インドネシア語「waktu」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「waktu」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

「インドネシア語の勉強を始めたけど、『waktu』って単語、よく聞くけどイマイチ使いこなせない…」
「日本語の『時間』と似てるけど、本当に同じように使っていいのかな?」
「『masa』とか『jam』とか、似た単語との違いがよくわからない…」

インドネシア語の超基本単語「waktu」(ワクトゥ)。頻繁に登場するからこそ、その意味や使い方をしっかり理解して、自信を持って使えるようになりたいですよね!

この記事では、インドネシア語学習中のあなたのために、「waktu」の基本的な意味から正しい発音文法的な使い方関連語との違い、そしてリアルな会話で使える例文まで、徹底的に解説します。

さらに、学習内容を定着させるための理解度チェッククイズも用意しました!

この記事を最後まで読めば、あなたは「waktu」に関する疑問をすべて解消し、ネイティブのように自然なインドネシア語表現ができるようになるはずです。さあ、一緒に「waktu」の世界を探求していきましょう!😊✨

目次

「waktu」ってどんな意味?基本的な意味とニュアンスをつかもう

インドネシア語を学び始めると、すぐに出会う超基本単語「waktu」(ワクトゥ)。これ、日本語の「時間」とほとんど同じように使える、とっても便利な言葉なんです!😊 でも、だからこそ、その使い方やニュアンスをしっかり理解しておくと、表現の幅がぐっと広がりますよ。

ここでは、「waktu」が持つ基本的な意味と、文脈によって変わるニュアンスを、具体的な例を交えながら分かりやすく解説していきますね!

「waktu」の中心的な意味:時間、時、時期、~のとき

「waktu」の一番中心にある意味は、ズバリ「時間」です。でも、日本語の「時間」という言葉が色々な場面で使われるように、「waktu」も状況によって少しずつ意味合いが変わってきます。

主に、以下のような意味で使われます。

  • 時間: 時計が刻むような一般的な「時間」や、漠然とした時間の流れを指します。
    • 例: Saya tidak punya waktu. (私には時間がありません。)
    • 例: Berapa banyak waktu yang dibutuhkan? (どのくらいの時間が必要ですか?)
  • 時: 「会議の時間」「朝食の時間」のように、特定の時点やタイミングを指します。
    • 例: Waktu rapat sudah tiba. (会議の時間になりました。)
    • 例: Pada waktu itu, saya masih mahasiswa. (その、私はまだ学生でした。)
  • 時期 (Period, Season): ある程度の長さを持つ期間や、特定の季節・時期を指すこともあります。「収穫の時期」のような使い方ですね。
    • 例: Sekarang waktu panen padi. (今は稲の収穫時期です。)
  • ~のとき (When): 文と文をつなぐ接続詞の役割で、「~する時」という意味でも大活躍します。これはとっても便利!
    • 例: Waktu saya datang ke rumahnya, dia sedang tidur. (私が彼の家に来たとき、彼は寝ていました。)
    • 例: Hati-hati waktu menyeberang jalan. (道を渡るときは気をつけてください。)

どうでしょう? 日本語の「時間」や「時」とかなり近い感覚で使えるのがわかりますよね!

日本語の「時間」とのニュアンスの違い

基本的には日本語の「時間」と同じように考えてOKなのですが、「waktu」がどんな「時間」を指すのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

「waktu」は、文脈によって漠然とした時間から特定の時点、ある程度の期間まで、かなり幅広くカバーできる柔軟な単語なんです。

  • 漠然とした時間:
    • waktu luang (暇な時間、自由時間)
    • menghabiskan waktu (時間を過ごす、時間を潰す)
  • 特定の時点:
    • waktu makan siang (お昼ごはんの時間)
    • tepat waktu (時間通りに、定刻に) ← 大事な表現ですね!
  • 期間:
    • selama waktu itu (その期間中) ※ただし、特定のまとまった期間を強調したい場合は、後で紹介するmasaを使うこともあります。
  • ~のとき (接続詞的に):
    • Waktu kecil, saya sering bermain di taman itu. (子供の、よくその公園で遊びました。)
    • Jangan bicara waktu makan. (食事のときは話さないで。)

英語を勉強したことがある方なら、英語の “time” に相当する単語だと考えると、さらにイメージしやすいかもしれませんね💡 「What time is it? (今何時?)」はインドネシア語で Jam berapa? と言うことが多いですが、「Do you have time? (時間ありますか?)」は Apakah Anda punya waktu? と言えます。

ちょっとだけ紹介:「masa」との違い

インドネシア語で「時間」に関連する言葉には、「waktu」とよく似た「masa」(マサ)という単語もあります。「どう違うの?」って気になりますよね。ここで、その基本的な違いにだけ、簡単に触れておきましょう。(詳しい比較は、後の「ボキャブラリー増強!「waktu」の関連語(類義語・対義語)」セクションでお話ししますね!)

  • waktu: より一般的日常的な「時間」や「時」を指すことが多いです。上で見てきたように、特定の時点から漠然とした時間、接続詞的な「~のとき」まで、幅広く使われます。まさにオールラウンダー!
  • masa: 特定のまとまった期間時代時期といった、少し長めのスパンや歴史的な区切りを指す傾向があります。
    • 例: masa depan (未来、将来という期間)
    • 例: masa liburan sekolah (学校の休暇期間)
    • 例: masa kanak-kanak (子供時代)
    • 例: masa Orde Baru (新秩序時代 ※インドネシア史の区分)

ざっくり言うと、こんな感じです👇

  • 普段使いの「時間」「時」 → waktu
  • 「時代」「〇〇期間」のような、まとまった時の区切り → masa

日常会話で「時間」と言いたいときは、ほとんどの場合 waktu を使えばOK! と覚えておけばよさそうですね!

イメージで理解!「waktu」の基本情報

「waktu」が持つ意味の広がりを、もう少し深く理解するために、まずはこの単語の基本情報とイメージをつかんでみましょう。

ちょっと豆知識:waktuの語源は?

実はこの「waktu」、もともとはアラビア語の「وقت (waqt)」という言葉が由来なんです。インドネシアは歴史的にイスラム文化の影響を受けているので、アラビア語からの借用語も少なくないんですよ。言葉のルーツを知ると、なんだか親しみが湧きませんか?

「waktu」が持つ多様な「時間」のイメージをつかもう!

