インドネシア語「tahu」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「tahu」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

「タフ」って聞くと、何を思い浮かべますか?

お味噌汁やお鍋でおなじみの、あの白い「豆腐」のことでしょうか?😊

実は、インドネシア語にも「tahu(タフ)」という、まったく同じ発音の言葉があるんです! でも、意味は全然違っていて、食べ物ではありませんよ。

じゃあ、インドネシア語の「tahu」って一体どういう意味なのでしょうか?

答えはとってもシンプル! この「tahu」は、インドネシア語の基本中の基本とも言える大切な単語で、ズバリ「知っている」とか「わかる」という意味なんです。英語で言うと、”know”(知っている)や “understand”(わかる、理解する)に近いニュアンスですね。何か情報を頭で理解していたり、誰かや何かについて知識がある状態を表すときに、とってもよく使われるんですよ。

インドネシア語の日常会話では本当によく出てくるので、しっかり覚えておきたい単語の一つです。この記事では、そんなインドネシア語の重要単語「tahu」について、

  • もっと詳しい意味やニュアンス
  • 似ている単語「kenal」との使い分け
  • 正しい発音と文法での変化
  • 具体的な会話での使い方(例文たっぷり!)
  • 理解度をチェックできるミニクイズ

まで、基本から応用まで、まるっと徹底解説していきます!

この記事を読めば、「tahu」に関するあなたの「?」が解消されて、「なるほど、そういうことか!」とスッキリわかるはずです。そして、自信を持って「tahu」を使いこなせるようになりますよ✨

さっそく、奥深い「tahu」の世界を一緒に見ていきましょう!

目次

「tahu」の正しい発音:カタカナ表記と注意点

インドネシア語の「tahu」、意味は分かっても発音がちょっと難しい…と感じていませんか? 特に日本語にはない音が含まれているので、最初は戸惑うかもしれませんね。

でも大丈夫! ここでは「tahu」の発音のコツを、カタカナ表記も参考にしながら分かりやすく解説します。正しい発音をマスターして、もっと自信を持ってインドネシア語を話せるようになりましょう!

インドネシア語「tahu」の発音

「tahu」の発音のポイント:息を抜く「h」の音

「tahu」の発音を分解してみましょう。

  1. 「ta」の部分:
    • ここは日本語の「タ」とほぼ同じように発音してOKです。舌先を上の歯茎の付け根あたりにつけて、息を破裂させるように「タ」と言ってみましょう。
  2. 「hu」の部分:
    • ここが一番のポイントです! 日本語の「ウ」とは全く違う音なんです。
    • カタカナで一番近い表記を選ぶとすれば「」ですが、これも少しニュアンスが異なります。
    • 大切なのは、語尾の「h」の音を、声を響かせずに「はぁ〜」と軽く息を抜くように発音することです。ちょうど、寒い日に手に息を吹きかける「ハー」という音から、声を抜いたようなイメージです。口の形は少し「ウ」に似ていますが、唇をすぼめすぎず、リラックスして息だけを通します。
    • 発音記号で表すと /tahu/ のようになり、最後の /h/ は「無声声門摩擦音」と呼ばれる、声帯を震わせない息の音です。
    • 注意!: 日本語の「タウ」のように、「ウ」の母音をはっきり発音しないように気をつけましょう。「タ」の後に、軽く息を添える感じです。

カタカナ表記は「タフ」が近いけれど…

便宜上、カタカナで最も近い音を示すなら「タフ」となります。

tahu → タフ

ただし、これはあくまでも目安です。実際のインドネシア語 発音では、最後の「フ」は日本語の「ふ」のように唇をすぼめて強く発音するのではなく、あくまで軽く息を抜く音であることを忘れないでくださいね。

アクセントはどこに置く?

インドネシア語のアクセントは、一般的に単語の後ろから2番目の音節に置かれることが多いです。「tahu」の場合、「ta」の部分にアクセントが来るのが基本です。

フ (「タ」を少し強めに)

ただし、「tahu」は2音節ですが、会話の中では全体がなめらかに、まるで1つの音節のように平坦に発音されることもよくあります。あまりアクセントを意識しすぎなくても大丈夫ですよ。

地域による発音の違いは?

