インドネシア語「bangun」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「bangun」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

今回はインドネシア語の基本的な単語、「bangun」(バングン)をピックアップして徹底解説します!

「bangun」はこないだ覚えたばかりで、「起きる」って意味ですよね!

bangun」と聞いて、まず「起きる」という意味を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? そうなんです、日常会話やテキストの初めのほうで本当によく登場する、インドネシア語の超重要単語のひとつです。

でも、ちょっと待ってください! 実はこの「bangun」、ただ「起きる」だけじゃない、奥深〜い単語だって知っていましたか?😳

え!「起きる」って意味だけじゃないんですね!

実は「bangun」は、いくつかの異なる意味を持つ「多義語」なんです。だから、一つの意味しか知らないと、実際の会話で「あれ? 今どういう意味で使ったんだろう?」と戸惑ってしまうかもしれません。でも、心配はいりません!

この記事を読めば、

  • bangun」が持つ様々な意味ニュアンス
  • それぞれの意味での具体的な使い方例文付き!)
  • 間違いやすい発音のコツ(読み方)
  • さらに理解が深まる派生語文法解説)
  • 学習の成果を確認できるクイズ

など、「bangun」に関するあらゆる情報が手に入ります✨

この記事を読み終わる頃には、「bangun」の全体像がしっかり掴めて、「なるほど、そういうことか!」とスッキリするはず。そして、自信を持って「bangun」を使いこなせるようになりますよ!

さあ、一緒に「bangun」の世界を探求して、あなたのインドネシア語をもっと豊かにしていきましょう!💪

目次

「bangun」が持つ複数の意味とニュアンス

この bangun という単語、実はいくつかの異なる意味ニュアンスを持っているんです。文脈によって意味が変わるので、しっかり整理しておかないと混乱してしまうことも…!

でも大丈夫!ここで一つずつ丁寧に見ていけば、きちんと使い分けられるようになりますよ。主な意味を例文と一緒にチェックしていきましょう♪

1. 起きる、目を覚ます (自動詞) – wake up

インドネシア語の bangun の最も基本的な意味は、「起きる/目を覚ます」。朝、眠りから覚めて体を起こす、あの動作です。

  • ニュアンス: 基本的には、睡眠状態から意識がはっきりして、物理的に体を起こすことを指します。「目が覚める」と「起き上がる」の両方のニュアンスを含んでいることが多いです。
    • 日本語の「奮起する」のような比喩的な意味で使われることは一般的ではありませんが、「立ち上がる」といった広い意味で捉えられる可能性は文脈によってはあるかもしれません。
  • 英語: wake up
  • 例文:
    • Saya bangun jam enam pagi.
      (サヤ バングン ジャム ウナム パギ)
      訳: 私は朝6時に起きます

2. 建てる、建設する (他動詞) – build

次に紹介するのは「建てる」という意味です。家やビル、橋などを造るときに使われます。

  • ニュアンス: 物理的に何かを造り上げる、建設するという意味合いです。建物だけでなく、もっと大きな計画や組織を「築き上げる」といった文脈で使われることもあります(※この場合、後述する派生語の membangun が使われることが多いです)。
  • 英語: build
  • 例文:
    • Pemerintah akan bangun jembatan baru di sini.
      (プムリンター アカン バングン ジュンバタン バル ディ シニ)
      訳: 政府はここに新しい橋を建設する予定です。(口語的な表現。より正式には membangun を使います)

3. 起き上がらせる、起こす (他動詞 – membangunkan) – wake someone up

これは厳密には bangun に接尾辞「-kan」がついた membangunkan という形なのですが、「起こす」という基本的な動作としてここで少し触れておきますね。(詳しくは後述の派生語セクションで解説します!)

  • ニュアンス: 自分自身が「起きる (bangun)」のではなく、他の誰かを「起こす」という意味になります。自動詞の「起きる」と他動詞の「起こす」の違いを意識しましょう。
  • 英語: wake someone up
  • 例文:
    • Ibu membangunkan saya setiap pagi.
      (イブ ムンバングンカン サヤ スティアプ パギ)
      訳: 母は毎朝、私を起こします

このように、bangun は文脈によって「起きる」「建てる」「」など、様々な意味に変化する多義語です。最初は戸惑うかもしれませんが、例文などを通してそれぞれの使い方に慣れていくことが大切ですよ。

インドネシア語「bangun」の正しい発音をマスターしよう!

