
インドネシア語の学習、順調に進んでいますか?😊 基本的な単語やフレーズを覚えてくると、「もっと自分の気持ちや状況を細かく、豊かに表現したい!」と感じることが増えてきますよね。そんなあなたの表現力をグッと引き上げてくれるのが、インドネシア語 文法における「接辞(せつじ)」の存在です。
インドネシア語の接辞についてのまとめ記事はこちらから





特に、基本的な接頭辞「ber-」などを学んだ後、次に出会う少し複雑に見える接辞が、今回のテーマである「共接辞 ber-an」かもしれません。



「ber-」と「-an」が一緒になってる…?なんだか難しそう…



でも、安心してください!この「ber-an」は、ルールさえ掴めば決して難しいものではありません。むしろ、あなたのインドネシア語 学習を助け、表現の幅を広げてくれる、とても便利なツールなんです✨
この記事では、そんな共接辞「ber-an」について、
- そもそも「ber-an」って何?どんな意味があるの?
- どうやって使うの?(使い方)
- 基本の作り方(構造)は?
といった疑問を、豊富な例文と共に、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。この記事を読めば、ber--an
への苦手意識がなくなり、自信を持って使えるようになりますよ!




インドネシア語の表現力を広げる「共接辞 ber-an」とは?



まず、「ber-an」がどのようなものか、そして学ぶことでどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。



では、この「ber-an」を理解すると、具体的にどんないいことがあるのでしょうか?これが、この文法項目を学ぶ大きな学習メリットです!
「ber-an」を使いこなせるようになると、例えば…
- 「お互いに見つめ合う」 (
bertatapan
) - 「みんなで握手する」 (
bersalaman
) - 「鳥が次々と飛び立つ」 (
beterbangan
) - 「子供たちがあちこちで走り回る」 (
berlarian
)
といった、複数の人や物が関わる動作や、動作が繰り返されたり、継続したりする様子を、より自然で生き生きと表現できるようになるんです!すごいですよね!
「難しそう」というイメージが、この記事を読み終える頃には「面白そう!」「使ってみたい!」に変わっているはずです。それでは早速、具体的な意味と使い方を見ていきましょう!
意味①:「お互いに~する」- 協力や対抗を表す ber-an
共接辞 ber-an
にはいくつかの意味がありますが、まず最初にマスターしたいのが「お互いに~する」という相互動作を表す意味です。これは、二人以上の人が同じ動作を相互に行う、つまり「〜し合う」という状況を示します。
基本の形:「ber + 動詞の語幹 + an」
この「お互いに~する」という意味の ber-an
は、基本的に動詞の語幹を ber-
と -an
で挟む形で作られます。



例えば、peluk
(抱く)という動詞の語幹に ber-an
をつけると berpelukan
(抱き合う)となります。
「saling」を使わずに表現できる!
インドネシア語で「お互いに」を表す言葉に saling
がありますよね。例えば、「抱き合う」は saling memeluk
と言うこともできます。
でも、ber-an
を使えば berpelukan
の一語で同じ意味を表せるんです!saling
を使わなくても相互の動作を表現できるのが、ber-an
の便利なポイントの一つです。より簡潔で自然な表現になることが多いんですよ。
よく使う ber–an の例文を見てみよう!
それでは、具体的にどんな動詞が ber--an
の形になるのか、例文と一緒に見ていきましょう。日常会話でもよく使われる、イメージしやすい動作を選んでみました。
- berpelukan (抱き合う)
- 語幹:
peluk
(抱く) - 例文: Setelah lama tidak bertemu, mereka berpelukan erat.
- 日本語訳: 長い間会っていなかったので、彼らは固く抱き合った。
- 状況説明: 空港での感動の再会シーンや、久しぶりに会った友人同士が喜びを表す場面などが想像できますね。
- 語幹:
- bersalaman (握手し合う)
- 語幹:
salam
(挨拶、握手) - 例文: Para pemimpin negara bersalaman sebelum memulai rapat.
- 日本語訳: 各国のリーダーたちは、会議を始める前に握手を交わした。
- 状況説明: ビジネスシーンでの挨拶や、合意形成の場面などでよく見られる光景です。初対面の時にも使いますね。
- 語幹:
- bertatapan (見つめ合う)
- 語幹:
tatap
(見つめる) - 例文: Kedua kekasih itu bertatapan mesra di bawah sinar bulan.
- 日本語訳: その二人の恋人は、月明かりの下でロマンチックに見つめ合った。
- 状況説明: ドラマや映画のようなロマンチックな場面で使われます。もちろん、険悪なムードで「にらみ合う」場合にも使うことがあります。文脈で判断しましょう。
- 語幹:
- berkelahi (殴り合う、ケンカする)
- 語幹:
kelahi
(ケンカ) - 例文: Anak-anak itu mulai berkelahi karena berebut mainan.
- 日本語訳: その子供たちは、おもちゃの取り合いで殴り合いのケンカを始めた。
- 状況説明:
ber--an
は協力的な動作だけでなく、このように対立したり、争ったりする動作にも使われます。「お互いに」何かをする、という点では同じですね。
- 語幹:



このように、ber--an
を使うと、複数の人が関わる動作を簡潔に表現できるんですね。pelukan
(抱擁)、salaman
(握手)、tatapan
(視線)、kelahi
(ケンカ) といった語幹の意味が分かれば、ber-an
がついた時の「お互いに~する」という意味も推測しやすくなりますね。



まずはこの「相互動作」の意味をしっかり押さえて、ber--an
への苦手意識をなくしていきましょう!
意味②:「次々と・あちこち~する」- 継続・反復・複数の動作を表す ber-an



さて、ber-an
には「お互いに~する」という相互動作の意味の他にも、もう一つとっても大切な意味があるんです!それが今回ご紹介する「継続・反復・複数の主体による動作」を表す使い方です。



「え?どういうこと?」



大丈夫です、安心してください!この意味の ber-an
は、ちょっとしたニュアンスをつかめば、インドネシア語の表現力がぐっと豊かになりますよ。一緒に見ていきましょう!
「継続・反復・複数の動作」ってどんなニュアンス?
この意味の ber-an
が持つニュアンスは、ズバリ「たくさんの人や物が、同じ種類の動作をバラバラと続ける感じ」です。
ポイントは3つあります。
- 継続 (Terus menerus / Berkelanjutan): 動作が続いている感じ。完全に途切れるのではなく、断続的にでも続いていくイメージです。
- 反復 (Berulang-ulang): 同じ動作が何度も繰り返される感じ。
- 複数 (Banyak / Jamak): たくさんの人や物が、それぞれ別々に(必ずしも一緒のタイミングや方向ではなく)その動作を行っている感じ。
これらの要素が合わさって、「次々と~する」とか「あちこち~する」といった日本語訳がぴったりくることが多いんです。
[ここに「たくさんの人/物がバラバラと同じ動作(例:走る、飛ぶ、落ちる)をしている様子」のイラストや図を入れると分かりやすいです。例:たくさんの鳥が飛び回る、葉っぱが舞い散る、人々が集まってくる様子など]
「相互動作」との違いは?



「あれ?前の『お互いに~する』とどう違うの?」



たしかに、どちらも複数の人や物が関わることが多いので、少し混乱しやすいポイントです。



違いを分かりやすくするために、簡単な比較表を作ってみました。
特徴 | 意味①:相互動作 (例: berpelukan – 抱き合う) | 意味②:継続・反復・複数 (例: berlarian – 走り回る) |
---|---|---|
主体の数 | 基本的に複数(2者以上が必須) | 複数(たくさんの人/物) |
動作の方向性 | お互いに向けられる(双方向) | 各主体が独立して行う(一方向、不定方向) |
キーワード | 「お互いに」「~し合う」 (saling に似ている) | 「次々と」「あちこち」「たくさん」「バラバラ」 |
イメージ | 二人(以上)が向き合って何かをする感じ | 大勢がバラバラに、でも同じ種類の動きをする感じ |
使われやすい語幹 | 接触・関係性を示す動詞 (例: peluk , cium ) | 移動・出現・消失などを示す動詞 (例: datang , terbang , lari , gugur ) |
ポイント:
- 相互動作は「お互い」がキーワード。動作が相手に向かっています (
ber
動詞が相互性を持つ)。 - 継続・反復・複数は「たくさん」「バラバラ」「続く」がキーワード。動作は必ずしも誰かに向かっているわけではありません。
この違いを意識すると、文脈からどちらの意味で ber-an
が使われているか判断しやすくなりますよ!
具体的な例文で使い方をマスターしよう!
それでは、実際にどんな単語があるのか、例文を見ながら使い方とニュアンスを掴んでいきましょう!こちらの方が「相互動作」よりも使われる動詞の種類が多いかもしれませんね。
1. berdatangan (ber- + datang + -an)
- 語幹:
datang
(来る、到着する) - 意味: 続々と到着する、次々とやってくる
- ニュアンス: 大勢の人や物が、一斉にではなく、時間差でパラパラと到着する様子を表します。パーティー会場にお客さんが集まってくるイメージですね。
- 例文:
Para tamu undangan sudah **berdatangan** sejak pukul enam sore. (招待客たちは、午後6時からすでに**続々と到着して**います。)
- 状況: 結婚式やイベントなどで、招待客がばらばらに会場に到着し始める場面。


