
「単語はたくさん覚えたはずなのに、なかなか自然な文章が作れない…」
「似たような意味の表現があるけど、どう使い分けたらいいのか曖昧だな…」
「もっと自分の気持ちや複雑なことを伝えたいのに、言葉が出てこない!」



なんて、悩みを抱えていませんか? 一生懸命頑張っているのに、なかなか思うように上達を実感できないと、少しモチベーションが下がってしまうこともありますよね。



でも、安心してください!その悩み、あなただけではありません。そして、そのモヤモヤは、インドネシア語の文法の基礎を一度しっかり整理することで、スッキリ解消できるかもしれません。
実は、インドネシア語の文法は、他の言語と比較しても比較的シンプルな構造をしています。英語と共通する部分も多く、一度コツを掴んでしまえば、思った以上にスムーズに理解が進むことも多いんですよ。この魅力的な言語の基礎をしっかり固めて、もっともっとインドネシア語でコミュニケーションが取れるようになる喜びを、一緒に味わっていきましょう!



さあ、この機会にインドネシア語文法の知識を整理して、あなたの学習を一歩前へ進めてみませんか?






【最重要】インドネシア語文法の骨格!基本の語順と品詞を総点検



インドネシア語の単語を少しずつ覚えてきたけれど、いざ文章を作ろうとすると「あれ?どういう順番で並べればいいんだっけ?」と手が止まってしまうこと、ありませんか?
または、「名詞とか動詞とか、学校で習った気はするけど、インドネシア語ではどうなるの?」と、ちょっと不安に感じているかもしれませんね。
インドネシア語の基本語順:SVOが中心!
インドネシア語の文は、基本的に**SVO(主語 – 動詞 – 目的語)**の語順で作られます。
これ、実は英語と同じ並び方なので、私たち日本人にとっては比較的理解しやすいポイントなんです。
- S(Subject:主語): 「誰が」「何が」にあたる部分です。文の主人公ですね。
- V(Verb:動詞): 「~する」「~だ」といった動作や状態を表す部分です。
- O(Object:目的語): 「何を」「誰に」といった、動詞の対象となる部分です。


S (主語) | V (動詞) | O (目的語) | 日本語訳 |
---|---|---|---|
Saya | makan | nasi goreng | 私はナシゴレンを食べます。 |
(私) | (食べる) | (ナシゴレンを) |
例文で確認してみましょう!
- Saya minum kopi.
- (私 (S) は 飲みます (V) コーヒー (O) を。)
- インドネシアのカフェで注文する時にも使えますね。「Saya mau minum kopi. (私はコーヒーを飲みたいです)」のように。
- Dia membaca buku itu.
- (彼/彼女 (S) は 読みます (V) その本 (O) を。)
- 「buku itu」で「その本」と、特定のものを指しています。
ポイント:修飾語の位置
日本語だと「赤いカバン」のように説明する言葉(修飾語)が前に来ますが、インドネシア語では基本的に修飾される名詞の後ろに修飾語(形容詞など)が来ます。これは大切なルールなので、しっかり覚えておきましょう!
- tas merah (カバン 赤い)→ 赤いカバン
- 例:Saya suka tas merah itu. (私はその赤いカバンが好きです。)
- makanan enak (食べ物 おいしい)→ おいしい食べ物
- 例:Di sini ada makanan enak? (ここにおいしい食べ物はありますか?)
この「後ろから説明する」感覚に慣れると、より自然なインドネシア語の語順感覚が身につきますよ。
主要品詞の役割と特徴を再確認!
1. 名詞:ものの名前や人を表す言葉
名詞は、人、物、場所、概念など、「名前」を表す言葉です。インドネシアの雑貨屋さんで「これは何ですか?」と尋ねる時も、答えてもらうものの名前は名詞ですね。インドネシア語の名詞を使いこなす上で、いくつか覚えておきたいポイントがあります。
- 単数と複数:
基本的に、インドネシア語の名詞は単数形と複数形が同じ形です。文脈で判断することが多いですが、複数を明確にしたい場合は、以下のような方法があります。- 繰り返し: 名詞を繰り返すことで「たくさんの~」「~たち」という意味を表します。
buku
(本) →buku-buku
(たくさんの本、本々)teman
(友達) →teman-teman
(友達たち)
- para: 主に「人々」を表す名詞の前に付けて「~たち」という複数の意味を表します。
siswa
(生徒) →para siswa
(生徒たち)guru
(先生) →para guru
(先生たち)
- 例文:
- Saya punya banyak buku-buku tentang Indonesia. (私はインドネシアに関する本をたくさん持っています。)
- Para turis sedang berfoto di depan candi. (観光客たちは寺院の前で写真を撮っています。)
- 繰り返し: 名詞を繰り返すことで「たくさんの~」「~たち」という意味を表します。
- 所有を表す
-nya
:
名詞の語尾に-nya
を付けると、「彼/彼女/それの~」という所有の意味や、「その~」と特定のものを指すニュアンスを表すことができます。会話でとてもよく使う表現です。buku
(本) +-nya
→bukunya
(彼/彼女/その本)- 例文:
- Ini kunci mobilnya. (これは彼/彼女/その車の鍵です。)
- Saya suka motif bajunya. (私はその服の柄が好きです。) ※お土産屋さんで気に入ったバティックの柄を指して言えますね!


- 指示代名詞
ini
とitu
:
これらは「こそあど言葉」にあたるもので、会話には欠かせません。日本語の「これ」「それ」「あれ」のように使います。ini
: 「これ」「この」(話し手に近いもの、今話題にしているもの)itu
: 「それ」「あれ」「その」「あの」(話し手から遠いもの、既に話題に出たもの、あるいは文脈上特定されているもの)- 例文:
- Ini oleh-oleh untuk Anda. (これはあなたへのお土産です。)
- Restoran itu sangat populer. (そのレストランはとても人気があります。)
2. 動詞:動きや状態を表す言葉


- 基本形:
特別な変化をしない、そのままの形で使われる動詞です。- 例文:
- Saya mau tidur sekarang. (私は今寝たいです。)
- Kamu bisa masak nasi goreng? (あなたはナシゴレンを作れますか?)
- 例文:
- ber-動詞 と me-動詞 の存在:
インドネシア語の動詞でよく目にするのが、語幹にber-
やme-
という接頭辞(単語の頭に付く飾り)が付いた形です。これらが付くことで、動詞の意味合いが少し変わったり、文法的な役割が明確になったりします。
「見たことある!」「聞いたことある!」という方も多いのではないでしょうか。- ber-動詞:
大まかには「~する(自動詞的な意味合いが多く、目的語を直接取らないことが多い)」「~を持っている」「~である状態」といったニュアンスを持つことが多いです。- 例:
berjalan
(歩く),bertemu
(会う),bernama
(~という名前だ),belajar
(学ぶ)例文:- Setiap pagi saya berjalan kaki ke pasar. (毎朝、私は歩いて市場へ行きます。)Saya senang bertemu dengan Anda. (あなたにお会いできて嬉しいです。)
こちらは「~を…する(他動詞的な意味合いが多く、目的語を必要とする動作)」を表すことが多いです。- 例:
membaca
(~を読む),menulis
(~を書く),melihat
(~を見る),memasak
(~を料理する)例文:- Adik saya suka membaca buku cerita anak-anak. (私の弟/妹は子供向けの物語の本を読むのが好きです。)Ibu sedang memasak makan malam di dapur. (母は台所で夕食を料理しています。)
- 例:
- ber-動詞:




【ちょっと一息】ber-
動詞やme-
動詞には、語幹の頭文字によって me-
が mem-
や men-
になったりする変化のルールがありますが、ここでは「インドネシア語の動詞には、こういう飾りが付くタイプがあるんだな」という存在を認識しておけば大丈夫です。これらの詳しい使い分けや変化のルールについては、とても奥が深いので、me-動詞についての記事でじっくりと、分かりやすく解説しますね!今はまず、存在に慣れましょう。
3. 形容詞:様子や状態を表す言葉