インドネシアは広い国なので、地域によって多少の発音の違いはありますが、「tahu」の発音に関しては、基本的な「h」の音の出し方は共通しています。まずは基本の「軽く息を抜くh」をマスターしましょう。

参考音声で確認しよう!

文字だけでは分かりにくい部分もあるかもしれません。ぜひ、インドネシア語話者の発音を聞いて、耳からも確認してみてくださいね。オンライン辞書や学習サイトで音声を確認するのもおすすめです。

インドネシア語「tahu」の発音

「tahu」の文法:品詞と変化を理解しよう

インドネシア語の単語は、接頭語や接尾語が付くことで意味や働きが変わることがよくあります。「tahu」も例外ではありません。ここでは、「tahu」の基本的な 文法 上の役割と、接辞が付いたときの変化について、分かりやすく解説していきますね。

「tahu」の基本:品詞は?

まず、「tahu」の基本的な 品詞 は 動詞 です。「知っている」「わかる」という意味で使われることが一番多いです。

Saya tahu alamatnya.
(私は彼の/彼女の住所を知っています。)

Kamu tahu?
(知ってる?/わかる?)

このように、単独でも文の中で動詞として機能します。そして、「tahu」は他の単語を作るための基礎、つまり「語幹」にもなります。

接頭語・接尾語で広がる「tahu」の世界

「tahu」という語幹に、 接頭語 (単語の前につく要素)や 接尾語 (単語の後ろにつく要素)が付くと、様々な意味やニュアンスを持つ単語に変化します。なんだか難しそう…と感じるかもしれませんが、ルールが分かれば大丈夫!

ここでは、代表的な変化形を表にまとめてみました。それぞれの形と意味、そして簡単な例文を見ていきましょう。

スクロールできます
変化形品詞主な意味簡単な説明・ニュアンス例文
tahu動詞知っている、わかる事実や情報を知っている基本的な状態。Saya tahu dia suka kopi. (私は彼がコーヒー好きだと知っています。)
mengetahui動詞〜を知る、認識する「tahu」より少しフォーマル。意識的に情報を得て知る、認識するというニュアンス。能動態。Polisi sedang mengetahui penyebab kecelakaan itu. (警察はその事故の原因を調べています。)
diketahui動詞知られている、判明している「mengetahui」の受動態。「〜によって知られている」状態。Penyebab kebakaran itu belum diketahui. (その火事の原因はまだ知られていません。)
pengetahuan名詞知識、学識知っていること、学んで得た知識全般を指します。Dia memiliki pengetahuan yang luas tentang sejarah Indonesia. (彼はインドネシアの歴史について幅広い知識を持っています。)
memberitahu動詞(人に)知らせる、告げる誰かに情報を伝える行為。通常、「誰に」知らせるかが焦点。Tolong memberitahu saya jika ada perubahan jadwal. (もしスケジュールの変更があれば私に知らせてください。)
memberitahukan動詞〜を知らせる、〜について告げる「何を」知らせるかに焦点が当たる。「memberitahu」より少し硬い表現。Perusahaan memberitahukan hasil rapat kepada karyawan. (会社は会議の結果を従業員に知らせました。)
ketahuan動詞知られてしまう、バレる、発覚する意図せず、隠していたことなどが知られてしまった、という状況で使います。Rahasianya akhirnya ketahuan juga. (彼の秘密はついにバレてしまいました。)
pemberitahuan名詞お知らせ、通知「知らせること」自体や、掲示物などのお知らせを指します。Ada pemberitahuan penting di papan pengumuman. (掲示板に重要なお知らせがあります。)

【ちょっと補足】mengetahui と kenal の違いって?

mengetahui は「(事実や情報を)知る、認識する」という意味合いが強いです。一方、似た意味で kenal という単語もありますが、こちらは主に「(人や場所を)知っている、面識がある」という意味で使われます。

  • Saya **mengetahui** berita itu. (私はそのニュースを知っています。) -> 情報に対する「知る」
  • Saya **kenal** orang itu. (私はその人を知っています。) -> 人に対する「知る」(面識がある)

この kenal との詳しい使い分けは、次のセクションで解説しますね!ここではまず、tahu から派生する単語には、このように様々な形と意味があることを覚えておきましょう。

このように、語幹 である tahu に 接頭語 や 接尾語 が付くことで、動詞 から 名詞 になったり、意味合いが微妙に変わったりするんですね。

最初は覚えるのが大変かもしれませんが、例文と一緒に少しずつ慣れていくのがおすすめです。これらの変化を理解すると、インドネシア語の表現力がぐっと豊かになりますよ!