2. beterbangan (ber- + terbang + -an)
- 語幹:
terbang
(飛ぶ) - 意味: 飛び回る、あちこち飛ぶ
- ニュアンス: 鳥、蝶、虫、あるいは紙吹雪などが、特定の目的地なく、あちこちランダムに飛び交っている様子を表します。
- ワンポイント: 語幹
terbang
の頭のt
は、ber-
が付いてもl
に変わったり脱落したりしません。これはber-
のルールでしたね! (もしber-
のルールに不安がある方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね! → 【内部リンク:接頭辞 ber- の解説記事へ】)
- ワンポイント: 語幹
- 例文:
Kupu-kupu **beterbangan** di taman bunga yang indah itu. (その美しい花の庭園では、蝶が**ひらひらと飛び回って**います。)
- 状況: 公園や野原で、たくさんの蝶が自由に飛び交っているのどかな風景。
3. berlarian (ber- + lari + -an)
- 語幹:
lari
(走る) - 意味: 走り回る、あちこち走る
- ニュアンス: 特に子供たちが、校庭や公園などで楽しそうに、あるいは鬼ごっこのように目的を持って、様々な方向に走り回っている様子を表します。
- 例文:
Anak-anak kecil itu **berlarian** di taman bermain dengan gembira. (その小さな子供たちは、公園で楽しそうに**走り回って**いました。)
- 状況: 休み時間や放課後、子供たちが元気いっぱいに遊んでいる様子。
4. berguguran (ber- + gugur + -an)
- 語幹:
gugur
(散る、落ちる) - 意味: 次々と散る、はらはらと落ちる
- ニュアンス: 秋になって木の葉が散る様子や、風で花びらが舞い落ちる様子など、たくさんのものが時間差で次々に落ちていく様子を表します。少し情緒的な響きがありますね。
- 例文:
Daun-daun kering **berguguran** dari pohon di musim gugur. (秋には、枯れ葉が木から**はらはらと散り落ちます**。)
- 状況: 秋の公園や並木道で、落ち葉が舞い散る風景。
他にもこんな単語があります!
- bermunculan (
muncul
– 現れる): 次々と現れる- 例: Jamur bermunculan setelah hujan. (雨の後、キノコが次々と顔を出した。)


- berjatuhan (
jatuh
– 落ちる): 次々と落ちる、ばらばらと落ちる- 例: Buah mangga yang matang berjatuhan dari pohonnya. (熟したマンゴーの実が木から次々と落ちた。)
- berserakan (
serak
– 散らばる): あちこちに散らばっている (状態を表すことも多い)- 例: Mainan anak-anak berserakan di lantai. (子供のおもちゃが床に散らばっている。)



これらの例を見ると、「たくさんのもの」が「バラバラと」「同じような動き(来る、飛ぶ、走る、散る、現れる、落ちる、散らかる)」をしている様子がイメージできたでしょうか?



