インドネシア語「sibuk」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「sibuk」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

「最近なんだか忙しくて…」「今日はやることがいっぱい!」
そんな日常の「忙しい」気持ち、インドネシア語でどう表現するかご存知ですか?

インドネシア語の日常会話で本当によく耳にする単語「sibuk(シブッ)」。なんだか日本語の「忙しい」と響きも似ていて、親近感が湧きますよね。

この記事では、そんな「sibuk」というインドネシア語のキーワードを徹底解説!
基本的な意味やネイティブが使うニュアンス、英語の “busy” や日本語の「忙しい」との違いから、正しい発音、文法的な使い方、さらには便利な関連表現や実践的な例文、理解度をチェックできるクイズまで、盛りだくさんの内容でお届けします。

この記事を読み終える頃には、あなたも「sibuk」を自信を持って使いこなせる「sibukマスター」になっているはず!ぜひ最後までお付き合いくださいね。

目次

「sibuk」とは?~基本の意味・ニュアンス・英語のイメージ~

まずは、「sibuk」が持つ基本的な意味やニュアンス、そして英語の “busy” や私たちが普段使う「忙しい」とどう違うのかを見ていきましょう!これを読めば、「sibuk」の核心にグッと近づけますよ♪

「sibuk」の核となる意味:「忙しい」「多忙である」「手が離せない」

インドネシア語の辞書を引いてみると、sibuk」の主な意味は、日本語の「忙しい」「多忙である」「手が離せないとされています。

イラスト・図解で分かるインドネシア語の「sibuk(忙しい)」のイメージ
イラスト・図解で分かるインドネシア語の「sibuk(忙しい)」のイメージ

仕事や勉強、家事などで「やることがいっぱいで時間がない~!」という、まさにその状況を表すのにピッタリなインドネシア語基本単語です。

例えば、こんな風に使います。

  • Saya sibuk sekali hari ini. (今日はすごく忙しいです。)
  • Maaf, saya sedang sibuk. (ごめんなさい、今ちょっと手が離せないんです。)

日本語の「忙しい」とほぼ同じ感覚で使えるので、覚えやすいですね。

「sibuk」の奥深いニュアンス:ただ忙しいだけじゃない?

でも、「sibuk」が持つ意味は、単に「やることが多くて時間がない」という物理的な忙しさだけではありません。ここが「sibuk」を理解する上で面白いポイントであり、ニュアンスの深さを感じるところです。

sibuk」には、「何かに集中している」「夢中になっている」「没頭している」 という状態を表すニュアンスも含まれることがあるんです。

例えば、大好きな趣味に時間を忘れて没頭している時や、大事なレポート作成に集中していて他のことが考えられない時。周りから見たら「忙しそう」に見えるかもしれませんが、本人はその活動に夢中になっている状態ですよね。そんな時も「sibuk」で表現できます。

  • Dia sibuk dengan hobinya. (彼/彼女は趣味に夢中です。)
  • Anak-anak sibuk bermain. (子供たちは遊ぶのに夢中です。)

このように、必ずしも「仕事で忙殺されている」というネガティブな状況だけでなく、ポジティブな意味合いで「何かに一生懸命取り組んでいる」状態も「sibuk」で表せるのです。
インドネシア人の友人が「Saya sibuk.」と言っていたら、本当に仕事が立て込んでいるのかもしれないし、何か別のことに集中していて今は話しかけられない状況なのかもしれない、と少し幅広く捉えてあげると、よりスムーズなコミュニケーションに繋がるでしょう。

英語の “busy” と比べてみよう

「じゃあ、英語の “busy” とはどう違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。

結論から言うと、「sibuk」と英語の “busy” は、ほとんど同じ意味・感覚で使えます

  • I'm busy. = Saya sibuk.

「忙しい」という状態を表す点では、ほぼイコールと考えて大丈夫です。

ただ、ほんの少しだけ、文化的な背景からくる使い方の「クセ」のようなものがあるかもしれません。例えば、インドネシアは人と人との繋がりをとても大切にする文化があります。そのため、たとえ「sibuk」と言っていても、親しい間柄であれば「少しだけなら時間を作るよ」と融通を利かせてくれることもあるかもしれません。(これはあくまで一般的な傾向で、人によりますが!)

基本的には、英語の “busy” と同じように「忙しい」「手が離せない」という意味で理解しておけば、コミュニケーションで困ることは少ないでしょう。

日本人が使う「忙しい」との違い:文化的な使い方の違いを知っておこう

さて、ここで私たち日本人にとって興味深い比較をしてみたいと思います。それは、日本人が使う「忙しい」と、インドネシア人が使う「sibuk」の間に見られるかもしれない、ちょっとした文化的な使い方の違いについてです。

日本では、相手に何かを頼まれたり、誘われたりした時に、断るためのクッション言葉として「ごめん、今ちょっと忙しくて…」と、社交辞令的に「忙しい」と言うことがありますよね。実際にはそこまで手が離せない状況じゃなくても、相手に気を遣って、角が立たないように使う便利なフレーズとして定着しています。

一方、インドネシア人が「sibuk」と言う時は、多くの場合、本当に何かしら手が離せない状況であることや、何かに集中している状態を指すことが多いようです。もちろん、これはあくまで一般的な傾向であり、人によって個人差はあります。ただ、日本人のように頻繁に社交辞令として「sibuk」を使うことは、相対的に少ないかもしれません。

もちろん、これは「インドネシア人は絶対に社交辞令で sibuk と言わない!」という意味ではありません。あくまで、言葉の使われ方には文化的な背景が影響することがある、という一つの視点として、頭の片隅に置いておくと、インドネシア語ニュアンス理解がより深まるはずですよ。

このセクションでは、「sibuk」というインドネシア語基本単語が持つ核となる意味、そして単に「忙しい」だけではない奥深いニュアンス、さらには英語 busy や日本語の「忙しい」との比較について解説しました。
次のセクションでは、この「sibuk」の正しい発音について見ていきましょう!

ネイティブに近い発音を身につける!「sibuk」の発音ガイド

インドネシア語の単語を覚えるとき、意味や使い方だけでなく、正しい発音も一緒にマスターしたいですよね!特に「sibuk(忙しい)」は日常会話でよく使う単語なので、キレイな発音で言えるとコミュニケーションがもっとスムーズになりますよ♪

ここでは、「sibuk」のネイティブ発音に近い発音を身につけるためのポイントを、分かりやすく解説していきます。カタカナ表記も載せますが、あくまで目安として、ぜひ実際のインドネシア語 音声を聞きながら練習してみてくださいね。

発音記号 (IPA) とカタカナでの読み方

まずは、「sibuk」の発音記号と、日本語に近いカタカナでの読み方を見ていきましょう。

  • 発音記号 (IPA): /’sibuk̚/
    • 国際音声記号 (IPA) ではこのように表記されます。最後の  がポイントです。ちょっと難しく感じるかもしれませんが、コツを押さえれば大丈夫!
  • カタカナでの発音: 「シブック」 または 「シブッ

【超重要ポイント!】末尾の “k” の音に注意!