「tahu」と似ている言葉・一緒に使う言葉:ニュアンスの違いと便利な表現をマスター!

インドネシア語の「知る」を表す tahu。とっても基本的な単語ですが、似た意味を持つ言葉や、tahu を使った便利な表現もたくさんあるんです。

ここでは、tahu と似ている 類義語 との使い分け、反対の意味を持つ 対義語、そして日常会話でよく耳にする tahu を使った コロケーション(熟語や決まり文句) を詳しく見ていきましょう!これらの表現を使いこなせれば、あなたのインドネシア語はもっと自然で豊かになりますよ♪

類義語との使い分け:「知る」にも色々ある!kenal と mengerti

日本語では同じ「知る」でも、インドネシア語では状況によって単語を使い分けることがあります。特に重要な kenal と mengerti との違いをしっかり押さえましょう!

1. tahu vs kenal:知っている対象が違う!

これが一番間違えやすいポイントかもしれません!どちらも「知っている」と訳せますが、何を知っているかで使い分けます。

  • tahu情報や事実、知識 を知っている場合に使います。
    • イメージ:頭の中に情報が入っている感じ🧠
    • 例:「彼の電話番号を知っている」「そのニュースを知っている」「作り方を知っている」
  • kenal人物や場所 を(面識があったり、行ったことがあったりして)知っている、知り合いである場合に使います。
    • イメージ:人と人が繋がっている、場所に行ったことがある感じ🤝🗺️
    • 例:「田中さんを知っている(面識がある)」「ジャカルタを知っている(行ったことがある、詳しい)」

具体的な使い分けを見てみましょう!

日本語インドネシア語説明
そのニュース、知ってる?Tahu berita itu?ニュースは「情報」なので tahu
田中さんを知っていますか?Apakah kenal Bapak Tanaka?田中さんは「人物」なので kenal
彼の名前は知ってるよ。Saya tahu namanya.名前は「情報」なので tahu
彼のこと、よく知ってるよ。(知り合い)Saya kenal baik dengannya.人物との面識・関係性なので kenal
バリ島に行ったことある?(知ってる?)Pernah ke Bali? / Kenal daerah Bali?場所の経験・詳しさなので kenal も使える(文脈による)
この単語の意味、知ってる?Tahu arti kata ini?単語の意味は「知識」なので tahu
あのレストラン、知ってる?(行ったことある?)Tahu restoran itu? / Kenal restoran itu?場所を知っている場合、情報としてならtahu、馴染みがあるならkenalも使う

ポイント: 人について話すとき、「名前や電話番号などの情報を知っている」なら tahu、「その人自身と面識がある」なら kenal を使います。

  • Saya tahu Presiden Indonesia. (インドネシアの大統領(の名前や存在)を知っている)
  • Saya kenal Presiden Indonesia. (インドネシアの大統領と知り合いだ)← 一般的にはあまりない状況ですね!

この tahu と kenal の違い、しっかり覚えてくださいね!

2. tahu vs mengerti:「知ってる」と「わかってる」の違い

tahu と mengerti もどちらも「知る」「わかる」と訳せますが、ニュアンスが異なります。

  • tahu: ある事実や情報を知識として持っている状態。「知っている」という表面的な理解。
  • mengerti: 内容や状況を深く理解している、腑に落ちている状態。「理解する」「わかる」に近い。

例で見てみましょう!