「bangun」、インドネシア語の勉強でよく出会う基本的な単語ですよね! 「起きる」や「建てる」といった意味がありますが、「発音がちょっと難しいかも…?」と感じている方もいるかもしれません。

特に、日本人学習者さんがつまずきやすいのが**「ng」**の音なんです。

でも大丈夫!ここで「bangun」の正しい発音のコツをしっかり掴んで、ネイティブのような自然な発音を目指しましょう♪

インドネシア語「bangun」の発音

カタカナでの読み方とアクセント

まずは、カタカナ表記で発音のイメージをつかみましょう。

「bangun」は、**「バングン」**と読みます。

そして大切なのがアクセントの位置です。アクセントは、最初の**「バ」**にあります。

「バ」 の部分を、強く、そして短く発音するイメージです。「ングン」というリズムを意識してみてくださいね。

インドネシア語「bangun」の発音

発音記号(IPA)について

より正確な発音を知りたい方のために、**発音記号(IPA)**もご紹介しますね。
「bangun」の発音記号は [ˈbaŋʊn] となります。

  • ˈ: アクセントが直後の音節(ここではba)にあることを示します。
  • a: 日本語の「ア」に近い音です。
  • ŋ: これがポイントの「ng」の音(軟口蓋鼻音)です。後ほど詳しく解説しますね!
  • ʊ: 日本語の「ウ」と「オ」の中間のような、少しこもった感じの「ウ」の音です。唇を丸めて発音します。
  • n: 日本語の「ン」に近いですが、舌先をしっかり上の歯茎につけて発音します。

発音記号は少し難しく感じるかもしれませんが、カタカナ表記と合わせて参考にしてみてください。

【最重要ポイント】「ng」の発音のコツ

さあ、ここが一番の山場、「bangun」の**「ng」**の発音です!

この**「ng」**の音 [ŋ] は、日本語の「ん」とは少し違います。よくある間違いは、単純に「バン+グン」と分けて発音してしまうこと。

ポイントは、舌の後ろの方(舌根部)を、上あごの奥の柔らかい部分(軟口蓋 なんこうがい)に軽くくっつけて、鼻から息を抜くように「ン〜」と音を出すことです。

ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、日本語で言うと…

  • 「まんが(漫画)」の「んが」の部分
  • 「あんがい(案外)」の「んが」の部分

この時の、鼻にかかった「ング」のような音に近いんです。「ン」と「グ」をはっきり区切るのではなく、一つながりの鼻に抜ける音として捉えるのがコツですよ♪

練習方法としては、「バ」と言った後、舌の後ろをグッと持ち上げて上あごの奥につけ、鼻から「ン〜」と音を出しながら、最後に軽く「ウン」と付け加える感じです。「バングン」と意識して、何度か声に出して練習してみましょう!

地域による発音の違いは?

インドネシアはとても広い国ですが、「bangun」の発音に関しては、ジャカルタなどの標準的なインドネシア語において、特に大きな地域差はあまりないと言われています。

まずは今回ご紹介した、

  1. 「バ」にアクセントを置いて強く短く発音すること
  2. **「ng」の音を、鼻に抜ける「ング」**のような音で発音すること

この2点をしっかりマスターすることを目指しましょう!

【文法解説】「bangun」の品詞と派生語をマスターしよう!

インドネシア語の単語力をぐっと伸ばす鍵、それが派生語です。基本となる単語(語幹といいます)に接頭辞接尾辞といった「飾り」がつくことで、意味や品詞が変化します。

今回のテーマである「bangun」も、この派生語がとっても豊富な単語なんです! ここでは、「bangun」の基本的な意味と品詞から、様々な派生語まで、文法的なポイントを丁寧に解説していきますね。

1. 基本の「bangun」:動詞?名詞?

まず、基本となる「bangun」には、主に2つの意味と品詞があります。

  • 動詞:「起きる」「目が覚める」
    • 朝、眠りから覚めるときによく使います。自動詞(目的語をとらない動詞)です。
    • 例文: Saya bangun jam 6 pagi. (私は朝6時に起きます。)
  • 名詞:「形」「構造」「様式」
    • 物の形や建物の構造などを指すときに使われます。
    • 例文: Rumah itu memiliki bangun yang unik. (その家はユニークなをしています。)
    • 例文: Ini bangun segitiga. (これは三角形のです。)

このように、「bangun」は文脈によって意味と品詞が変わるんですね。そして、この「bangun」が語幹となって、様々な派生語が生まれます。

2. 派生語の世界へ:接辞がつくとどう変わる?