さて、本題です!「waktu」が表す「時間」は、日本語の「時間」よりもっと広い意味を持っています。具体的にどんな「時間」を指すのか、イメージ図イラスト)と一緒に見ていきましょう!

インドネシア語のwaktuとは? 図解・イメージで理解する
インドネシア語のwaktuとは? 図解・イメージで理解する

なるほど!「waktu」という一つの単語が、
① 時刻 (Point in time)
② 期間・経過時間 (Duration)
③ 時期・時代 (Period, Era)
④ 機会・タイミング (Occasion, Opportunity)
といった、様々な「時間」の側面を持っているんですね!

このように、「waktu」の基本情報として、単に「時間」と覚えるだけでなく、その持つ意味の広がりをイメージで捉えておくことが、今後の学習でとても重要になります。

この多面的な「waktu」のイメージを頭の片隅に置きながら、次のセクションで具体的な使い方や例文を見ていきましょう!👍

ネイティブみたいに言いたい!「waktu」の正しい発音 🗣️

インドネシア語の単語を覚えるとき、意味や使い方と一緒に気になるのが「発音」ですよね!特に「waktu」は日常会話でよく使う基本単語なので、できるだけネイティブに近い発音で言えるようになりたいもの✨

ここでは、日本人学習者がつまずきやすいポイントも押さえながら、「waktu」のネイティブっぽい発音のコツを詳しく見ていきましょう!

カタカナでの読み方:まずは「ワクトゥ」でイメージ!

まずは、日本語で一番近い音を探してみましょう。「waktu」のカタカナでの読み方は、一般的に「ワクトゥ」と表記されます。

⚠️注意!

カタカナ表記は、あくまで発音の目安です。実際のインドネシア語の音とは少し異なる部分があるので、これから解説するポイントを意識して練習してみてくださいね。

国際音声記号 (IPA) で見る「waktu」

より正確な発音を知りたい方のために、国際音声記号(IPA)も見てみましょう。「waktu」の IPA 表記は [ˈwaktu] となります。

「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、これは音の「設計図」のようなもの。[ˈ ] の中の記号が、それぞれの音の出し方を正確に示しています。特に、ˈ の記号はアクセントの位置を示しています。

アクセントはどこ?:「ワ」を強く意識!

インドネシア語の単語は、多くの場合、後ろから2番目の音節アクセントが置かれます。「waktu」もそのルールに従い、wak の部分にアクセントが来ます。

  • waktu → wak – tu

イメージとしては、「ワクトゥ」のように、最初の wak の部分を少し強く、高く発音すると、よりネイティブらしいリズムになりますよ♪

発音のポイント:ここを押さえればネイティブ感アップ!💡

カタカナやアクセントの位置が分かったところで、それぞれの音をもう少し詳しく見ていきましょう!

  1. w の音:
    • 日本語の「わ」に近いですが、唇をもっとしっかり丸めて、少し前に突き出すように意識すると good!💋
    • 英語の “water” の ‘w’ の音をイメージすると分かりやすいかもしれません。
  2. a の音:
    • 日本語の「ア」よりも、口を少し縦に開く感じで発音します。「ア」と「オ」の中間のような響きを意識すると、より自然に聞こえます。
  3. k の音:
    • ここが日本人にとって少し難しいポイント! 日本語の「ク」のように息を強く破裂させるのではなく、喉の奥で軽く音を止めるようなイメージです。(これを「内破音」と言ったりします)
    • 「ワッ(ク)トゥ」のように、k の音ははっきり「ク」と発音するのではなく、息を止める感じで、次の t の音にスムーズにつなげます。完全に無音にするわけではなく、軽く「クッ」と詰まるような感じです。
  4. tu の音:
    • t の音は、日本語の「タ行」の子音に近いです。舌先を上の歯茎あたりにつけて弾くように発音します。
    • u の音は、日本語の「ウ」よりも唇をしっかり丸めて、前に突き出すように発音します。
    • tu 全体としては、日本語の「トゥ」に近いですが、息をあまり強く出しすぎないように注意しましょう。軽く「トゥ」と発音する感じです。

地域差について(ジャカルタ標準音を基本に)

インドネシアは広い国なので、地域によって発音に多少の違いがあります。この記事では、標準語とされるジャカルタ周辺の発音を基本として解説しています。

例えば、地域によっては語尾の u の音が少し曖昧になったり、人によっては「ワクト(ゥ)」のように聞こえたりすることもありますが、まずは今回ご紹介した標準的な発音をマスターすることを目指しましょう!😊

最終チェックはネイティブの耳で!👂

ここまで発音のコツを解説してきましたが、一番良いのは、やはりネイティブスピーカーの発音を実際に聞いてみることです!

waktuの発音

何度も聞いて、真似して口に出してみるのが、ネイティブのような発音を身につける一番の近道ですよ!💪

文法もチェック!「waktu」の品詞と関連する形

インドネシア語の単語を覚えるとき、意味だけでなく「どんな働きをするのか(品詞)」を知っておくと、文を作るのがグッと楽になりますよね!😊 ここでは、「waktu」が文の中でどのように使われるのか、文法的な側面から見ていきましょう。

「waktu」は基本的に「名詞」!

まず一番大切なポイント! 「waktu」は主に「名詞」 として使われます。

  • 意味: 時、時間、時刻、時期、頃 など
  • 品詞: 名詞

名詞なので、「kapan (いつ)」と聞かれた時の答えになったり、文の主語や目的語になったりします。

例文:

  • Waktu luang saya sedikit. (私の自由時間は少ないです。)
  • Ini waktu yang tepat untuk mulai. (今が始めるのにちょうどいいです。)
  • Saya tidak punya waktu. (私には時間がありません。)

「waktu」は語幹!接辞がつくと意味が変わる?