カタカナで「シブック」と書くと、最後の「ク」を日本語の「ク」と同じように母音の「ウ」まではっきり発音してしまいがちですが、ここが大きな違いなんです!

インドネシア語の単語の末尾に来る “k” は、**はっきりと「ク」と母音の「ウ」を発音せず、息を喉で止めるような音(内破音または無開放閉鎖音と言います)**になります。イメージとしては、「シブッ」と書いた時の最後の小さい「ッ」のように、音を出す直前でピタッと息を止める感じです。

「ブック」と言うときの最後の「ク」ではなく、「あっ!」と驚いた時に喉が締まる感覚や、咳払いをする直前の喉の形に近いかもしれません。

(♪音声で確認してみましょう!)

インドネシア語「sibuk」の発音

アクセントはどこ?

sibuk」のアクセントは、通常、最後から2番目の音節に置かれます。

  • si – BU – k (シ –  – ッ)

「BU」の音を少し強く、気持ち長めに発音するようなイメージです。ただし、あまり意識しすぎず、単語全体が自然な流れで発音できるように心がけましょう。

地域による発音の違いは?

インドネシアは非常に広い国で多様な言語や方言が存在しますが、「sibuk」の発音に関しては、標準的なインドネシア語(Bahasa Indonesia baku)では顕著な地域差はあまり報告されていません。ここで紹介している発音は、ジャカルタなどで話される一般的なものですので、安心して練習してくださいね。

ネイティブ発音に近づく!3つのコツ

日本人が「sibuk」をよりネイティブっぽく発音するためのコツを3つご紹介します。これらを意識して練習すれば、ぐっと自然なインドネシア語に近づけますよ!

インドネシア語「sibuk」の発音
  1. コツ①:最後の “k” は「飲み込む」ように、あるいは「息を止める」!
    • 何度も言いますが、これが最重要ポイント!最後の “k” は、日本語の「ク」のように母音の /u/ を伴って発音しません。
    • 練習方法:
      1. まず「シブ」まではっきり言います。
      2. 次に、口の形だけ「ク」を発音する直前の状態(舌の後ろの部分を口の奥の天井「軟口蓋」につける)にしますが、声は出さずに喉の奥で息を「クッ」と止めてみてください。
      3. 「シブッ(息を止める)」という感じです。この「ッ」が “k” の音のイメージです。音が外に漏れないように、内側で止める感覚です。
    • NG例:「シブックゥ」と最後に「ク」の母音がはっきり聞こえてしまう。
    • OK例:「シブッ」(最後の音はほとんど聞こえないか、ごくわずかな息の閉鎖音)
  2. コツ②:「i」と「u」の母音も意識して!
    • “i” (si の音): 日本語の「イ」よりも、少し口を左右にしっかりと引いて、ハッキリと「イ」と発音しましょう。英語の “see” の “ee” に近いイメージです。
    • “u” (bu の音): 日本語の「ウ」よりも、唇をしっかり丸めて前に突き出すようにして「ウ」と発音します。口笛を吹くときのような口の形を意識してみてください。英語の “boot” の “oo” に近いです。
    • これらの母音を正確に発音することで、よりインドネシア語らしい響きになります。
  3. コツ③:アクセントを意識して、流れるように!
    • 「si-BU-k」のアクセントを意識しつつ、単語全体が途切れないように、滑らかに発音練習してみましょう。
    • 最初はゆっくりでも良いので、一つ一つの音とアクセント、そして最後の “k” の処理を丁寧に行い、慣れてきたら少しずつスピードを上げてみてください。

これらのコツを意識しながら、何度も声に出して練習することが「sibuk」の「ネイティブ発音」習得への近道です。鏡で口の形を確認しながら練習するのも効果的ですよ!頑張ってくださいね!

文法もしっかり理解!「sibuk」の品詞と関連する形

インドネシア語の単語を使いこなすには、その単語が文の中でどんな役割をするのか、つまり「品詞」を知っておくことが大切です。「sibuk」も、ただ「忙しい」と覚えるだけでなく、インドネシア語 文法における特徴を理解すると、もっと自然なインドネシア語が話せるようになりますよ。

ここでは、「sibuk」の品詞と、そこから広がる言葉の仲間たち(派生語)について、分かりやすく解説していきますね。「インドネシア語 文法って難しそう…」と感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば大丈夫!一緒に見ていきましょう。

「sibuk」の品詞は? 基本は「形容詞」

まず、インドネシア語の「sibuk」の基本的な品詞は「形容詞」です。

形容詞とは、人や物の状態や性質を表す言葉のこと。「忙しい」という状態を表す「sibuk」は、まさに形容詞の代表選手なんです。

例えば、

  • Saya sibuk. (私は忙しいです。)
  • Hari ini sangat sibuk. (今日はとても忙しい日です。)

このように、名詞を修飾したり、述語になったりして使われます。

「sibuk」は言葉のタネ!「語幹」としての役割

そして、「sibuk」という単語は、それ自体で意味を持つと同時に、他の言葉の元となる「語幹(ごかん)」としての役割も持っています。
語幹というのは、言葉の「キホンの形」のようなもの。この「sibuk」に、日本語の「お~」「ご~」のような接頭語(単語の前につくもの)や、「~的」「~さ」のような接尾語(単語の後ろにつくもの)がつくと、品詞が変わったり、意味が少し変化したりするんですよ。

なんだかパズルのようで面白いですよね!では、具体的にどんな仲間たちがいるのか見ていきましょう。

接頭語・接尾語がついた仲間たち:もっと「sibuk」を使いこなそう!

sibuk」という語幹に特定のパーツ(接頭語接尾語)がくっつくと、新しい意味の単語が生まれます。ここでは、日常会話でもよく使われる代表的なものを2つご紹介しますね。

1. 【動詞】menyibukkan (ムニュイブッカン):~を忙しくさせる、~に没頭する

sibuk」に接頭語「meN-」がつくと、「menyibukkan」という動詞に変わります。
「meN-」は、語幹を動詞にする働きがある代表的な接頭語です。
menyibukkan」には、主に次のような意味があります。

  • ~を忙しくさせる、~に手間をかけさせる
  • (自分自身を)~に没頭させる、~で自分を忙しくする

例文を見てみましょう!