インドネシア語では、語幹に接頭辞(語幹の前につく)や接尾辞(語幹の後につく)を組み合わせることで、新しい意味の単語がたくさん作られます。これは、単語を効率的に覚える上でとても重要なポイント!

「bangun」を語幹とする主な派生語を見ていきましょう。それぞれの接辞が持つ「意味のルール」にも注目してみてくださいね。

接頭辞 me-:「membangun」(建てる、建設する)

  • 意味: 建てる、建設する、築き上げる
  • 品詞: 他動詞(目的語をとる動詞)
  • 解説:
    • 語幹「bangun」に接頭辞 me- がついた形です。me- は、能動態の他動詞(「~する」という、目的語に対して何かを行う動詞)を作る代表的な接頭辞です。
    • 語幹が b で始まる場合、me- は mem- に変化します。なので me- + bangun → membangun となります。
    • 「形」を作る、というイメージから「建てる」「建設する」という意味になります。物理的な建物だけでなく、関係性や国などを「築き上げる」という意味でも使われますよ。
  • 例文:
    • Pemerintah membangun jembatan baru. (政府は新しい橋を建設しています。)
    • Mari kita membangun hubungan yang baik. (良い関係を築きましょう。)

接尾辞 -an:「bangunan」(建物、建造物)

  • 意味: 建物、建造物
  • 品詞: 名詞
  • 解説:
    • 語幹「bangun」に接尾辞 -an がついた形です。-an は、動詞や形容詞の語幹について名詞を作る働きがあります。「~されたもの」「~の結果」といったニュアンスを持つことが多いです。
    • membangun(建てる)という行為の結果できたもの、ということで「建物」という意味になります。
  • 例文:
    • Bangunan itu sangat tinggi. (その建物はとても高いです。)
    • Ada banyak bangunan bersejarah di kota ini. (この街にはたくさんの歴史的な建造物があります。)

接尾辞 -kan:「membangunkan」(起こす、~を起こさせる)

  • 意味: (人を)起こす、(何かを)呼び起こす、奮い立たせる
  • 品詞: 他動詞
  • 解説:
    • 語幹「bangun」に接尾辞 -kan がついた形です。動詞の語幹につく -kan は、使役(「~させる」)の意味を加えることが多い重要な接尾辞です。(※能動態では通常 me- もついて membangunkan となります)
    • 「bangun」(起きる)に -kan がつくことで、「起きさせる」→「(人を)起こす」という意味になります。比喩的に、感情や意欲などを「呼び起こす」という意味でも使われます。
    • 依頼や命令の文では me- が取れて bangunkan の形になることもあります。(例:Tolong bangunkan saya. 私を起こしてください。)
  • 例文:
    • Ibu membangunkan saya setiap pagi. (母は毎朝私を起こします。)
    • Musik itu membangunkan semangat juang kami. (その音楽は私たちの闘争心を呼び起こしました。)

接頭辞 ter-:「terbangun」(目が覚める、建てられる)

  • 意味:
    1. (ふと)目が覚める、起きる(意図せず)
    2. 建てられる(受動態)
  • 品詞: 自動詞 / 受動態
  • 解説:
    • 語幹「bangun」に接頭辞 ter- がついた形です。ter- は多様な意味を持ちますが、ここでは主に2つの意味合いで使われます。
    1. 自発・偶然: 自分の意志とは関係なく「ふと~する」というニュアンス。「bangun」(起きる)と合わせて「(ふと)目が覚める」となります。
    2. 受動態: 「~される」という意味。membangun(建てる)の受動態として「建てられる」という意味にもなります。
  • 例文:
    • Saya terbangun karena suara keras. (私は大きな音で目が覚めました。)[自発]
    • Rumah itu terbangun tahun lalu. (その家は去年建てられました。)[受動態]

接頭辞 ke- + 接尾辞 -an:「kebangunan」(覚醒、復興)

  • 意味: 覚醒、目覚め、復興、ルネサンス
  • 品詞: 名詞
  • 解説:
    • 語幹「bangun」に接頭辞 ke- と接尾辞 -an が同時についた形です。この ke-...-an という組み合わせは、抽象名詞(状態や性質などを表す名詞)を作ることが多いです。
    • 「bangun」(起きる、建つ)から派生し、「目が覚めること(覚醒)」や「(国などが)再び起き上がること(復興)」といった、少し硬い意味合いの名詞になります。
  • 例文:
    • Gerakan kebangunan nasional dimulai pada awal abad ke-20. (民族覚醒運動は20世紀初頭に始まりました。)
    • Setelah perang, negara itu mengalami masa kebangunan. (戦後、その国は復興期を経験しました。)

いかがでしたか?
bangun」という一つの語幹から、接頭辞接尾辞がつくことで、こんなにもたくさんの意味が生まれるんですね!