- 基本的な使い方(名詞を修飾する位置):
先ほどの「語順」でも触れましたが、インドネシア語の形容詞は、基本的に説明したい名詞の後ろに置かれます。[名詞] + [形容詞]
の形をしっかり覚えておきましょう。- 例文:
- Cuaca hari ini cerah sekali. (今日の天気はとても晴れやかです。)
cuaca cerah
(晴れた天気)
- Saya mau beli baju cantik itu. (私はその可愛い服を買いたいです。)
baju cantik
(可愛い服)
- Cuaca hari ini cerah sekali. (今日の天気はとても晴れやかです。)
- 例文:
- 比較級・最上級の作り方:
「AはBよりも~だ」「これが一番~だ」といった比較表現も、パターンを覚えれば簡単です。友達と感想を言い合ったり、お店で値段を比べたりする時に便利ですよ。- 比較級 (
lebih
): 「~よりもっと…だ」lebih + 形容詞 (+ daripada + 比較対象)
(daripada
以下は省略されることもあります)- 例文:
- Kopi ini lebih enak daripada teh itu. (このコーヒーはあの紅茶よりおいしいです。)
- Hotel ini lebih mahal, tetapi kamarnya lebih besar. (このホテルはもっと高いですが、部屋はもっと広いです。)
- 例文:
- 最上級 (
paling
/ter-
): 「一番…だ」paling + 形容詞
またはter- + 形容詞の語幹
日常会話ではpaling
を使うのが一般的で覚えやすいです。ter-
も見かけることがあるので、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。- 例文:
- Ini adalah sate ayam paling enak yang pernah saya makan! (これは私が今まで食べた中で一番おいしいサテアヤムです!)
- Menurut saya, Bali adalah pulau terindah di Indonesia. (私によれば、バリはインドネシアで一番美しい島です。)
- 例文:
- 比較級 (




【形容詞の比較表現まとめ】
種類 | 作り方 | 日本語訳 | 例文 (enak: おいしい) |
---|---|---|---|
原級 | (そのまま) | おいしい | makanan enak (おいしい食べ物) |
比較級 | lebih + 形容詞 (+ daripada 〜) | もっとおいしい | makanan ini lebih enak (この食べ物はもっとおいしい) |
最上級 | paling + 形容詞 | 一番おいしい | makanan ini paling enak (この食べ物は一番おいしい) |
ter- + 形容詞の語幹 | 一番おいしい | makanan terenak (一番おいしい食べ物) |
4. 副詞:時・場所・様態などを詳しく説明する言葉
- 代表的な副詞と置かれる位置の目安:
副詞の種類によって、文頭、文末、動詞や形容詞の前後など、置かれやすい位置があります。いくつか代表的なものを見てみましょう。- 時を表す副詞:
sekarang
(今),besok
(明日),kemarin
(昨日),nanti
(後で),selalu
(いつも),sering
(しばしば),kadang-kadang
(時々),pagi ini
(今朝),malam ini
(今夜)- 文頭や文末に置かれることが多いです。
- 例文:
- Besok saya akan pergi ke Yogyakarta. (明日、私はジョグジャカルタへ行きます。)
- Saya belajar bahasa Indonesia setiap hari. (私は毎日インドネシア語を勉強します。) ※「setiap hari (毎日)」も時を表す副詞句ですね。
- 場所を表す副詞:
di sini
(ここに),di sana
(そこに/あそこに),di situ
(そこに – iniとituの中間や、文脈で特定できる場所),di mana
(どこに)- 動詞の後や文末に置かれることが多いです。
- 例文:
- Teman saya tinggal di sana. (私の友達はあそこに住んでいます。)
- Toiletnya di mana? (トイレはどこですか?) ※旅行中、必須のフレーズ!
- 様態を表す副詞:
dengan + 形容詞/名詞
(~な状態で、~で),pelan-pelan
(ゆっくりと),cepat
(速く),baik
(良く),sendiri
(一人で、自分で)- 動詞の後ろに置かれることが多いです。
- 例文:
- Dia berbicara bahasa Indonesia dengan lancar. (彼/彼女はインドネシア語を流暢に話します。)
- Tolong bicara pelan-pelan. (ゆっくり話してください。) ※早口で聞き取れない時に使えますね。
- 程度を表す副詞:
sangat
(とても),sekali
(とても – 形容詞/副詞の後),agak
(少し、やや),kurang
(あまり~ない),cukup
(十分に)sangat
,agak
,kurang
,cukup
は修飾する言葉の前に、sekali
は修飾する言葉の後に置きます。- 例文:
- Film itu sangat menarik dan lucu sekali. (その映画はとても面白くて、おかしいです。)
- Masakan Padang ini pedas sekali! (このパダン料理はとても辛い!)
- Saya agak mengantuk karena kurang tidur. (寝不足で少し眠いです。)
- 時を表す副詞:
【代表的な副詞の例と位置】
種類 | 副詞の例 | 主な位置 | 例文 |
---|---|---|---|
時 | besok (明日), kemarin (昨日) | 文頭・文末 | Besok kita pergi ke pantai. (明日私たちはビーチへ行く) |
場所 | di sini (ここに), di sana (あそこに) | 動詞の後・文末 | Saya mau duduk di sini. (私はここに座りたい) |
様態 | dengan baik (上手に), pelan-pelan (ゆっくり) | 動詞の後 | Dia menyanyi dengan baik. (彼女は上手に歌う) |
程度 | sangat (とても), sekali (とても) | 修飾語の前/後 | Kopi ini sangat enak. / Kopi ini enak sekali. (このコーヒーはとても美味しい) |
ここまで、インドネシア語の文法の骨格となるSVOの語順と、主要な名詞、動詞、形容詞、副詞について再確認してきました。
それぞれの役割と基本的な使い方を意識するだけで、あなたのインドネシア語はもっと整理され、表現の幅もぐっと広がるはずです。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、たくさんの例文に触れながら、レストランでの注文や、友達との日常会話、旅行先でのちょっとした質問など、具体的な場面をイメージして声に出して練習すると、自然と身についていきますよ。
この基礎固めを大切に、次のステップへ進んでいきましょうね!
表現力をアップ!使いこなしたい重要文法ポイント



インドネシア語の基本的な挨拶や単語は覚えてきたけれど、「もっと自分の気持ちを細かく伝えたい!」「なんだかいつも同じような言い方になっちゃう…」なんて感じていませんか? それは、インドネシア語の文法の中でも、特に表現力を豊かにするポイントをまだ使いこなせていないからかもしれません。



これらの文法をマスターすれば、あなたのインドネシア語は格段にレベルアップし、現地の人々とのコミュニケーションがもっと楽しくなるはずですよ。一緒に見ていきましょう!
助動詞:あなたの「気持ち」を伝える魔法の言葉
「~できる」「~したい」「~しなければならない」など、自分の気持ちや状況のニュアンスを伝えたいとき、とっても役立つのが「助動詞(じょどうし)」です。助動詞は動詞の前に置くだけで、簡単に文の意味を豊かにしてくれる便利な言葉なんですよ。