  • Dia **menyibukkan** diri dengan pekerjaan rumah.
    (ディア ムニュイブッカン ディリ ドゥンガン プクルジャアン ルマー)
    意味:彼女は家事で(自分を)忙しくしている。/ 彼女は家事に没頭している。この例文では、「diri (ディリ) = 自分自身」を目的語にとり、「家事 (pekerjaan rumah) で自分自身を忙しくさせている」というニュアンスです。何かに一生懸命取り組んでいる様子が伝わってきますね。「menyibukkan diri」で「~に没頭する」「~で忙しくする」という決まり文句としてもよく使われます。
  • Jangan **menyibukkan** saya dengan hal-hal sepele.
    (ジャンガン ムニュイブッカン サヤ ドゥンガン ハルハル スペレ)
    意味:些細なことで私を忙しくさせないで。/ 些細なことで私を煩わせないで。こちらは、「私 (saya) を忙しくさせないで」という意味。誰かに何かを頼まれて、ちょっと困っているような状況で使えそうですね。

このように、「menyibukkan」を使うと、「誰かが何かを忙しくさせている」または「誰かが何かに没頭して忙しくしている」という能動的な状況を表現できます。

2. 【名詞】kesibukan (クスィブカン):忙しさ、多忙

次に、「sibuk」に接頭語「ke-」と接尾語「-an」が同時につくと、「kesibukan」という名詞に変わります。
「ke- … -an」という組み合わせは、形容詞や動詞を名詞化する働きがあり、「~であること」「~の状態」といった抽象的な意味を表すことが多いです。
kesibukan」は、まさに「忙しさ」や「多忙」そのものを指す名詞です。

例文を見てみましょう!

  • Saya mengerti **kesibukan** Anda.
    (サヤ ムングルティ クスィブカン アンダ)
    意味:あなたの忙しさは理解しています。相手がとても忙しい状況にあることを理解し、気遣う一言ですね。「Anda (アンダ) = あなた」の「kesibukan (忙しさ)」を「mengerti (ムングルティ) = 理解する」という意味です。
  • Di tengah **kesibukan**, dia masih menyempatkan diri untuk olahraga.
    (ディ トゥンガ クスィブカン、ディア マシ ムニュンパットゥカン ディリ ウントゥック オララガ)
    意味:忙しい中、彼はまだ運動する時間を作っている。/ 忙しさの合間を縫って、彼は運動をしている。di tengah kesibukan」で「忙しさの真っ只中で」「忙しい合間にも」という意味のフレーズになります。仕事や勉強でどんなに忙しくても、自分の時間を作って何かをしている人を表現するときに使えますね。

kesibukan」は、「忙しいこと」そのものを話題にしたいときに便利な名詞です。

その他の関連する仲間たち

実は、「sibuk」から派生する言葉は他にもいくつかありますが、まずはこの動詞 menyibukkan と名詞 kesibukan をしっかり覚えておけば、日常会話での表現の幅がぐっと広がりますよ。

「sibuk」の他の顔? 副詞のようにも使える?

sibuk」の基本的な品詞形容詞だとお伝えしましたが、文の中での使われ方によっては、日本語の「忙しく~する」のように、動詞の様子を詳しく説明する副詞のような働きをすることがあります。

例えば、

  • Dia bekerja **sibuk** sepanjang hari.
    (ディア ブクルジャ スィブッ スパンジャン ハリ)
    意味:彼は一日中忙しく働いた。

この文では、「sibuk」が「bekerja (働く)」という動詞が「どんなふうに」行われたのかを説明していますよね。文法的に「sibuk」が副詞に変化したわけではありませんが、形容詞がこのように動詞を修飾する形で使われることもある、と覚えておくと便利です。インドネシア語では、形容詞が動詞を修飾する際、特に接辞などをつけずにそのままの形で使われることがあります。

ただし、これはあくまで「形容詞が副詞的に機能している」というだけで、「sibuk」自体が副詞という品詞に変わるわけではない点に注意してくださいね。


このように、「sibuk」という一つの形容詞も、語幹として接頭語接尾語と結びつくことで、menyibukkan(動詞)やkesibukan(名詞)といった異なる品詞の言葉に姿を変え、表現の幅を広げてくれます。

それぞれの意味と使い方を例文と一緒に覚えることで、あなたのインドネシア語はもっと豊かになりますよ!

「sibuk」の基本情報とイメージ図で全体像を掴む!

インドネシア語の単語って、一つひとつ意味を覚えるのも大切ですけど、どんな場面で使われるのか、その「イメージ」を掴むことって、実はとっても大事なんですよね。特に形容詞は、具体的な状況と結びつけるとグッと理解が深まります。

このセクションでは、インドネシア語で「忙しい」を表す基本単語「sibuk(シブッ)」について、まずはその全体像をイメージで捉えていきましょう! インドネシア語の「sibuk」がどんな文脈で使われるのか、ビジュアル化してスッキリ理解しちゃいましょう♪

「sibuk」ってどんな意味?基本をおさらい!

これまでのセクションでも触れてきましたが、「sibuk」はインドネシア語で「忙しい」「多忙な」といった状態を表す、とっても基本的な形容詞です。「あ~、今日はやることがいっぱい!」「最近なんだかバタバタしてる…」そんなあなたの「忙しい」気持ちを表現するのにピッタリのインドネシア語の単語なんですよ。

日常生活でもビジネスシーンでも頻繁に登場するので、しっかり押さえておきたいですね!

イラスト・図解で分かるインドネシア語の「sibuk(忙しい)」のイメージ
イラスト・図解で分かるインドネシア語の「sibuk(忙しい)」のイメージ

お仕事でsibuk!

