インドネシア語の動詞が分かる!接頭辞「meN-」の基本と変化ルールを徹底解説【初心者向け】

インドネシア語の動詞が分かる!接頭辞「meN-」の基本と変化ルールを徹底解説【初心者向け】

インドネシア語の単語、特に動詞を勉強していると、「あれ?なんだか似たような形で始まる単語が多いな…」と感じたことはありませんか?

例えば、

  • melihat (見る)
  • membaca (読む)
  • mendengar (聞く)
  • mengambil (取る)

のように、「me-」や「mem-」、「men-」、「meng-」で始まる動詞、本当によく見かけますよね。

「これって一体何なんだろう?」
「単語によって微妙に形が違うのはどうして?」

実はこれらの形は、インドネシア語の基本となる単語(語幹 ごかん)に、「meN-」という接頭辞(せっとうじ)が付いたものなんです。

接頭辞とは、単語の頭にくっついて意味を加えたり、言葉の種類(品詞)を変えたりする飾りのようなもの。英語で言うと「un-」や「re-」をイメージすると分かりやすいかもしれません。

そして、この接頭辞「meN-」こそが、インドネシア語の動詞を理解する上で、非常に重要な鍵となります。

なぜなら、インドネシア語の動詞の多くが、この「meN-」が付いた形(またはその仲間たち)で使われているから。この仕組みをマスターすれば、たくさんの動詞の成り立ちが分かり、インドネシア語の文章を読んだり、自分で文を作ったりするのが、ぐっと楽になりますよ♪

ちなみに、「meN-」の「N」が大文字で表記されているのには理由があります。実はこの「N」の部分、後ろに続く語幹の最初の音によって、「m」や「n」、「ng」などに変化するんです!だから、先ほどの例も「me-」「mem-」「men-」「meng-」と、色々な形になっていたんですね。この変化の詳しいルールについては、後ほどじっくり解説しますので安心してください。

この記事では、インドネシア語初心者さんがつまずきやすい接頭辞「meN-」について、

  • 基本的な役割(どんな働きをするの?)
  • なぜ動詞学習で重要なのか
  • 「N」の部分が変化するルール(どうして形が変わるの?)
  • 具体的な単語例

などを、分かりやすく丁寧に解説していきます。

「なんだか難しそう…」と感じている方も大丈夫!この基本さえ押さえれば、インドネシア語の動詞への苦手意識がきっと軽くなります。一緒に「meN-」の謎を解き明かし、インドネシア語学習をもっとスムーズに進めましょう!

目次

meN-ってどんな働きをするの?基本的な役割をチェック!

インドネシア語の勉強を進めていると、membaca(読む)や menulis(書く)のように、「meN-」から始まる動詞によく出会いますよね。「なんだか複雑そう…」と感じるかもしれませんが、まずはこの「meN-」がどんな働きをするのか、基本的な役割を知ることから始めましょう!

基本は「〜を〜する」動きを表す動詞(他動詞)に変身させること!

接頭辞 meN- の最も重要な役割は、言葉の元となる部分(語幹:名詞や形容詞、動詞の原形など)にくっついて、「〜を〜する」「〜に〜する」といった、具体的な動作を表す動詞(他動詞)に変身させることです。

少し文法的な言葉を使うと「他動詞(たどうし)を作る」働きと言います。もっと簡単に言うと、「何を(〜を)」や「誰に(〜に)」といった目的語が必要になる動詞を作る、と考えると分かりやすいですよ♪

いくつか簡単な例を見てみましょう。

  • 語幹:baca (読む、読むこと、読書)
    • meN-が付くと…membaca (〜を読む
    • 例: Saya membaca buku. (私は本を読みます。)
  • 語幹:tulis (書く、書くこと、筆記)
    • meN-が付くと…menulis (〜を書く
    • 例: Dia menulis surat. (彼は手紙を書きます。)
  • 語幹:masak (料理、料理する)
    • meN-が付くと…memasak (〜を料理する
    • 例: Ibu memasak nasi goreng. (母はナシゴレンを料理します。)

