
インドネシアのドラマや音楽、現地の人々とのふれあいの中で、きっとあなたも一度は耳にしたことがあるフレーズ、「Apa kabar?(アパ カバー?)」。「お元気ですか?」という意味で知られるこの言葉は、インドネシア語の挨拶としてあまりにも有名ですよね。



実はこの「Apa kabar?」、インドネシア語のコミュニケーションにおいて、本当に本当に大切な役割を担っているんです。そして、その心臓部とも言えるのが、今回徹底解説する「kabar(カバー)」という基本単語。
インドネシア語を学び始めたばかりの方も、すでにある程度学習を進めている方も、この「kabar」という単語の重要性を改めて認識することで、あなたのインドネシア語はもっと自然に、もっと豊かになるはずです。なぜなら、「kabar」は単に「元気?」と尋ねるためだけに使われるのではなく、インドネシアの日常会話の様々な場面で登場する、まさにコミュニケーションの「鍵」となる言葉だからです。



実際、多くのインドネシア語学習サイトや教本でも、「Apa kabar?」は必ずと言っていいほど最初の方に紹介されていますよね。これは、それだけこの挨拶がインドネシア社会に深く根付いている証拠です。
では、この魔法のような単語「kabar」とは、一体どのような意味を持っているのでしょうか?
多くの辞書などでも紹介されているように、「kabar」が持つ基本的な意味には、以下のようなものがあります。
- 知らせ
- ニュース
- 便り
- 様子
- 状況
英語で言うと、”news”, “tidings”, “information” といった「情報」に関する意味合いから、”condition”, “state” のような「状態」を示すニュアンスまで、幅広くカバーしているのが特徴です。



さあ、あなたも「kabar」をマスターして、インドネシア語のコミュニケーション能力を一段階アップさせましょう!






「kabar」の正しい発音:ネイティブに近づくためのポイント



インドネシア語の響きって、なんだか耳に心地よくて素敵ですよね♪ でも、いざ自分で「kabar」と発音しようとすると、「あれ?今の発音で大丈夫だったかな…?」なんて、ちょっぴり不安になることもあるかもしれません。



特に「kabar」は日常会話で本当によく使う単語だからこそ、できるだけ自然でキレイなネイティブ発音で伝えたいものですよね。
まずは基本!「kabar」のカタカナ読み
インドネシア語の発音を学ぶ第一歩として、おなじみのカタカナ読みから確認しましょう。「kabar」の一般的なカタカナでの発音は「カバル」です。



多くの方がこの「カバル」という読み方で覚えているのではないでしょうか? もちろん、これでも十分に意味は通じますが、さらにネイティブっぽい響きを目指すなら、いくつかのポイントを押さえるのがおすすめです。



発音記号については、インドネシア語にも正式なものはありますが、今回はもっと気軽に、そして実践的に学べるように、カタカナ読みをベースにしながら、実際の音に近い発音のコツをお伝えしていきますね!
アクセントはどこ?「kabar」を自然に発音するコツ
「kabar 発音」をマスターする上で、意外と大切なのがアクセントの位置です。
インドネシア語のアクセントは、日本語のような音の高低ではなく、どちらかというと音の強弱で表現されることが多いんです。そして、多くの単語では、単語の後ろから2番目の音節(音の区切り)にアクセントが置かれるのが一般的なルールです。
「kabar」は「ka – bar」という2つの音節でできていますね。
実際にネイティブの発音を聞いていると、「カ・バル」のように真ん中の「バ」が少し強く聞こえたり、あるいは「カ・バール(ka-BAR)」のように、最後の「バル」の部分が少し強調されて、そこにアクセントがあるように聞こえることもあります。これは、特に語末の「r」の音をしっかり意識することで、自然とそういった響きになるのかもしれませんね。
ワンポイントアドバイス:
- 最初の「カ」はあまり強く意識せず、軽く、短めに発音する。
- 「バ」の音を少しだけはっきりと、あるいは「バル」と少し伸ばすような感じで、なめらかに繋げて発音してみましょう。



CDやオンラインの音声教材などで、ネイティブが「kabar」と言っているのを聞きながら、音の強さやリズム感を真似してみるのが、一番の近道ですよ♪
日本人が特に注意したい!「R」の発音攻略法
さあ、ここがインドネシア語 発音で多くの日本人学習者が「むむっ…!」となるポイント、語末の「r」の発音です!
「kabar」の最後の「ル」の音、日本語の「ル」とはまったく違う音なんです。ここをマスターできると、一気にインドネシア語らしさがアップしますよ!
- ちょっと残念な例: 「カバル」と、日本語の「ラリルレロ」の「ル」をはっきり、くっきり発音してしまう。
- 目指したいネイティブ風の音: 舌先を上の歯茎の少し後ろあたりに近づけて、息を通すときに「ルルル…」と軽く震わせるような音(いわゆる「巻き舌」の「r」です)。難しければ、舌先で上の歯茎を軽く弾くような「トゥルッ」というイメージでもOK!
「r」の発音練習ステップ♪
- まず、リラックスして口を軽く開けます。
- 舌先を、上の前歯のすぐ後ろの歯茎(ちょっとザラザラした部分)に軽く触れさせてみましょう。
- そのままの状態で、息を「ふーっ」と吐き出しながら、舌先を軽く振動させるイメージで「ル」と言ってみてください。「トゥルルル…」というような音が出ればバッチリです!
- 「kabar」の最後の「r」は、この音を意識しつつ、あまり力を入れすぎず、息をスーッと抜きながら軽く添えるように発音するのが、より自然に聞こえるコツです。「ル!」と強調しすぎないのがポイントですよ。