派生語のパターンを理解すると、知らない単語に出会っても意味を推測しやすくなります。特に me--an-kanter-ke-...-an は非常によく使われるので、それぞれの接辞が持つ基本的な意味のルールを意識しながら学習を進めると、インドネシア語の語彙力がぐんとアップしますよ!

語彙力アップ!「bangun」の関連語をマスターしよう♪

インドネシア語の単語を覚えるとき、似た意味の言葉(類義語)や反対の意味の言葉(対義語)をセットで覚えると、ぐっと語彙力がアップしますよ! ここでは、bangun の主な意味「起きる」と「建てる」に関連する単語を見ていきましょう。それぞれのニュアンスの違いを知って、表現の幅を広げてくださいね♪

「起きる」の関連語

まずは、bangun が「起きる」という意味の場合の関連語です。

  • 【類義語】 terjaga (トゥルジャガ) – 目が覚めている状態bangun が「ベッドから起き上がる」「目を覚ます」という動作に焦点を当てているのに対し、terjaga は「目が覚めている」「起きている」という状態を表します。
    例えば、「夜中に目が覚めちゃった…」というような、寝ていた状態から目が覚めて、まだ起き上がってはいないけれど意識がある状態を表現するのにぴったりです。
    • ニュアンスの違い:
      • bangun: 目を覚ます、起き上がる (動作)
      • terjaga: 目が覚めている、起きている (状態)
  • 【対義語】 tidur (ティドゥル) – 寝るこれは分かりやすいですね! bangun (起きる) の反対は tidur (寝る) です。朝 bangun して、夜 tidur する、という基本的な生活のリズムでセットで覚えてしまいましょう!
    • ニュアンスの違い:
      • bangun: 起きる
      • tidur: 寝る (正反対の行動)

「建てる」の関連語

次に、bangun (または membangun) が「建てる」という意味の場合の関連語を見てみましょう。

  • 【類義語】 mendirikan (メンディリカン) – 設立する、建てるmendirikan も「建てる」という意味で使われますが、建物だけでなく、会社や組織、学校などを「設立する」「創設する」という意味合いが強いのが特徴です。bangun / membangun が物理的に何かを「建てる」イメージなのに対し、mendirikan はもう少しフォーマルで、組織的なものを立ち上げるニュアンスが含まれます。
    • ニュアンスの違い:
      • bangun / membangun: (主に物理的に) 建てる、築く
      • mendirikan: (建物に加え、組織なども) 設立する、建てる (ややフォーマル)
  • 【対義語】 merobohkan (ムロボカン) / menghancurkan (メンハンチュルカン) – 取り壊す、破壊する建物を「建てる」membangun の反対は、「取り壊す」や「破壊する」ですよね。インドネシア語では主にこの2つの単語が使われます。
    • merobohkan: 古い家や壁などを物理的に「倒す」「取り壊す」というイメージです。計画的に解体するような場合にも使われます。
    • menghancurkan: もっと徹底的に「破壊する」「粉々にする」という強い意味合いがあります。地震で建物が完全に壊れてしまったり、何かをめちゃくちゃに壊したりするイメージです。
    • ニュアンスの違い:
      • bangun / membangun: 建てる
      • merobohkan: (物理的に) 取り壊す、倒す
      • menghancurkan: (徹底的に) 破壊する、粉砕する

これらの bangun の類義語対義語を一緒に覚えることで、より細かなニュアンスを表現できるようになりますよ。ぜひ、terjagamendirikantidurmerobohkanmenghancurkan もセットで覚えて、インドネシア語の表現力を豊かにしてくださいね!