  • たくさんの会議 (rapat – ラパット) が入っていて忙しい。
  • 大切な締め切り (tenggat waktu – トゥンガット ワクトゥ) に追われていて目が回るほど忙しい。
  • 新しいプロジェクト (proyek – プロイェック) で残業続き…なんて時もまさに「sibuk」です。
  • 勉強でsibuk!
    • 明日は試験 (ujian – ウジアン) !徹夜で勉強していて忙しい。
    • なかなか終わらないレポート (laporan – ラポラン) の作成に追われていて忙しい。
  • 家事でsibuk!
    • 毎日の料理 (memasak – ムマサッ) や掃除 (membersihkan – ムンブルシカン) 、洗濯物もたたまなきゃ!と忙しい。
    • 小さなお子さんがいるママは、育児 (mengurus anak – ムングルス アナッ) で息つく暇もないくらい「sibuk」ですよね。
  • 何かの準備でsibuk!
    • 楽しみにしている旅行 (perjalanan – プルジャラナン) の準備で、あれこれ用意していて意外と忙しい。
    • 結婚式やパーティーなど、大切なイベント (acara – アチャラ) の準備にてんてこ舞いで忙しい。
  • 趣味に没頭してsibuk!
    • 大好きな趣味 (hobi – ホビ) に時間を忘れて没頭していて、電話にも出られないくらい、ある意味「忙しい」状態。

もちろん、これらはあくまで一例です。「やらなきゃいけないことが多い」「何かに追われている感じ」「時間に全く余裕がない」…そんな状況全般で「sibuk」は活躍します。

この基本的な「sibuk」のイメージを頭に入れておくと、これからご紹介する詳しい使い方やたくさんの例文も、きっと「なるほど!」と、すんなり頭に入ってくるはずですよ!

似ているけどどう違う?「sibuk」の関連語(類義語・対義語)

インドネシア語で「忙しい」を表す「sibuk」ですが、似たような状況で使われる言葉や、反対の意味を持つ言葉も一緒に覚えておくと、表現の幅がぐっと広がりますよ。ここでは、「sibuk」の代表的な類義語対義語をピックアップして、それぞれのニュアンスの違いや使い分けのポイントを例文付きで見ていきましょう!インドネシア語 単語比較をしながら、理解を深めてくださいね。

「sibuk」の類義語:repot – 手間がかかって忙しい

sibuk」と似た意味で使われる単語に repot(レポット) があります。

repot は、「手間がかかる」「面倒な」「厄介な」といったニュアンスが強く、その結果として「忙しい」「バタバタしている」状態を表す言葉です。「sibuk」が単に「多くのことで忙しい」状態を指すのに対し、repot は**「何かしらの具体的なタスクや状況によって、手間や面倒を感じている」**という気持ちが含まれるのがポイント。日本語の「手が離せない」「てんてこ舞い」「骨が折れる」に近いかもしれません。

sibuk と repot の使い分けポイント

  • sibuk: スケジュールが詰まっている、やることがたくさんあるなど、客観的な忙しさを表すことが多い。
    • 例:会議が多くてsibukだ。仕事に追われてsibukだ。
  • repot: 具体的な作業や状況に対して「手間がかかるなぁ」「面倒だなぁ」と感じつつ、その結果として忙しい状態。話し手の主観的な負担感がより強く表現される。
    • 例:引っ越しの準備で荷造りが多くて大変だからrepotだ。子供の世話で一日中バタバタしてrepotだ。

例文でニュアンスを掴もう!

  1. Maaf, saya agak repot sekarang karena sedang menyiapkan presentasi untuk besok.
    (ごめんなさい、明日のプレゼンの準備をしていて、今ちょっと手が離せないんです。/ 少しバタバタしているんです。)
    • プレゼン準備という具体的なタスクがあり、それに手間取っている(面倒だと感じている、あるいは細々した作業が多い)ニュアンスが伝わりますね。単に sibuk と言うよりも、状況が具体的にイメージできます。
  2. Tidak usah repot-repot, saya bisa melakukannya sendiri.
    (どうぞお構いなく(面倒をかけなくても大丈夫です)、自分でできますから。/ わざわざお手数をかけなくても大丈夫です。)
    • これは決まり文句のような表現で、「相手に手間をかけさせたくない」「面倒な思いをさせたくない」という気持ちを表します。「わざわざ面倒なことをしなくてもいいですよ」という意味合いです。
  3. Pagi ini repot sekali, anak saya tidak mau bangun tidur.
    (今朝はすごくバタバタしたの、子供がなかなか起きてくれなくて。)
    • 子供が起きないという具体的な状況によって、朝の準備がスムーズに進まず「手間取った」「面倒だった」結果、忙しかった、という感じですね。

このように、repot を使うと、単に忙しいだけでなく、その背景にある「手間」や「面倒」といった感情も伝えることができます。「sibuk」よりも、話し手の主観的な負担感が表現されることが多いです。

「sibuk」の対義語 – ゆとりがある状態を表す言葉

忙しい「sibuk」とは反対に、時間や心にゆとりがある状態を表すインドネシア語も見ていきましょう。代表的なものに santai と luang があります。

santai(サンタイ) – リラックスしている、くつろいでいる、のんびりした

santai は、**「リラックスしている」「のんびりしている」「くつろいでいる」「気楽な」**といった、心身ともにゆったりと落ち着いている状態を表します。「忙しくない」というだけでなく、精神的な余裕や、堅苦しくない雰囲気が感じられる言葉です。日本語の「まったりする」「のんびりする」「カジュアルな」に近いニュアンスですね。

例文で使い方をチェック!

  1. Hari ini tidak ada janji, jadi saya mau santai di rumah saja.
    (今日は何の約束もないから、家でゆっくりしたいな。/ 家でのんびり過ごすつもりです。)
    • sibuk」な状態とは真逆で、予定がなく、家でのんびり過ごす様子が目に浮かびますね。
  2. Setelah ujian selesai, akhirnya bisa santai.
    (試験が終わって、やっとリラックスできるよ。/ やっとのんびりできる。)
    • 緊張状態から解放されて、ホッと一息ついている感じです。
  3. Suasananya santai sekali di kafe ini.
    (このカフェ、すごく落ち着いた(くつろげる/リラックスできる)雰囲気だね。)
    • 人だけでなく、場所の雰囲気に対しても使えます。「くつろげる雰囲気」「カジュアルな雰囲気」といった意味合いです。

santai は、焦ったり、何かに追われたりしていない、穏やかで平和な状態や、堅苦しくない様子をイメージすると分かりやすいですよ。

luang / waktu luang(ルアン / ワクトゥ ルアン) – 暇な時間がある、空いている

luang は、「(時間が)空いている」「暇な」「空きがある」 という意味で、特に時間に余裕がある状態を指します。名詞の waktu(時間)と合わせて waktu luang とすると**「暇な時間」「自由時間」「空き時間」**という意味になり、非常によく使われる表現です。

santai が精神的なリラックス感や雰囲気にも焦点があるのに対し、luang は主に**「スケジュールが空いている」「何もすることがない時間がある」**という、時間的な余裕や空間的な「空き」に焦点があります。

例文で使い方をチェック!