このように、元の語幹接頭辞 meN-が付くことで、「読むこと」が「本を読む」の「読む」に、「料理」が「ナシゴレンを料理する」の「料理する」になるイメージです。言葉の種類(品詞)が変わり、文の中で「動き」を表す中心的な役割を担えるようになるんですね。これがインドネシア語文法の面白い特徴の一つです。

「あれ? bacamembaca に、tulismenulis になってる!」

この「N」の変化にはちゃんとルールがあります。その詳しいルールは次のセクションで解説しますので、ここではまず「接頭辞 meN-が付くと、多くの場合、他動詞(〜を〜する動詞)になるんだな」という基本の役割を掴んでおきましょう。)

実は「〜が…する」動きを表す動詞(自動詞)になることも

接頭辞 meN- は、基本的には上で説明した「〜を」が必要な他動詞を作ることが多いのですが、時々、「〜が…する」という、目的語(「〜を」や「〜に」)を必要としない動きを表す動詞(自動詞 じどうし を作ることもあります。

日本語で言うと、「鳥が飛ぶ」や「赤ちゃんが泣く」のようなタイプの動詞です。

  • 語幹:tangis (泣き声)
    • meN-が付くと…menangis (泣く)
    • 例: Adik bayi menangis. (赤ちゃんが泣いています。)
  • 語幹:lompat (跳躍、ジャンプ)
    • meN-が付くと…melompat (跳ぶ、ジャンプする)
    • 例: Kucing itu melompat. (その猫は跳びました。)

ただし、この自動詞になるパターンは、他動詞になるパターンに比べると数は少なめです。インドネシア語学習の初期段階では、「接頭辞 meN-が付くと、まずは他動詞(『〜を〜する』動詞)になるのが基本!」と覚えておけば大丈夫です。自動詞になるケースもあるんだな、と頭の片隅に置いておく程度でOK。まずは基本をしっかり押さえることが勉強の近道です。


接頭辞 meN- の基本的な役割、特に他動詞を作る働きについて、イメージが掴めたでしょうか?

さて、ここからが本番! 次のセクションでは、多くの学習者が「難しい!」と感じやすい、「meN-」の「N」の部分が、語幹の最初の音によって mnng などに変化するルールについて、分かりやすく解説していきますね!

なぜ形が変わるの?「meN-」の変化ルールをマスターしよう!

インドネシア語の動詞を見ていると、「me- の後が m だったり n だったり、どうして形が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか? それは気のせいではなく、ちゃんとしたルールがあるんです!

あ!それ!さっきも気になっていました!bacamembaca に、tulismenulis になったり……

接頭辞「meN-」の「N」の部分は、後ろにくっつく言葉(語幹)の最初の音(頭文字)に合わせて、発音しやすいように形を変えます。これは日本語の「音便(おんびん)」(例:「読み + て」→「読んで」)と少し似ていますね。

この「meN-」の変化ルールは、最初は少し複雑に見えるかもしれませんが、パターンを掴んでしまえば大丈夫! インドネシア語文法を理解する上で非常に重要なポイントなので、一緒にしっかりマスターしましょう♪

「meN-」の変化パターンをチェック!

「meN-」がどのように変化するのか、語幹の頭文字ごとに見ていきましょう。下の表に分かりやすくまとめました。

スクロールできます
meN- の形語幹の頭文字例 (語幹 → meN-動詞)ポイント
me-l, m, n, r, w, y・lihat (見る) → melihat
・masak (料理する) → memasak
そのまま me- をつけるだけ!簡単です♪
mem-b, p, f, v・baca (読む) → membaca
pakai (使う) → memakai
・foto (写真を撮る) → memfoto
P で始まる語幹は P が消える点に注意! 😲
men-d, t, c, j, z・dengar (聞く) → mendengar
tulis (書く) → menulis
・cuci (洗う) → mencuci
T で始まる語幹は T が消える点に注意! 😲
meng-g, h, k, a, i, u, e, o, q, x・gambar (描く) → menggambar
kirim (送る) → mengirim
・ambil (取る) → mengambil
K で始まる語幹は K が消える点に注意! 😲
(母音で始まる語幹もこの形!)
meny-ssapu (掃く) → menyapu
・sewa (借りる) → menyewa
S で始まる語幹は S が消える点に注意! 😲
menge-1音節の語幹
(発音が短い単語)
・bom (爆弾) → mengebom (爆撃する)
・cat (ペンキ) → mengecat (塗装する)
ちょっと特別なルール。短い単語には menge- が付きます。

