お買い物中に「もっと大きいの、ありますか?」って聞きたい時、ありますよね!

  • 会話例:
    • A: Ukuran bajunya bagaimana?
      (服のサイズはどうですか?)
    • B: Yang ini terlalu kecil. Ada yang lebih besar?
      (これは小さすぎます。もっと大きいの、ありますか?)
    • 解説:
      • Ukuran: サイズ
      • baju: 服
      • bagaimana?: どうですか?
      • Yang ini: これ (yang + 指示語で「~なもの」)
      • terlalu: ~すぎる
      • kecil: 小さい (「besar」の対義語)
      • Ada (yang)?: (~は) ありますか?
      • lebih besar: より大きい (比較級)
    • **「lebih besar」**で「もっと大きい」という比較の表現ができるのがポイントです!お店でのお買い物に役立ちそうですね。

シーン2:パーティーの感想を話す

楽しかったパーティーの様子を伝える時にも「besar」が活躍します。

  • 使用例:
    Pesta ulang tahunnya sangat besar dan meriah.
    (彼の/彼女の誕生日パーティーはとても大きくて賑やかだった。)
    • 解説:
      • Pesta ulang tahun: 誕生日パーティー
      • -nya: 彼/彼女の~ (所有を表す接尾辞)
      • sangat: とても (強調)
      • meriah: 賑やかな、盛大な
    • この例文では、パーティーの「規模が大きい」ことと「賑やか」な様子を伝えています。「besar」は物理的な大きさだけでなく、イベントなどの規模の大きさを表すのにも使えます。

もっと知りたい!多様な「besar」の例文

besar」の使い方がだんだん分かってきましたか?ここでは、さらに色々な例文を見て、インドネシア語文法の理解を深めながら「besar」の表現の幅を広げていきましょう!Glosbeなどの辞書サイトでもたくさんの用例が見つかりますよ。(調査結果6参照)

  • 肯定文:
    • Rumah saya cukup besar.
      (私の家は十分に大きいです。)
      • cukup: 十分に、かなり
    • Dia memiliki pengaruh besar dalam perusahaan itu.
      (彼はその会社で大きな影響力を持っています。)
      • memiliki: 持っている (punyaより少しフォーマル)
      • pengaruh: 影響、影響力
      • dalam: ~の中で
      • perusahaan: 会社
      • このように「影響が大きい」といった抽象的な「大きさ」にも使えます。
  • 否定文: 「tidak (ティダッ)」や「bukan (ブカン)」を使って否定します。形容詞の否定は「tidak」を使います。
    • Kamar ini tidak terlalu besar.
      (この部屋はそれほど大きくありません。)
      • Kamar: 部屋
      • tidak terlalu: それほど~ない
    • Masalahnya tidak sebesar yang saya bayangkan.
      (その問題は私が想像したほど大きくなかった。)
      • Masalah: 問題
      • yang saya bayangkan: 私が想像した(もの)
      • sebesar ...: ~と同じくらい大きい、~ほど大きい
  • 疑問文: 文末に「?」をつけ、イントネーションを上げます。「Apakah (アパカ)」を文頭につけると、より丁寧な「はい/いいえ」で答えられる疑問文になります。
    • Apakah rumahmu besar?
      (あなたの家は大きいですか?)
      • -mu: あなたの~ (所有を表す接尾辞)
    • Seberapa besar keinginanmu untuk belajar bahasa Indonesia?
      (インドネシア語を学びたいというあなたの願望はどれくらい大きいですか?)
      • Seberapa besar?: どれくらい大きい? (程度を尋ねる)
      • keinginan: 願望、欲求
      • untuk: ~のために
      • belajar: 学ぶ
      • bahasa Indonesia: インドネシア語
      • 「熱意が大きい」など、気持ちの大きさを表現するのにも使えますね!
  • Glosbe参考例文アレンジ:
    • Itu adalah keputusan besar dalam hidupku. (Glosbeの例文を参考にアレンジ)
      (それは私の人生における大きな決断でした。)
      • keputusan: 決断、決定
      • hidup: 人生、生活
      • -ku: 私の~
    • Kota ini memiliki banyak taman besar yang indah. (Glosbeの例文を参考にアレンジ)
      (この都市にはたくさんの大きくて美しい公園があります。)
      • Kota: 都市、街
      • memiliki: 持っている
      • banyak: たくさんの
      • taman: 公園
      • indah: 美しい

これらの例文を通して、「besar」がいろいろな場面や文脈で使えることがお分かりいただけたでしょうか?「大きい」と言っても、物のサイズだけでなく、規模、影響、問題、願望など、様々な「大きさ」を表現できるのが「besar」の面白いところです。

ぜひ、あなたも身の回りの「大きい」ものをインドネシア語で表現してみてくださいね!

7. 理解度チェック!「besar」チャレンジクイズ(3問)

ここまで「besar」についてたくさんのことを学んできましたね!👩‍🎓
最後に、あなたの理解度確認をするためのインドネシア語テストに挑戦してみましょう。
3問のクイズを通して、「besar」の知識をしっかり定着させて、今後の学習に繋げてくださいね!💪


📝 1問目:基本的な「besar」の意味をマスター!