  1. Apakah kamu ada waktu luang akhir pekan ini?
    (今週末、空いている時間はありますか?/ 暇な時間はありますか?)
    • 相手のスケジュールが空いているかどうかを尋ねる定番のフレーズです。「sibuk」ではない状態、つまり予定が入っていない時間があるかを聞いています。
  2. Saya suka membaca buku di waktu luang.
    (私は暇な時(自由時間)に本を読むのが好きです。)
    • 「waktu sibuk(忙しい時間)」ではなく、「waktu luang(空いている時間)」の過ごし方について話していますね。
  3. Kalau ada kamar yang luang, saya mau pesan.
    (もし空いている部屋があれば、予約したいです。)
    • 時間だけでなく、ホテルの部屋などが「空いている」場合にも luang を使うことができます。この場合は「利用可能な」「空室の」といったニュアンスです。

luang や waktu luang は、「sibuk」でスケジュールが埋まっている状態とは対照的に、自由に使える時間があることや、物理的なスペースが空いていることを表します。

このように、類義語対義語を一緒に覚えることで、「sibuk」という単語の輪郭がよりはっきりとし、インドネシア語の表現力も豊かになりますね。ぜひ、それぞれの単語が持つ微妙なニュアンスの違いを意識しながら、実際の会話で使ってみてください!

実践で使える!「sibuk」のコロケーションと豊富な例文

インドネシア語で「忙しい」と伝えたい時、基本単語「sibuk」はとっても便利!でも、もっと自然で豊かな表現ができたら、インドネシア語会話も弾みますよね。ここでは、「sibuk」を使った便利なフレーズ(コロケーション)と、日常の様々なシーンで使えるリアルな例文をたっぷりご紹介します。使い方文法のポイントも押さえながら、あなたも「sibuk」マスターに近づきましょう!

1. 「sibuk」の便利なコロケーション集:忙しさの度合いや内容を表現しよう!

sibuk」は、他の単語と組み合わせることで、忙しさのニュアンスをより豊かに表現できます。まずは、よく使われるコロケーションを見ていきましょう!

  • sangat sibuk (サンガット シブック): とても忙しい
    • sangat」は「とても、非常に」という意味の副詞。忙しさの度合いが強いことを表します。
    • 例文:
      • Hari ini saya **sangat sibuk** dengan persiapan presentasi.
        (今日はプレゼンの準備でとても忙しいです。)
      • Dia **sangat sibuk** akhir-akhir ini, jarang ada waktu luang.
        (彼女は最近とても忙しくて、なかなか自由な時間がないの。)
  • agak sibuk (アガッ シブック): 少し忙しい、ちょっと忙しい
    • agak」は「少し、やや、いくぶん」という意味。控えめに忙しさを伝えたい時に便利です。
    • 例文:
      • Maaf, saya **agak sibuk** sekarang. Bisa tunggu sebentar?
        (ごめんなさい、今ちょっと忙しいんです。少し待ってもらえますか?)
      • Minggu ini **agak sibuk** karena ada banyak acara keluarga.
        (今週は家族の行事が多くて少し忙しいの。)
  • sibuk sekali (シブック スカリ): 非常に忙しい、すごく忙しい
    • sekali」は形容詞の後ろについて「非常に、とても、すごく」という意味を強調します。「sangat sibuk」とほぼ同じ意味で使われますが、より口語的な響きがあります。
    • 例文:
      • Aduh, kerjaan numpuk! **Sibuk sekali** hari ini!
        (あー、仕事が山積み!今日はめちゃくちゃ忙しい!)
      • Menjelang Lebaran, semua orang tampak **sibuk sekali**.
        (レバラン(断食明け大祭)が近づくと、みんなすごく忙しそうだね。)
        • [ニュアンス補足] レバラン前は、多くの人が大掃除や買い出し、帰省準備などで本当に忙しくなります。そんな様子を表すのにピッタリな表現です。
  • sibuk dengan pekerjaan (シブック ドゥガン プクルジャアン): 仕事で忙しい
    • dengan」は「~で、~と(共に)、~を使って」という意味の前置詞。「何で忙しいのか」を具体的に示すことができます。「pekerjaan」は「仕事」です。
    • 例文:
      • Saya tidak bisa ikut arisan bulan ini, lagi **sibuk dengan pekerjaan** kantor.
        (今月のアルisan(無尽講)には参加できないの、会社の仕事で忙しくて。)
        • [文化的背景] 「arisan」はインドネシアで一般的な、お金を出し合って定期的に集まる互助会のようなものです。親しい友人や同僚、近所の人たちと行うことが多い社交の場でもあります。
      • Dia sedang **sibuk dengan pekerjaan** rumah tangga.
        (彼女は家事で忙しいの。)
  • sibuk belajar (シブック ブラジャール): 勉強で忙しい
    • belajar」は「勉強する」という意味の動詞。こちらも「何で忙しいか」を具体的に示します。
    • 例文:
      • Anak saya lagi **sibuk belajar** untuk ujian akhir semester.
        (うちの子、期末試験のために勉強で忙しいのよ。)
      • Maaf, aku tidak bisa ikut main, besok ada tes jadi harus **sibuk belajar**.
        (ごめん、遊びに行けないんだ。明日テストだから勉強で忙しいんだ。)
  • pura-pura sibuk (プラプラ シブック): 忙しいふりをする
    • 「pura-pura」は「~のふりをする」という意味。本当は忙しくないけれど、忙しいように見せかける状況で使います。ちょっとユーモラスな響きもありますね。
    • 例文:
      • Dia **pura-pura sibuk** saat atasannya lewat.
        (彼は上司が通りかかると忙しいふりをするんだ。)
      • Saya malas ikut rapat, jadi saya **pura-pura sibuk** saja.
        (会議に出るのが面倒だから、忙しいふりをしちゃった。)
        • [ニュアンス補足] ちょっとサボりたい時や、気乗りしない誘いを断りたい時に、心の中で思う(あるいは親しい人にこっそり言う)ようなセリフですね。

2. 基本的な文法をおさらい!「sibuk」を使った簡単フレーズ

sibuk」は形容詞なので、文法はとてもシンプル。基本的な使い方をマスターしましょう!