ここでは、日常会話で特によく使われる重要な助動詞を、それぞれのニュアンスの違いと例文で整理していきましょう。
助動詞 | 意味・ニュアンス | 例文 |
---|---|---|
bisa | ~できる(可能) | Saya bisa berbahasa Indonesia sedikit. (私は少しインドネシア語が話せます) |
Kamu bisa masak nasi goreng? (あなたはナシゴレンを作れますか?) | ||
akan | ~するつもりだ、~だろう(未来、意志) | Besok saya akan pergi ke supermarket. (明日、私はスーパーマーケットへ行くつもりです) |
Film itu akan mulai jam tujuh malam. (その映画は夜7時に始まるでしょう) | ||
sudah | すでに~した(完了)、もう~だ | Saya sudah makan siang. (私はもうお昼ご飯を食べました) |
Apakah kamu sudah pernah ke Bali? (あなたはバリへ行ったことがありますか?) | ||
harus | ~しなければならない(義務) | Kamu harus belajar lebih giat. (あなたはもっと熱心に勉強しなければなりません) |
Saya harus minum obat ini tiga kali sehari. (私はこの薬を1日3回飲まなければなりません) | ||
boleh | ~してもよい(許可) | Kamu boleh duduk di sini. (ここに座ってもいいですよ) |
Bolehkah saya bertanya sesuatu? (何か質問してもよろしいですか?) ※ Boleh + kahで丁寧な許可を求める表現 | ||
mungkin | たぶん~だろう、~かもしれない(推量) | Mungkin besok hujan. (たぶん明日は雨だろう) |
Dia mungkin tidak datang hari ini. (彼は今日来ないかもしれません) | ||
mau | ~したい(欲求、意志) | Saya mau minum kopi. (私はコーヒーが飲みたいです) |
Kamu mau ikut? (あなたも一緒に行きたい?) | ||
ingin | ~したいと願う(mauより丁寧な願望、希望) | Saya ingin sekali bertemu dengan Anda. (私はあなたにとてもお会いしたいと願っています) |
Dia ingin menjadi dokter. (彼は医者になりたいと願っています) |
【ポイント】mau と ingin のニュアンスの違い
mau
と ingin
はどちらも「~したい」という意味ですが、少しニュアンスが異なります。
- mau: 日常的で直接的な「~したい」という気持ちを表します。「お腹すいたからご飯が食べたいな」というような場面でよく使われます。
- 例:Saya mau es krim! (アイスクリームが欲しい!)
- ingin:
mau
よりも丁寧で、心の中で願っているような「~したい」という気持ちを表します。将来の夢や、少しフォーマルな場面での希望を伝えるときに使われます。- 例:Saya ingin bisa keliling dunia. (世界中を旅できるようになりたいと願っています)



これらの助動詞を使いこなせるようになると、会話の中で自分の気持ちや状況をより正確に、そして豊かに表現できるようになりますよ!


否定文:はっきり「No」を伝える!tidak, bukan, belum の使い分け
インドネシア語で「~ではない」と否定したいとき、主に tidak
と bukan
という2つの言葉を使います。これ、どっちを使えばいいのか迷うこと、ありませんか?そして、「まだ~ない」と言いたいときの belum
もマスターしておきたい表現です。これらはインドネシア語の否定文を作る上で基本となります。



ここでは、それぞれの使い分けを例文と一緒に分かりやすく解説しますね。
1. tidak
:動詞・形容詞・副詞を否定する
tidak
は、動詞(~する)、形容詞(~な状態)、副詞(~な様子で)を否定するときに使います。「〜しない」「〜ではない(状態)」「〜ではなく(様子)」といった意味になります。
- 動詞の否定:
- Saya tidak mengerti. (私は分かりません)
- Dia tidak suka durian. (彼はドリアンが好きではありません)
- 形容詞の否定:
- Kamar ini tidak besar. (この部屋は大きくありません)
- Makanan ini tidak pedas. (この食べ物は辛くありません)
- 副詞の否定 (あまり多くはありませんが例として):
- Dia berjalan tidak cepat. (彼は速く歩かない)
2. bukan
:名詞・代名詞を否定する
bukan
は、名詞(もの、人、こと)や代名詞(彼、これなど)を否定するときに使います。「〜ではない(物・人)」といった意味になります。
- 名詞の否定:
- Ini bukan buku saya. (これは私の本ではありません)
- Dia bukan guru. (彼は先生ではありません)
- 代名詞の否定:
- Yang itu bukan milik saya. (それは私のものではありません)
【ポイント】tidak と bukan の簡単見分け方!
「何を」否定したいのかを考えてみましょう!
- 「行動」や「状態」を否定するなら →
tidak
- 「物」や「人」、「肩書」などを否定するなら →
bukan
例えば、「彼は学生じゃない」と言いたいとき、「学生(名詞)」を否定するので Dia bukan mahasiswa.
となります。「彼は勉強しない」と言いたいときは、「勉強する(動詞)」を否定するので Dia tidak belajar.
となります。


3. belum
:「まだ~ない」
belum
は、「まだ~していない」「まだ~ではない」という未完了の状態を表します。sudah
(すでに~した)の反対の意味と考えると分かりやすいですね。
- Saya belum sarapan. (私はまだ朝食を食べていません)
- Filmnya belum mulai. (映画はまだ始まっていません)
- Dia belum datang. (彼はまだ来ていません)



これらの否定表現を正しく使えるようになると、誤解なく自分の意図を伝えられるようになります。最初は少し混乱するかもしれませんが、例文を声に出して練習するうちに自然と身についていきますよ!
疑問文:質問上手はコミュニケーション上手!


1. 基本の疑問文:「~ですか?」
一番シンプルな疑問文は、普通の文の最後に -kah をつけるか、文末のイントネーション(声の調子)を上げることで作れます。
- -kah をつける場合 (少し丁寧な響きになります)
- Anda orang Jepang? (あなたは日本人ですか?) → Anda orang Jepangkah?
- Ini buku Anda? (これはあなたの本ですか?) → Ini buku Andakah?
- Bolehkah saya masuk? (入ってもいいですか?) ← 助動詞
boleh
+kah
- イントネーションを上げる場合 (話し言葉でよく使われます)
- Kamu lapar? (お腹すいた?) (語尾を上げて発音)
- Dia ada di rumah? (彼は家にいますか?) (語尾を上げて発音)
2. 疑問詞を使った疑問文:「いつ?」「どこで?」「何を?」
具体的な情報を尋ねたいときは、「疑問詞(ぎもんし)」を使います。英語の5W1Hのようなものですね。インドネシア語の主要な疑問詞を、例文と一緒に覚えましょう。
疑問詞 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
apa | 何 | Apa ini? (これは何ですか?) |
Kamu mau minum apa? (あなたは何が飲みたいですか?) | ||
siapa | 誰 | Siapa nama Anda? (あなたのお名前は何ですか?) ※直訳:あなたの名前は誰ですか |
Siapa yang membuat kue ini? (このケーキを作ったのは誰ですか?) | ||
kapan | いつ | Kapan kamu datang ke Indonesia? (いつインドネシアに来たのですか?) |
Kita bertemu lagi kapan? (私たちはいつまた会いますか?) | ||
di mana | どこで・に | Kamu tinggal di mana? (あなたはどこに住んでいますか?) |
Toiletnya di mana? (トイレはどこですか?) | ||
ke mana | どこへ | Kamu mau pergi ke mana? (あなたはどこへ行きたいですか?) |
dari mana | どこから | Anda datang dari mana? (あなたはどこから来たのですか?) |
bagaimana | どのように、どう | Bagaimana cara membuat nasi goreng? (ナシゴレンの作り方はどうですか?) |
Bagaimana kabarmu? (お元気ですか?/調子はどうですか?) | ||
berapa | いくつ、いくら | Harganya berapa? (値段はいくらですか?) |
Umurmu berapa? (あなたは何歳ですか?) | ||
mengapa | なぜ | Mengapa kamu menangis? (なぜ泣いているのですか?) (kenapa もよく使われます) |
kenapa | なぜ (mengapaより口語的) | Kenapa dia terlambat? (なぜ彼は遅刻したの?) |
yang mana | どれ、どちら | Tas yang mana punya kamu? (どのカバンがあなたのですか?) |
Kamu suka yang mana? (あなたはどちらが好きですか?) |



疑問詞は文頭に置かれることが多いですが、apa
や berapa
などは文中に置かれることもあります。たくさんの例文に触れて、自然な使い方を身につけていきましょう!


前置詞:場所・時・関係性を示す小さな案内役
「机の上に本がある」「ジャカルタへ行く」「友達と一緒に」など、名詞の前に置かれて場所や時、関係性などを示す言葉を「前置詞(ぜんちし)」と言います。インドネシア語の会話をスムーズにするために、よく使われる前置詞をマスターしましょう。



特に di
, ke
, dari
の使い分けは、多くの学習者さんが混乱しやすいポイントなので、丁寧に解説しますね!