(表の読み方)

  • meN- の形: 変化後の接頭辞の形です。
  • 語幹の頭文字: meN- が付く前の単語の、最初のアルファベットです。
  • 例: 語幹に meN- が付いて動詞になった形を示しています。(→ の右側が変化後)
  • ポイント: 特に覚えておきたい注意点です。

特に注意! 消えちゃう文字「p, t, k, s」

表を見てお気づきかもしれませんが、meN- が付く際に、語幹の頭文字である p, t, k, s は消えてしまう(脱落する) という重要なルールがあります!

  • p で始まる語幹 → mem- になり、p は消える (例: pakai → memakai)
  • t で始まる語幹 → men- になり、t は消える (例: tulis → menulis)
  • k で始まる語幹 → meng- になり、k は消える (例: kirim → mengirim)
  • s で始まる語幹 → meny- になり、s は消える (例: sapu → menyapu)

これは meN-変化を学ぶ上で、多くの初心者の方がつまずきやすいポイントです。「あれ?元の単語と形が違う!」と混乱しないように、この「消えるルール」は特にしっかり覚えておきましょうね!

なんで形が変わるの?

「どうしてこんなにややこしい変化をするんだろう?」

詳しい音声学的な説明は少し難しいのですが、簡単に言えば「その方が発音しやすいから」なんです。

例えば meN- + tulis を、もしルール通りに変化させずに mentulis と発音しようとすると、少し言いにくい感じがしませんか? それが menulis と変化することで、舌の動きが滑らかになり、より自然な発音になるのです。

最初はルールを覚えるのが少し大変かもしれませんが、「発音しやすくするための変化なんだな〜」と軽く捉えて、まずは表のパターンに慣れることを目指しましょう! 実際に声に出して練習してみると、変化後の形の方が言いやすいことが実感できるかもしれませんよ♪

具体例で見てみよう!「meN-」動詞の変化パターン別単語集

前のセクションで接頭辞「meN-」変化ルールを学びましたね!理屈は分かっても、実際にどんな単語がどう変わるのか、具体例がないとピンとこないかもしれません。

ここでは、それぞれの変化パターンについて、日常会話でよく使う基本的なインドネシア語単語をピックアップしてご紹介します!簡単な例文も一緒に載せているので、ぜひ声に出して練習しながら、「meN-」動詞にどんどん慣れていきましょう♪

パターン1:語幹が l, m, n, ny, ng, r, w, y で始まる場合 → me- + 語幹

このパターンは一番シンプル!語幹の前にそのまま me- をつけるだけです。

  • lihat (見る) → melihat
    • 【例文】Saya melihat gunung yang indah.
      • (サヤ ムリハットゥ グヌン ヤン インダー)
      • 私は美しい山を見ます。
  • masak (料理する) → memasak
    • 【例文】Ibu memasak ayam goreng setiap hari Minggu.
      • (イブ ムマサック アヤム ゴレン スティアップ ハリ ミング)
      • 母は毎週日曜日にフライドチキンを料理します。
  • rasa (感じる) → merasa
    • 【例文】Saya merasa sedikit lelah hari ini.
      • (サヤ ムラサ スディキットゥ ルラー ハリ イニ)
      • 私は今日、少し疲れています。

パターン2:語幹が b, p, f, v で始まる場合 → mem- + 語幹 (※pは消える!)