  • Saya **tahu** aturan itu.
    (私はそのルールを知っています。)
    → ルールが存在することや、内容を知識としては知っている。
  • Saya **mengerti** aturan itu.
    (私はそのルールを理解しています。)
    → ルールの内容だけでなく、なぜそのルールがあるのか、どう適用されるのかなども含めて深くわかっている。
  • Kamu **tahu** maksud saya?
    (私の言いたいこと(内容・言葉)、わかる?)
    → とりあえず内容が伝わっているか確認する感じ。
  • Kamu **mengerti** maksud saya?
    (私の言いたいこと(真意・気持ち)、理解できる?)
    → 言葉の裏にある意図や気持ちまで含めて理解を求める感じ。

mengerti の方が、より深いレベルでの理解を示します。

対義語:知らないときは tidak tahu

tahu の反対、つまり「知らない」と言いたいときは、tahu の前に否定の tidak をつけます。

  • tidak tahu (ティダッ タフ): 知らない

とってもシンプルですね!

例文:
A: Kamu **tahu** di mana toilet? (トイレがどこか知ってる?)
B: Maaf, saya **tidak tahu**. (すみません、知りません。)

例文:
Saya **tidak tahu** kapan dia akan datang.
(彼がいつ来るか知りません。)

コロケーション:tahu を使った便利な熟語・決まり文句

tahu は他の単語とくっついて、色々な意味の便利なフレーズを作ります。日常会話で頻繁に使われるものばかりなので、ぜひ覚えて使ってみてください!

  1. Tahu nggak? / Tahu gak? (タフ ンガッ? / タフ ガッ?)
    • 意味:「ねえ、知ってる?」と相手に話しかける時の決まり文句。文末につけて「~って知ってる?」と問いかけることも。nggak や gak は tidak のくだけた言い方です。
    例文:
    **Tahu nggak?** Kemarin saya bertemu artis terkenal!
    ねえ知ってる? 昨日、有名な芸能人に会ったんだよ!)Dia pindah ke Bandung, **tahu nggak?**
    (彼、バンドンに引っ越したんだよ、知ってた?
  2. Saya tidak tahu. (サヤ ティダッ タフ)
    • 意味:「私は知りません。」の丁寧な言い方。上で紹介した対義語の基本形ですね。もっとくだけた場面では Saya nggak tahu (サヤ ンガッ タフ) や、主語を省略して Nggak tahu (ンガッ タフ) とも言います。
    例文:
    A: Jam berapa rapat dimulai? (会議は何時に始まりますか?)
    B: **Saya tidak tahu.** Coba tanya sekretaris. (知りません。秘書に聞いてみてください。)
  3. Mau tahu saja! (マウ タフ サジャ!)
    • 意味:「知りたがりだなあ!」「何でも知りたがるんだから!」という意味。好奇心旺盛な相手に対して、ちょっと呆れたり、からかったりするニュアンスで使います。直訳すると「ただ知りたいだけ!」です。
    例文:
    A: Kamu kemarin pergi sama siapa? Ke mana? Ngapain aja? Ceritain dong!
    (昨日誰と出かけたの?どこへ?何したの?教えてよ!)
    B: Ih, **mau tahu saja!** Rahasia dong.
    (もう、知りたがりだなあ! 秘密だよ。)
  4. Setahu saya... (スタフ サヤ…)
    • 意味:「私の知る限りでは…」「私が知っている範囲では…」と、情報が不確かかもしれない、という含みを持たせながら話すときに使います。
    例文:
    **Setahu saya**, toko itu sudah tutup.
    私の知る限りでは、あのお店はもう閉まっています。)**Setahu saya**, dia belum menikah.
    私が知っている限りでは、彼はまだ結婚していません。)
  5. Siapa tahu... (シアパ タフ…)
    • 意味:「もしかしたら~かもしれない」「ひょっとしたら~かもしれない」という意味。良いことが起こる可能性を期待するニュアンスで使われることが多い、とても便利な表現です!直訳は「誰が知っているだろうか(=誰も知らない)」ですが、そこから転じて「~かもしれない」という意味になります。
    例文:
    Coba saja melamar pekerjaan itu. **Siapa tahu** diterima!
    (その仕事に応募してみなよ。もしかしたら採用されるかもしれないよ!)Bawa payung saja. **Siapa tahu** nanti hujan.
    (傘を持っていきなよ。もしかしたら後で雨が降るかもしれないから。)Mampir yuk ke rumahnya. **Siapa tahu** dia ada di rumah.
    (彼の家に寄ってみようよ。もしかしたら家にいるかもしれないし。)
    • このように、何かを提案したり、期待したりする場面でよく使われます。覚えておくと表現の幅が広がりますよ!
  6. Tahu beres. (タフ ベレス)
    • 意味:(口語)「(自分は何もしなくても)全部うまくいく状態」「あとはお任せで大丈夫な状態」を表します。beres は「片付いた、完了した」という意味。つまり「(結果が)うまくいくことを知っている」というニュアンスです。誰かに何かを頼んで「あとは任せといて!」と言われたり、手間いらずで物事が進む状況を表したりします。
    例文:
    Nggak usah khawatir soal persiapan pesta, serahkan saja pada dia. Dia itu tipe orang yang **tahu beres**.
    (パーティーの準備のことは心配いらないよ、彼に任せちゃえば。彼は全部お任せでちゃんとやるタイプの人だから。)Tinggal bayar saja, nanti barang diantar sampai rumah. Pokoknya **tahu beres**.
    (お金を払うだけで、後で品物は家まで届けてくれる。とにかく手間いらずで全部やってくれるんだ。)
  7. Tahu diri. (タフ ディリ)
    • 意味:「身の程を知る」「自分の立場や能力をわきまえる」という意味。diri は「自分」です。分相応な行動をとる、という意味で使われます。
    例文:
    Dia tidak pernah sombong meskipun kaya. Dia **tahu diri**.
    (彼はお金持ちなのに決して偉ぶらない。身の程をわきまえているんだ。)Sebaiknya kita **tahu diri**, jangan meminta terlalu banyak.
    (私たちは身の程を知るべきだ、あまり多くを要求しないようにしよう。)
  8. Kasih tahu / Beri tahu (カシッ タフ / ブリ タフ)
    • 意味:「知らせる」「教える」という意味。kasih も beri も「与える」という意味の動詞です。tahu(知っている状態)を相手に与える、というイメージですね。Kasih tahu の方が少しくだけた言い方です。memberitahu (「tahu」の文法 セクション参照) とほぼ同じ意味で、特に口語でよく使われます。
    例文:
    Tolong **kasih tahu** saya kalau dia sudah datang.
    (彼が来たら私に知らせてください。)Guru **memberi tahu** murid-murid tentang jadwal ujian.
    (先生は生徒たちに試験のスケジュールについて知らせました。)