1. di
/ ke
/ dari
:場所を表す重要トリオ!
この3つは場所を表すときによく使われますが、意味が異なります。


- di ~に(場所・存在)
- 「~に(いる・ある)」のように、静的な場所や存在を示します。
- Saya tinggal di Jakarta. (私はジャカルタに住んでいます)
- Buku itu ada di atas meja. (その本は机の上にあります)
- Kami bertemu di kafe kemarin. (私たちは昨日カフェで会いました)
- ke ~へ(方向・移動)
- 「~へ(行く・向かう)」のように、目的地や方向への移動を示します。
- Saya mau pergi ke Bali besok. (私は明日バリへ行きたいです)
- Dia masuk ke kamar. (彼は部屋へ入りました)
- Ayo kita pergi ke bioskop! (映画館へ行こう!)
- dari ~から(起点・出発点)
- 「~から(来る・始まる)」のように、出発点や起源を示します。
- Saya datang dari Jepang. (私は日本から来ました)
- Dia baru pulang dari kantor. (彼は会社から帰ってきたばかりです)
- Surat ini dari siapa? (この手紙は誰からですか?)
【ポイント】di / ke / dari のイメージ
- di: 点のイメージ📍 (その場所にいる/ある)
- ke: 矢印のイメージ➡️ (その場所へ向かう)
- dari: 矢印の逆のイメージ⬅️ (その場所から来る/始まる)
このイメージで覚えると、使い分けやすくなりますよ!
2. その他のよく使われる前置詞
前置詞 | 意味・ニュアンス | 例文 |
---|---|---|
untuk | ~のために(目的)、~にとって(対象) | Ini hadiah untuk kamu. (これはあなたのためのプレゼントです) |
Buku ini bagus untuk belajar bahasa Indonesia. (この本はインドネシア語を学ぶのに良いです) | ||
dengan | ~と(一緒に)、~で(手段・道具) | Saya pergi ke bioskop dengan teman. (私は友達と映画館へ行きます) |
Dia menulis surat dengan pensil. (彼は鉛筆で手紙を書きます) | ||
pada | ~に(時、人・物への接触・関連) | Pada hari Minggu, saya biasanya santai di rumah. (日曜日に、私はたいてい家でリラックスします) |
Kunci itu ada pada saya. (その鍵は私が持っています/私についています) | ||
Pada umumnya, orang Indonesia ramah. (一般的に、インドネシア人は親切です) |



前置詞は短い単語ですが、文の意味を正確に伝えるために非常に重要です。例文を参考に、どんな場面でどの前置詞が使われるのか、感覚をつかんでいきましょう。
接続詞:文と文をなめらかにつなぐ架け橋
「そして」「または」「しかし」「なぜなら」といった言葉は、文と文、あるいは単語と単語をつなぎ、話の流れをスムーズにする役割があります。これらを「接続詞(せつぞくし)」と言います。



接続詞を上手に使えるようになると、より複雑な内容も分かりやすく伝えられるようになり、会話が自然になりますよ。


接続詞 | 意味・ニュアンス | 例文 |
---|---|---|
dan | そして、~と~(並列) | Saya suka nasi goreng dan sate. (私はナシゴレンとサテが好きです) |
Dia cantik dan pintar. (彼女は美しくて賢いです) | ||
atau | または、あるいは(選択) | Kamu mau teh atau kopi? (紅茶がいいですか、それともコーヒーがいいですか?) |
Kita bisa pergi hari ini atau besok. (私たちは今日行くか、または明日行くことができます) | ||
tetapi | しかし、でも(逆接) | Saya mau pergi, tetapi hujan. (私は行きたい、しかし雨が降っている) |
(口語: tapi) | Kamar ini kecil, tapi nyaman. (この部屋は小さい、でも快適だ) | |
karena | なぜなら、~ので(理由・原因) | Saya tidak bisa datang karena sakit. (私は病気なので行けません) |
Dia sedih karena pacarnya pergi. (彼は恋人が行ってしまったので悲しんでいます) | ||
kalau | もし~ならば(条件) | Kalau ada waktu, saya akan meneleponmu. (もし時間があれば、あなたに電話します) |
Kalau kamu lapar, makanlah sesuatu. (もしお腹が空いているなら、何か食べなさい) | ||
ketika | ~のとき(時) | Saya bertemu dia ketika saya sedang berjalan-jalan. (私が散歩しているとき、彼に会いました) |
(口語: waktu) | Waktu saya kecil, saya sering bermain di taman itu. (私が小さいとき、よくその公園で遊んでいました) | |
supaya | ~するために(目的) | Belajarlah dengan rajin supaya lulus ujian. (試験に合格するために一生懸命勉強しなさい) |
(同意語: agar) | Saya minum vitamin supaya tetap sehat. (健康でいるためにビタミンを飲んでいます) |



これらの接続詞を意識して使うことで、あなたの話はもっと論理的で分かりやすくなります。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、まずは短い文からつなげる練習をしてみてくださいね。
いかがでしたか?助動詞、否定文、疑問文、前置詞、接続詞は、インドネシア語の表現力を豊かにするために欠かせない要素です。それぞれのポイントをしっかり押さえて、例文を参考にしながら実際に使ってみることで、あなたのインドネシア語は確実にステップアップします。



焦らず、楽しみながら、一つ一つの文法ポイントを自分のものにしていきましょう!
中級へのステップアップ!動詞の接辞と「yang」をマスターしよう



インドネシア語の学習を始めて半年、基本的な挨拶や単語にも慣れてきた頃でしょうか?「もっと自然な文章で話したいな」「インドネシアのドラマやSNSの内容が少しでも分かったら嬉しいな」なんて思っているかもしれませんね。それは、インドネシア語の中級レベルへの興味が芽生えてきた証拠です!
「接辞って何だか難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です!基本的なルールとニュアンスを掴めば、表現の幅が驚くほど広がりますよ。まるで魔法のスパイスのように、あなたのインドネシア語を豊かにしてくれるはずです。


動詞の接辞入門:表現の幅を広げる魔法のスパイス!



インドネシア語を勉強していると、なんだか動詞の形がコロコロ変わるなぁ…と感じたことはありませんか?その秘密が、この「接辞」にあります。
接辞 とは、単語の語幹(元の形)にくっついて、新しい意味を加えたり、品詞を変えたりするものです。特に動詞は、この接辞がつくことで、より細かいニュアンスを表すことができるようになるんです。


インドネシア語の動詞を使いこなす上で、接辞の理解は避けて通れません。でも、安心してくださいね。ここでは、6ヶ月学習したあなたが次に覚えるべき、特に重要で基本的な接辞に絞って、分かりやすく解説していきます!
1. me-動詞:基本の「〜する」をマスター! (能動態)
まずは、インドネシア語の動詞で一番よく目にする me-動詞 から見ていきましょう!これは、「~する」という能動態(のうどうたい:自分から何かをする動作) を作る基本の形です。セクション2でも簡単に触れましたが、ここではもう少し詳しく見ていきます。
me-
は、後ろに続く語幹の最初の文字によって、形が少し変化することがあります。全部覚えるのは大変なので、まずは代表的なパターンに触れてみましょう。


語幹の最初の文字 | me- の変化 | 例(語幹 → me-動詞) | 意味 |
---|---|---|---|
b | mem– | baca → membaca | 読む |
t | men– | tulis → menulis | 書く |
d | men– | dengar → mendengar | 聞く |
s | meny– | sapu → menyapu | 掃く |
k | meng– | kirim → mengirim | 送る |
母音 (a,i,u,e,o) | meng– | ambil → mengambil | 取る |
l, m, n, r, w, y | me- (変化なし) | lihat → melihat | 見る |
例文:
- Saya membaca buku di kamar. (私は部屋で本を読みます。)
- Dia menulis surat untuk temannya. (彼/彼女は友達に手紙を書きます。)
- Kami mendengar musik Indonesia. (私たちはインドネシアの音楽を聞きます。)