語幹が b, f, v で始まる単語には mem- をつけます。そして、ここが重要!語幹が p で始まる単語は、p の音が消えて mem- が付きます。

  • baca (読む) → membaca
    • 【例文】Saya suka membaca buku cerita.
      • (サヤ スカ ムンバチャ ブク チュリタ)
      • 私は物語の本を読むのが好きです。
  • beli (買う) → membeli
    • 【例文】Dia membeli tas baru di pasar.
      • (ディア ムンブリ タス バル ディ パサール)
      • 彼/彼女は市場で新しいカバンを買います。
  • pakai (使う、着る) → memakai (pが消える!)
    • 【例文】Adik perempuan saya memakai gaun merah.
      • (アディッ プルンプアン サヤ ムマカイ ガウン メラー)
      • 私の妹は赤いドレスを着ています。
  • pikir (考える) → memikir (pが消える!)
    • 【例文】Saya perlu memikir jawabannya.
      • (サヤ プルル ムミキール ジャワバンニャ)
      • 私はその答えを考える必要があります。

パターン3:語幹が d, t, c, j, z で始まる場合 → men- + 語幹 (※tは消える!)

今度は d, t, c, j, z で始まる単語です。d, c, j, z で始まる場合は men- をつけます。そして、t で始まる単語は、さっきの p と同様に、t の音が消えて men- が付きます。

  • dengar (聞く) → mendengar
    • 【例文】Tolong mendengar penjelasan saya.
      • (トロン ムンドゥンガール プンジュラサン サヤ)
      • 私の説明を聞いてください。
  • datang (来る) → mendatang
    • 【例文】Presiden akan mendatang besok.
      • (プレシデン アカン ムンダタン ベソッ)
      • 大統領は明日来られます。(※注: datang は単独で「来る」の意味で使うことが多いです)
  • tulis (書く) → menulis (tが消える!)
    • 【例文】Mahasiswa itu sedang menulis laporan.
      • (マハシスワ イトゥ スダン ムヌリス ラポラン)
      • その大学生はレポートを書いています。
  • tonton (観る) → menonton (tが消える!)
    • 【例文】Kami menonton film di bioskop.
      • (カミ ムノントン フィルム ディ ビオスコップ)
      • 私たちは映画館で映画を観ます。
  • cuci (洗う) → mencuci
    • 【例文】Dia mencuci piring kotor.
      • (ディア ムンチュチ ピリン コトール)
      • 彼/彼女は汚れたお皿を洗います。

パターン4:語幹が s で始まる場合 → meny- + 語幹 (※sは消える!)

s で始まる単語も特別なルールs の音が消えて、代わりに meny- が付きます。「メニャ」という響きが可愛いですね♪

  • sapu (掃く) → menyapu (sが消える!)
    • 【例文】Pembantu menyapu lantai setiap pagi.
      • (プンバントゥ ムニャプ ランタイ スティアップ パギ)
      • お手伝いさんは毎朝床を掃きます。
  • sewa (借りる) → menyewa (sが消える!)
    • 【例文】Turis itu menyewa sepeda motor.
      • (トゥリス イトゥ ムニェワ スペダ モトール)
      • その観光客はバイクを借ります。
  • simpan (保管する、しまう) → menyimpan (sが消える!)
    • 【例文】Saya menyimpan uang di bank.
      • (サヤ ムニンパン ウアン ディ バンク)
      • 私は銀行にお金を預けています(保管しています)。

パターン5:語幹が k, g, h と母音 (a, i, u, e, o) で始まる場合 → meng- + 語幹 (※kは消える!)