この「r」の音は、初めは少し難しく感じるかもしれませんが、自転車の練習と同じで、コツを掴めば必ずできるようになります!諦めずに、鏡を見ながら楽しく練習してみてくださいね。
その他にもある!「kabar」をネイティブっぽくする発音のヒント
「r」以外にも、いくつか意識すると「おっ、ネイティブっぽい!」と思われる発音のヒントがあります。
- 「k」の音のコツ: 単語の頭にある「k」の音は、日本語の「カ」ほど息を強く破裂させません。「カ」というよりは、息を少し抑え気味にした「ッカ」に近いイメージです。喉の奥で軽く音を止めるような感じで発音すると、よりインドネシア語らしい洗練された音になります。
- 「a」の音のコツ: 「kabar」の「a」の音(「カ」と「バ」の母音)は、日本語の「ア」よりも、口をほんの少しだけ縦に開けて、明るく、そしてハッキリと「ア」と発音するイメージです。曖昧な「ア」にならないように意識してみましょう。
- 「b」の音のコツ: 日本語の「バ」行の音に近いですが、よりネイティブっぽくするには、一度しっかりと唇を閉じてから「バッ」と破裂させるように意識すると、メリハリのあるクリアな発音になります。



これらの細かい点も少しずつ意識していくことで、あなたの「kabar」の発音は、確実にネイティブ発音に近づいていきますよ!
地域によって「kabar」の発音は変わるの?



インドネシアは、たくさんの島々からなる、とっても広い国です。そのため、もちろん地域によっては、言葉の訛り(アクセントやイントネーションの違いなど)が存在します。例えば、ジャワの人が話すインドネシア語は少しゆったりとした独特の響きがあったり、バリの人が話すインドネシア語には可愛らしいイントネーションがあったりすることも。



でも、安心してください。「kabar」のような基本的な単語の発音に関しては、顕著な地域差はそれほど大きくないと考えて大丈夫です。まずは、この記事で紹介したような標準的な美しい発音をマスターすることを目標にしましょう。
インドネシア語の学習が進んで、色々な地域の人とコミュニケーションを取る機会が増えてきたら、そういった地域ごとの言葉の響きの違いも、きっと新しい発見として楽しめるようになりますよ。
文法解説:「kabar」の品詞と変化を理解しよう



インドネシア語のあいさつで「Apa kabar?(アパ カバル?)」と聞かれたり、使ったりした経験はありますか?この「kabar」という言葉、実はインドネシア語の文法を理解する上でとっても面白い特徴を持っているんです。
「kabar」の主要な品詞は「名詞」
まず覚えておきたいのは、「kabar」の基本的な品詞は名詞だということです。日本語にすると「知らせ」「ニュース」「便り」「消息」「様子」といった意味合いになります。
例えば:
- Ada kabar baik! (アダ カバル バイク!) – 良い知らせがあります!
- Saya belum dengar kabar darinya. (サヤ ブルム ドゥンガル カバル ダリニャ) – 私は彼/彼女からまだ便り(連絡)をもらっていません。



このように、物事や状態を表す言葉として使われるのが「kabar」の基本形です。
語幹としての「kabar」:接辞がつくと意味が広がる!



ここからがインドネシア語の面白いところ!「kabar」は「語幹(ごかん)」として、他の言葉のパーツとくっつくことで、意味合いが変化したり、品詞が変わったりするんです。この「くっつくパーツ」のことを「接辞(せつじ)」と呼びます。



難しく考えなくて大丈夫!パズルのように、基本の「kabar」にどんなピースがくっつくかで意味が変わる、とイメージしてみてくださいね。


接尾辞がついた場合のパターンと意味
まずは、「kabar」の後ろに何かがくっつく「接尾辞(せつびじ)」のパターンを見ていきましょう。
- kabarnya (カバルニャ):「その知らせ」「彼の/彼女の様子」「ちなみに」「-nya」は、日本語の「その~」や「彼の/彼女の~」といった意味合いを持つ便利な接尾辞です。「kabar」に「-nya」がつくと
kabarnya
となり、文脈によっていくつかの意味で使われます。- その知らせ、そのニュース
特定の話題になっている「知らせ」を指します。- 例文: Saya sudah dengar kabarnya. (サヤ スダ ドゥンガル カバルニャ) – 私はもうその知らせを聞きました。
- 彼の/彼女の様子、彼の/彼女の消息
三人称の人の状況や安否を尋ねたり、伝えたりする時に使います。- 例文: Bagaimana kabarnya sekarang? (バゲマナ カバルニャ スカラン?) – 彼/彼女は今どうしていますか? / 彼の/彼女の様子はどうですか?
- ちなみに、聞くところによると
会話の中で「そういえば」「聞くところによるとね…」と情報を付け加えたい時にも使えます。- 例文: Kabarnya, toko itu akan buka cabang baru. (カバルニャ, トコ イトゥ アカン ブカ チャバン バル) – 聞くところによると、あのお店は新しい支店を出すらしいですよ。
- その知らせ、そのニュース


- kabarku (カバルク):「私の知らせ」「私の様子」「-ku」は「私の~」を意味する接尾辞です。「kabar」に「-ku」がつくと
kabarku
となり、「私の知らせ」や「私の(健康状態などの)様子」を表します。- 例文: Apa kamu mau tahu kabarku? (アパ カム マウ タフ カバルク?) – あなたは**私のこと(知らせ/様子)**を知りたいですか?
- 例文: Syukurlah, kabarku baik-baik saja. (シュクルラ, カバルク バイクバイク サジャ) – ありがたいことに、私の調子はとても良いです。 (「Apa kabar?」の返事にも使えますね!)
- kabarmu (カバルム):「あなたの知らせ」「あなたの様子」「-mu」は「あなたの~」を意味する接尾辞。「kabar」に「-mu」がつくと
kabarmu
となり、「あなたの知らせ」や「あなたの様子」を表します。
実は、挨拶でよく使われる “Apa kabar?” は、より丁寧に言うと “Apa kabarmu?”(あなたの調子はどうですか?)となるんです。親しい間柄では “Apa kabar mu?” のように分けて書くこともありますよ。- 例文: Bagaimana kabarmu hari ini? (バゲマナ カバルム ハリ イニ?) – 今日のあなたの調子はどうですか?
- 例文: Aku senang mendengar kabarmu yang baik. (アク スナン ムンドゥンガル カバルム ヤン バイク) – **あなたの良い知らせ(元気な様子)**を聞けて嬉しいです。
接頭辞がついた場合のパターンと意味
次に、「kabar」の前に何かがくっつく「接頭辞(せっとうじ)」のパターンです。こちらは特に、名詞だった「kabar」が動詞に変わるなど、よりダイナミックな変化が見られます。
- mengabarkan (メンガバルカン):「知らせる」「報道する」「kabar」に接頭辞「meN-」がつくと、
mengabarkan
という動詞に大変身!「kabar(知らせ)」を「する」というイメージで、「(何かを)知らせる」「(ニュースなどを)報道する」といった能動的な意味になります。
このmengabarkan
を使いこなせると、「誰が」「誰に」「何を」知らせたのか、という情報を具体的に伝えられるようになり、表現の幅がぐっと広がりますよ!- 例文: Dia mengabarkan berita pernikahan temannya. (ディア メンガバルカン ブリタ プルニカハン トゥマンニャ) – 彼は友人の結婚のニュースを知らせました。
- 例文: Media massa mengabarkan peristiwa itu secara luas. (メディア マッサ メンガバルカン プリスティワ イトゥ スチャラ ルアス) – マスメディアはその出来事を大々的に報道しました。