まずはこの me-動詞の形に慣れることが、インドネシア語の動詞を理解する第一歩です。最初は変化のルールに戸惑うかもしれませんが、たくさんの単語に触れるうちに自然と身についてきますよ!
2. ber-動詞:「~している」「持っている」など、いろんな意味を持つ万能選手!
次に紹介するのは ber-動詞 です。この ber-
も非常によく使われる接辞で、主に自動詞(じどうし:目的語を必要としない動詞) 的な意味合いを持ちます。「~している状態」や「~を持っている」といったニュアンスを表すことが多いですよ。


ber-動詞の主な意味と使い方:
- 自動詞的な動作・状態(~している、~をする)
- 語幹が動作を表す場合、その動作を行っている状態を示します。
- 例:
- jalan (道、歩くこと) → berjalan (歩く)
- lari (走ること) → berlari (走る)
- bicara (話すこと) → berbicara (話す、会話する)
- 例文:
- Anak-anak bermain di taman. (子供たちは公園で遊んでいます。)
- Saya suka berjalan-jalan di pagi hari. (私は朝に散歩するのが好きです。)
- 相互的な動作(お互いに~する)
- 二人以上の人が関わる動作に使われます。
- 例:
- temu (会うこと) → bertemu (会う)
- kumpul (集まること) → berkumpul (集まる)
- 例文:
- Mereka bertemu di kafe favorit kami. (彼らは私たちのお気に入りのカフェで会いました。)
- Keluarga saya akan berkumpul untuk makan malam. (私の家族は夕食のために集まります。)
- 所有・使用(~を持っている、~を使っている)
- 身につけているものや、何かを所有している状態を表します。
- 例:
- nama (名前) → bernama (~という名前である)
- umur (年齢) → berumur (~歳である)
- sepeda (自転車) → bersepeda (自転車に乗る)
- 例文:
- Dia bernama Ayu. (彼女の名前はアユです。)
- Wanita itu berbaju merah. (その女性は赤い服を着ています。)
me-動詞と ber-動詞の使い分けのヒント:
簡単に言うと、me-動詞は「何を(目的語)~する」という他動詞的な使い方が多く、ber-動詞は「~する(それ自体で完結する動作)」という自動詞的な使い方が多いと覚えておくと便利です。もちろん例外もありますが、まずはこのイメージを持っておきましょう!
3. ter-動詞:意図しない動作や可能性を表す
ter-動詞 は、少し特殊なニュアンスを持つ接辞です。主に、受動(じゅどう:~される)、自発(じはつ:自然に~なる、ふと~する)、可能(かのう:~できる)、完了(かんりょう:すでに~してある) といった意味を表します。


ter-動詞の主な意味と使い方:
- 受動(~される)
- 意図せず何かがされてしまった、というニュアンスが含まれることが多いです。
- 例:
- bawa (運ぶ) → terbawa (運ばれる、うっかり持っていく)
- makan (食べる) → termakan (食べられる、うっかり食べる)
- 例文:
- Maaf, buku Anda terbawa oleh saya. (すみません、あなたの本を私がうっかり持ってきてしまいました。)
- Kue itu sudah termakan habis. (そのケーキはすっかり食べられてしまいました。)
- 自発(自然に~なる、ふと~する)
- 特に意識していなくても、自然とそうなってしまう動作や状態を表します。
- 例:
- tidur (寝る) → tertidur (眠ってしまう)
- senyum (微笑み) → tersenyum (微笑む)
- ingat (思い出す) → teringat (ふと思い出す)
- 例文:
- Karena lelah, saya tertidur di sofa. (疲れていたので、私はソファで眠ってしまいました。)
- Dia tersenyum saat melihat saya. (彼/彼女は私を見て微笑みました。)
- 可能(~できる、~が見える・聞こえる)
- 能力的に可能というよりは、状況的に「~できる」というニュアンスです。特に「見える」「聞こえる」はよく使います。
- 例:
- lihat (見る) → terlihat (見える)
- dengar (聞く) → terdengar (聞こえる)
- 例文:
- Gunung Fuji terlihat jelas hari ini. (今日は富士山がはっきり見えます。)
- Suara musik itu terdengar sampai sini. (その音楽の音がここまで聞こえます。)
- 完了(すでに~してある)
- すでにその状態になっていることを示します。
- 例:
- pasang (取り付ける) → terpasang (取り付けられている)
- tulis (書く) → tertulis (書かれている)
- 例文:
- Lampu di kamar sudah terpasang. (部屋の電灯はすでに取り付けられています。)
- Nama Anda tertulis di daftar. (あなたの名前はリストに書かれています。)



ter-動詞は意味がたくさんあって最初は戸惑うかもしれませんが、文脈の中で「どんな感じかな?」と想像してみると、ニュアンスが掴みやすくなりますよ。
4. di-動詞:シンプルに「~される」を表す受動態
di-動詞 は、英語のbe動詞 + 過去分詞のような、「~される」という受動態 を作る最も基本的な形です。me-動詞で作った能動態の文の、目的語を主語にしたいときに使います。
作り方: di- + 動詞の語幹 (me-動詞のような語幹の頭文字による変化はありません)
例文:
- 能動態:Saya membaca buku itu. (私はその本を読みます。)
- 受動態:Buku itu dibaca oleh saya. (その本は私によって読まれます。)
- 能動態:Dia memasak nasi goreng. (彼/彼女はナシゴレンを作ります。)
- 受動態:Nasi goreng dimasak oleh dia. (ナシゴレンは彼/彼女によって作られます。)
ter-動詞の受動との違いは?
di-動詞の受動態は、行為者が誰であるかが比較的はっきりしている場合や、意図的な行為の結果として「~される」という場合によく使われます。一方、ter-動詞の受動は、前述の通り「意図せず~された」というニュアンスが強いのが特徴です。


5. 接尾辞 -kan と -i:動詞のニュアンスを細かく調整!
動詞の語幹の後ろにつく接尾辞(せつびじ) も、インドネシア語の表現を豊かにする大切な要素です。ここでは、特によく使われる -kan と -i の基本的なニュアンスと使い方を見ていきましょう。これらの接尾辞は、多くの場合 me-
や ber-
といった接頭辞とセットで使われます(例:me-...-kan
, me-...-i
)。
接尾辞 -kan:
- 使役(~させる、~してもらう):誰かに何かをさせる、してもらう。
- 例:pinjam (借りる) → meminjamkan (貸す)
- 例文:Boleh saya meminjamkan Anda payung? (あなたに傘をお貸ししましょうか?)
- 何かを対象に向ける、対象のために行う:ある動作を特定の対象や方向に向ける。
- 例:masuk (入る) → memasukkan (入れる)
- 例:dengar (聞く) → mendengarkan (~を聴く、耳を傾ける)
- 例文:Ibu memasukkan sayuran ke dalam sup. (母は野菜をスープに入れます。)
- 例文:Tolong dengarkan baik-baik. (よく聞いてください。)
- 道具として使う:何かを道具として使う。
- 例:tulis (書く) → menuliskan (~を使って書く、~を書き留める)
- 例文:Dia menuliskan namanya dengan pensil. (彼/彼女は鉛筆で名前を書きました。)


接尾辞 -i:
- 繰り返し行う、集中的に行う:ある動作を繰り返し、または集中的に行う。
- 例:pukul (殴る) → memukuli (何度も殴る)
- 場所や人に対して行う:特定の場所や人に対して、ある動作を行う。
- 例:datang (来る) → mendatangi (~を訪れる、~のところへ行く)
- 例:tulis (書く) → menulisi (~に書き込む)
- 例文:Presiden akan mendatangi daerah bencana. (大統領は被災地を訪れる予定です。)
- 例文:Jangan menulisi dinding! (壁に落書きしないで!)
- 感情を向ける、性質を与える:感情を向けたり、ある性質を与えたりする。
- 例:suka (好き) → menyukai (~を好む)
- 例:sakit (痛い) → menyakiti (~を傷つける)
- 例文:Saya menyukai rendang. (私はルンダン(牛肉の煮込み料理)が好きです。)





-kan
と -i
の使い分けは、インドネシア語学習者にとって少し難しいポイントかもしれません。最初は「こういうニュアンスがあるんだな」と頭の片隅に置きながら、たくさんの例文に触れていくのが一番の近道です。焦らず、少しずつ感覚を掴んでいきましょうね!
ここまで、動詞の接辞について見てきました。覚えることがたくさんあるように感じるかもしれませんが、一つ一つはパズルのピースのようなもの。組み合わせることで、表現できることがどんどん増えていきますよ!


