ここ数ヶ月、TiktokとTokopedia、インドネシア政府の間で色々あって……
金額が大きすぎてよくわからなかったんですよね……
今回は、最終的にTiktokがいくらでTokopediaを買収したのか、紹介したいと思います。
およそ市場の4000倍での株購入!?
ByteDance Ltdが所有するTikTokは、PT GoTo Gojek Tokopedia Tbk (GOTO)からTokopedia株式を償還するためにUS$8.4億またはRp13.18 trillion相当を支出(日本円換算で、1200億円(120,231,720,000円))しました。
詳細には、TikTokに引き継がれる株式の75.01%に相当する3,819万株(3,819万8,745株)の新株をTokopediaは発行しました。
この取引額をTikTokが取得する新株の数で割ると、TikTokは1株あたり345,246ルピアでTokopedia株を購入していることになります。
この価格は、2022年4月11日にIPOしたときの親会社としてのGOTOの株価(1株あたり338ルピア)と比較すると、かなりかけ離れており、且つ、買収劇のあった2023年12月11日の株価は1株あたり86ルピアです。
つまり事実上、インドネシア株式取引所(IDX)で公開されている価格のおよそ4000倍の価格で購入していることになります。
Tiktokの購入価格は妥当だったのか?
TiktokのLive Shopping機能が2023年9月23日の大統領の発表で禁止になりました。
当時Tiktokの総収益に占めるインドネシアからの収益は30%を占めていたと言われています。
ちなみに、Tiktokの2022年の年間収益は、USD 9.4 billion(日本円換算で、1兆3400億円(1,345,450,200,000円)) とされています。
単純計算でインドネシアからの年間収益は、USD 3 billion (日本円換算で、4293億円(429,399,000,000円))になります。
つまりいかに公開市場の株価の4000倍といえど、年間のインドネシアの収益の28%の支出で購入していることになりますので、購入価格は妥当というよりも、安く購入されているとも言うことができます。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回の記事では、インドネシアの最大手ECプラットフォーム『Tokopedia』の買収劇を紹介しました。
まさにインドネシアンドリームとも言えるような大きな取引が実施されています。
当ブログではインドネシア市場の情報などについて紹介しています。
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