  • Saya sibuk hari ini. (サヤ シブック ハリ イニ) – 私は今日忙しいです。
    • 構文: S (主語) + sibuk (形容詞) + (Keterangan Waktu – 時を表す副詞句)
    • 文法のポイント: インドネシア語の形容詞は、日本語の「~は~です」の「です」にあたるbe動詞(例:英語のam, is, are)がなくても述語になれます。とってもシンプルですよね!主語の後にそのまま形容詞を置くことができます。
    • 他の例文:
      • Dia sibuk. (彼/彼女は忙しいです。)
      • Mereka sibuk. (彼らは忙しいです。)
      • Warung itu selalu sibuk. (そのワルン(屋台/小さな店)はいつも混んでいる/繁盛している。)
        • [ニュアンス補足] 「sibuk」は人だけでなく、場所が「賑わっている」「繁盛していて人が多い」という意味でも使われます。
  • Apakah Anda sibuk? (アパカ アンダ シブック) – あなたは忙しいですか?
    • 構文: Apakah + S (主語) + sibuk (形容詞)?
    • 文法のポイント: 質問文を作るときは、文頭に「Apakah」を置くのが基本です。「Apakah」は英語の “Do you…?” や “Are you…?” のような役割を果たし、答えは “Ya (はい)” または “Tidak/Bukan (いいえ)” となります。「Apakah」を省略して、文末のイントネーションを上げるだけでも質問になります (例: Anda sibuk?) が、「Apakah」を付けた方が丁寧な印象になります。
    • 他の例文:
      • Apakah dia sibuk besok? (彼/彼女は明日忙しいですか?)
      • Kelihatannya kamu sibuk sekali, ada yang bisa saya bantu? (とても忙しそうだけど、何か手伝えることはある?)
        • [ニュアンス補足] 「Kelihatannya~」は「~みたいだね、~そうだね」という意味。相手を気遣う優しい一言です。「ada yang bisa saya bantu?」は「何かお手伝いできることはありますか?」という親切な申し出です。

3. シーン別!リアルな日常会話で「sibuk」を使ってみよう

さあ、いよいよ実践編です!日常の様々なシーンで「sibuk」がどのように使われるのか、リアルな会話例を通して見ていきましょう。日本人女性が共感しやすいシチュエーションを多く集めてみました。

友人との会話

  • 週末のランチの誘いを、やんわり断りたい時
    • A: Hai, Hana! Akhir pekan ini kita makan siang bareng yuk? Ada kafe baru yang lucu, lho!
      (やっほー、ハナ!今週末、一緒にランチしない?新しい可愛いカフェができたんだよ!)
    • B: Wah, seru banget kedengarannya! Tapi maaf ya, minggu ini aku **agak sibuk** nih, ada beberapa urusan yang harus diselesaikan. Mungkin lain kali?
      (わー、すっごく楽しそう!でもごめんね、今週はちょっと忙しくて、いくつか片付けなきゃいけない用事があるんだ。また今度でもいいかな?)
      • [ポイント] 「agak sibuk」で「少し忙しい」と伝えつつ、「mungkin lain kali? (また今度でもいいかな?)」と付け加えることで、相手への配慮を示せます。日本語の「ちょっと立て込んでて…」に近いニュアンスです。
  • 最近なんだか忙しそうな友人を気遣う時
    • A: Kamu kelihatan **sibuk sekali** belakangan ini. Ada proyek besar di kantor?
      (最近すごく忙しそうだね。会社で大きなプロジェクトでもあるの?)
    • B: Iya nih, lagi kejar deadline. Tapi seru kok, banyak hal baru yang bisa dipelajari.
      (そうなの、締め切りに追われてて。でも楽しいよ、新しいことをたくさん学べるし。)
      • [ポイント] 「belakangan ini」は「最近、このところ」。「kelihatan ~ sekali」で「すごく~に見える」と、相手の様子を具体的に伝えられます。
  • 久しぶりに会う友人に、最近の状況を伝える時(ポジティブな忙しさ)
    • A: Lama tidak bertemu! Apa kabar?
      (久しぶり!元気だった?)
    • B: Baik! Aku sekarang lagi **sibuk** kursus bahasa Korea dan persiapan pindahan rumah, jadi lumayan padat harinya. Tapi menyenangkan kok!
      (元気だよ!私、今韓国語のレッスンと引っ越しの準備で忙しくて、結構毎日が充実してるんだ。でも楽しいよ!)
      • [ポイント] 「sibuk」の後に「dengan ~ (~で)」や、動詞を続けて「~していて忙しい」と理由を続けることで、どんなことで忙しいのか具体的に伝えられます。「menyenangkan kok! (楽しいよ!)」と加えることで、ポジティブなニュアンスになりますね。「lumayan padat harinya」は「毎日がまあまあ詰まっている」という感じです。
  • ちょっと愚痴っぽく、忙しさを共有したい時
    • A: Duh, aku **sangat sibuk** minggu ini. Rasanya waktu 24 jam nggak cukup!
      (あー、今週めっちゃ忙しい。24時間じゃ足りないって感じ!)
    • B: Aku tahu perasaanmu! Aku juga sama, pekerjaan rumah tangga dan antar jemput anak bikin nggak ada waktu istirahat.
      (その気持ちわかる!私も同じだよ、家事と子供の送り迎えで休む暇もないわ。)
      • [ポイント] 「Duh」は「あーあ」「やれやれ」「もう!」といった感嘆詞。共感を求める時にも使えますね。「Rasanya waktu 24 jam nggak cukup!」は「24時間じゃ足りない気がする!」という、忙しい時のあるあるな感情表現です。