次は、会話や文章をもっとスムーズに、そして詳しくするための超便利ツール、「yang」について学びましょう!
関係代名詞「yang」:説明上手になるための最強ツール!



「あの赤いカバンが欲しいな」「昨日会った人、優しかったよね」…日常会話で、私たちは無意識に名詞を詳しく説明していますよね。インドネシア語で、そんな「~な(名詞)」や「~する(名詞)」といった表現をしたいときに大活躍するのが、関係代名詞「yang」 です!
これを使いこなせるようになると、あなたのインドネシア語は一気にレベルアップします!まるで、ぼんやりしていた風景がくっきり見えるようになるような感覚ですよ。
1. 基本的な使い方:「~な(名詞)」
一番基本的な「yang」の使い方は、名詞 + yang + 形容詞/動詞/前置詞句 の形です。これで「~な名詞」「~する名詞」といった意味を表すことができます。
例文(yang + 形容詞):
- Saya mau beli tas yang merah.
(私は赤いカバンを買いたいです。)- tas(カバン)を yang merah(赤い)で説明しています。
- Dia mencari orang yang baik hati.
(彼/彼女は親切な人を探しています。)- orang(人)を yang baik hati(親切な)で説明しています。
例文(yang + 動詞):
- Ini buku yang saya baca kemarin.
(これは私が昨日読んだ本です。)- buku(本)を yang saya baca kemarin(私が昨日読んだ)で説明しています。
- Orang yang duduk di sana itu teman saya.
(あそこに座っている人は私の友達です。)- Orang(人)を yang duduk di sana(あそこに座っている)で説明しています。
例文(yang + 前置詞句):
- Rumah yang di depan jalan itu besar sekali.
(その通りの前にある家はとても大きいです。)- Rumah(家)を yang di depan jalan itu(その通りの前にある)で説明しています。



どうでしょう?「yang」があることで、どのカバンか、どんな人か、どの本か、が具体的になりますよね!
2. 少しステップアップ:「~するのは(名詞)だ」
「yang」は、文の主語になる名詞句を作ることもできます。この場合、「~するものは」「~なのは」といったように、特定のものを指し示して強調するニュアンスが出ます。
例文:
- Yang paling saya suka adalah nasi goreng.
(私が一番好きなのはナシゴレンです。)- 「一番好きな食べ物」を具体的に指しています。
- Yang datang kemarin bukan dia, tetapi adiknya.
(昨日来たのは彼/彼女ではなく、彼/彼女の弟/妹でした。)- 「昨日来た人」を特定しています。
- Yang penting adalah kesehatan.
(大切なことは健康です。)



この使い方もマスターすると、より自分の言いたいことを的確に伝えられるようになりますよ。
3. もっと複雑な文にも挑戦!
「yang」の後に続く説明の部分(節)が長くなっても、基本的な構造は同じです。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、どこが名詞で、どこからが「yang」で説明している部分なのかを意識すると、理解しやすくなります。
例文:
- Saya bertemu dengan teman yang sudah lama tidak saya jumpai.
(私は長い間会っていなかった友達に会いました。) - Wanita yang sedang berbicara dengan Pak Adi di restoran itu adalah guru bahasa Jepang saya.
(レストランでアディさんと話している女性は私の日本語の先生です。) - Film yang baru saja saya tonton bersama keluarga sangat mengharukan.
(私がついさっき家族と一緒に観た映画はとても感動的でした。)



いかがでしたか?「yang」は本当に便利で、使いこなせると表現の自由度が格段に上がります。最初は短い文からで大丈夫。少しずつ「yang」を使った表現に挑戦してみてくださいね!きっと、「あ、こういう時にも使えるんだ!」という発見がたくさんあるはずです。
(発展)もっとステップアップ!その他の重要な接辞・構文



ここまで、本当によく頑張りました!動詞の接辞と「yang」の基本を理解するだけでも、あなたのインドネシア語は大きく前進しています。
1. pe- : 行為者や道具を表す名詞を作る
- 動詞の語幹について、その動作をする人や、その動作に使われる道具を表す名詞を作ります。
- 例:
- baca (読む) → pembaca (読者)
- tulis (書く) → penulis (作家、筆者)
- ajar (教える) → pengajar (教師)
- 例文:Penulis novel itu sangat terkenal di Indonesia. (その小説の作家はインドネシアでとても有名です。)


2. -an : 結果や集合、道具などを表す名詞を作る
- 動詞や形容詞の語幹について、その動作の結果、集合体、場所、道具などを表す名詞を作ります。
- 例:
- makan (食べる) → makanan (食べ物)
- baca (読む) → bacaan (読み物)
- parkir (駐車する) → parkiran (駐車場)
- 例文:Makanan di warung ini enak dan murah. (このワルン(屋台・食堂)の食べ物は美味しくて安いです。)


3. ke-an : 状態や抽象名詞を作る
- 形容詞や動詞の語幹について、その状態や性質、抽象的な概念を表す名詞を作ります。
- 例:
- indah (美しい) → keindahan (美しさ)
- baik (良い) → kebaikan (善良さ、親切)
- datang (来る) → kedatangan (到着)
- 例文:Saya terpesona oleh keindahan alam di Bali. (私はバリの自然の美しさに魅了されました。)


4. se- : 「1つ」「同じ」「~するとすぐに」「できるだけ~」など多様な意味
- 名詞や形容詞、副詞などについて、様々な意味を加える便利な接頭辞です。
- 例:
- rumah (家) → serumah (同じ家の、同居)
- Indonesia (インドネシア) → se-Indonesia (インドネシア中の)
- tiba (到着する) → setibanya (到着するとすぐに)
- cepat (速い) → secepat mungkin (できるだけ早く)
- 例文:Kita harus berangkat secepat mungkin. (私たちはできるだけ早く出発しなければなりません。)


さらに学習を進めるためのヒント:
これらの接辞は、単語の意味を豊かにし、より正確で洗練されたインドネシア語表現を可能にします。最初は「こんなにたくさんあるの!?」と圧倒されてしまうかもしれませんが、心配いりません。
- 生のインドネシア語にたくさん触れる: ドラマ、映画、音楽、YouTube、現地の人との会話など、楽しみながらインドネシア語に触れる機会を増やしましょう。その中で、これらの接辞が実際にどのように使われているのか、自然と耳や目が慣れてきます。
- 辞書を活用する: 新しい単語に出会ったとき、辞書で意味を調べるついでに、どんな接辞がついているか、語幹は何か、といった点にも注目してみるのがおすすめです。
- 焦らず少しずつ: 一度に全てを覚えようとせず、まずはよく使われるものから、少しずつ自分のものにしていきましょう。
今回のセクションでは、インドネシア語 中級へのステップアップに欠かせない「動詞の接辞」と関係代名詞「yang」について学びました。



最初はルールが多くて難しく感じるかもしれませんが、これらの知識は、あなたがより自然で豊かなインドネシア語を話すための強力な武器になります。インドネシア人の友達との会話がもっとスムーズになったり、今まで聞き取れなかったドラマのセリフが理解できたりと、きっと新しい発見があるはずです。
一歩一歩、焦らずに学習を進めていけば、必ず使いこなせるようになります。これからも一緒にインドネシア語の学習を楽しみながら、あなたの世界を広げていきましょうね!応援しています! 😊✨
文法学習を加速させる!効果的な勉強法とおすすめリソース
1. 文法学習を楽しむための3つの心構え:モチベーション維持の秘訣