いかがでしたか? tahu は基本的な単語ですが、kenal や mengerti との使い分けや、たくさんの便利なコロケーションがありましたね。特に tahu と kenal の違い、そして Siapa tahu... のような日常会話で使える表現は、どんどん使って慣れていきましょう!

実践!「tahu」を使った例文集

「tahu」の基本的な意味やニュアンスが分かったところで、実際にどのように使われるのか、例文を通して見ていきましょう。インドネシア語 会話 でよく登場する表現なので、しっかりマスターしたいですね!😊

1. 基本の形:「主語 + tahu + 目的語」

まずは一番シンプルな形から。「誰が」「何を知っているか」を示す基本的な文です。

  • 肯定文:「知っている」
    • Saya tahu nama toko itu.
      (私はそのお店の名前を知っています。)
      • 旅行先で気になるお店を見つけた時に使えそうですね!
    • Dia tahu jalan ke stasiun.
      (彼は駅への道を知っています。)
      • 道案内をお願いする時にも関連する表現です。
    • Kami tahu informasi penting itu.
      (私たちはその重要な情報を知っています。)
  • 否定文:「知らない」
    否定する場合は、tahu の前に tidak を置きます。これはセットで覚えてしまいましょう!
    • Saya **tidak tahu** nama toko itu.
      (私はそのお店の名前を知りません。)
    • Dia **tidak tahu** jalan ke stasiun.
      (彼は駅への道を知りません。)
    • Mereka **tidak tahu** kapan acara dimulai.
      (彼らはイベントがいつ始まるか知りません。)
      • 友達との約束などで使えそうなフレーズです。
  • 疑問文:「知っていますか?」
    文末に ? をつけ、語尾を上げて発音します。文頭に Apakah をつけると、より丁寧な疑問文になります。
    • Kamu tahu nama toko itu?
      (あなたはそのお店の名前を知っていますか?)
    • Apakah dia tahu jalan ke stasiun?
      (彼は駅への道を知っていますか?)
    • Apakah Anda tahu di mana toilet?
      (お手洗いがどこかご存知ですか?)
      • Anda は「あなた」の丁寧な言い方。旅行先などで丁寧に尋ねたい時に便利です。

ポイント:

  • tahu は「情報や事実を知っている」というニュアンスで使われます。(人を知っている場合は kenal を使います。詳しくは前のセクションで解説しましたね!)
  • 否定形は tidak tahu です。これは必須で覚えましょう!