- mengabari (メンガバリ):「~に知らせる」こちらも「kabar」から派生した動詞で、
mengabari
と言います。「meN-」という接頭辞と、「-i」という接尾辞が両方ついた形です。mengabarkan
と似ていますが、mengabari
の場合は「(誰々)に知らせる」という、知らせる「相手」をより意識したニュアンスが強くなります。- 例文: Tolong mengabari saya jika kamu sudah sampai. (トロン メンガバリ サヤ ジカ カム スダ サンパイ) – もし着いたら私に知らせてください。
- 例文: Dia lupa mengabari keluarganya bahwa dia akan pulang terlambat. (ディア ルパ メンガバリ クルアルガニャ バフワ ディア アカン プラン トゥルランバット) – 彼は帰りが遅くなることを家族に知らせるのを忘れました。


- perkabaran (プルカバラン):「報道」「ニュース業界」「kabar」に接頭辞「per-」と接尾辞「-an」がくっつくと、
perkabaran
という名詞になります。これは、個々の「知らせ」というよりは、「報道」という行為全体や、「ニュース業界」「情報伝達のシステム」といった、より大きな概念を指す言葉です。- 例文: Dunia perkabaran di Indonesia sangat dinamis. (ドゥニア プルカバラン ディ インドネシア サナット ディナミス) – インドネシアの**ニュース業界(報道の世界)**は非常にダイナミックです。
- 例文: Perkabaran tentang penemuan baru itu menarik perhatian banyak orang. (プルカバラン トゥンタン プヌムアン バル イトゥ ムナリック プルハティアン バニャック オラン) – その新しい発見に関する報道は多くの人々の注目を集めました。


他の品詞としての用法:動詞「mengabarkan」などを中心に解説
ここまで見てきたように、「kabar」は基本的には名詞ですが、接辞がつくことで品詞そのものが変わることがあります。特に、mengabarkan
や mengabari
のように動詞として使われる派生形は非常に重要です。
- 名詞「kabar」(知らせ、ニュース)
↓ 接辞がつく - 動詞「mengabarkan」(~を知らせる、報道する)
- 動詞「mengabari」(~に知らせる)
この変化を理解しておくと、インドネシア語の文章を読むときや、自分で文章を作るときに、「あ、これは『kabar』が変身した言葉だな!」と気づけるようになります。



例えば、「Kabar itu penting.(その知らせは重要です。)」では「kabar」は主語になる名詞ですが、「Dia mengabarkan kabar itu.(彼はその知らせを知らせました。)」では、「mengabarkan」が「知らせる」という動作を表す動詞として機能しています。



インドネシア語の文法では、このように語幹に接辞を組み合わせることで、単語の意味を豊かにしたり、品詞を変化させたりすることが日常茶飯事です。最初は少し戸惑うかもしれませんが、パターンを覚えてしまえば、単語力が飛躍的にアップしますよ!
「kabar」とその派生語をマスターして、インドネシア語でのコミュニケーションをもっとスムーズに、もっと楽しくしていきましょう!
もっと豊かに表現!「kabar」の関連語(類義語・対義語)



「kabar」という言葉、本当に便利で日常会話に欠かせないですよね。「Apa kabar?(お元気ですか?)」のように挨拶で使ったり、近況を伝えたりと大活躍です。



でも、インドネシア語のコミュニケーションをもっと楽しむためには、似たような意味を持つ言葉や、反対の意味を表す言葉も知っておくと、表現の幅がグッと広がりますよ。日本語でも「知らせ」と「ニュース」と「情報」では、少しニュアンスが違いますよね。
「kabar」の類義語:ニュアンスの違いをマスターしよう!