仕事の場面

  • 同僚から手伝いを頼まれたけれど、すぐには対応できない時
    • A: Rina-san, bisa bantu saya cek laporan ini sebentar?
      (リナさん、この報告書をちょっとチェックするの手伝ってもらえますか?)
    • B: Tentu, tapi boleh setelah saya selesaikan email ini dulu? Sekarang saya lagi **agak sibuk**. Kira-kira 10 menit lagi selesai.
      (もちろん、でもこのメールを終わらせてからでもいいですか?今、ちょっと手が離せないんです。だいたいあと10分くらいで終わります。)
      • [ポイント] 「Tentu (もちろん)」と一度は受け入れる姿勢を見せつつ、「tapi (でも)」で条件を伝える丁寧な断り方です。「lagi agak sibuk」で「今ちょうど少し忙しい」というニュアンス。「Kira-kira 10 menit lagi selesai (だいたいあと10分で終わります)」と具体的な時間を伝えることで、相手も安心できます。
  • 上司に「今、大丈夫?」と聞かれて、正直に状況を伝える時
    • 上司: Sari, kamu lagi **sibuk**? Ada yang mau saya bicarakan sebentar.
      (サリさん、今忙しい?ちょっと話したいことがあるんだけど。)
    • Sari (手が空いている場合): Tidak terlalu, Pak/Bu. Ada apa ya?
      (いえ、それほどでも。どうなさいましたか?)
    • Sari (本当に忙しい場合): Maaf Pak/Bu, saat ini saya sedang **sibuk** menyelesaikan laporan ini, targetnya sebentar lagi. Apakah bisa menunggu sekitar 30 menit? Atau ada hal yang mendesak?
      (申し訳ありません、部長/課長。ただいまこの報告書の仕上げで立て込んでおりまして、締め切りが迫っております。30分ほどお待ちいただけますでしょうか?それとも何かお急ぎの件でしょうか?)
      • [ポイント] 「Tidak terlalu (それほどでもない)」は便利な表現。もし本当に手が離せない場合は、正直に伝え、いつなら時間が取れるか代替案を提示したり、相手の要件の緊急度を確認するのがスマートです。「Pak (男性上司へ)」「Bu (女性上司へ)」を忘れずに。
  • 会議の日程調整で、自分の都合を伝える時
    • A: Bagaimana kalau rapatnya kita adakan hari Rabu jam 10 pagi?
      (会議、水曜日の午前10時からにするのはどうでしょう?)
    • B: Maaf, hari Rabu pagi saya sudah ada janji lain dan sepertinya akan **sibuk sekali**. Bagaimana kalau hari Kamis jam 2 siang?
      (すみません、水曜の午前は別の約束があって、かなり忙しくなりそうなんです。木曜日の午後2時ではいかがでしょうか?)
      • [ポイント] 「sepertinya akan sibuk sekali (かなり忙しくなりそうです)」と予測を伝えることで、角が立たないように断れます。代替案を提示するのも大切ですね。

その他の日常シーン

  • 子供のことでバタバタしているお母さん
    • 友人: Mau ikut arisan di rumahku minggu depan?
      (来週、うちでアルisanしない?)
    • 母親: Pengen banget! Tapi akhir-akhir ini aku **sibuk sekali** antar jemput anak les. Nanti aku kabari lagi ya kalau bisa.
      (すごく行きたい!でも最近、子供の習い事の送り迎えですごく忙しくて。行けそうだったらまた連絡するね。)
      • [ポイント] 「Pengen banget! (すごく行きたい!)」と気持ちを伝えつつ、現状を説明することで、相手に不快感を与えにくいです。「antar jemput anak les」は「子供の習い事の送り迎え」という具体的な状況を表しています。
  • 趣味に没頭していて、周りが見えないくらい忙しい(楽しんでいる)時
    • 家族: Kamu dari tadi **sibuk** banget di depan komputer, lagi ngapain?
      (さっきからパソコンの前ですごく忙しそうだけど、何してるの?)
    • 本人: Lagi asyik edit video liburan kemarin! Sampai lupa waktu, hehe.
      (昨日の旅行の動画編集に夢中になっちゃって!時間忘れちゃった、へへ。)
      • [ポイント] この場合の「sibuk」は、ネガティブな意味ではなく「何かに集中している、没頭している」というニュアンスが強いです。「asyik (夢中になる、楽しい)」と一緒に使うと、その楽しさがより伝わります。「Sampai lupa waktu (時間を忘れるほど)」もよく使われる表現です。
  • 気乗りしない電話や誘いを、忙しいフリをしてやり過ごしたい時(心の声と実際の対応例)
    • (電話が鳴っている…知らない番号だな…)
    • 心の声: Aduh, siapa ya? Lagi malas angkat telepon. **Pura-pura sibuk** aja deh, nggak kedengaran.
      (うわ、誰だろう?電話出るの面倒だな。忙しいふりして、聞こえなかったことにしちゃえ。)
    • 実際に後で聞かれた時の対応例: Maaf, tadi nggak sadar ada telepon! Pas lagi **sibuk dengan anak-anak** jadi nggak dengar.
      (ごめん、さっき電話気づかなかった!ちょうど子供のことでバタバタしてて聞こえなかったの。)
      • [ポイント] 「pura-pura sibuk」は、こんな風にちょっとしたサボりや、気まずい状況を避けるための「心の声」としてもよく登場します。実際に口に出す時は、もっとオブラートに包んだ具体的な理由を添えることが多いでしょう。

いかがでしたか?「sibuk」の様々な使い方、そしてリアルな会話の雰囲気が掴めてきたでしょうか。
これらの例文を参考に、ぜひ実際のインドネシア語会話で「sibuk」を使ってみてくださいね。最初は少し勇気がいるかもしれませんが、使っていくうちに自然と口から出てくるようになりますよ!

あなたの理解度は?「sibuk」マスタークイズ!

さて、ここまでインドネシア語の「sibuk」について、意味や使い方、発音、派生語などを詳しく見てきましたね。バッチリ理解できたか、ここで一度腕試ししてみませんか?

これから「sibuk」に関するクイズを3問出題します。インドネシア語学習復習として、そしてあなたの理解度テストとして、ぜひチャレンジしてみてくださいね。しっかり確認問題を解いて、「sibuk」を自分のものにしちゃいましょう!


第1問:「sibuk」の基本をチェック!

問題: 「sibuk」の主な意味として最も適切なものは次のうちどれですか?

(A) 暇な
(B) 疲れた
(C) 忙しい
(D) 楽しい

正解と解説を確認する

正解: (C) 忙しい

解説:
バッチリでしたか?😊 「sibuk」は「忙しい、多忙な」という意味を持つ形容詞です。これが基本中の基本ですね!

  • (A) 暇な: これは「sibuk」の対義語にあたります。インドネシア語では「luang(ルアン)」や「santai(サンタイ)」などが「暇な」という意味で使われます。
  • (B) 疲れた: 「疲れた」はインドネシア語で「lelah(ルラッ)」や「capek(チャペッ)」と言います。忙しいと疲れることはありますが、「sibuk」自体に「疲れた」という意味は直接含まれません。
  • (D) 楽しい: 「楽しい」は「senang(スナン)」や「gembira(グンビラ)」といった単語が使われますよ。

sibuk」の核となる意味「忙しい」をしっかり押さえておきましょう!


第2問:実践的な使い方をマスター!