2. 日常会話でのリアルな使い方

実際の会話では、もっと短いフレーズや、少しくだけた言い方もよく使われます。友達との会話や旅行先でのやり取りをイメージしてみましょう。

例1:カフェで友達と ☕

A: Eh, kamu tahu kafe baru di dekat sini? Katanya kopinya enak!
(ねえ、この近くに新しいカフェができたの知ってる? コーヒーが美味しいんだって!)
B: Oh ya? Aku **nggak tahu**! Di mana tempatnya?
(え、そうなの? 知らなかった! どこにあるの?)
A: Dekat toko buku. Nanti kita coba ke sana, yuk!
(本屋さんの近くだよ。今度一緒に行ってみようよ!)
B: Boleh! Aku jadi penasaran.
(いいね! 気になってきた。)

ポイント:

  • インフォーマル(カジュアル)な会話では、tidak tahu が nggak tahu (または gak tahu) となることが多いです。友達同士の会話ではこちらを使う方が自然に聞こえます。
  • 「知らなかった!」のように、新しい情報を聞いた時のリアクションとしても使えますね。

例2:市場で買い物中 🛍️

A: Permisi, Bu. **Tahu** di mana yang jual batik?
(すみません、おばさん。バティック(インドネシアのろうけつ染め布地)を売っている場所を知っていますか?)
B: Oh, batik... Coba jalan lurus saja, nanti ada di sebelah kanan.
(ああ、バティックね…。まっすぐ行ってごらん、右側にあるよ。)
A: Oh, begitu. Terima kasih banyak, Bu!
(ああ、そうですか。どうもありがとうございます!)
B: Sama-sama.
(どういたしまして。)

ポイント:

  • 疑問文でも、主語 (Anda や Ibu など) が省略されることがあります。状況から誰に尋ねているか明らかな場合です。
  • Tahu...? だけで「~を知っていますか?」と尋ねることができます。旅行先で何かを探している時に便利な表現です。

例3:質問への返答バリエーション

質問: Kamu tahu nomor telepon Rina? (リナの電話番号知ってる?)

  • 知っている場合: 👍
    • Ya, **tahu**. (うん、知ってるよ。) – シンプル!
    • **Tahu**, kok. (知ってるよ。) – kok は口語で「~だよ」と少し強調するニュアンス。
    • Tentu saja aku **tahu**. (もちろん知ってるよ。) – 自信がある時!
  • 知らない場合: 🤔
    • Maaf, aku **tidak tahu**. (ごめん、知らないんだ。) – 基本的な丁寧な返事。
    • Waduh, aku **nggak tahu**, nih. (うわー、知らないなあ。) – Waduh は驚きや困惑を表す感嘆詞。nih は口語的な語尾で親しい間柄で使います。
    • Kurang **tahu**, ya. (よく知らないんだ。) – kurang は「あまり~ない、少し足りない」という意味。断定を避ける少し柔らかい言い方です。

3. 「tahu」の仲間たち:派生語を使った例文

tahu に接頭辞や接尾辞がつくと、意味が少し変化します。よく使われるものをいくつか見てみましょう。これらも インドネシア語 会話 で頻出しますよ!