「kabar」と似た意味で使われる言葉がいくつかあります。それぞれ少しずつニュアンスが違うので、使い分けられるととってもスマートですよ。主な類義語として、berita
、warta
、informasi
があります。これらを使いこなして、あなたのインドネシア語表現をレベルアップさせましょう!
1. berita (ブリタ) – ニュース、報道
berita
は、「ニュース」や「報道」という意味で、「kabar」よりも公式な場面やメディアで伝えられる情報を指すことが多いです。
テレビのニュース番組でキャスターが伝える情報や、新聞に掲載されている記事の内容は、まさにこの berita
にあたります。社会的な出来事や政府からの発表など、公的な内容を伝える際に使われるのが特徴です。
- ニュアンス: 公的、客観的、報道されるべき情報。「kabar」が個人的な「ウワサ話」や「近況」も含むのに対し、
berita
はよりフォーマルで、事実に基づいた報道という感じです。 - 「kabar」との違い:
- kabar: 友人からの「最近どうしてる?」という個人的な知らせや、ちょっとした噂話も含む。
- berita: 新聞やテレビで報道されるような、より社会性・公共性の高いニュース。
- 例文:
- Saya menonton berita di televisi tadi pagi. (今朝テレビでニュースを見ました。)
- → テレビで報道される公的な情報なので
berita
を使います。
- → テレビで報道される公的な情報なので
- Ada berita penting dari pemerintah tentang kebijakan baru. (政府から新しい政策に関する重要なお知らせがあります。)
- → 政府からの公式発表なので
berita
が適切です。
- → 政府からの公式発表なので
- Saya menonton berita di televisi tadi pagi. (今朝テレビでニュースを見ました。)
2. warta (ワルタ) – ニュース、報道 (やや文語的)
warta
も berita
とほぼ同じ「ニュース」や「報道」を意味しますが、berita
に比べてやや文語的、あるいは古風な響きがあります。
日常会話で耳にすることは berita
よりも少なく、新聞の見出しや、少し硬い文章、フォーマルなスピーチなどで見かけることがあるかもしれません。「報道」という言葉が持つ、少し堅いイメージに近いですね。
- ニュアンス: 文語的、伝統的、公式な知らせ。
berita
よりも改まった印象。 - 「kabar」との違い: 「kabar」の持つ日常的でカジュアルな雰囲気とは異なり、非常に硬い印象です。
- 「berita」との違い: 意味は非常に近いですが、
warta
の方が使用頻度は低く、より格式張った場面や文章で使われる傾向があります。日常会話ではberita
を使うのが一般的です。 - 例文:
- Warta terkini dari luar negeri sudah kami siapkan. (海外からの最新ニュースをご用意いたしました。)
- → ニュース番組などで、少し改まった表現として使われることがあります。
- Surat kabar itu memuat warta duka cita atas meninggalnya tokoh nasional. (その新聞は、国民的指導者の逝去に関する訃報を掲載した。)
- → 「訃報」のような改まった知らせにも使われます。
- Warta terkini dari luar negeri sudah kami siapkan. (海外からの最新ニュースをご用意いたしました。)
3. informasi (インフォルマシ) – 情報
informasi
は、英語の “information” に由来する言葉で、一般的な「情報」全般を指します。
「kabar」や「berita」よりも広範囲で、特定の形式や媒体に限りません。観光案内、時刻表、商品説明、個人的な連絡事項など、あらゆる種類の「伝えられる事柄」を指す便利な言葉です。
- ニュアンス: 広範囲、一般的、客観的なデータや知識も含む。英語由来なので、現代的で幅広いシーンで使えます。
- 「kabar」との違い:
- kabar: 「便り」「知らせ」「消息」といった、人から人へ伝わるニュアンスが強い。
- informasi: より客観的で広義な「情報」。人からの伝聞だけでなく、掲示物やウェブサイトに書かれているようなデータも含む。
- 例文:
- Di mana saya bisa mendapatkan informasi pariwisata tentang Bali? (バリ島に関する観光情報はどこで得られますか?)
- → 観光案内所などで得る一般的な「情報」なので
informasi
がぴったりです。
- → 観光案内所などで得る一般的な「情報」なので
- Terima kasih atas informasi yang berguna ini. (この役立つ情報をありがとう。)
- → 何か教えてもらったこと全般に対して使えます。
- Di mana saya bisa mendapatkan informasi pariwisata tentang Bali? (バリ島に関する観光情報はどこで得られますか?)
「kabar 類義語」の使い分けポイントまとめ
単語 | 主な意味 | ニュアンス | よく使われる場面 |
---|---|---|---|
kabar | 知らせ、便り | カジュアル、個人的な近況、安否、噂話など | 日常会話、友人・知人とのやり取り |
berita | ニュース、報道 | 公式、客観的、社会的な出来事 | テレビ、新聞、公式発表 |
warta | ニュース、報道 | 文語的、伝統的、改まった表現 | 新聞の見出し、硬い文章、格式のあるスピーチ |
informasi | 情報 | 広範囲、一般的、客観的なデータや知識を含む(英語由来) | あらゆる場面(案内、説明、データ提供など) |
これらのニュアンスの違いを理解して使い分けることで、あなたのインドネシア語はより自然で、表現豊かなものになりますよ!
「kabar」の対義語:直接的な言葉はないけれど…



次に、「kabar」の反対の意味を持つ言葉、つまり「kabar 対義語」について考えてみましょう。
日本語で「知らせ」の反対は「無沙汰」や「音沙汰なし」のような言葉がありますが、インドネシア語には、「kabar(知らせ、便り)」に直接的に一語で対応する「無知らせ」「無便り」のような単語は、残念ながら存在しにくいんです。
でも、心配しないでください!「知らせがない状態」を表したいときは、「tidak ada kabar (ティダッ アダ カバル)」というフレーズを使うのが一般的です。
tidak
(ティダッ) : ~ない (否定)ada
(アダ) : ある、いる (存在)kabar
(カバル) : 知らせ、便り
これらを組み合わせることで、「知らせがない」「便りがない」「音沙汰がない」という意味を表現できます。
- tidak ada kabar (ティダッ アダ カバル) – 知らせがない
- Sudah lama tidak ada kabar darinya. Saya sedikit khawatir. (彼/彼女から長い間知らせがないんです。少し心配です。)
- Kenapa dia tidak ada kabar? Padahal kemarin janji mau telepon. (どうして彼/彼女から連絡がないんだろう?昨日電話するって約束したのに。)



このように、「知らせがない」という状況を具体的に説明することで、「kabar」がある状態の反対を表現できます。一言の対義語がなくても、フレーズで十分に伝えられますね!



これらの言葉を意識して使うことで、より細やかな気持ちや状況を伝えられるようになりますよ。ぜひ、実際の会話や作文で使ってみてくださいね!
これであなたもインドネシア通!「kabar」を使った頻出コロケーション



インドネシア語の日常会話で「kabar」がどれだけ重要か、もうお分かりいただけたでしょうか?😊
1. Apa kabar? (お元気ですか?) – コミュニケーションはここから!
インドネシア語を学び始めたら、まず覚えるのがこのフレーズではないでしょうか?英語の “How are you?” にあたる、最も基本的な挨拶です。
友達と会った時、お店に入った時、オンラインでチャットを始める時など、様々な場面で使えます。
例文:
- A: “Hai, Rina! Apa kabar?“
(やあ、リナ!元気?) - B: “Hai juga! Kabar baik. Kamu sendiri gimana?”
(やあ!元気だよ。あなたは?)
「Apa kabar?」への返事いろいろ 状況に合わせて使い分けよう!