問題: 次の( )に最も適切な単語を選びましょう。

「Maaf, saya tidak bisa ikut rapat karena ( ) mempersiapkan presentasi.」
(ごめんなさい、会議に参加できません。なぜならプレゼンテーションの準備で( )からです。)

(A) santai
(B) malas
(C) sibuk
(D) sedih

正解と解説を確認する

正解: (C) sibuk

解説:
これは実際の会話でもよく使うフレーズですね!正解は「sibuk」です。

問題文は「Maaf, saya tidak bisa ikut rapat karena ( ) mempersiapkan presentasi.(ごめんなさい、会議に参加できません。なぜならプレゼンテーションの準備で( )からです。)」という意味です。

この文脈に合うのは「忙しい」ですよね。

  • (A) santai (リラックスしている、暇な): プレゼンの準備でリラックスしているから会議に出られない、というのは意味が通りませんね。
  • (B) malas (怠けている、面倒くさがっている): プレゼンの準備で怠けているから…というのも、会議を欠席する理由としてはちょっと不自然です (本当の理由かもしれませんが!笑)。
  • (D) sedih (悲しい): プレゼンの準備で悲しいから…というのも、文脈に合いません。

このように、理由を説明する際に「karena sibuk ~(~で忙しいので)」という形で「sibuk」は非常によく使われます。ぜひ覚えておきましょう!


第3問:派生語も理解できてる?

問題: 「kesibukan」の品詞と意味の組み合わせとして正しいものはどれですか?

(A) 動詞 – 忙しくさせる
(B) 名詞 – 忙しさ
(C) 形容詞 – とても忙しい
(D) 副詞 – 忙しそうに

正解と解説を確認する

正解: (B) 名詞 – 忙しさ

解説:
最後の問題は派生語「kesibukan(クスィブカン)」についてでした!正解は「(B) 名詞 – 忙しさ」です。

sibuk」は形容詞で「忙しい」という意味ですが、接頭辞「ke-」と接尾辞「-an」が付くと名詞化し、「kesibukan」で「忙しさ、多忙」という意味になります。
例えば、「Saya mengerti kesibukan Anda.(あなたの忙しさは理解しています)」のように使います。

他の選択肢も見てみましょう。

  • (A) 動詞 – 忙しくさせる: 「(誰々を)忙しくさせる」という意味の動詞は、「menyibukkan(ムニュイブッカン)」という形になります。例えば、「Pekerjaan itu menyibukkan saya.(その仕事は私を忙しくさせる)」のように使います。
  • (C) 形容詞 – とても忙しい: 「とても忙しい」と表現したい場合は、「sangat sibuk」のように副詞「sangat(とても)」を「sibuk」の前に置いたり、「sibuk sekali」のように「sekali(とても)」を後ろに置いたりします。「kesibukan」自体は形容詞ではありません。
  • (D) 副詞 – 忙しそうに: 「忙しそうに」と副詞的に表現する場合は、「dengan sibuk」のような形を使うか、文脈で示すことが多いです。

このように、「sibuk」から派生する言葉も一緒に覚えると、表現の幅がグッと広がりますよ!


全問正解できましたか?😊 もし間違えてしまっても大丈夫!このクイズが良い復習の機会になっていれば嬉しいです。
sibuk」の意味、使い方、そして派生語「kesibukan」。この機会にしっかりマスターして、あなたのインドネシア語学習をさらに一歩進めてくださいね!

まとめ:これであなたも「sibuk」マスター!今日から使ってみよう

この記事を通して、インドネシア語の重要単語「sibuk(シブッ(ク))」について、意味やニュアンス、発音、文法、使い方、関連語、そして具体的な例文まで、一緒に楽しく学んできましたね!たくさんの情報がありましたが、これであなたも自信を持って「sibuk」を使いこなせる「sibukマスター」に一歩近づいたはずです。

最後に、本記事で学んだ「sibuk」の重要ポイントを一緒に振り返り、これからのインドネシア語学習に役立つ実践アドバイスをお伝えします。

「sibuk」徹底攻略!重要ポイントおさらい

  • 意味の核心:「忙しい」「多忙な」という意味が基本ですが、状況によっては「取り込んでいる」「手が離せない」、さらには「何かに集中・没頭している」といったニュアンスも持つことを学びました。英語の “busy” と似ていますが、日本人が使う「忙しい」という言葉の社交辞令的な使い方とは少し異なる文化的背景も理解できましたね。
  • 発音のコツ:「シ –  – ッ(ク)」と、最後の “k” の音をはっきり「ク」と発音せず、軽く息を止めるように添えるのがポイントでした。何度も口に出して練習することで、より自然な発音に近づけますよ。
  • 使い方の基本:「Saya sibuk.(私は忙しいです)」のように、主語の後に置くシンプルな使い方が中心でした。sangat sibuk (とても忙しい)、agak sibuk (少し忙しい) といったコロケーションも便利です。
  • 広がる表現力(派生語・関連語):動詞の menyibukkan (~を忙しくさせる、~に没頭する) や名詞の kesibukan (忙しさ、多忙) といった派生語、類義語の repot (手間がかかって忙しい)、対義語の santai (リラックスしている) や luang (暇な時間がある) を知ることで、より細やかな表現が可能になることを確認しました。

「sibuk」をリアルな会話で使ってみよう!実践アドバイス

せっかく「sibuk」を深く理解できたのですから、ぜひ実際のコミュニケーションで活用してみましょう!

例えば、インドネシア人の友人や同僚との会話で、
「最近、仕事どう?」と聞かれたら、
Agak sibuk, tapi menyenangkan kok!(ちょっと忙しいけど、楽しいですよ!)」
なんて自然に返せたら素敵ですよね。

また、何かを頼まれたけれど手が空いていない時には、
Maaf, sekarang lagi sibuk. Nanti bisa bantu?(ごめんなさい、今ちょっと忙しいんです。後でなら手伝えますか?)」
のように、丁寧に断る表現としても使えます。

最初は少し勇気がいるかもしれませんが、実践こそが語学上達の一番の近道です。間違いを恐れずに、まずは短いフレーズからでも使ってみてくださいね。使えば使うほど、「sibuk」はあなたの言葉として定着していきます。まさに、単語マスターへの道は、日々の小さな積み重ねから始まるのです!

インドネシア語学習をもっと楽しく!

今回のインドネシア語学習で「sibuk」という一つの単語を深く掘り下げた経験は、きっとあなたの自信につながったはずです。言葉を一つひとつ丁寧に学ぶことは、その言葉が使われる文化や人々の考え方を理解する上でも、とても大切なステップです。

インドネシア語の学習は、時に難しく感じることもあるかもしれませんが、新しい単語や表現を覚えるたびに、あなたの世界は確実に広がっていきます。ぜひ、これからも楽しみながら、一歩ずつ学習を進めていってくださいね。

この記事が、あなたの「sibuk」理解、そしてインドネシア語学習の一助となれば、とても嬉しいです。
Terima kasih telah membaca sampai akhir!(最後まで読んでくれてありがとう!)

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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集

実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

インドネシア語「sibuk」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

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