インドネシア語の特徴の一つに「接辞(せつじ)」があります。これは、単語の元となる部分(語幹 ごかん)の前や後ろにくっついて、新しい意味を加えたり、品詞を変えたりするものです。

「waktu」も語幹として、様々な接辞が付くことで意味や使い方が変化します。ここでは、よく使われるものをいくつかピックアップしてご紹介しますね!✨

接頭語が付く場合

  • sewaktu (接頭語 se- + waktu)
    • 意味: ~の時に、ちょうど~の時 (接続詞のように使われることが多い)
    • 使い方: 文と文をつなぐ感じで使います。「ketika」と似ていますが、より口語的な響きがあります。
    • 例文: Sewaktu saya di Bali, saya belajar menari. (私がバリにいた、踊りを習いました。)
    • 例文: Listrik padam sewaktu kami sedang makan malam. (私たちが夕食を食べている時に、停電しました。)
  • mewaktukan (接頭語 me(N)- + waktu + 接尾語 -kan)
    • 意味: ~の時間を定める、~を特定の時間に設定する
    • 品詞: 動詞
    • 使い方: 会議やイベントなどの時間を決める時に使います。
    • 例文: Panitia mewaktukan acara dimulai jam 9 pagi. (実行委員会はイベント開始時間を午前9時に定めました。)

接頭語とセットで使われる形

  • berwaktu (接頭語 ber- + waktu)
    • 意味: 時間制限のある、期限付きの
    • 品詞: 形容詞
    • 使い方: 試験や課題など、時間が限られている状況を表します。接頭語「ber-」は「~を持つ」という意味合いを加えることが多いです。
    • 例文: Ujian ini berwaktu 90 menit. (この試験は90分の時間制限があります。)
    • 例文: Kontrak kerja ini berwaktu satu tahun. (この労働契約は1年間の期限付きです。)

繰り返し (Reduplikasi)

  • waktu-waktu (waktu + waktu)
    • 意味: 時々、時折、いつでも (文脈によって意味が変わります)
    • 品詞: 副詞
    • 使い方: 頻度を表したり、「いつでもどうぞ」というニュアンスで使われたりします。
    • 例文: Dia datang ke sini waktu-waktu. (彼は時々ここに来ます。)
    • 例文: Kalau butuh bantuan, telepon saja saya waktu-waktu. (もし助けが必要なら、いつでも私に電話してくださいね。)

このように、「waktu」という一つの語幹から、接辞が付くことで様々な言葉が生まれるのが面白いですね!最初は少し難しく感じるかもしれませんが、よく使うものから少しずつ覚えていきましょう♪

超重要!接続詞での「waktu」の使い方

最後に、「waktu」が名詞以外で、「接続詞」として使われるケース をご紹介します。これは日常会話でも文章でも本当によく出てくるので、しっかりマスターしておきたい用法です!💪

意味: ~のとき

使い方: 

文の頭や途中に置いて、「(主語)が~したとき」「~のとき」 という意味のカタマリを作ります。

例文 (文頭):

  • Waktu saya kecil, saya tinggal di Jepang. (私が子供のとき、日本に住んでいました。)
  • Waktu liburan sekolah, kami pergi ke pantai. (学校が休みのとき、私たちはビーチへ行きました。)
  • Waktu dia datang, saya sedang memasak. (彼/彼女が来たとき、私は料理をしていました。)

例文 (文中):

  • Saya senang sekali waktu menerima kabar baik itu. (その良い知らせを受け取ったとき、私はとても嬉しかったです。)
  • Kami kehujanan waktu pulang dari sekolah. (学校から帰るとき、私たちは雨に降られました。)
  • Jangan berisik waktu ayah sedang tidur. (お父さんが寝ているときは、騒がないでください。)

この接続詞のような使い方は、「sewaktu」と似ていますが、「waktu」単独の方がよりシンプルで、会話でも文章でも幅広く使われます。後ろに続く文の内容が起こった「時点」を示すイメージですね。


「waktu」は単純な「時間」という意味だけでなく、名詞としての役割、語幹として接辞と結びついて変化する形、そして接続詞のような使い方があるんですね!

今回の解説で、「waktu」の文法的な働きについて、理解が深まっていれば嬉しいです!😊 次は、似た意味を持つ単語との使い分けを見ていきましょう。

ボキャブラリー増強!「waktu」の関連語(類義語・対義語)

インドネシア語の waktu は「時間」や「時」を表す、とっても便利な基本単語ですよね!😊 でも、会話や文章の中で「あれ?この場合は waktu でいいのかな?」「他の言い方はないの?」と迷ったことはありませんか?

実は、インドネシア語には waktu と似た意味を持つ単語がいくつかあり、それぞれ少しずつニュアンスが異なります。これらの 類義語 を使いこなせると、表現の幅がぐっと広がりますよ!✨

また、「時間」に関連する 対義語 や対立する概念を知っておくと、単語同士のネットワークが頭の中にできて、語彙力がさらにアップします。

このセクションでは、waktu の仲間たち(類義語)と、時間に関連する対立概念(対義語・関連語)を、例文を交えながら分かりやすく解説していきます。これであなたも「時間」マスター!💪

「waktu」の類義語:ニュアンスの違いをマスターしよう!

waktu は「時間」を指す最も一般的で広い意味を持つ単語ですが、特定の状況では他の単語の方がより自然に聞こえることがあります。それぞれの単語が持つニュアンスと waktu との違いを見ていきましょう。

1. masa:特定の期間、時代

masa は、ある程度まとまった特定の期間 や 時代 を指すときに使われます。waktu よりも少し長いスパンや、特定の出来事・状態と結びついた「期間」というニュアンスが強いです。

  • 主な意味: 期間、時期、時代
  • waktu との違い: waktu が一般的な「時間」を指すのに対し、masa は「未来」「過去」「学生時代」など、特定の区切られた期間を強調します。

例文:

  • 🇮🇩 Kita harus memikirkan masa depan kita.🇯🇵 (私たちは自分たちの 未来 について考えなければなりません。)
  • 🇮🇩 Saya sering teringat masa lalu* yang indah.🇯🇵 (私はよく美しかった 過去 を思い出します。)
  • 🇮🇩 Masa studi saya di universitas adalah empat tahun.🇯🇵 (私の大学での 就学期間 は4年間でした。)

waktu との比較:

  • Saya tidak punya waktu* luang hari ini. (今日、私は自由な 時間 がありません。)-> 一般的な「時間」
  • Masa kecil saya sangat menyenangkan. (私の 子供時代 はとても楽しかったです。)
    -> 「子供」という特定の「期間」

2. jaman:歴史的な時代

jaman (または zaman) は、歴史的な時代区分 を指すときに使われます。masa よりもさらに長いスパンで、特定の文化、社会状況、出来事などで特徴づけられる「時代」を表します。

  • 主な意味: 時代
  • waktu や masa との違い: zaman は歴史的な文脈で使われることが多く、特定の年号や出来事と結びつけて語られる「時代」です。

例文:

  • 🇮🇩 Piramida dibangun pada jaman kuno.
    🇯🇵 (ピラミッドは 古代 に建てられました。)
  • 🇮🇩 Teknologi berkembang pesat di zaman modern ini.
    🇯🇵 (テクノロジーはこの 現代 において急速に発展しています。)
  • 🇮🇩 Dinosaurus hidup pada zaman prasejarah.🇯🇵 (恐竜は先史 時代 に生きていました。)

3. saat:瞬間、特定の時点

saat は、特定の瞬間 や 時点、「~の時」をピンポイントで指すときに使われます。waktu よりも短い、一点の「時」というイメージです。接続詞のように「~の時」という意味で文をつなぐ役割もします。

  • 主な意味: 瞬間、時点、~の時
  • waktu との違い: waktu が漠然とした「時間」やある程度の「期間」も含むのに対し、saat は特定の「瞬間」や「時点」を指します。

例文:

  • 🇮🇩 Saat ini, saya sedang belajar bahasa Indonesia.
    🇯🇵 ( 今(現在)、私はインドネシア語を勉強しています。)
    *saat ini = sekarang (今) とほぼ同じ意味でよく使われます。
  • 🇮🇩 Tolong tunggu sebentar, saya akan datang saat Anda siap.
    🇯🇵 (少々お待ちください、あなたの準備ができた 時に 行きます。)
  • 🇮🇩 Saat hujan turun, kami berteduh di warung.
    🇯🇵 (雨が降った 、私たちはワルン(簡易食堂)で雨宿りしました。)

waktu との比較:

  • Waktu makan malam biasanya jam tujuh. (夕食の 時間 は普通7時です。)
    -> 食事をする時間帯(ある程度の幅を含む)
  • Saya melihat dia saat makan siang. (私は昼食の 時に 彼を見ました。)
    -> 昼食をとっていた、まさにその「時」

4. jam:時刻、時間(期間の長さ)

jam は、日本語の「時」と「時間」の両方の意味を持つ便利な単語です!✨

  1. 時刻(何時): 時計が示す具体的な時刻を尋ねたり答えたりする時に使います。
  2. 時間(期間の長さ): 何時間、という時間の長さを表す時に使います。
  • 主な意味: 時刻、時間(~時間)
  • waktu との違い: jam は時計で測れる具体的な「時刻」や「時間の長さ」を指します。waktu はより抽象的で広い意味の「時間」です。

例文:

  • 時刻 (何時):
    • 🇮🇩 Jam berapa sekarang? (今 何時 ですか?)
    • 🇮🇩 Sekarang jam tiga sore. (今、午後 3時 です。)
  • 時間 (期間の長さ):
    • 🇮🇩 Saya tidur selama delapan jam. (私は8 時間 寝ました。)
    • 🇮🇩 Film ini berlangsung dua jam. (この映画は2 時間 上映されます。)

使い分けのポイント:
「6時」と言いたい時は jam enam、「6時間」と言いたい時は enam jam のように、数字との順番が変わるので注意しましょう!

5. pukul:時刻(フォーマル)

pukul は jam と同じく 時刻(何時) を表しますが、より フォーマルな場面 で使われる単語です。ニュースのアナウンス、公式な案内、会議の開始時刻などで耳にすることが多いでしょう。

  • 主な意味: 時刻(フォーマル)
  • jam との違い: jam は日常会話で一般的に使われるのに対し、pukul は改まった場面や書き言葉で使われます。意味は同じ「~時」です。

例文:

  • 🇮🇩 Acara akan dimulai tepat **pukul** sembilan pagi.
    🇯🇵 (イベントは午前9  ちょうどに始まります。)
  • 🇮🇩 Kereta api berangkat **pukul** 10.00 (sepuluh).
    🇯🇵 (列車は10  に出発します。)

jam との比較:

  • Toko itu buka sampai **jam** 10 malam. (その店は夜10  まで開いています。) – 日常会話
  • Pesawat dijadwalkan tiba **pukul** 14.30 (empat belas tiga puluh). (飛行機は14  30分に到着予定です。) – アナウンスなど

【類義語 使い分け まとめ表】

スクロールできます
単語主な意味ニュアンス・特徴waktu との違い
waktu時間、時最も一般的で広範囲
masa期間、時期、時代特定のまとまった期間、未来・過去などwaktu より特定の区切られた期間を強調
zaman時代歴史的な時代区分waktumasa より長く、歴史的文脈で使われる
saat瞬間、時点、~の時ピンポイントな「時」、接続詞的用法ありwaktu より短い、特定の「瞬間」「時点」を指す
jam時刻、時間(~時間)時計で測れる具体的な時刻・時間の長さwaktu より具体的(時刻、時間の長さ)
pukul時刻(フォーマル)jam と同じ意味だが、フォーマルな場面で使用waktu より具体的(時刻)。jam よりフォーマル。

「waktu」の対義語・関連語:時間軸と空間軸で理解を深める

「時間」という概念には、日本語でも「始まりと終わり」「今と昔」のように対になる考え方がありますよね。インドネシア語の waktu に直接的な「これ!」という対義語はありませんが、時間に関連する対立概念や、対比される概念を知っておくと、waktu をより深く理解する助けになります。

時間軸上の対立概念

  • awal (始まり) vs akhir (終わり)
    物事や期間の開始点と終了点を表します。
    • awal bulan (月初) / akhir bulan (月末)
    • dari awal sampai akhir (最初から最後まで)
    • 🇮🇩 Selamat tahun baru! Semoga ini menjadi awal yang baik.
      🇯🇵 (明けましておめでとう!良い 始まり になりますように。)
    • 🇮🇩 Akhir cerita ini sangat menyedihkan.
      🇯🇵 (この物語の 結末 はとても悲しい。)
  • sekarang (今) vs nanti (後で) / dulu (以前)
    現在、未来、過去という時間軸上の位置を示します。
    • 🇮🇩 Saya harus pergi sekarang. (私は  行かなければなりません。)
    • 🇮🇩 Kita makan nanti saja, ya? (食事は 後で にしましょうね?)
    • 🇮🇩 Dulu saya tidak bisa berbahasa Indonesia. ( 以前、私はインドネシア語が話せませんでした。)
    • 🇮🇩 Sekarang dia sudah pintar. (  は彼はもう上手です。)

空間との対比 (ちょっと発展!)