セットで覚えよう!「bangun」を使ったコロケーション(よく使われる組み合わせ)

インドネシア語を話せるようになるには、単語一つひとつを覚えるだけでなく、よく使われる単語の組み合わせ、つまりコロケーション熟語フレーズで覚えるのがとっても効果的です!✨ その方が、より自然で実践的な会話力が身につくんですよ。

bangun」という単語も、実は色々な言葉とセットで使われることが多いんです。ここでは、「bangun」と一緒によく使われる便利なフレーズをいくつかご紹介します。例文と一緒にチェックして、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!

1. bangun pagi (バングン パギ) – 朝起きる

  • 意味: 「朝早く起きる」「早起きする」という意味です。「pagi」が「朝」という意味なので、覚えやすいですね! スッキリした朝の目覚めを表現できます。
  • 例文:
    • Saya suka **bangun pagi** setiap hari. (私は毎日朝起きるのが好きです。)
    • Besok harus **bangun pagi** ya! (明日は早起きしなきゃね!)

2. bangun kesiangan (バングン クシアンガン) – 寝坊する

  • 意味: これはちょっと残念なシチュエーションですが、「寝坊する」という意味の熟語です。「kesiangan」は「(時間的に)遅すぎる、日が高くなってから」というニュアンスがあります。うっかり寝過ごしてしまった時に使います。「しまった!」という気持ちが伝わりますね。
  • 例文:
    • Aduh, saya **bangun kesiangan** hari ini! (あぁ、今日寝坊しちゃった!)
    • Jangan sampai **bangun kesiangan** besok ya, ada rapat penting. (明日は大事な会議があるから、寝坊しないようにね。)

3. bangun rumah (バングン ルマ) – 家を建てる

  • 意味: 「bangun」には「建てる、建設する」という意味もあります。「rumah」は「家」なので、「家を建てる」という意味になります。物理的に何かを「起こす」「作り上げる」イメージですね。(※より正確には membangun rumah ですが、口語では bangun rumah も使われます。)
  • 例文:
    • Mereka sedang **bangun rumah** baru di desa. (彼らは村に新しい家を建てています。)
    • Butuh waktu lama untuk **bangun rumah** sebesar itu. (あんなに大きな家を建てるには長い時間がかかります。)

いかがでしたか?「bangun」という一つの単語でも、組み合わせる言葉によって「起きる」から「建てる」まで、意味が広がることが分かりましたね。

これらのコロケーションフレーズを覚えることで、より自然で豊かなインドネシア語表現ができるようになります。ぜひ、毎日の学習に取り入れてみてくださいね!😊

実践!「bangun」を使った例文集

「bangun」の基本的な意味や派生語、コロケーションがわかったところで、次は実際にどのように使われるのかを例文で見ていきましょう!ここでは、簡単な文からリアルな会話例まで、具体的な使い方をたっぷりご紹介します。文の構文文法のポイントも解説するので、しっかりマスターしてくださいね♪

まずは基本から!簡単な例文で使い方をマスター

基本的な文の形で「bangun」の使い方を確認しましょう。ここでは「起きる」「建てる」「形」の3つの意味に対応する例文を見ていきます。

例文1:起きる

Saya bangun jam enam pagi.
(私は朝6時に起きます。)
  • 構文解説:
    • Saya (私 – 主語: S) + bangun (起きる – 動詞: V) + jam enam pagi (朝6時に – 時を表す副詞句: Keterangan Waktu)
    • インドネシア語の基本となる SVO (主語-動詞-目的語) 構文 のうち、目的語がない「SV + 副詞句」の形です。「誰が」「どうする」「いつ」という情報が順番に並んでいますね。
  • 文法の特徴:
    • この bangun は「起きる」という意味の自動詞として使われています。
    • 時間を表すときは jam (時) を使います。jam enam は「6時」、pagi は「朝」なので、「朝の6時」という意味になります。jam の使い方、覚えておくと便利ですよ!

例文2:建てる (membangun)

Mereka membangun rumah baru.
(彼らは新しい家を建てています。)
  • 構文解説:
    • Mereka (彼ら – 主語: S) + membangun (建てる – 動詞: V) + rumah baru (新しい家 – 目的語: O)
    • こちらも基本的な SVO 構文 です。「誰が」「どうする」「何を」が順番に並んでいます。
  • 文法の特徴:
    • 「建てる」という意味で使う場合、bangun に接頭辞 me- が付いて membangun という他動詞(目的語を必要とする動詞)になるのが一般的です。
    • ここでは rumah baru (新しい家) という目的語をとっていますね。

もっと自然に!リアルな会話例で表現力アップ

簡単な例文で基本を押さえたら、次は実際の会話でどのように使われるかを見てみましょう!日常の様々なシーンで「bangun」が活躍しますよ。

会話例1:友人同士で朝の習慣について話す

友人A: Kamu biasanya bangun jam berapa?
(カミュ ビアサニャ バングン ジャム ブラパ?)
(普段何時に起きるの?)