問題:
「Kamar saya tidak terlalu ( ), tetapi cukup nyaman.」
(私の部屋はあまり広くないけれど、けっこう快適です。)
この( )に最も適切なインドネシア語を選んでください。

(a) kecil
(b) tinggi
(c) besar
(d) sempit

正解と解説を確認する

正解: (c) besar

解説:
やったー!🎉 正解です!
この文は「私の部屋はあまり大きくない(広くない)けれど、けっこう快適です。」という意味ですね。
besar」は「大きい」や「広い」という基本的な意味を持つ形容詞なので、(c)が正解です。
“tidak terlalu besar” で「あまり大きくない」となります。

他の選択肢も見てみましょう。

  • (a) kecil:「小さい」という意味で、「besar」の対義語です。文脈上、「あまり小さくない」だと少し不自然なニュアンスになりますね。
  • (b) tinggi:「高い」という意味の形容詞です。部屋の「広さ」について話しているので、これは合いません。
  • (d) sempit:「狭い」という意味の形容詞です。もし「tidak terlalu sempit」(あまり狭くない)であれば文脈に合う可能性もありますが、「besar」の直接的な理解を問う問題なので、ここでは「besar」が最も適切です。

besar」の基本的な意味「大きい、広い」をしっかり覚えておきましょう!👍


✍️ 2問目:「besarnya」と「terbesar」の使い分け、できるかな?

問題:
「Saya kaget melihat ( ) patung itu.」
(私はその像の大きさに驚きました。)
( )に最も適切な単語を選んでください。

(a) besar
(b) besarnya
(c) terbesar
(d) dibesarkan

正解と解説を確認する

正解: (b) besarnya

解説:
素晴らしい!👏 正解です!
この文は「私はその像の大きさに驚きました。」という意味になります。
besarnya」は「その大きさ」や名詞的に「大きさ」という意味で使われることを、この記事のセクション3「接尾語「-nya」がくっつくと?「besarnya」は「その大きさ」」で学びましたね(調査結果4「Besar vs. Besarnya」参照)。
“melihat besarnya patung itu” で「その像の大きさを見る」となります。

では、他の選択肢はなぜ違うのでしょうか?

  • (a) besar:「大きい」という形容詞です。この文では「大きさ」という名詞的な意味が必要なので、合いません。
  • (c) terbesar:「最も大きい」という最上級意味です(セクション3「接頭語「ter-」で最上級!「terbesar」は「最大」」参照、調査結果9「接頭辞ter-」参照)。例えば「patung terbesar」(一番大きな像)のように使いますが、この文では「~の大きさに」と言いたいので、「besarnya」が適切です。
  • (d) dibesarkan:「大きくされる」という受身形の動詞です。これも文脈に合いませんね。

besar」の派生語、「besarnya」や「terbesar」の使い方は、表現の幅を広げるためにとても大切です!しっかり理解度確認できましたか?😊


🗣️ 3問目:対義語とセットで覚えよう!

問題:
インドネシア語で「大きい声」は “suara besar” と言いますが、「小さい声」は “suara ( )” と言います。
( )に最も適切な単語を選んでください。

(a) rendah
(b) kecil
(c) pendek
(d) muda

正解と解説を確認する

正解: (b) kecil

解説:
お見事!🌟 これで全問正解かな?
この問題は、「besar」が使われる表現(コロケーション)とその対義語に関するものです。
「suara besar」が「大きい声」なので、その対義表現として「小さい声」を考えます。
besar」の対義語は「kecil」(小さい)ですね(セクション4「「小さい」を表す代表選手:kecil (クチル)」参照、調査結果7参照)。なので、「suara kecil」で「小さい声」となり、(b)が正解です。

他の選択肢も確認してみましょう。

  • (a) rendah:「低い」という意味です。「suara rendah」で「低い声」となり、声のトーンについて話すときに使います。声の「大きさ」とは少しニュアンスが異なります。
  • (c) pendek:「短い」という意味です。時間の短さや物の長さに使うので、声の大きさには合いません。
  • (d) muda:「若い」という意味です。これも声の大きさとは関係ありませんね。

対義語をセットで覚えると、語彙力がぐんとアップしますよ!今回のクイズで、「besar」と「kecil」のセット、そして “suara besar” と “suara kecil” という表現もバッチリ覚えられましたね!💫


これで「besar」チャレンジクイズは終了です!全問正解できたかな?
もし間違えちゃった問題があっても大丈夫!😉
解説をしっかり読んで、もう一度記事の該当部分を復習してみてくださいね。
besar」を使いこなして、もっとインドネシア語の表現を豊かにしていきましょう!

まとめ:インドネシア語「besar」をマスターして表現力アップ!

今回は、インドネシア語の基本単語「besar」について、その幅広い意味や正しい発音形容詞としての使い方から「besarnya」「terbesar」といった派生語、さらには「agung」「raya」といった類義語や「kecil」という対義語、そして「kepala besar」のような面白い慣用句まで、盛りだくさんの内容でお届けしました。

besar」は単に「大きい」だけでなく、文脈によって「広い」「偉大な」「重要な」など、実に多様なニュアンスを持つ奥深い単語だということがお分かりいただけたかと思います。

この記事で学んだことを活かして、

  • 基本的な意味とニュアンスを理解する
  • 正しい発音を意識する
  • 品詞や派生語のルールを覚える
  • 類義語・対義語で表現の幅を広げる
  • コロケーションや例文で実践的な使い方を身につける

ことで、あなたのインドネシア語はより自然で、より豊かなものになるはずです。
besar」はインドネシア語学習の初期に学ぶ単語ですが、その奥深さを知ることで、さらに学習意欲が湧いてきたのではないでしょうか。

ぜひ、今日から「besar」を意識して使ってみてくださいね。応援しています! Selamat belajar bahasa Indonesia! (インドネシア語の勉強、頑張ってくださいね!)

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最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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インドネシア語「besar」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

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