時間 (waktu) と対比される基本的な概念として、空間 があります。インドネシア語で空間や場所を表す単語も一緒に覚えておくと、世界を捉える基本的な枠組みが理解しやすくなりますよ。

  • ruang (空間、スペース)
    • 🇮🇩 Apakah ada ruang kosong di mobil? (車に空いている スペース はありますか?)
    • 🇮🇩 Kita butuh lebih banyak ruang untuk menari. (ダンスをするにはもっと広い 空間 が必要です。)
  • tempat (場所)
    • 🇮🇩 Ini tempat favorit saya untuk membaca buku. (ここは私が本を読むのに お気に入りの場所 です。)
    • 🇮🇩 Di mana tempat penjualan tiket? (チケット売り場はどこですか?)

waktu (時間) と ruang / tempat (空間・場所) は、出来事が起こるための基本的な要素ですね!

これらの関連語を知ることで、「時間」(waktu) という概念が、他の言葉との関係性の中でよりクリアに見えてくるはずです。


さあ、これで waktu の類義語・対義語(関連語)はバッチリですね!👍 微妙なニュアンスの違いを理解して、ぜひ実際のコミュニケーションで使い分けてみてください。きっとあなたのインドネシア語が、より豊かで自然に響くようになりますよ!💖 次は、waktu を使った便利なフレーズを見ていきましょう。

セットで覚えよう!「waktu」を使った頻出フレーズ(コロケーション)

インドネシア語の単語を一つひとつ覚えるのも大切ですが、「waktu」のように基本的な単語は、他の単語とセットで使われる頻出フレーズ(コロケーション)を覚えることで、表現の幅がぐっと広がります!💪

コロケーションを知っていると、より自然でネイティブに近いインドネシア語が話せるようになりますし、リスニングやリーディングの理解度もアップしますよ。

ここでは、日常会話や読み物でよく登場する「waktu」を使った便利なコロケーションを厳選してご紹介します。意味と簡単な使い方を例文と一緒にチェックしていきましょう!📝


覚えておくと便利な「waktu」コロケーション集

1. waktu luang / waktu senggang

  • 意味: 自由時間、暇な時間
  • 解説: どちらも同じ意味で使われますが、「waktu luang」の方がより一般的かもしれません。趣味やリラックスする時間について話すときによく使います。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Saya suka membaca buku di waktu luang saya.
    • 🇯🇵 私は自由時間に本を読むのが好きです。
    • 🇮🇩 Apa yang biasanya kamu lakukan pada waktu senggang?
    • 🇯🇵 暇な時は普段何をしていますか?

2. tepat waktu

  • 意味: 時間通りに、定刻に
  • 解説: 約束の時間や、電車・バスなどの運行時間に対して使われます。「時間ぴったり」というニュアンスです。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Kereta api tiba tepat waktu.
    • 🇯🇵 電車は時間通りに到着しました。
    • 🇮🇩 Mohon datang ke rapat tepat waktu.
    • 🇯🇵 会議には時間通りに来てください。

3. pada waktu itu

  • 意味: その時、当時
  • 解説: 過去のある特定の時点を指して使います。物語や過去の出来事を説明する際によく出てくるフレーズです。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Pada waktu itu, saya masih mahasiswa.
    • 🇯🇵 その時、私はまだ大学生でした。
    • 🇮🇩 Kami bertemu pada waktu itu di Jakarta.
    • 🇯🇵 私たちは当時ジャカルタで会いました。

4. suatu waktu / pada suatu waktu

  • 意味: ある時、いつか
  • 解説: 特定されていない過去または未来の「ある時」を指します。「pada suatu waktu」の方が少し硬い表現です。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Suatu waktu, kita pasti akan bertemu lagi.
    • 🇯🇵 いつか、私たちはきっとまた会えるでしょう。
    • 🇮🇩 Pada suatu waktu, hiduplah seorang putri cantik.
    • 🇯🇵 ある時、美しいお姫様が住んでいました。(物語の冒頭など)

5. sewaktu-waktu

  • 意味: いつでも、時々、突然に、いざという時には
  • 解説: 文脈によって意味合いが変わる便利な言葉です。「必要な時にはいつでも」というニュアンスや、「時々」「突然に」という意味でも使われます。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Hubungi saya sewaktu-waktu jika Anda butuh bantuan.
    • 🇯🇵 助けが必要な時はいつでも私に連絡してください。
    • 🇮🇩 Listrik bisa padam sewaktu-waktu.
    • 🇯🇵 電気は突然消えることがあります。

6. memerlukan waktu / butuh waktu

  • 意味: 時間がかかる、時間を要する
  • 解説: 何かをするのに一定の時間が必要であることを示します。「memerlukan」は「必要とする」、「butuh」は「要る、必要とする」という意味で、どちらもよく使われます。「butuh waktu」の方が少し口語的です。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Proyek ini memerlukan waktu sekitar tiga bulan.
    • 🇯🇵 このプロジェクトは3ヶ月ほど時間がかかります
    • 🇮🇩 Saya butuh waktu untuk berpikir.
    • 🇯🇵 考える時間が必要です

7. menghabiskan waktu

  • 意味: 時間を費やす、時間を過ごす
  • 解説: 何かをして時間を使うことを表します。ポジティブな意味でも、単に事実を述べる場合にも使えます。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Kami menghabiskan waktu seharian di pantai.
    • 🇯🇵 私たちは一日中、ビーチで時間を過ごしました
    • 🇮🇩 Dia suka menghabiskan waktu bersama keluarganya.
    • 🇯🇵 彼は家族と時間を過ごすのが好きです。

8. membuang waktu

  • 意味: 時間を無駄にする
  • 解説: 何もせずに時間を浪費したり、価値のないことに時間を使ったりすることを指す、ネガティブな表現です。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Jangan membuang waktu untuk hal yang tidak penting.
    • 🇯🇵 重要でないことで時間を無駄にしないでください。
    • 🇮🇩 Menunggu dia hanya membuang waktu saja.
    • 🇯🇵 彼を待つのはただ時間の無駄だ。

9. sepanjang waktu

  • 意味: 常に、ずっと、四六時中
  • 解説: ある期間中、絶え間なく続く状態を表します。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Toko itu buka sepanjang waktu.
    • 🇯🇵 その店は常に開いています。(24時間営業など)
    • 🇮🇩 Dia mengeluh sepanjang waktu.
    • 🇯🇵 彼女はずっと文句を言っていました。