「文法」と聞くと、なんだか難しくて退屈なイメージがあるかもしれません。でも大丈夫!ちょっとした心構えを持つだけで、文法学習はもっと楽しく、そして効果的なものに変わります。インドネシア語学習のモチベーション維持をしながら、スキルアップを目指しましょう。
1.1. 完璧主義は手放そう!「まずは伝わる」を目指して
- 大切なポイント: まずは「伝えたいことが相手に大まかにでも伝わる」ことを目標にしましょう。多少の文法的な間違いは、コミュニケーションの中で自然と修正されていくものです。大切なのは、積極的に「話してみよう!」とするその気持ちです。
- 今日からできるアクションプラン: 間違いを恐れず、まずはあなたが知っている単語とシンプルな文法を使って、簡単な文を作って話してみましょう。例えば、「Saya mau makan sate ayam.(私はサテアヤムが食べたいです)」のように、基本的な「主語 + 動詞 + 目的語」の形からで十分です。
1.2. 間違いは成長のチャンス!恐れずにどんどんトライ
- 大切なポイント: もし会話中に間違いを指摘されたり、自分で「あれ?」と気づいたりしたら、「ラッキー!これでまた一つ賢くなった!」と前向きに捉えてみましょう。どんな間違いをしたのか、どうすれば正しくなるのかを意識することで、記憶にも残りやすくなります。
- 今日からできるアクションプラン: 会話の中で「この言い方、合ってるかな?」と少し不安に思っても、まずは勇気を出して口に出してみましょう。もし間違っていたら、その場で正しい言い方を教えてもらったり、後でこっそり調べて確認したりする習慣をつけると、着実にあなたのインドネシア語は磨かれていきます。
1.3. 「好き」を力に!楽しむことが継続の一番のコツ
- 大切なポイント: あなたが興味のあること(例えば、インドネシアの伝統的なバティック、バリ島のダンス、お気に入りのインドネシアの歌手など)をテーマに例文を作ったり、関連する情報をインドネシア語で探してみたりすると、自然と学習意欲も高まります。
- 今日からできるアクションプラン: 好きなインドネシアの歌の歌詞に出てくる文法を調べてみる、お気に入りのインドネシアドラマのセリフを真似して言ってみるなど、エンターテイメントと結びつけるのがおすすめです。楽しみながら自然と文法に触れる機会を増やすことが、モチベーション維持にも繋がります。
2. 効果を実感!今日からできるインドネシア語文法トレーニング
心構えが整ったら、次は具体的な学習方法です。ただ文法書を眺めるだけでなく、実際に「使う」ことを意識したトレーニングを取り入れることで、文法力は効率的にアップしますよ!
2.1. 例文は「自分で作る」が鉄則!あなたの言葉で表現しよう
参考書に載っている例文を丸暗記するのも一つの方法ですが、それだけではなかなか「使える」レベルにはなりません。本当に文法を理解し、自分のものにするためには、自分で例文を作る練習が不可欠です。
- 大切なポイント: 新しい文法項目を学んだら、「これって自分の場合はどう言うかな?」と、あなたの日常や興味関心に合わせてオリジナルの例文を創作してみましょう。例えば、「Bisa 〜(〜できる)」という助動詞を学んだら、「Saya bisa memasak nasi goreng.(私はナシゴレンを料理できます)」のように、具体的なあなたの行動や状況に置き換えてみることが大切です。
- 今日からできるアクションプラン:
- 新しい文法を学んだら、最低でも3つは自分の言葉で例文を作ってみましょう。
- 例文のテーマは、あなたの身近なこと(今日のランチの予定、週末に見たい映画、最近ハマっている趣味など)にすると、より実践的で楽しく取り組めます。
- 作った例文はノートに書き留めておき、時々見返して声に出して読んでみると、記憶の定着にも繋がります。
2.2. アウトプットを習慣に!日記や独り言で実践練習
学んだ文法は、実際に使ってみてこそ血肉となります。日常生活の中で、意識的にインドネシア語で考えたり、表現したりする機会を作りましょう。
- 大切なポイント: 難しく考える必要はありません。最初は短い文章で大丈夫。学んだ文法を使って、その日の出来事や感じたことをインドネシア語で日記に書いてみたり、頭の中で考えたことをインドネシア語で独り言としてつぶやいてみたりするだけでも、素晴らしいアウトプット練習になります。
- 今日からできるアクションプラン:
- インドネシア語でプチ日記: 「Hari ini saya pergi ke kafe dan minum kopi enak.(今日、私はカフェへ行って美味しいコーヒーを飲みました)」のように、その日にあったことや感じたことを1〜2文でも良いのでインドネシア語で書いてみましょう。手帳の隅に書くのも良いですね。
- ながら独り言トレーニング: 例えば、お気に入りのインドネシア料理を作りながら「Sekarang saya mau memotong bawang merah.(今から赤玉ねぎを切ろう)」とつぶやいてみたり、通勤中に窓の外の景色をインドネシア語で描写してみたり。これはいつでもどこでもできる手軽な練習法です。
2.3. 会話が一番の近道!インドネシア人の友人や先生と話してみよう
文法を正しく使えているか、より自然な表現になっているかを確認するには、実際にインドネシア語を母語とする人と話すのが一番効果的です。
- 大切なポイント: 間違いを恐れずに、積極的に話しかけてみましょう。優しいインドネシア人の友人や先生なら、きっとあなたの言葉に真摯に耳を傾け、必要であればより自然な言い方を教えてくれるはずです。実践的なフィードバックは、どんな教科書よりも価値のある学びになります。
- 今日からできるアクションプラン:
- オンラインの言語交換アプリやサイトで、インドネシア語を話す友達を探してみましょう。
- もしインドネシア語教室に通っているなら、先生に積極的に質問したり、授業以外の時間でも会話練習をお願いしたりしてみましょう。
- 日本国内のインドネシア関連のイベントに参加してみるのも、会話のチャンスを掴む良い機会です。例えば、インドネシアフェスティバルなどで、お店の人に簡単なインドネシア語で話しかけてみるのはいかがでしょうか。「Ini enak sekali!(これ、とても美味しいです!)」の一言から会話が始まるかもしれません。
2.4. 「生きた教材」にどっぷり浸かろう!歌・ドラマ・映画で楽しくインプット
教科書や参考書だけでなく、インドネシアの歌やドラマ、映画といった「生きた教材」に触れることも、文法学習を楽しく、かつ効果的に進めるための大きな秘訣です。
- 大切なポイント: ネイティブスピーカーが日常的に使っている自然な言い回しや、教科書ではなかなか学べないカジュアルな口語表現(日常会話でよく使われるくだけた言葉遣い)に触れることができます。また、ストーリーを楽しみながら、文法が実際のコミュニケーションの中でどのように使われているかを体感的に理解することができます。
- 今日からできるアクションプラン:
- お気に入りのインドネシアのポップソング(lagu pop Indonesia)を見つけて、歌詞(lirik lagu)と日本語訳を見ながら聴いてみましょう。気に入ったフレーズがあれば、その文法構造を調べてみるのも面白い発見がありますよ。YouTubeなどで検索するとたくさん見つかります。
- インドネシアのドラマや映画を、まずは日本語字幕付きで鑑賞し、ストーリーに慣れてきたらインドネシア語字幕に挑戦してみるのも良いでしょう。セリフの中で「あっ、この文法習ったやつだ!」と気づいたり、気になった表現や文法をメモしておいたりするのも効果的です。
- 探し方のヒント: YouTubeで「lagu Indonesia terbaru(最新インドネシアソング)」や「film Indonesia dengan subtitle Indonesia(インドネシア語字幕付きインドネシア映画)」などで検索してみると、たくさんのコンテンツが見つかります。
3. あなたの学習を力強くサポート!おすすめ学習リソース
インドネシア語の文法学習をスムーズに進め、モチベーションを維持するためには、良質な参考書や便利なツールが心強い味方になります。ここでは、インドネシア語学習中のあなたが、さらにステップアップするために役立つおすすめリソースを厳選してご紹介します。
3.1. 頼れるあなたの相棒!定評のある文法書・問題集
基礎から体系的に文法を学びたい、あるいは特定の文法項目をじっくり復習して理解を深めたいという方には、やはり質の高い文法書や問題集が役立ちます。
- 選び方のポイント:
- 解説の分かりやすさ: 専門用語が多すぎず、具体的な例文が豊富で、日本語での説明があなたにとって分かりやすいものを選びましょう。
- あなたの現在のレベルとの相性: 学習6ヶ月のあなたが「少し難しいけど、頑張れば理解できそう」と感じるレベル感が理想的です。入門書を一通り終えた方が、中級レベルへとスムーズに橋渡ししてくれるような内容のものが良いでしょう。
- 練習問題の質と量: 理解度を確認し、学んだことを確実に定着させるためには、適切な量の練習問題が用意されているものがおすすめです。
具体的な書籍の例(客観的な視点から)