友人B: Aku bangun pagi sekali, sekitar jam lima.
(アク バングン パギ スカリ、スキタール ジャム リマ。)
(すごく朝早く起きるよ、5時くらいかな。)

  • ポイント: 「起きる」という意味の bangun は、日常会話で本当によく使います。biasanya (普段)、jam berapa (何時?)、pagi sekali (とても朝早く)、sekitar (~くらい) といった言葉と一緒に使うと、より自然な会話になりますね。

会話例2:建設中の建物について尋ねる

Aさん: Kapan bangunan ini akan selesai dibangun?
(カパン バングナン イニ アカン スルサイ ディバングン?)
(この建物はいつ建て終わる予定ですか?)

Bさん (現場の人): Diperkirakan selesai tahun depan.
(ディプルキラカン スルサイ タフン ドゥパン。)
(来年完成する見込みです。)

  • ポイント: ここでは bangun の派生語が登場しています。bangunan は「建物」、dibangun は di- が付いて「建てられる」という受身形です。「建てる」という話題では、これらの言葉もよく使われます。Kapan (いつ)、akan selesai (~し終わる予定)、diperkirakan (~と見積もられる/見込み) も一緒に覚えておくと便利です。

会話例3:お母さんが子供を起こす

お母さん: Ayo, bangun! Sudah siang.
(アヨ、バングン! スダァ シアン。)
(さあ、起きて!もうお昼ですよ。)

子供: Sebentar lagi, Bu...
(スブンタール ラギ、ブ…)
(もう少しだよ、お母さん…)

  • ポイント: 「起きて!」と呼びかける時にも bangun が使えます。Ayo (さあ、~しよう) を付けて促すことが多いです。Sudah siang (もうお昼だ) や、子供の返事 Sebentar lagi (もう少し) も、日常でよく耳にするフレーズですね。なんだか微笑ましい光景が目に浮かびます♪

いかがでしたか?簡単な 例文 からリアルな 会話例 まで見ていくことで、「bangun」の使い方がより具体的にイメージできたのではないでしょうか。SVO などの基本的な 構文 や、me- のような接頭辞、jam の使い方といった 文法 ポイントも意識しながら、ぜひ実際の会話で使ってみてくださいね!

力試し!「bangun」理解度チェッククイズ

ここまで「bangun」の基本的な意味から派生語まで、色々な使い方を見てきましたね!
しっかり理解できたか、ここで簡単な四択問題クイズに挑戦して、理解度チェックをしてみましょう♪

解説もついているので、間違えても大丈夫!復習して知識を定着させていきましょうね。


問題1

Dia ___ pagi sekali setiap hari.
(彼は毎日とても朝早く ___ 。)

空欄に入る最も適切な単語はどれでしょう?

(a) tidur
(b) bangun
(c) makan
(d) pergi

正解と解説を確認する

正解:

(b) bangun

解説:

正解は (b) の bangun です!
文脈を見ると、「彼は毎日とても朝早く ___ 。」とあるので、「起きる」という意味の動詞が入るのが自然ですね。bangun には「起きる、目を覚ます」という意味があります。特に bangun pagi で「朝起きる」という決まった言い方になります。

他の選択肢を見てみましょう。

  • (a) tidur は「寝る」という意味です。朝早く「寝る」のは不自然ですね。
  • (c) makan は「食べる」という意味です。文脈に合いません。
  • (d) pergi は「行く」という意味です。こちらも文脈に合いません。

したがって、正解は (b) bangun となります。


問題2

Pemerintah akan ___ jembatan baru di sini.
(政府はここに新しい橋を ___ 予定です。)

空欄に入る最も適切な単語はどれでしょう?