このグループは少し仲間が多いですね。g, h, そして母音(a, i, u, e, o)で始まる単語には meng- をつけます。ここでも注意点! k で始まる単語は、k の音が消えて meng- が付きます。

  • kirim (送る) → mengirim (kが消える!)
    • 【例文】Saya akan mengirim email nanti.
      • (サヤ アカン ムンギリム イメル ナンティ)
      • 私は後でメールを送ります。
  • ketik (タイプする) → mengetik (kが消える!)
    • 【例文】Dia sedang mengetik surat untuk bosnya.
      • (ディア スダン ムンゲティック スラットゥ ウントゥッ ボスニャ)
      • 彼/彼女は上司への手紙をタイプしています。
  • gambar (描く) → menggambar
    • 【例文】Anak saya suka menggambar binatang.
      • (アナッ サヤ スカ ムンガンバール ビナタン)
      • 私の子供は動物を描くのが好きです。
  • ambil (取る) → mengambil
    • 【例文】Bisa tolong mengambilkan garam?
      • (ビサ トロン ムンガンビルカン ガラム?)
      • 塩を取っていただけますか?
  • ulang (繰り返す) → mengulang
    • 【例文】Guru mengulang pelajaran kemarin.
      • (グル ムングラン プラジャラン クマリン)
      • 先生は昨日の授業を繰り返します(復習します)。

パターン6:語幹が1音節の場合 → menge- + 語幹

最後は、語幹が非常に短い単語、つまり1つの音の塊で発音できる(1音節)単語のルールです。この場合は、menge- をつけます。

  • bom (爆弾) → mengebom (爆撃する)
    • 【例文】(※この単語は日常会話ではあまり使いませんが、ルールの例として挙げます)
  • cat (ペンキ) → mengecat (ペンキを塗る)
    • 【例文】Ayah mengecat pagar rumah.
      • (アヤ ムンゲチャットゥ パガール ルマー)
      • 父は家の柵にペンキを塗ります。
  • lap (拭く布) → mengelap (拭く)
    • 【例文】Saya harus mengelap meja ini.
      • (サヤ ハルス ムンゲラップ メジャ イニ)
      • 私はこのテーブルを拭かなければなりません。
  • tik (タイプ音) → mengetik (タイプする)
    • 【例文】(※この単語はパターン5の k が消える例 ketikmengetik と同じ形になりますね!)

いかがでしたか?たくさんのインドネシア語 単語具体例例文を見て、「meN-」動詞変化が少し身近に感じられるようになったでしょうか?

最初は難しく感じるかもしれませんが、よく使う単語から少しずつ覚えていけば大丈夫です!例文を声に出して読む練習を繰り返すうちに、自然と口から出てくるようになりますよ。インドネシア語勉強、応援しています!

ちょっと注意!「meN-」の例外と学習のコツ

ここまで接頭辞「meN-」の基本的な変化ルールを見てきましたが、「よし、これで完璧!」と思った方、ちょっと待ってくださいね! 実は、インドネシア語の「meN-」動詞には、ルール通りに変化しない例外もいくつか存在するんです。

「えー!また覚えることがあるの?」と不安に思ったかもしれませんが、心配はいりません! ここでは、そんな「meN-」の例外パターンと、初心者さんが無理なく学習を進めるためのコツをお伝えします。

1. ルール通りじゃない「meN-」動詞もあるんです

基本的なルールを覚えることはとても大切ですが、「すべての単語がルール通り!」というわけではないのが、言語学習の面白いところであり、少し厄介なところでもありますね。いくつか例を見てみましょう。

  • 特定の単語の例外:
    例えば、「持つ」という意味の punya。ルールに従えば memunya になりそうですが、実際には mempunyai という形がよく使われます。なぜそうなるのか、という理由は少し複雑なので、今は深入りせず、「へぇ、こういうパターンもあるんだな」くらいに捉えておけばOKです。
  • 外来語の場合:
    英語など他の言語から借用された言葉に「meN-」が付く場合も、ルール通りにならないことがあります。
  • 目的語をとらない「meN-」動詞(自動詞): これまで紹介してきた「meN-」動詞の多くは「〜を」にあたる目的語をとる他動詞でしたが、「meN-」が付いても目的語をとらない自動詞になるものもあります。(セクション2でも少し触れましたね!)
    • 例:tangis (涙) → menangis (泣く)
    • 例:nyanyi (歌) → menyanyi (歌う)
    • 例:mandi (水浴び) → mandi (水浴びをする) ※mandimeN- が付かない形が一般的です。
      このように、「〜を」にあたる言葉がなくても文が成り立つ動詞もある、と覚えておきましょう。