「Apa kabar?」と聞かれたら、どう答えるのが自然なのでしょうか?いくつかのパターンと、そのニュアンスをご紹介します。
- Baik-baik saja. (元気です。/ 大丈夫です。)
- 一番スタンダードで使いやすい返事です。「変わりないよ」「順調だよ」といったニュアンスです。
- A: “Apa kabar?”
- B: “Baik-baik saja. Terima kasih.” (元気です。ありがとう。)
- Sehat. (健康です。)
- 「体の調子がいいよ」「健康だよ」というニュアンスが強い表現です。病み上がりや、相手が体調を気遣ってくれた時などに使うと良いでしょう。
- A: “Apa kabar? Sudah sembuh dari flu?” (元気?風邪はもう治った?)
- B: “Ya, sudah sehat sekarang.” (うん、もう元気だよ。)
- Alhamdulillah baik. (おかげさまで元気です。)
- イスラム教徒の方がよく使う表現で、「アッラー(神様)のおかげで元気です」という感謝の気持ちが込められています。とても丁寧でポジティブな印象を与えます。インドネシアはイスラム教徒が多い国なので、耳にする機会も多いでしょう。
- A: “Apa kabar, Pak Budi?” (ブディさん、お元気ですか?)
- B: “Alhamdulillah baik.” (おかげさまで元気です。)
- Luar biasa! (最高です!/ 素晴らしいです!)
- とても調子が良い時や、何か良いことがあった時に使えるポジティブな返事です。「絶好調だよ!」というニュアンス。
- A: “Apa kabar?”
- B: “Luar biasa! Hari ini saya dapat promosi!” (最高だよ!今日昇進したんだ!)
- Kurang baik. (あまり良くないです。) / Tidak begitu baik. (そんなに良くないです。)
- 本当に調子が悪い時や、何か良くないことがあった時に使います。
- A: “Apa kabar?”
- B: “Hmm, kurang baik. Sedikit pusing.” (うーん、あんまり良くないんだ。ちょっと頭が痛くて。)
2. Kabar baik. (良い知らせです。/ 元気です。)



「Apa kabar?」の返事として「元気です」という意味で使われるほか、「良い知らせ」そのものを指すこともあります。
例文:
- (「元気です」として)
- A: “Apa kabar?”
- B: “Kabar baik!” (元気だよ!)
- (「良い知らせ」として)
- “Saya punya kabar baik untukmu! Kamu lulus ujian!”
(あなたに良い知らせがあるの!試験に合格したわよ!) - “Ini kabar baik yang sudah lama kita tunggu.”
(これは私たちが待ち望んでいた良い知らせです。)
- “Saya punya kabar baik untukmu! Kamu lulus ujian!”
3. Kabar buruk. (悪い知らせです。)



「kabar baik」の反対で、「悪い知らせ」を意味します。聞きたくないフレーズですが、覚えておくと万が一の時に役立ちます。
例文:
- “Aduh, ada kabar buruk. Kereta kita terlambat satu jam.”
(ああ、悪い知らせだ。私たちの電車が1時間遅れるって。) - “Saya baru saja mendengar kabar buruk tentang kecelakaan itu.”
(その事故に関する悪い知らせをたった今聞きました。)
4. memberi kabar (知らせる、連絡する)