10. waktu makan

  • 意味: 食事の時間
  • 解説: 朝食、昼食、夕食など、食事をする時間を指すシンプルな表現です。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Sudah waktu makan siang.
    • 🇯🇵 もう昼食の時間です。
    • 🇮🇩 Ayo, kita berkumpul saat waktu makan malam.
    • 🇯🇵 さあ、夕食の時間に集まりましょう。

11. waktu tidur

  • 意味: 寝る時間、就寝時間
  • 解説: 夜寝る時間を指します。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Anak-anak harus masuk kamar saat waktu tidur.
    • 🇯🇵 子供たちは寝る時間になったら部屋に入らなければなりません。
    • 🇮🇩 Sudah larut malam, ini waktu tidur.
    • 🇯🇵 もう夜遅い、寝る時間だよ。

12. waktu istirahat

  • 意味: 休憩時間
  • 解説: 仕事や勉強の合間の休憩時間を指します。コーヒーブレイクなどもこれに含まれますね☕
  • 例文:
    • 🇮🇩 Mari kita minum kopi di waktu istirahat.
    • 🇯🇵 休憩時間にコーヒーを飲みましょう。
    • 🇮🇩 Waktu istirahat kita hanya 15 menit.
    • 🇯🇵 私たちの休憩時間はたった15分です。

13. waktu lembur

  • 意味: 残業時間
  • 解説: 定時を超えて働く時間のことです。「lembur」が「残業する」という意味の動詞・名詞なので、「waktu lembur」で「残業の時間」となります。
  • 例文:
    • 🇮🇩 Saya sering mendapat uang tambahan dari waktu lembur.
    • 🇯🇵 私はよく残業時間から追加のお金(残業代)をもらいます。
    • 🇮🇩 Apakah waktu lembur hari ini dibayar?
    • 🇯🇵 今日の残業時間は支払われますか?

いかがでしたか?😊
これらの「waktu」を使ったコロケーション熟語を覚えておくと、インドネシア語の表現力が格段にアップしますよ!最初は少しずつでも大丈夫なので、例文を参考にしながら実際の会話で使ってみてくださいね。

ちなみに、「waktu」以外にも、kemarin(昨日)、besok(明日)、minggu depan(来週)、pagi(朝)、siang(昼)、malam(夜)など、時間を表す単語はたくさんあります。これらもセットで覚えておくと、さらにコミュニケーションがスムーズになりますよ👍 これらについては、また別の機会に詳しくご紹介しますね!

まずは今回紹介した「waktu」のフレーズをマスターして、インドネシア語のレベルアップを目指しましょう!✨ 次は、いよいよ具体的な例文で使い方を完璧にマスターしていきます。

例文で完璧マスター!「waktu」のリアルな使い方

「waktu」の基本的な意味や関連フレーズがわかったところで、次は実際にどのように使われるのか、具体的な 例文 を通して見ていきましょう!😊 ここでは、簡単な基本 例文 から、 日常会話 で使えるリアルな表現まで、たっぷりご紹介します。このセクションを読めば、「waktu」の 使い方 がしっかり身について、自信を持って使えるようになりますよ✨ 実例 を通して 文法 や 構文 も一緒にマスターしちゃいましょう!

まずは基本から!「waktu」を使った簡単例文と文法解説

文の骨格(構文)と一緒に覚えると、応用がきくようになりますよ。いくつか基本的なパターンを見てみましょう。

例文1:時間がない! 😭

🇮🇩 Saya tidak punya waktu.
🇯🇵 (私には時間がありません。)

  • 構文:[S (主語) + tidak + V (動詞) + O (目的語)]
    • S: Saya (私)
    • tidak: (〜ない – 動詞や形容詞を否定)
    • V: punya (持つ)
    • O: waktu (時間)
  • ポイント:
    • インドネシア語で「〜がない」と否定する基本的な形です。動詞 punya の前に否定の tidak を置きます。
    • 「時間」を意味する waktu が目的語(O)になっていますね。とってもシンプルな 文法 構造です!この tidak punya ... の形は非常によく使うので、丸ごと覚えてしまいましょう。

例文2:ことわざにも登場! ✨

🇮🇩 Waktu adalah uang.
🇯🇵 (時は金なり。)

  • 構文:[S (主語) + adalah + C (補語)]
    • S: Waktu (時)
    • adalah: (〜は…です – 名詞同士を結びつける)
    • C: uang (お金)
  • ポイント:
    • adalah は英語の be動詞のように「AはBです」という意味を表す言葉(繋辞・コピュラ)です。名詞や名詞句をイコールで結びつける役割があります。
    • ここでは Waktu (時) と uang (お金) を結びつけて、「時は金なり」ということわざを表しています。有名な言葉なので、覚えておくと豆知識になるかも?😉

例文3:適切なタイミングはいつ? 🤔

🇮🇩 Kapan waktu yang tepat?
🇯🇵 (いつが適切な時ですか?)

  • 構文:[疑問詞 + S (主語) + yang + 形容詞]
    • 疑問詞: Kapan (いつ)
    • S: waktu (時)
    • yang: (〜な – 関係詞マーカー)
    • 形容詞: tepat (適切な、ちょうど良い)
  • ポイント:
    • Kapan は「いつ?」と時を尋ねる疑問詞です。文頭に来ることが多いです。
    • waktu yang tepat で「適切な時」という一つのまとまり(名詞句)を作っています。yang は後ろから前の名詞を修飾するときの目印のようなもので、「どんな waktu?」→「tepat な waktu」という関係を示します。この yang の 使い方 はとっても便利なので、ぜひマスターしましょう!