  • mengetahui (〜を知る、認識する)
    tahu よりも少しフォーマルな響きがあり、「(情報を得て)知る」「認識する」というニュアンスが強まります。書き言葉や少し改まった場で使われやすいです。
    • Saya baru **mengetahui** kabar gembira itu dari teman.
      (私はその嬉しい知らせを友人からたった今知りました。)
    • Penting untuk **mengetahui** adat istiadat setempat saat berlibur.
      (旅行中は現地の慣習を知っておくことが重要です。)
  • memberitahu (〜に知らせる、告げる)
    memberi (与える) + tahu (知る) で、「知識を与える」=「知らせる、教える」という意味になります。誰かに情報を伝えるときに使います。
    • Tolong **beritahu** saya jika ada perubahan jadwal penerbangan.
      (もしフライトスケジュールに変更があれば私に知らせてください。)
      • 旅行の予約などで使える表現ですね。
    • Dia **memberitahu** resep rahasianya kepadaku.
      (彼/彼女は私に秘密のレシピを教えてくれました。)
    • カジュアルな表現: 親しい間柄では kasih tahu もよく使われます。(前のセクションのコロケーションも参照)
      Nanti aku **kasih tahu** kamu, ya.
      (あとで君に教えるね。)
  • pengetahuan (知識、学識)
    名詞形で、「知っていること」=「知識」を意味します。
    • Dia memiliki **pengetahuan** yang luas tentang budaya Indonesia.
      (彼/彼女はインドネシア文化について幅広い知識を持っています。)
    • Saya ingin menambah **pengetahuan** bahasa Indonesia saya.
      (私は自分のインドネシア語の知識を増やしたいです。)
  • ketahuan (知られてしまう、バレる)
    意図せず「知られてしまった」「見つかってしまった」「バレてしまった」という状況で使われます。ちょっとドキッとする単語ですね!
    • Dompetnya hilang, tapi untungnya **ketahuan** oleh satpam.
      (彼の財布がなくなったが、幸運にも警備員に見つけてもらえた。)
      • この場合は「見つかった」という良い意味で使われています。
    • Dia berbohong, tapi akhirnya **ketahuan** juga.
      (彼は嘘をついたが、結局バレてしまった。)

これらの派生語も会話や読み物でよく出てくるので、例文と一緒に少しずつ覚えていきましょう!

理解度チェック!「tahu」使い方クイズ

さて、ここまで「tahu」の意味使い方、そして似ている単語「kenal」との違いなどを学んできましたね!

ここでは、あなたの「tahu」に関する理解度をチェックするためのクイズをご用意しました。これまで学んだことを思い出しながら、ぜひ挑戦してみてくださいね。インドネシア語 学習確認問題として、知識の定着に役立てましょう!


第1問:基本の使い分け

次の( )に入る最も適切な単語を選んでください。

問題文: あなたは有名な歌手、Agnez Moを知っていますか?
(Apakah Anda ___ penyanyi terkenal, Agnez Mo?)

(選択肢)
(A) tahu
(B) kenal
(C) mengerti
(D) memberitahu

正解と解説を確認する

正解:(B) kenal

解説:
正解は (B) kenal です!

  • (B) kenal が正解の理由:
    「知っている」対象が人物 (Agnez Mo) ですね。このように、人や場所、物などに対して「面識がある」「個人的に知っている」というニュアンスで使う場合は kenal が適切です。
  • (A) tahu が間違いの理由:
    tahu は主に情報や事実について「知っている」場合に使います。例えば、「彼女が歌手だという事実を知っている」なら Saya tahu dia seorang penyanyi と言えますが、人物そのものを「知っている(面識がある)」場合は kenal を使います。
  • (C) mengerti が間違いの理由:
    mengerti は「理解する」という意味です。「Agnez Moを理解していますか?」となり、文脈に合いません。
  • (D) memberitahu が間違いの理由:
    memberitahu は tahu の派生語で「知らせる、教える」という意味です。「Agnez Moを知らせますか?」となり、意味が通りません。

第2問:「知らせる」はどれ?

次の( )に入る最も適切な単語を選んでください。

問題文: そのニュースを私に知らせてくれてありがとう。
(Terima kasih sudah ___ kabar itu kepada saya.)

(選択肢)
(A) tahu
(B) kenal
(C) memberitahu
(D) pengetahuan

正解と解説を確認する

正解:(C) memberitahu

解説:
正解は (C) memberitahu です!