この「継続・反復・複数」の意味を持つ ber--an
は、情景描写を豊かにしてくれる便利な表現です。ぜひ、たくさんの例文に触れて、ニュアンスを掴んでみてくださいね!
基本をおさらい! ber–an の作り方
ここまで ber-an
の持つ二つの主な意味を見てきましたが、ここで一度、基本的な「作り方」、つまり構造をおさらいしておきましょう。この形さえ分かれば、新しい ber-an
の単語に出会ったときも、ぐっと理解しやすくなりますよ。
ber-an の基本構造は「サンドイッチ」!
インドネシア語の接辞には、単語の前につく「接頭辞」(例:ber-
)や、後ろにつく「接尾辞」(例:-an
)がありましたよね。




今回学んでいる「ber–an」は、その両方が組み合わさった「共接辞」というタイプです。単語の基本となる部分(語幹)を、「ber-」と「-an」で前後から挟み込むような形になります。
ber-an の基本構造(作り方)
ber-
+
[ 語幹 ]
+
-an
接頭辞「ber-」と接尾辞「-an」で、真ん中の「語幹」をサンドイッチ!
この ber-
+ 語幹 + -an
の形が、ber-an
の作り方の基本になります。まるでサンドイッチみたいで覚えやすいですよね!まずはこの「サンドイッチ構造」をしっかりイメージしてみてください。これがインドネシア語文法における「共接辞」です。
真ん中の「語幹」には何が入るの?
サンドイッチの具材にあたる、真ん中の語幹には、いろいろな種類の言葉が入ります。例えば…
- 動詞の語幹:
pandang
(見る) →ber
pandang
an
(見つめ合う) - 名詞の語幹:
dekat
(近く) →ber
dekat
an
(隣接している、近くにいる) - 形容詞の語幹:
jauh
(遠い) →ber
jauh
an
(遠く離れている)
このように、挟む語幹が動詞なのか、名詞なのか、形容詞なのかによって、出来上がる ber--an
の単語が持つ意味合いが変わってくることがあります。(今回は主に動詞語幹からできる ber--an
を中心に見てきましたね。)



ここでは「色々な言葉が真ん中(語幹)に入るんだな」ということだけ、軽く覚えておきましょう♪
接頭辞「ber-」のルールも少しだけ
接頭辞の「ber-
」には、付く語幹の最初の文字によって少し形が変わるルールがありましたよね。(例えば、語幹が ‘r’ で始まる場合、ber-
の r が一つになる、など…覚えていますか? ajar
→ belajar
のような特別な変化もありましたね。)
ber--an
の場合も、基本的にはその接頭辞 ber-
のルールが関係してきます。でも、ここでその細かいルールを全部復習するのは大変なので、まずは 「ber-
」が語幹の前につく という基本を思い出しましょう。
複雑な音声変化なども時にはありますが、難しく考えすぎず、まずは ber--an
の基本の形は「ber-
+ 語幹 + -an
」 これをしっかり押さえることからスタートしましょう!細かいルールは、また別の機会にじっくり見ていくことにしますね。


このセクションのまとめ
ber--an
の作り方の基本は、接頭辞「ber-
」と接尾辞「-an
」で「語幹」を挟む「サンドイッチ構造」!- 真ん中の語幹には、動詞、名詞、形容詞などが入る。
- 細かい音声変化のルールは一旦置いておいて、まずはこの基本の形を覚えよう!



このシンプルな構造を頭に入れておけば、ber--an
の持つ様々な意味も、きっとすんなり理解できるようになりますよ!
例文で実践! ber–an を使ってみよう



これまでのセクションで、共接辞 ber--an
が持つ「お互いに~し合う」という相互の動きと、「次々と~する」「あちこちで~する」といった継続・反復・複数の動きを表すことを学びましたね!作り方のルールもバッチリでしょうか?😊