「kabar(知らせ)」を「memberi(与える)」、つまり「知らせる」「連絡する」という意味になります。日常会話でもビジネスシーンでも頻出です!
例文:
- “Tolong beri saya kabar jika kamu sudah sampai di rumah ya.”
(家に着いたら連絡してくださいね。) - “Dia berjanji akan memberi kabar secepatnya.”
(彼はできるだけ早く連絡すると約束しました。) - (ビジネスシーン)
- “Kami akan segera memberi kabar mengenai hasil wawancara Anda.”
(面接の結果については、追ってご連絡いたします。)
- “Kami akan segera memberi kabar mengenai hasil wawancara Anda.”
5. menerima kabar (知らせを受け取る、連絡をもらう)
「kabar(知らせ)」を「menerima(受け取る)」、つまり「知らせを受け取る」「連絡をもらう」という意味です。「memberi kabar」とセットで覚えておくと便利ですね。
例文:
- “Saya senang sekali menerima kabar darimu setelah sekian lama.”
(久しぶりにあなたから連絡をもらえて、とても嬉しいです。) - “Apakah kamu sudah menerima kabar tentang pernikahan mereka?”
(彼らの結婚について知らせを受け取りましたか?) - (ビジネスシーン)
- “Kami telah menerima kabar bahwa proposal kami disetujui.”
(私たちの提案が承認されたとの連絡を受け取りました。)
- “Kami telah menerima kabar bahwa proposal kami disetujui.”
6. surat kabar (新聞)
「surat(手紙、書簡)」と「kabar(知らせ)」が組み合わさって「新聞」という意味になります。昔は新聞が主な情報源だった名残ですね。
例文:
- “Kakek saya suka membaca surat kabar sambil minum kopi di pagi hari.”
(祖父は毎朝コーヒーを飲みながら新聞を読むのが好きです。) - “Berita itu dimuat di halaman depan surat kabar hari ini.”
(そのニュースは今日の新聞の一面に載っていました。)
7. Bagaimana kabarnya? / Bagaimana kabar dia? (彼/彼女/その調子はどうですか?)
「Apa kabar?」が目の前の相手に「元気ですか?」と尋ねるのに対し、「Bagaimana kabarnya?」は、その場にいない第三者の様子や、特定の物事の状況・進捗などを尋ねる時に使います。「dia(彼/彼女)」を具体的に入れて「Bagaimana kabar dia? (彼/彼女の調子はどう?)」と言うこともできます。
例文:
- A: “Sudah lama tidak bertemu Ibu Ani. Bagaimana kabarnya sekarang?”
(アニ先生に長いこと会っていませんね。彼女は今どうしていますか?) - B: “Katanya sih baik-baik saja.”
(元気だって聞きましたよ。) - A: “Bagaimana kabar proyek baru kita?”
(私たちの新しいプロジェクトの調子はどう?) - B: “Sejauh ini berjalan lancar.”
(今のところ順調に進んでいます。) - “Saya dengar adikmu sakit. Bagaimana kabar dia sekarang?”
(弟さんが病気だと聞きました。彼の具合はどうですか?)
8. minta kabar (様子を尋ねる、連絡を求める)
「kabar(知らせ)」を「minta(求める、頼む)」、つまり「(誰かの)様子を尋ねる」「連絡を求める」という意味になります。
例文:
- “Kalau kamu bertemu dengannya, tolong minta kabar tentang keluarganya ya.”
(もし彼/彼女に会ったら、家族の様子を尋ねてみてね。) - “Saya akan minta kabar dari guru mengenai perkembangan anak saya di sekolah.”
(子供の学校での様子について、先生に伺ってみるつもりです。)
9. ビジネスシーンでの応用例
「kabar」を使った表現は、ビジネスシーンでも非常に役立ちます。少し丁寧な言い回しを心がけると、よりスムーズなコミュニケーションが取れますよ。
- 丁寧な挨拶として:
- “Selamat pagi, Bapak Tanaka. Apa kabar?“
(おはようございます、田中さん。お元気ですか?) - より丁寧に相手の状況を伺う場合は「Bagaimana kabar Bapak/Ibu hari ini?(今日の調子はいかがですか?)」なども使えます。
- “Selamat pagi, Bapak Tanaka. Apa kabar?“
- 進捗報告や連絡:
- “Saya ingin memberi kabar bahwa rapat akan dimulai 10 menit lagi.”
(会議が10分後に始まることをお知らせします。) - “Mohon beri kabar jika ada perkembangan lebih lanjut.”
(さらなる進展がありましたら、ご連絡ください。)
- “Saya ingin memberi kabar bahwa rapat akan dimulai 10 menit lagi.”
- 相手の状況を確認する:
- “Bagaimana kabar persiapan presentasi untuk besok?”
(明日のプレゼンテーションの準備状況はいかがですか?) - “Kami menunggu kabar baik dari Anda.”
(あなたからの良いお返事をお待ちしております。)
- “Bagaimana kabar persiapan presentasi untuk besok?”