  • (C) memberitahu が正解の理由:
    文脈から「(あなたが私に)知らせる」という意味が必要ですね。tahu に接頭辞 me- と接尾辞 -i が付いた memberitahu は「~に知らせる、教える」という意味の動詞です。ここでは「ニュース(kabar itu)を私(saya)に知らせる」なので、memberitahu がぴったりです。口語では kasih tahu もよく使われます。
  • (A) tahu が間違いの理由:
    tahu は「知っている」という意味なので、「ニュースを知っているありがとう」となり、意味が通りません。
  • (B) kenal が間違いの理由:
    kenal は「面識がある、知っている(人や場所など)」という意味なので、「ニュースを知っている(面識がある)ありがとう」となり、不自然です。
  • (D) pengetahuan が間違いの理由:
    pengetahuan は tahu から派生した名詞で「知識」という意味です。「ニュースの知識をありがとう」となり、動詞が入るべき場所なので文法的にも意味的にも間違いです。

第3問:情報について「知っている」

次の( )に入る最も適切な単語を選んでください。

問題文: 彼がどこに住んでいるか、あなたは知っていますか?
(Apakah kamu ___ di mana dia tinggal?)

(選択肢)
(A) kenal
(B) tahu
(C) mengerti
(D) kasih tahu

正解と解説を確認する

正解:(B) tahu

解説:
正解は (B) tahu です!

  • (B) tahu が正解の理由:
    ここで問われているのは「彼がどこに住んでいるか」という情報について「知っているかどうか」です。このように、事実や情報について「知っている」と言う場合は tahu を使うのが最も適切です。
  • (A) kenal が間違いの理由:
    kenal は人や場所に対して「面識がある」場合に使います。「彼が住んでいる場所(という情報)」を知っているか聞いているのであって、その場所に面識があるか(例:その家に行ったことがあるか)を聞いているわけではないため、kenal は不適切です。
  • (C) mengerti が間違いの理由:
    mengerti は「理解する」という意味です。「彼がどこに住んでいるか理解していますか?」となり、少し不自然な聞き方になります。
  • (D) kasih tahu が間違いの理由:
    kasih tahu は口語で「知らせる、教える」という意味です。「彼がどこに住んでいるか知らせますか?」となり、文脈に合いません。

クイズは以上です!いかがでしたか?

全問正解できた方も、ちょっと迷ってしまった方も、この確認問題を通して tahu の使い方への理解度が深まっていれば嬉しいです😊 もし間違えてしまっても大丈夫!解説をもう一度よく読んで、例文などを見返しながら復習してみてくださいね。tahu と kenal の使い分けや派生語の意味は、インドネシア語 学習でとても大切なポイントですよ!

【まとめ】これで完璧!インドネシア語「tahu」をマスターして、もっと会話を楽しもう

この記事では、インドネシア語の頻出単語「tahu」について、基本的な意味から使い方発音(読み方)、似ている単語「kenal」との違い、具体的な例文、そして理解度を確認するクイズまで、まとめて詳しく解説してきました。

ここで、この記事の要約として、大切なポイントをもう一度確認しましょう。

  • 「tahu」は「(情報や事実を)知っている、分かる」 という意味で使われる基本動詞です。
  • 人や場所と面識がある場合の「知っている」は「kenal」 を使うのが一般的でしたね。この使い分けが重要です!(tahu kenal 違い)
  • 正しい発音のコツ、文法的な変化(mengetahuimemberitahupengetahuan など)も理解できました。
  • 様々な例文を通して、日常会話での自然な「tahu」の使い方を学ぶことができました。
  • クイズで、あなたの「tahu」の理解度がさらに深まったはずです。

tahu」は、インドネシアの人々とのコミュニケーションにおいて、本当に欠かせない言葉の一つです。この記事を通して、「tahu」の意味やニュアンスをしっかりと掴み、「あ、これ知ってる!」と自信を持って使えるようになったのではないでしょうか?

インドネシア語 学習は、新しい発見の連続です。今日、「tahu」という大切なインドネシア語 単語をマスターしたあなたは、確実にステップアップしていますよ! インドネシア語 初心者の方も、難しく感じることもあるかもしれませんが、一つ一つの単語や表現を丁寧に学んでいけば、必ずコミュニケーションの世界が広がっていきます。

これからも、楽しみながらインドネシア語 学習を続けて、インドネシアの文化や人々との交流を深めていってくださいね。応援しています!

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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集

実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
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インドネシア語「tahu」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

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