最後には簡単な 練習問題 で 理解度チェック もできますよ。さあ、一緒に ber-an
をマスターして、もっと自然なインドネシア語を目指しましょう!✨
意味①:お互いに~し合う(相互動作)の例文
まずは、二人以上の人がお互いに同じ動作をする場合の ber--an
です。日本語の「~し合う」に近いニュアンスですね。
- berpelukan (抱き合う) ←
peluk
(抱く)- Contoh: Ibu dan anak itu berpelukan erat.
(そのお母さんと子どもは、ぎゅっと抱き合いました。) - 感動的な再会シーンなどで使えそうですね😢
- Contoh: Ibu dan anak itu berpelukan erat.
- berpandangan (見つめ合う) ←
pandang
(見る)- Contoh: Mereka berpandangan tanpa kata-kata.
(彼らは言葉もなく見つめ合いました。) - ドラマのワンシーンみたいですね!
- Contoh: Mereka berpandangan tanpa kata-kata.
- bersalaman (握手し合う、挨拶し合う) ←
salam
(挨拶)- Contoh: Kami bersalaman saat pertama kali bertemu.
(私たちは初めて会った時、握手しました。) - インドネシアでは挨拶で握手することが多いので、よく使う表現です🤝
- Contoh: Kami bersalaman saat pertama kali bertemu.
- berhubungan (連絡を取り合う、関係がある) ←
hubung
(繋ぐ、連絡する)- Contoh: Apakah Anda masih berhubungan dengannya?
(あなたはまだ彼/彼女と連絡を取り合っていますか?) - 「関係がある」という意味でも使われます。Contoh: Masalah ini berhubungan dengan pekerjaan saya. (この問題は私の仕事に関係しています。)
- Contoh: Apakah Anda masih berhubungan dengannya?
意味②:次々と・あちこちで~する(継続・反復・複数)の例文
次に、たくさんのものが動いていたり、同じ動作が繰り返されたり、あちこちで起こったりする様子を表す ber--an
です。
- berdatangan (続々とやって来る) ←
datang
(来る)- Contoh: Tamu-tamu mulai berdatangan ke pesta.
(招待客たちがパーティーに続々とやって来始めました。) - 人がたくさん集まってくる様子が目に浮かびますね🚶♀️🚶♂️🚶♀️
- Contoh: Tamu-tamu mulai berdatangan ke pesta.
- berjatuhan (次々と落ちる、散る) ←
jatuh
(落ちる)- Contoh: Daun-daun kering berjatuhan di musim gugur.
(秋には枯れ葉がハラハラと散ります。) - 雨粒 (
air hujan
) や果物 (buah-buahan
) などが落ちる様子にも使えます🍂🍇💧
- Contoh: Daun-daun kering berjatuhan di musim gugur.
- berlarian (走り回る) ←
lari
(走る)- Contoh: Anak-anak kecil berlarian dengan gembira di taman.
(小さな子供たちが公園で楽しそうに走り回っています。) - 元気いっぱいな様子が伝わってきますね!🏃♂️💨
- Contoh: Anak-anak kecil berlarian dengan gembira di taman.
- bermunculan (次々と現れる) ←
muncul
(現れる)- Contoh: Setelah hujan, jamur bermunculan di mana-mana.
(雨の後、キノコがあちこちに次々と現れました。) - 新しいお店が次々とオープンする、なんて時にも使えそうです🍄🍄🍄
- Contoh: Setelah hujan, jamur bermunculan di mana-mana.
理解度チェック!簡単な練習問題
さて、例文 を見て ber--an
のイメージが掴めてきたでしょうか?ここで、簡単な 練習問題 に挑戦して、理解度をチェックしてみましょう!焦らず、ゆっくり考えてみてくださいね。
【問題1】カッコ内の語幹を使って、ber--an
の形にしなさい。
- Mereka (kirim) ______ surat setiap bulan.
(彼らは毎月お互いに手紙を送り合っています。) - Burung-burung (terbang) ______ di langit biru.
(鳥たちが青空を飛び交っています。) - Kami (pegang) ______ tangan saat menyeberang jalan.
(私たちは道を渡るとき、手をつなぎ合いました。)
正解と解説を確認する
【問題1】解答
- berkiriman
- 解説:
kirim
(送る) +ber--an
で「送り合う」という相互の意味になります。手紙 (surat
) を送り合っているので、この形がぴったりですね。
- 解説:
- berterbangan
- 解説:
terbang
(飛ぶ) +ber--an
で「飛び交う、飛び回る」という意味になります。たくさんの鳥 (Burung-burung
) が空を飛んでいる様子を表します。複数のものが動作するパターンです。
- 解説:
- berpegangan
- 解説:
pegang
(持つ、掴む) +ber--an
で「掴み合う」という意味です。berpegangan tangan
で「手をつなぎ合う」という相互の動作を表す定番フレーズです。
- 解説:
【問題2】次のインドネシア語の文を日本語に訳しなさい。
- Orang-orang berhamburan keluar dari gedung.
- Bintang-bintang bertebaran di langit malam.
- Para siswa bertanya jawab dengan guru. (※ヒント: この形は
ber--an
ではありませんが、よく似た状況で使われます)
正解と解説を確認する
【問題2】解答
- 人々はビルからどっと飛び出してきました。(または、わらわらと出てきました)
- 解説:
hambur
(散らかす、まき散らす) +ber--an
でberhamburan
となり、「(人々などが)どっと飛び出す、散り散りになる」という意味になります。たくさんの人が一斉に出てくるイメージです。
- 解説:
- 夜空に星々が散らばっています。(または、点在しています)
- 解説:
tebar
(まく、散らす) +ber--an
でbertebaran
となり、「散らばっている、点在している」という意味になります。たくさんの星 (Bintang-bintang
) が空に広がっている様子ですね。
- 解説:
- 生徒たちは先生と質疑応答をしています。
- 解説:
tanya
(尋ねる) は、通常「質疑応答する」という意味でbertanya jawab
という形で使われます。これはber-
動詞のbertanya
と名詞のjawab
が組み合わさった形です。bertanyaan
というber--an
の形もありますが、「質問をし合う」というニュアンスになり、bertanya jawab
の方が「質疑応答」としては一般的です。(少しひっかけ問題でした!😉ber--an
と似ていますが違う形もある、ということを知っておくと良いですね。)
- 解説:



どうでしたか? 全問正解できた方も、惜しかった方も、ber--an
の感覚が少し掴めてきたのではないでしょうか? 間違えても大丈夫!大切なのは、実際に使ってみることです。
今回ご紹介した 例文 や 練習問題 を参考に、ぜひあなたの インドネシア語会話 の中でも ber--an
を使ってみてくださいね。きっと、表現の幅がぐっと広がりますよ!😊
まとめ:ber--an
をマスターして、インドネシア語の表現をもっと豊かに!
今回の記事では、インドネシア語の表現力をぐっと引き上げてくれる共接辞 ber--an
について、その意味、使い方、作り方をじっくり学んできましたね!少し複雑に感じたかもしれませんが、ポイントを押さえれば大丈夫ですよ。
ここで、今回の 要点 を まとめ て 文法復習 しておきましょう。
ber--an
の主な意味は2つ!- 「お互いに〜し合う」 (相互動作):
saling
と似たニュアンスで、複数の人や物が関わり合う動作を表します。(例:berpelukan
– 抱き合う、bersalaman
– 握手し合う) - 「次々と・あちこちで〜する」 (継続・反復・複数による動作):動作が続いたり、複数の場所や人によって行われたりする様子を表します。(例:
berlarian
– あちこち走り回る、berdatangan
– 続々とやって来る)
- 「お互いに〜し合う」 (相互動作):
- 基本的な作り方はシンプル!
- 動詞や名詞、形容詞などの 語幹 を
ber-
と-an
で挟む「サンドイッチ構造」です (ber-
+ 語幹 +-an
)。
- 動詞や名詞、形容詞などの 語幹 を
この ber--an
を使いこなせるようになると、単に単語を知っているだけでなく、「彼らが楽しそうに話している様子 (berbicara-bicara
)」や「子供たちが庭で走り回っている光景 (berlarian
)」など、より具体的で生き生きとした情景をインドネシア語で表現できるようになります。まさに 表現力 がアップする、インドネシア語 中級への大切なステップなんです!
今回の インドネシア語学習 で、「ber--an
、意外と理解できたかも!」と思っていただけたら嬉しいです。少しずつでも、こうして新しい文法を身につけていくことが、上達への一番の近道です。
次のステップ としては、他の接辞についても学んでみるのがおすすめです。インドネシア語には ber--an
の他にも、動作のニュアンスを変えたり、品詞を変えたりする様々な接辞があります。
- 接頭辞 me- の使い方を学ぶ


- 受動態を作る接頭辞 di- を理解する


- 状態や可能を表す接頭辞 ter- をマスターする


- 名詞を作る共接辞 ke–an を知る


- もう一つの名詞化共接辞 per–an を学ぶ
これらの記事も参考に、ぜひインドネシア語 文法の知識を深めていってくださいね。
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実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。



今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
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詳しくはこちらの記事で紹介しています。


最後に



最後まで読んでいただきありがとうございました!



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