例文4:ちょっと待って! ✋

🇮🇩 Beri saya waktu sebentar.
🇯🇵 (少し時間をください。)

  • 構文:[V (動詞) + O1 (間接目的語) + O2 (直接目的語)] ※依頼の形
    • V: Beri (与える – memberiの語幹で、依頼・軽い命令)
    • O1: saya (私に)
    • O2: waktu sebentar (少しの時間)
  • ポイント:
    • 動詞の語幹(元の形)を文頭に置くと、「〜してください」という丁寧な依頼や軽い命令を表すことがあります。Beri は「与える」という意味の動詞 memberi の語幹です。
    • sebentar は「少しの間」という意味。waktu sebentar で「少しの時間」という意味になります。お店や窓口などで「少々お待ちください」の意味で Tunggu sebentar. (ちょっと待って) と言われることも多いですね。

例文5:ご飯の時間だよ! 🍚

🇮🇩 Waktu makan malam sudah tiba.
🇯🇵 (夕食の時間になりました。)

  • 構文:[S (主語) + sudah + V (動詞)]
    • S: Waktu makan malam (夕食の時間)
    • sudah: (すでに〜した – 完了を表す助詞)
    • V: tiba (到着する、来る)
  • ポイント:
    • Waktu makan malam で「夕食の時間」という一つの主語になっています。(makan malam = 夕食)
    • sudah は「すでに〜」という意味で、動作や状態の完了・実現を表す便利な言葉です。「夕食の時間が(すでに)来た」→「夕食の時間になった」というニュアンスになります。

日常会話で使ってみよう!リアルな「waktu」の使い方

基本がわかったら、次は実際の 会話例 でどのように waktu が使われているか見てみましょう!シチュエーション別に紹介するので、 日常会話 での使い分けの参考にしてくださいね😉

【シチュエーション1:友人との約束(カジュアル)】

友達と週末の予定を話している場面です。

A: Hei, kamu ada waktu akhir minggu ini? Pengen ngopi bareng deh! ☕
(ねえ、今週末 時間ある?一緒にコーヒーでもどうかなって!☕)

B: Wah, maaf banget! Akhir minggu ini aku nggak ada waktu, udah ada janji lain. 😥 Gimana kalau minggu depan?
(わー、ごめん!今週末は 時間ないんだ、もう別の約束があって。😥 来週はどう?)

  • ポイント:
    • 「時間がある」は ada waktu、「時間がない」は tidak ada waktu と言います。日常会話 では tidak が省略されて nggak (ンガッ) になることがとても多いです (nggak ada waktu)。発音も砕けた感じになりますね。
    • akhir minggu (週末)、ngopi bareng (一緒にコーヒーを飲む – 若者言葉 ngopi は minum kopi の略)、maaf banget (本当にごめん – banget は強調)、udah (=sudah) ada janji lain (すでに他の約束がある)、minggu depan (来週) など、リアルな 会話例 でよく使われるフレーズも一緒に覚えちゃいましょう!

【シチュエーション2:仕事の依頼(ややフォーマル)】

上司が部下にレポートの締め切りについて尋ねています。

上司: Selamat pagi, Budi. Saya ingin bertanya, kapan kira-kira waktu penyelesaian untuk laporan ini?
(おはよう、ブディさん。ちょっと伺いたいのですが、このレポートの 完了時間 (締め切り) はいつ頃になりそうですか?)

部下: Selamat pagi, Pak/Bu. Saya usahakan selesai dalam waktu dua hari. Apakah tidak apa-apa?
(おはようございます、部長/課長。2日以内に 終わらせるよう努めます。それでよろしいでしょうか?)

  • ポイント:
    • ビジネスシーンなど少し丁寧な場面でも waktu は活躍します。waktu penyelesaian は「完了時間」や「締め切り」といった意味で使われます。(penyelesaian = 完了、解決)
    • dalam waktu ... は「〜(期間)以内に」という決まった言い方です。例:dalam waktu seminggu (一週間以内に)。覚えておくと仕事や手続きで役立ちますね!
    • 相手に合わせて Pak (男性への敬称) や Bu (女性への敬称、Ibuの略) を使ったり、Saya usahakan (努力します、〜するようにします)、Apakah tidak apa-apa? (よろしいでしょうか? 問題ありませんか?) のような丁寧な表現を使うと、よりスムーズなコミュニケーションができます。

【シチュエーション3:接続詞としての「waktu」(〜の時)】

Waktu は文の頭について、「〜の時」という意味の接続詞としてもよく使われます。これは 日常会話 でも文章でも頻出の 使い方 です!

🇮🇩 Waktu saya tinggal di Jakarta, saya sering makan nasi goreng.
🇯🇵 (私がジャカルタに住んでいた 、よくナシゴレンを食べました。)

  • ポイント:
    • このように Waktu を文頭に置くと、「〜した時」「〜する時」と、後ろに続く文がいつのことなのかを示すことができます。過去の出来事を話す時によく使われますね。
    • 同じ「〜の時」を表す接続詞に Ketika がありますが、Waktu の方がより口語的で 日常会話 で頻繁に使われる印象です。Ketika は少し硬い響きで、書き言葉やフォーマルなスピーチで使われることが多いです。
    • 過去のことだけでなく、現在の習慣などにも使えます。🇮🇩 Waktu senggang, saya suka membaca buku.
      🇯🇵 (暇な時、私は本を読むのが好きです。)
      • waktu senggang は「暇な時間、自由時間」という意味の便利な言葉です。セットで覚えておくと表現の幅が広がりますよ♪

これで waktu の基本的な 使い方 から、実際の 会話例 での応用 実例 までバッチリですね!👍 文法 的なポイントとリアルな 使い方 をセットで覚えることで、より自然なインドネシア語が話せるようになりますよ。ぜひ積極的に使ってみてくださいね!最後に、理解度をチェックするクイズに挑戦してみましょう!

力試し!💪 「waktu」理解度チェッククイズ

さて、ここまで「waktu」の意味や使い方、類義語との違いについて詳しく見てきましたね!😊
しっかり理解できたか、ここで力試しをしてみましょう!3問のクイズに挑戦して、あなたの理解度をチェックしてみてくださいね✨


問題1:意味の確認 🤔

問題文:
次の日本語の意味を表すインドネシア語として、最も適切なものはどれでしょう?

「締切時間」

選択肢:
a) waktu senggang
b) waktu istirahat
c) batas waktu
d) jam kerja

正解と解説を確認する

正解:
c) batas waktu

解説:
正解は c) batas waktu です!🎉

  • waktu は「時間」という意味の名詞です。
  • batas は「境界、限界、制限」という意味の名詞です。
  • この2つが組み合わさることで batas waktu となり、「時間の限界」=「締切時間、期限」という意味になります。これは「セットで覚えよう!「waktu」を使った頻出フレーズ(コロケーション)」のセクションでは直接触れませんでしたが、「waktu」が他の名詞と組み合わさって特定の意味を持つ良い例です。

他の選択肢を見てみましょう:

  • a) waktu senggang: 「senggang」は「暇な、空いている」という意味の形容詞なので、「暇な時間、自由時間」となります。コロケーションのセクションで学びましたね。
  • b) waktu istirahat: 「istirahat」は「休憩」という意味の名詞なので、「休憩時間」となります。これもコロケーションで紹介しました。
  • d) jam kerja: 「jam」は「時間、時刻」、「kerja」は「仕事」という意味の名詞なので、「労働時間、勤務時間」となります。「waktu kerja」とも言いますが、「jam kerja」の方が一般的です。jam は類義語のセクションで解説しました。

問題2:類義語との使い分け 🧐

問題文:
( ) ujian, suasana di kelas menjadi tegang.
(試験の時、教室の雰囲気は緊張感に包まれた。)

( ) に入る最も適切な単語はどれでしょう?