2. 「meN-」動詞、どうやって覚えていけばいい?学習のコツ

例外もあると聞くと、「全部覚えられるかな…」と心配になるかもしれませんね。でも大丈夫! ここでは、初心者さんにおすすめのインドネシア語動詞の学習方法コツをご紹介します。インドネシア語講座などで学ぶ際にも役立ちますよ。

  • 完璧を目指さない:
    最初からすべての変化パターンや例外を完璧に暗記しようとしなくても大丈夫です。まずはこの記事で紹介した基本的なルールをしっかり理解することを目標にしましょう。これがインドネシア語 学習の土台になります。
  • よく使う動詞から慣れる:
    日常会話で頻繁に使う動詞や、自分の興味のある分野の単語から少しずつ触れていくのが効果的です。「読む membaca」「書く menulis」「食べる makan (※meN-が付かない代表例)」「見る melihat」など、基本的なものから実際に使ってみましょう。
  • 「あれ?」と思ったら調べる習慣を:
    新しい単語に出会ったとき、「これはどう変化するんだろう?」「この形はルール通りじゃないかも?」と思ったら、辞書やオンラインの翻訳ツール、学習アプリなどでこまめに確認する習慣をつけましょう。この「調べる」という一手間が、記憶を定着させるのにとても役立ちます。

大切なのは、基本ルールを知っておくことです。ルールさえ頭に入っていれば、例外的な単語に出会っても「これは例外パターンだな」と気づくことができます。あとは、出会うたびに「なるほど!」と確認して、少しずつ語彙を増やしていけば良いのです。焦らず、楽しみながらインドネシア語動詞と仲良くなっていきましょう!

まとめ:接頭辞「meN-」を理解して、インドネシア語をもっと楽しく!

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!少し複雑に感じたかもしれない接頭辞「meN-」変化ルール、お疲れ様でした。でも、この基本が分かれば、インドネシア語動詞が一気に身近に感じられるはずです。

最後に、この記事で学んだ大切な要点を一緒に振り返ってみましょう。

  • 「meN-」はインドネシア語の動詞(特に「〜を〜する」という他動詞)を作る、非常に基本的な接頭辞でした。これを理解すると、多くの単語の成り立ちが見えてきます。
  • 後ろに続く語幹の最初の音によって、「me-」「mem-」「men-」「meng-」「meny-」「menge-」のように形が変わるという変化ルールがありましたね。最初は少しややこしいですが、パターンを掴むとパズルのようで面白いですよ!
  • このルールを理解すれば、知らない動詞に出会った時も、その成り立ちから意味を推測しやすくなります。インドネシア語の勉強が、さらに楽しくなるはずです。

接頭辞「meN-」を理解することは、これからのあなたのインドネシア語 学習にとって、本当に大きな一歩です。

文章を読んでいる時に知らない動詞が出てきても、「あ、これは meN- が変化した形かも?」と気づけるだけで、意味を理解する大きな助けになります。自分でインドネシア語の文章を作ったり、会話で気持ちを伝えたりする時も、自信を持って正しい動詞を選べるようになりますよ。

最初は少し戸惑うこともあるかもしれませんが、焦らず、一つひとつの例文に触れながら、ゆっくり慣れていきましょう。単語帳やテキストに出てくる動詞が、「meN-」とどんな語幹からできているのか意識してみるのも、効果的な勉強法です。

「meN-」と仲良くなれば、インドネシア語の世界はもっともっとカラフルに、そして面白く感じられるはず!あなたのインドネシア語 学習が、これからも楽しく続くことを心から応援しています!今回の学びが、あなたの学習モチベーションに繋がり、今後のインドネシア語講座などでの学びを深める一助となれば、とっても嬉しいです。一緒に頑張りましょうね!

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最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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