(a) bangunan
(b) membangun
(c) terbangun
(d) bangunkan

正解と解説を確認する

正解:

(b) membangun

解説:

正解は (b) の membangun です!
「政府はここに新しい橋を ___ 予定です。」という文脈から、「建てる、建設する」という意味の動詞が必要だと分かりますね。bangun の派生語である me-動詞の membangun が「建てる」という意味の他動詞です。

他の選択肢も確認しましょう。

  • (a) bangunan は「建物」という意味の名詞です。動詞が必要なので不適切です。
  • (c) terbangun は「目が覚める、起きる」という自動詞、または「建てられる」という受動態の意味がありますが、ここでは政府が「建てる」という能動的な意味が必要なので不適切です。
  • (d) bangunkan は「(人を)起こす」という意味の他動詞です。橋を「起こす」わけではないので不適切ですね。(※口語で bangun が使われることもありますが、選択肢の中では membangun が文法的に最も適切です。)

よって、正解は (b) membangun となります。


問題3

Tolong ___ saya jam 7 besok pagi.
(明日の朝7時に私を ___ ください。)

空欄に入る最も適切な単語はどれでしょう?

(a) bangun
(b) membangun
(c) bangunan
(d) bangunkan

正解と解説を確認する

正解:

(d) bangunkan

解説:

正解は (d) の bangunkan です!
Tolong ___ saya (私を ___ ください) という形から、「(人を)起こす」という意味の動詞が必要だと推測できますね。bangun に接尾辞 -kan が付いた membangunkan が「(人を)起こす」という意味の他動詞です。

ただし、Tolong (~してください)のような依頼・命令の文では、me- が取れて語幹 bangun に -kan が付いた bangunkan という形が使われます。

他の選択肢を見てみましょう。

  • (a) bangun は「起きる」という自動詞なので、「私を起きる」では意味が通りません。
  • (b) membangun は「建てる」という意味なので、文脈に合いません。
  • (c) bangunan は「建物」という名詞なので、不適切です。

したがって、正解は (d) bangunkan となります。


いかがでしたか?
「bangun」の基本的な意味から、membangun(建てる)、bangunkan(起こす)といった派生語まで、しっかり区別して使えるように復習しておきましょう!

まとめ:これで「bangun」はマスター!😊✨

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

この記事では、インドネシア語の重要単語「bangun」について、基本的な意味から派生語、発音、使い方、関連語、そしてクイズまで、じっくりと復習してきました。

【この記事で学んだ「bangun」のポイント】

  • 主な意味: 「起きる、目を覚ます」、「建てる、建設する」、「、構造」という複数の意味を持つ多義語であること。
  • 発音: カタカナでは「バングン」、アクセントは「」にあり、「ng」の鼻にかかる音 [ŋ] がポイント。
  • 派生語: 接頭辞や接尾辞がつくことで、「membangun(建設する)」「bangunan(建物)」「membangunkan(〜を起こす)」「terbangun(目が覚める/建てられる)」「kebangunan(覚醒/復興)」など、意味が豊かに広がること。
  • 使い方: 文脈によって意味が変わるため、前後の単語や状況から判断することが大切なこと。コロケーション(bangun pagibangun tidurなど)で覚えるのも効果的。

覚えることがたくさんあったかもしれませんが、これであなたも「bangun」マスターに一歩近づきましたね!自信を持ってください💪

【「bangun」を使いこなすためのアドバイス】

インドネシア語学習で大切なのは、やっぱり「使ってみること」です。

  1. 例文を声に出して読んでみる: まずは、この記事で紹介した例文やコロケーションを何度も音読して、フレーズごと覚えてしまいましょう。
  2. 短い文で使ってみる: 例えば、”Saya bangun jam 6 pagi.” (私は朝6時に起きます) のような簡単な文からでOK!日記に書いてみたり、独り言でつぶやいてみたりするのも効果的です。
  3. 間違いを恐れない: 最初は間違えても大丈夫!積極的に使うことで、自然な使い方が身についていきますよ。

【最後に】

bangun」のように、一つの単語が持つ多様な意味や使い方を知ることは、インドネシア語学習の面白さの一つですよね。今回の学びが、あなたのインドネシア語の世界をさらに広げるきっかけになれば嬉しいです。

これからも、一つ一つの単語や表現と丁寧に向き合っていけば、必ずあなたの力になります。焦らず、楽しみながら学習を進めていきましょうね!応援しています😊

もしよろしければ、「bangun」とセットで覚えたい「tidur(寝る)」なども参考にしてみてくださいね。

また次の記事でお会いできるのを楽しみにしています! Sampai jumpa lagi! 👋

アプリで効率的にインドネシア語を覚えよう!

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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集

実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

インドネシア語「bangun」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

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