選択肢:
a) Jam
b) Saat
c) Waktu
d) Masa

正解と解説を確認する

正解:
c) Waktu

解説:
正解は c) Waktu です!👏

  • この文では、「試験の時」という、ある特定の出来事が起こっている「時」を表しています。このように、特定の時点や期間を指し、「~のとき」という接続詞のような働きで文をつなぐ場合、Waktu を使うのが最も一般的で自然です。「文法もチェック!「waktu」の品詞と関連する形」セクションで解説した「waktu」の接続詞的な用法を思い出してくださいね!

他の選択肢を見てみましょう:

  • a) Jam: 「時刻」や「~時間」という具体的な時間量を表すときに使います。「Jam ujian」だと「試験の時刻」という意味合いが強くなりますが、文脈上「試験が行われている間」というニュアンスなので Waktu の方が自然です。
  • b) Saat: 「瞬間」や「~の時」という意味で Waktu と似ていますが、Saat は Waktu よりも短い特定の瞬間を指すニュアンスが強いです。「Saat ujian dimulai(試験が始まる瞬間)」のような使い方なら自然ですが、「試験の間中」というニュアンスには Waktu の方が適しています。
  • d) Masa: 「期間、時代」といった、比較的長い期間を表すときに使います。「Masa ujian」も文法的には可能ですが、「試験期間」という、より長いスパンを指すニュアンスになります。文脈の「試験中の雰囲気」を表すには Waktu が最適です。

問題3:使い方の確認 😉

問題文:
“Maaf, saya tidak punya ___ untuk mengobrol sekarang.”
(すみません、今おしゃべりする時間がありません。)

空欄 (___) に入る最も適切な単語はどれでしょう?

選択肢:
a) pukul
b) kesempatan
c) jam
d) waktu

正解と解説を確認する

正解:
d) waktu

解説:
正解は d) waktu です!😄

  • この文は、「おしゃべりするための時間がない」という、漠然とした「時間」の有無について述べています。このように、具体的な時刻や時間量ではなく、概念としての「時間」 を指す場合には waktu を使うのが最も適切です。「tidak punya waktu(時間がない)」は「例文で完璧マスター!「waktu」のリアルな使い方」セクションの例文1でも登場した、非常によく使われる表現ですね!

他の選択肢を見てみましょう:

  • a) pukul: 「~時」という時刻を言うときのフォーマルな表現です。「pukul tiga(3時)」のように使います。時間の有無を表す文脈には合いません。
  • b) kesempatan: 「機会、チャンス」という意味です。「おしゃべりする機会がない」という意味なら使えますが、「時間がない」というニュアンスとは異なります。
  • c) jam: 「時刻」や「~時間」という具体的な時間量を指します。「Saya tidak punya satu jam(私には1時間ありません)」のような使い方なら可能ですが、「(漠然と)時間がない」という状況には waktu が自然です。

クイズは以上です!全問正解できましたか?😊
もし間違えてしまった問題があっても大丈夫!解説をしっかり読んで、waktu の使い方を再確認してくださいね。

これであなたも waktu マスターに一歩近づきました!🎉

まとめ:これで「waktu」は怖くない!😊✨

最後までこの記事をお読みいただき、本当にありがとうございます!
インドネシア語の超重要単語「waktu」について、基本的な意味から使い方、関連表現まで、しっかり 要約 して 復習 していきましょう。

この記事で学んだ「waktu」の重要ポイントは以下の通りです👇

  • 基本的な意味: 「時、時間、時期」を指す最も一般的な単語。文脈によっては「~のとき」という接続詞のような働きも!
  • イメージ: 時計、カレンダー、砂時計、タイムライン、チャンスの扉など、多様な「時間」の側面を持つ。
  • 読み方: カタカナだと「ワクトゥ」。wak にアクセントを置き、k は軽く止め、tu は息を出しすぎないのがコツでしたね😉
  • 品詞: 主に名詞として使われますが、接続詞のような役割もこなす便利な単語です。sewaktumewaktukanberwaktuwaktu-waktu などの派生語もチェックしました。
  • 関連語: 「jam (時刻、~時間)」「pukul (~時/フォーマル)」「saat (瞬間、~のとき)」「masa (期間、時代)」「zaman (時代)」など、似ている単語とのニュアンスの違いもバッチリ理解できたはずです👍
  • コロケーション: waktu luangtepat waktupada waktu itumemerlukan waktumenghabiskan waktu など、セットで覚えると便利なフレーズをたくさん紹介しました。
  • 使い方: 「Saya tidak punya waktu. (私には時間がありません)」といった日常会話から、「Waktu kecil (子供のとき)」のような特定の時を表す表現まで、幅広く使えることをたくさんの例文で確認しました。

waktu」は、インドネシア語でコミュニケーションをとる上で、避けては通れない 重要 な基本単語です。時間に関する話題はもちろん、日常会話のあらゆる場面で頻繁に登場します。この単語の意味や使い方をしっかり理解できたことは、あなたの インドネシア語学習 において、本当に大きな前進ですよ!🎉

どうでしょう?この記事を読む前と比べて、「waktu」に対する理解が深まり、自信を持って使えるようになったのではないでしょうか?😊

もう「waktu」は怖くありません!ぜひ実際の会話や作文で、積極的に使ってみてくださいね。最初は少し間違えても大丈夫。使えば使うほど、自然と感覚が身についていきますよ。

今回の学びが、あなたのインドネシア語の世界をさらに広げ、学習のモチベーションアップにつながれば、私たちもとっても嬉しいです💕 これからも一緒に楽しくインドネシア語を学んでいきましょうね!応援しています!🇮🇩

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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集

実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

インドネシア語「waktu」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

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