3.2. スキマ時間を有効活用!オンライン学習サイト・アプリ
忙しい毎日の中でも、スマートフォンやパソコンがあれば、いつでもどこでも手軽にインドネシア語学習に取り組めるのがオンラインリソースの最大の魅力です。
- 選び方のポイント:
- 学習コンテンツの内容: 文法解説に特化したもの、単語学習がメインのもの、リスニング力やスピーキング力を鍛えるものなど、あなたが今一番強化したいスキルに合ったものを選びましょう。
- インターフェースの使いやすさ: 操作が直感的で、ストレスなく毎日続けられるデザインかどうかも重要なポイントです。無料トライアル期間があれば、ぜひ実際に使ってみて操作性を確認しましょう。
- モチベーションを維持する工夫: ゲーム感覚で楽しく学べるものや、学習の進捗状況が記録されて達成感が得られるものなど、あなたが「また明日もやりたい!」と思えるような工夫が凝らされているかどうかもチェックしてみてください。
具体的なサイト・アプリの例:




3.3. 辞書は語彙力アップの鍵!効果的な活用法をマスターしよう
文法を正しく理解し、使いこなすためには、やはり土台となる語彙力も欠かせません。辞書は、単に知らない単語の意味を調べるだけの道具ではなく、文法的な理解を深めるためのヒントもたくさん隠されている宝箱のような存在です。
- 辞書の選び方のポイント:
- 収録語彙数: 日常会話から少し進んだレベルの読解にも対応できる程度の語彙数が網羅されているものを選びましょう。
- 例文の豊富さと質: 単語が実際の文章の中でどのように使われるかを示す例文が豊富に掲載されている辞書は、文法的なニュアンスの理解も助けてくれます。
- 品詞情報の明記: 動詞、名詞、形容詞といった品詞(単語の種類)がはっきりと記載されていると、文の構造を把握する上で非常に役立ちます。
- 派生語・関連語の情報: インドネシア語は、語根(単語の核となる部分)に接頭辞(単語の頭につく要素)や接尾辞(単語の後ろにつく要素)などが付くことで、意味や品詞が変化することが多い言語です。これらの派生語や関連語が充実している辞書は、効率的に語彙を増やすのに役立ちます。
- アプリ版辞書の利便性: スマートフォンで使えるアプリ版の辞書は、持ち運びやすく、検索もスピーディーなので非常に便利です。オフラインでも使えるタイプなら、インターネット環境がない場所でも安心して使えます。
- 効果的な辞書の活用法:
- 意味だけでなく品詞も必ず確認: 新しい単語に出会って辞書で意味を調べる際には、その単語が文の中でどのような役割を果たすのか(動詞なのか名詞なのか等)を示す「品詞」も必ず確認する習慣をつけましょう。
- 例文をじっくり読んでみる: 掲載されている例文を読むことで、その単語が具体的にどのような文脈で、どのような文法構造の中で使われるのかがよく分かります。特に、あなたが学習中の文法項目に関連する例文を見つけたら、ノートに書き出しておくと良いでしょう。
- 接辞(せつじ)に注目する: 前述の通り、インドネシア語では接辞が非常に重要な役割を果たします。辞書で単語を引いた際に、その単語の語根や使われている接辞についての解説があれば、そこから文法的なルールを学ぶ大きなチャンスです。例えば、「ajar(学ぶ、教える)」という語根に、接頭辞「ber-」がつくと「belajar([自ら]学ぶ)」という自動詞になり、接頭辞「meng-」(me-の変化形)と接尾辞「-kan」がつくと「mengajarkan([他者に]教える)」という他動詞になる、といった関連性を意識しながら覚えるのが効果的です。
- たまには辞書を「読む」: 分からない単語をピンポイントで調べるだけでなく、時間があるときに辞書のページをパラパラと眺めてみるのもおすすめです。偶然出会った単語や表現から、新しい発見があったり、興味が広がったりすることがあります。





いかがでしたか?このセクションでは、インドネシア語の文法学習をより効果的に、そして何よりも楽しく進めるための心構え、具体的な勉強法、そしてあなたの学習をサポートしてくれる頼もしいリソースについて詳しくご紹介しました。
大切なのは、最初から完璧を目指しすぎず、間違いを恐れず、そしてインドネシア語を学ぶ楽しさを忘れずに、一歩一歩着実に進んでいくことです。今日から少しずつでも良いので、ここでご紹介したアクションプランや学習法を試してみてください。きっと、あなたのインドネシア語はもっと自然で、もっと豊かな表現力を持ったものへと進化していくはずです!応援しています。一緒に頑張りましょう!
まとめ:文法はあなたの強力な味方!自信を持ってインドネシア語を楽しもう
ここまで記事を読んでいただき、本当にありがとうございます!インドネシア語の文法の旅、いかがでしたでしょうか? この「インドネシア語の文法まとめ【基礎から習得の一本道】」が、あなたの学習の一助となれば幸いです。
この記事では、インドネシア語の基礎となる文法のポイントを整理し、初級から中級へとステップアップして、より自然で正確なコミュニケーションを目指すためのヒントをたくさんお伝えしてきました。
もしかしたら、「文法ってやっぱり難しい…」と感じた部分もあったかもしれません。でも、大丈夫!この記事を通して、インドネシア語の文法の全体像が少しでもクリアになり、これからの学習への自信に繋がっていれば、とても嬉しいです。
文法を理解することは、単にテストで良い点を取るためだけではありません。 それは、あなたの伝えたいことをより深く、より正確に相手に届けるための、いわば「魔法の杖」のようなもの。文法の知識が深まれば深まるほど、インドネシアの人々とのコミュニケーションはよりスムーズで豊かなものになり、彼らの文化や考え方を肌で感じられるようになるはずです。それは、旅行先でのちょっとした会話が弾んだり、現地の友達と冗談を言い合えたり、そんな素敵な体験へと繋がっていきます。
この記事のタイトルにもあるように、私たちはインドネシア語学習の「基礎から習得の一本道」を歩んでいます。そして、今回の記事が、その道筋を照らす確かな道しるべの一つとなれたことを願っています。これまであなたが積み重ねてきた単語やフレーズの知識に、しっかりとした文法の骨組みが加わることで、あなたのインドネシア語はさらに輝きを増すでしょう。インドネシア語の接辞や「yang」といった要素も、使いこなせば強力な武器になります。
これからの学習継続の道のりでは、時には立ち止まったり、迷ったりすることもあるかもしれません。でも、そんな時こそ、今日学んだことを思い出してください。一つ一つの文法ルールが、あなたの表現の幅を広げ、コミュニケーションを豊かにしてくれる「強力な味方」だということを。焦らず、あなたのペースで、楽しみながら学習を続けていくことが何よりも大切です。効果的な勉強法も参考に、あなたに合ったスタイルを見つけてくださいね。
さあ、今日学んだインドネシア語の文法項目を一つでも使って、何かアクションを起こしてみませんか? 例えば、
- インドネシアの友達に、今日覚えた文法を使って簡単なメッセージを送ってみる。
- お気に入りのインドネシアの歌の歌詞で、知っている文法構造を見つけてみる。
- インドネシア料理のレシピを、文法を意識しながら読んでみる。
- 思い切って、インドネシア語でSNSに今日の出来事を投稿してみる!(例:Saya belajar tata bahasa Indonesia hari ini! 面白かったです!など)
どんな小さな応用でも構いません。実際に使ってみることで、知識は定着し、さらなる自信へと繋がります。
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実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。



今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!



詳しくはこちらの記事で紹介しています。


最後に



最後まで読んでいただきありがとうございました!



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