【インドネシア語 中級者向け】共接辞「ke-an」を完全マスター!3つの意味と使い方を例文で解説

【インドネシア語 中級者向け】共接辞「ke-an」を完全マスター!3つの意味と使い方を例文で解説

インドネシア語の勉強を始めて数ヶ月。「あれ?この単語、keで始まってanで終わってる…なんか見たことあるな」なんて思ったことはありませんか? インドネシア語は、単語の元の形(語基 ごき:単語のコアになる部分)の前後に色々な要素(接辞 せつじ:単語の意味や働きを変えるパーツ)が付いて、意味や働きが変わることが多いのが特徴です。

中でも、「ke-〇〇-an」という形の単語は、テキストを読んだり、ネイティブの話を聞いたりしていると、本当によく登場します。例えば、「健康(kesehatan)」や「美しさ(keindahan)」など、基本的な単語にも使われていますよね。

でも、この接辞「ke-an」、ちょっとクセモノだと思いませんか?

「えっ、ke-an が付くと名詞になるのね!」と理解したつもりでいると、「遅刻(keterlambatan)」のように動詞から作られたり、「小さすぎる(kekecilan)」のように「〜すぎる」という意味になったり、「雨に降られた(kehujanan)」みたいに、なんだか受け身っぽい意味になったり…。

そうなんです。この「ke-an」には複数の意味使い方があるため、多くのインドネシア語 初心者の方が「難しい!」と感じてしまうポイント。まさに文法学習における「学習の壁」のひとつと言えるかもしれません。

でも、安心してください!一見複雑に見える「ke-an」ですが、基本的なルールと使い方さえ押さえれば、決して怖くありません。むしろ、この ke-an をマスターすれば、インドネシア語の文章がもっとスムーズに読めるようになったり、表現できることの幅がぐっと広がったりする、あなたのインドネシア語学習にとって強力な味方になってくれるんです!

この記事では、そんなインドネシア語の重要接辞「ke-an」について、特に基本となる「名詞を作る働き」を中心に、他の大切な用法(「〜すぎる」「受動・被害・自発」)も、具体的な例文をたくさん使いながら分かりやすく解説していきます。

ke-an、ちょっと苦手かも…」と感じているあなたも、この記事を読み終わる頃には、「なるほど、そういうことか!」とスッキリ納得できるはず。さあ、一緒に「ke-an」の謎を解き明かして、インドネシア語のレベルアップを目指しましょう!

目次

一番よく使う!「ke-an」の基本:名詞を作る働き

インドネシア語の勉強を進めていると、「あれ?この単語、ke-で始まって-anで終わってる…」と感じる場面がきっと出てくるはず。それが、今回ご紹介する共接辞「ke-an」です!

「共接辞(きょうせつじ)」なんて聞くと難しそうですが、心配いりません!簡単に言うと「ke-」と「-an」がセットになって、単語の元の形(語基)の前と後ろにくっつくもの。「接頭辞」と「接尾辞」が一緒に働くイメージですね。

この「ke-an」にはいくつか働きがあるんですが、その中でも一番よく使われ、基本となるのが「名詞を作る」働きなんです。インドネシア語の単語力をぐんとアップさせる、とっても大切なポイントですよ!

このセクションでは、この「ke-an」がどうやって名詞を作るのか、そのルールと意味、そして日常会話で使える例文をたっぷりご紹介します。ke-an 名詞作り方意味をしっかりマスターしましょう!

「ke-an」はどうやって名詞を作るの?基本ルール

作り方はとってもシンプル! 単語の元の形(語基)を「ke-」と「-an」でサンドイッチするだけ。

基本の形

ke- + 語基 + -an = 名詞

例えば、

  • baik(良い)という形容詞ke-an がつくと…
    ke + baik + ankebaikan(良さ、親切)という名詞になります。
  • datang(来る)という動詞ke-an がつくと…
    ke + datang + ankedatangan(到着)という名詞になります。