これらのフレーズを覚えて使いこなせれば、インドネシア人との会話がもっと楽しく、深くなること間違いなしです!ぜひ、実際の会話で積極的に使ってみてくださいね。
例文でマスター!「kabar」のリアルな使い方と構文解説
簡単な例文で「kabar」の使い方を覚えよう!
まずは基本的な「kabar」の使い方を、例文を通して見ていきましょう。それぞれの例文には日本語訳、簡単な構文の解説、そして文法的な特徴を付けています。難しく考えず、まずは「こんな風に使うんだな」とイメージを掴んでみてくださいね。
例文1:しばらく連絡がない状況を伝える
- インドネシア語:
Saya sudah lama tidak dapat kabar darinya.
- 日本語訳: 彼/彼女から長らく便りがありません。
- 構文解説: S(主語) + 副詞句(状況を表す言葉) + V(動詞) + O(目的語) + 前置詞句(補足情報)
- S:
Saya
(私) - 副詞句:
sudah lama
(もう長い間) - V:
tidak dapat
(得ていない、受け取っていない) - O:
kabar
(便り、知らせ) - 前置詞句:
darinya
(彼/彼女から)
- S:
- 文法の特徴:
tidak dapat kabar
で「便りがない」「連絡がない」という状態を表す定番フレーズです。直訳すると「便りを得ない」となりますね。darinya
はdari
(~から)とnya
(彼/彼女の/に)がくっついた形で、ここでは「彼/彼女から」という意味になります。
例文2:何かあったら教えてほしいとお願いする
- インドネシア語:
Tolong kabari saya jika ada perkembangan.
- 日本語訳: 何か進展があったら私に知らせてください。
- 構文解説: (Tolong) + V(動詞 – mengabariの命令形) + O1(目的語1 – 人) + 接続詞 + S(主語) + V(動詞)
- (Tolong):
Tolong
(~してください、お願いします ※丁寧にするため付ける) - V:
kabari
(知らせてください ※mengabari
の命令形) - O1:
saya
(私に) - 接続詞:
jika
(もし~ならば) - S:
ada
(ある ※ここでは「進展が」を導く) - V:
perkembangan
(進展、発展 ※名詞ですが、ここでは「進展がある」という状態を表す)
- (Tolong):
- 文法の特徴:
mengabari
は「~に知らせる、~に報告する」という意味の動詞です。ここでは、me-
が取れてkabari
という命令形になっています。Tolong
を文頭につけることで、丁寧なお願いのニュアンスになります。友達同士ならKabari saya ya!
(私に知らせてね!) のようにTolong
を省略することもよくあります。jika ada perkembangan
で「もし進展があったら」という条件を表しています。ビジネスシーンでもプライベートでも使える便利な表現ですよ。
例文3:相手の状況を具体的に尋ねる
- インドネシア語:
Apa kabar pekerjaanmu?
- 日本語訳: 仕事の調子はどう?
- 構文解説: 質問詞 + O(目的語 – 具体的な事柄) + 所有格
- 質問詞:
Apa
(何) - O:
kabar
(状況、調子) - 所有格:
pekerjaanmu
(あなたの仕事)
- 質問詞:
- 文法の特徴:
Apa kabar?
(お元気ですか?)がお馴染みですが、このようにkabar
の後に具体的な名詞(ここではpekerjaanmu
– あなたの仕事)を続けることで、「~の調子はどう?」「~の状況はどう?」と尋ねることができます。pekerjaanmu
はpekerjaan
(仕事)にmu
(あなたの~)がついた形です。他にもApa kabar keluargamu?
(家族は元気?)、Apa kabar proyek baru itu?
(あの新しいプロジェクトはどう?) のように応用できます。
リアルな会話で「kabar」の使い方をチェック!
次に、インドネシア人の友達同士が実際にチャットで話しそうな、リアルな会話例を見てみましょう。かしこまった表現ではなく、普段使いのカジュアルな言葉遣いに注目してみてくださいね。
設定: しばらく会っていなかった友人同士のオンラインチャット
登場人物:
- Ayu (アユ): 日本のアニメが好きなインドネシア人の女の子
- Rina (リナ): インドネシア語を勉強中の日本人女性
チャット画面:
Ayu:
Hai Rina! Apa kabar? Lama banget nggak ketemu! 😊
(やっほー、リナ!元気?すっごく久しぶりだね!)
Rina:
Hai juga, Ayu! Kabarku baik, kok. Kamu sendiri gimana?
(アユもやっほー!元気だよ、うん。アユはどう?)
Ayu:
Aku juga baik-baik aja, makasih. Eh, ada kabar terbaru darimu, nggak? Misalnya, lagi nonton anime baru apa gitu? 😉
(私も元気元気、ありがとね。ねえ、何か新しいことあった?例えば、何か新しいアニメ見てるとかさ?)
Rina:
うーん、特にないかなー。相変わらずインドネシア語の勉強がんばってるよ!なかなか進まないけどね😂 アユは何か面白いことあった?
(Hmm, nggak banyak sih. Masih sibuk belajar bahasa Indonesia aja, hehe. Susah banget, tapi seru! Kamu ada cerita seru?)
Ayu:
Wah, semangat ya buat belajar bahasa Indonesianya! Cerita seru ya… kemarin aku nemu kafe lucu gitu deket rumah, kapan-kapan kita ke sana yuk!
(わー、インドネシア語の勉強がんばってね!面白い話かあ…昨日、家の近くにかわいいカフェ見つけたんだ、今度一緒に行こうよ!)
Rina:
いいね!行きたい!また連絡するね! Kabari aku ya kalau ada waktu!
(いいね!行きたい!また連絡するね! 時間ができたら教えてね!)
Ayu:
Siap! Ditunggu kabarnya! 😉
(了解!連絡待ってるね!)
会話のポイント解説:
Lama banget nggak ketemu!
:banget
は「すごく、とても」、nggak
はtidak
のくだけた言い方で、「すごく久しぶり!」という気持ちが伝わります。Kabarku baik, kok.
:kok
は文末につけて「~だよ」「~じゃん」といった親しみを込めたニュアンスや、少し強調する感じを表します。Kamu sendiri gimana?
:gimana
はbagaimana
(どう)のくだけた言い方です。「あなたは?」と聞き返す定番フレーズですね。baik-baik aja
:saja
がaja
になっているのも口語表現。baik-baik saja
で「元気だよ」「大丈夫だよ」という意味です。nggak banyak sih
:sih
は日本語の「~だしね」「~かな」のような、ちょっと言葉を和らげたり、自分の意見を控えめに伝えたりするニュアンスがあります。Kabari aku ya kalau ada waktu!
:kabari aku ya
は「私に知らせてね」というカジュアルなお願い。「ね!」という念押しのya
がポイント。Ditunggu kabarnya!
: 直訳すると「その知らせを待っています!」ですが、もっとくだけた「連絡待ってるね!」というニュアンスです。



こんな風に、実際の会話では教科書よりもっとくだけた表現がたくさん出てきます。「kabar」もその変化形や関連フレーズが豊かで、知れば知るほどコミュニケーションが楽しくなりますよ。ぜひ、これらのkabar 例文やリアルな使い方を参考に、インドネシア語 会話の練習に役立ててくださいね!
実力試し!「kabar」理解度チェッククイズ(3問)
問題1
問題文: 「Apa kabar?」と挨拶された時の返事として、最も適切なものはどれですか。
(ア) Selamat pagi
(イ) Baik-baik saja
(ウ) Terima kasih
(エ) Sama-sama
正解と解説を確認する
正解: (イ) Baik-baik saja
解説:
「Apa kabar?」は「お元気ですか?」という意味の、インドネシア語の挨拶の基本中の基本ですね!この記事でも例文として何度も登場しました。
- (イ) Baik-baik saja(バイクバイク サジャ) は「元気です」という意味で、「Apa kabar?」に対する最も一般的で自然な返事です。「Baik(良い)」を繰り返すことで「とても元気ですよ」というニュアンスが伝わります。
- (ア) Selamat pagi(スラマッ パギ) は「おはようございます」という意味。朝の挨拶ですが、「お元気ですか?」という質問の直接の答えにはなりませんね。
- (ウ) Terima kasih(テリマ カシ) は「ありがとう」という感謝の言葉。何かをしてもらった時に使います。
- (エ) Sama-sama(サマサマ) は「どういたしまして」という意味。「Terima kasih」と言われた時の返答です。
というわけで、正解は(イ)でした!「Apa kabar?」と「Baik-baik saja」はセットで覚えて、スムーズに会話を始められるようにしましょう♪
問題2
問題文: 名詞「kabar」が持たない意味は次のうちどれですか。
(ア) 知らせ
(イ) 天気
(ウ) 様子
(エ) ニュース
正解と解説を確認する
正解: (イ) 天気
解説:
「kabar」は本当に色々な意味を持つ便利な単語です。この記事でその多様な意味について学びましたね。
- 「kabar」には、(ア) 知らせ(個人的なものから公的なものまで)、(ウ) 様子(人の近況や健康状態、物事の状況など)、(エ) ニュース(新聞やテレビで報道されるような情報)といった意味があります。
- 一方、(イ) 天気 はインドネシア語で一般的に「cuaca(チュガチャ)」と言います。「kabar」を使って天気のことを尋ねることは通常ありません。
たくさんの意味がある「kabar」ですが、この機会にしっかり整理して覚えておきましょう!
問題3
問題文: 動詞「mengabarkan」の主な意味として正しいものはどれですか。
(ア) 尋ねる
(イ) 待つ
(ウ) 知らせる
(エ) 聞く
正解と解説を確認する
正解: (ウ) 知らせる
解説:
「mengabarkan(メンガバルカン)」は、名詞の「kabar」から派生した動詞です。インドネシア語では、このように単語が形を変えて意味が発展することがよくあります。
- (ウ) 知らせる が「mengabarkan」の主な意味です。具体的には、「(ニュースや情報を)伝える、報道する、通知する」といったニュアンスで使われます。「kabar(知らせ・ニュース)」を誰かに「届ける」イメージですね。
- 他の選択肢を見てみましょう。
- (ア) 尋ねる は、インドネシア語で「bertanya(ベルタニャ)」と言います。
- (イ) 待つ は、「menunggu(メヌング)」です。
- (エ) 聞く は、音や話を聞く場合は「mendengar(メンデガール)」、人に何かを尋ねる(質問する)場合は「bertanya」を使うことが多いです。
名詞「kabar」と動詞「mengabarkan」をセットで覚えると、語彙力がぐんとアップしますよ!