このように、元の単語(語基)が持っている意味合いに関連した名詞、特に抽象名詞(形のない概念を表す名詞)になることが多いのが特徴です。

形容詞から作る「ke-an」名詞:「〜さ」「〜なこと」

「ke-an」がくっつく元の単語(語基)として一番多いのが形容詞です。形容詞に「ke-an」が付くと、その性質や状態を表す抽象名詞になります。「〜さ」や「〜なこと」と訳すと分かりやすいですよ。

いくつか例文を見てみましょう!日常会話でもよく使うものを選んでみました。

  • bersih(清潔な) → kebersihan(清潔さ、清潔であること)
    • 例文:Tolong jaga **kebersihan** kamar ini ya.
      • 直訳:この部屋の清潔さを保ってくださいね。
      • 自然な訳:この部屋、きれいにしておいてね。
    • ポイント: kebersihan は「清潔という状態」を指す名詞です。ホテルの部屋や公共の場所で「清潔にご協力ください」のような注意書きでも見かけます。
  • cantik(美しい、きれいな) → kecantikan(美しさ)
    • 例文:Produk ini bisa menjaga **kecantikan** kulit.
      • 直訳:この製品は肌の美しさを保つことができます。
      • 自然な訳:この商品は、お肌の美しさを保つのに役立ちます。
    • ポイント: 人や物の「美しさ」という概念を表します。化粧品 (kosmetik) の話などでも出てきそうですね。
  • bahagia(幸せな) → kebahagiaan(幸福、幸せ)
    • 例文:Saya menemukan **kebahagiaan** dalam hal-hal kecil.
      • 直訳:私は小さなことの中に幸福を見つけます。
      • 自然な訳:私はささやかなことに幸せを感じます。
    • ポイント: 心の状態としての「幸せ」を表します。
  • indah(美しい、きれいな ※主に景色や芸術など) → keindahan(美しさ)
    • 例文:Kita bisa menikmati **keindahan** matahari terbenam dari sini.
      • 直訳:私たちはここから夕日の美しさを楽しむことができます。
      • 自然な訳:ここから美しい夕日を眺めることができますよ。 (※意訳)
    • ポイント: cantik が人や物の美しさに使われることが多いのに対し、indah は自然や芸術の「美しさ」に使われる傾向があります。
  • baik(良い) → kebaikan(良さ、親切)
    • 例文:Terima kasih banyak atas **kebaikan** hati Anda.
      • 直訳:あなたの心の良さ(親切)に大変感謝します。
      • 自然な訳:ご親切に本当にありがとうございます。
    • ポイント: 人の「性質の良さ」や、具体的な「親切な行い」を指します。お礼を言う時によく使う表現です。

このように、形容詞に「ke-an」がつくと、フワッとした「状態」や「性質」を表す抽象名詞になるイメージをつかんでおきましょう。

動詞から作る「ke-an」名詞:「〜すること」「到着」「誕生」など

次に多いのが動詞に「ke-an」が付くパターンです。この場合、「〜すること」「〜されること」「〜した結果」といった意味名詞になることが多いです。時には、その行為が行われる場所を表すこともあります。

こちらも、日常で使えそうな例文と一緒に見ていきましょう。

  • datang(来る) → kedatangan(到着)
    • 例文:Maaf, **kedatangan** saya terlambat.
      • 直訳:すみません、私の到着は遅れました。
      • 自然な訳:すみません、来るのが遅くなりました。/ 到着が遅れました。
    • ポイント: 「来る」という行為の結果、つまり「到着」を指します。
  • lahir(生まれる) → kelahiran(誕生)
    • 例文:Kapan tanggal **kelahiran** Anda?
      • 直訳:あなたの誕生の日はいつですか?
      • 自然な訳:お誕生日はいつですか?
    • ポイント: 自己紹介や手続きなどで聞かれることがあるかもしれませんね。hari kelahiran (誕生日)という言い方もします。
  • pulang(帰る) → kepulangan(帰宅、帰国)
    • 例文:Keluarga menyambut **kepulangannya** dengan gembira.
      • 直訳:家族は彼の帰宅(帰国)を喜びと共に迎えました。
      • 自然な訳:家族は彼が帰ってきたのを喜んで迎えました。
    • ポイント: 「帰る」という行為や、その結果としての「帰宅・帰国」を指します。
  • perlu(必要がある) → keperluan(必要、用事、必需品)
    • 例文:Saya ada **keperluan** di kantor pos.
      • 直訳:私は郵便局に用事があります。
      • 自然な訳:郵便局にちょっと用事があるんです。
    • 例文:Dia pergi ke supermarket untuk membeli **keperluan** dapur.
      • 直訳:彼女は台所の必需品を買うためにスーパーへ行きました。
      • 自然な訳:彼女はスーパーにキッチン用品を買いに行きました。
    • ポイント: 文脈によって「用事」や「必要な物(必需品)」など、少し意味が変わります。
  • hilang(失う、なくなる) → kehilangan(失うこと、喪失、紛失)
    • 例文:Dia sedih karena **kehilangan** dompet.
      • 直訳:彼(彼女)は財布の紛失のために悲しんでいます。
      • 自然な訳:彼(彼女)は財布をなくして悲しんでいます。
    • ポイント: 物をなくした時や、もっと深刻な「喪失」を表す時にも使われます。(後述の「被害」の用法と重なることもあります)