いかがでしたか?全問正解できたあなたは、もう「kabar」マスターかも!🎉
もし間違えてしまった問題があっても、落ち込まないでくださいね。このkabar クイズと解説が、あなたのインドネシア語 テスト対策や理解度チェックに役立ち、さらなる学習効果に繋がることを願っています。繰り返し復習して、ネイティブとの会話で「kabar」を使いこなせるようになりましょう!
まとめ:今日から「kabar」を使いこなして、インドネシア語コミュニケーションをもっと楽しく!



この記事では、インドネシア語の超重要単語「kabar」について、基本的な意味から発音、具体的な使い方、さらには派生語まで、じっくりと掘り下げてきました。クイズにも挑戦していただき、理解を深めていただけたのではないでしょうか?
最後に、この記事で学んだ「kabar」に関する大切なポイントを一緒に振り返りながら、あなたのインドネシア語学習がさらに楽しくなるヒントをお伝えしますね。これが、あなたのkabar まとめです!
【「kabar」おさらいポイント】
- 意味の広がり: 「kabar」は、「知らせ」「便り」「ニュース」といった基本的な意味から、挨拶で使われる「調子はどう?」「元気?」といったニュアンスまで持つ、とっても便利な言葉でしたね。
- 正しい発音: カタカナで「カバル」と覚えがちですが、「カ・バール」のように最後の音節を少し意識し、語末の「r」は日本語の「ル」よりも舌を巻かずに軽く、息を抜くように発音するのがポイントでした。
- シーン別使い方:
- 挨拶の定番:
Apa kabar?
(お元気ですか?)とその返事Kabar baik.
(元気です)は鉄板フレーズ!他にもBaik-baik saja
やSehat
など、状況に応じた返事のバリエーションも豊かでした。 - ニュースを尋ねる・伝える:
Ada kabar apa?
(何かニュースある?)、Saya ada kabar baik.
(良い知らせがあります)など、情報交換にも大活躍。
- 挨拶の定番:
- 覚えておきたい派生語:
mengabarkan
(知らせる)、kabarnya
(その知らせ、彼の/彼女の様子、ちなみに)、surat kabar
(新聞)、perkabaran
(報道)など、「kabar」から派生する言葉も一緒に覚えると、表現の幅がぐっと広がります。
「kabar」をマスターすると、どんないいことがあるの?
「kabar」を正しく理解し、自信を持って使えるようになることは、インドネシアの方々とのインドネシア語 コミュニケーションを、格段にスムーズで、そして温かいものにしてくれます。
考えてみてください。インドネシア人の友人に会ったとき、Apa kabar?
と自然な発音で声をかけられたら、相手はきっと「おっ!」と心を開いてくれるはず。そこから会話が弾み、お互いの距離も縮まります。ビジネスシーンでも、丁寧な「kabar」の使い方は、相手に良い印象を与え、信頼関係を築く第一歩となるでしょう。まさに、あなたのインドネシア語スキルアップに欠かせない魔法の言葉なんです!
楽しく学ぶための、次の一歩へ
今回の記事で「kabar」への理解が深まったあなたは、きっと「もっと他の表現も知りたい!」「もっと上手に話せるようになりたい!」と感じているかもしれませんね。素晴らしい意欲です!
もしよろしければ、さらなる学習のヒントとして、以下のようなステップに進んでみてはいかがでしょうか?
- 関連表現をチェック: 「kabar」を使った他の挨拶表現(例:
Bagaimana kabarmu hari ini?
– 今日の調子はどう?)や、この記事で紹介したコロケーションを実際に使ってみましょう。 - 実際に使ってみる: 覚えた「kabar」を、インドネシア人の友人やオンラインレッスンの先生など、実際に会話で使ってみるのが一番の上達法です。最初は少し緊張するかもしれませんが、勇気を出して!
- 他の基本単語も: 「kabar」のように日常会話でよく使われる基本単語やフレーズを、少しずつストックしていくと、コミュニケーションがもっと豊かになりますよ。インドネシアの音楽を聴いたり、ドラマを見たりするのも、生きた言葉に触れる良い機会です。



この記事が、あなたのインドネシア語学習の旅路において、ほんの少しでもお役に立てたなら、そして「kabar」という言葉への親しみを深めるきっかけになれたなら、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。



さあ、今日からあなたも「kabar」を自信を持って使って、インドネシア語でのコミュニケーションをもっともっと楽しんでくださいね!インドネシアの文化や人々との触れ合いが、より一層素晴らしいものになることを心から応援しています!
Selamat belajar bahasa Indonesia! (インドネシア語の勉強、頑張ってくださいね!)


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実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。



今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!



詳しくはこちらの記事で紹介しています。


最後に



最後まで読んでいただきありがとうございました!



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