動詞由来のke-an 名詞は、具体的なアクションや出来事を指す言葉になることが多い、と覚えておくと良いでしょう。

「ke-an」名詞の意味の傾向まとめ

ここまで見てきたように、「ke-an」が作る名詞にはいくつかの意味の傾向があります。

「ke-an」名詞の意味の傾向

  • 抽象的な性質・状態(〜さ、〜なこと): 形容詞から作られる場合に多い
    (例:kebaikan 良さ, kecantikan 美しさ, kebersihan 清潔さ)
  • 行為・出来事・結果(〜すること、〜の結果): 動詞から作られる場合に多い
    (例:kedatangan 到着, kelahiran 誕生, kepulangan 帰宅・帰国)
  • 場所: 元の単語によっては場所を表すこともある
    (例:kedutaan 大使館 ← duta 大使, kecamatan 郡 ← camat 郡長 ※少し難しい例です)
  • 〜に関すること全般:
    (例:kesehatan 健康 ← sehat 健康な)

ポイント: まずは「元の単語の意味」+「〜なこと、〜の状態」と考えてみると、意味を推測しやすくなりますよ!

この「名詞を作る」働きは、「ke-an」の最もポピュラーで重要な使い方です。日常会話やインドネシア語の文章を読むときにも本当によく出てきます。ここで紹介した作り方例文を参考に、ぜひ基本をマスターしてくださいね!

さて、基本的な使い方を理解したところで、次は「ke-an」が持つ、名詞を作る以外の働きについて見ていきましょう。

こんな意味も?「ke-an」の応用①:「〜すぎる」

「ke-an」が名詞を作る働きがあることは、もうバッチリですね! でも実は、「ke-an」には他にも便利な使い方があるんです。その一つが、形容詞(様子や状態を表す言葉)とくっついて「〜すぎる」という意味を表す用法です。

これは、インドネシア語で「とても、〜すぎる」という意味の terlalu を使った表現と似ています。例えば、「大きい」という意味の形容詞 besarke-an が付くと…

  • besar (ブサール / 大きい) → kebesaran (クブサラン / 大きすぎる)

のように変化します。同じように、「小さい」という意味の kecil だと…

  • kecil (クチル / 小さい) → kekecilan (ククチラン / 小さすぎる)

となります。

この ke-an を使った「〜すぎる」という意味は、単に「とても〜だ」という強調ではなく、「〜すぎて(ちょうど良くない、困る)」 というネガティブなニュアンスを含むことが多いのがポイントです。

どんな場面で使われるのか、具体的な例文を見てみましょう!特に、ショッピングで服や靴のサイズが合わない時などによく使う表現ですよ。

例文1:服のサイズが大きすぎる時

Baju ini kebesaran untuk saya.
(バジュ イニ クブサラン ウントゥック サヤ)
意味: この服は私には大きすぎます

試着してみたら、思ったよりサイズが大きかった…なんていう時に使えますね。terlalu besar と言うこともできますが、kebesaran の一言で「大きすぎる(からダメだ)」というニュアンスが出ます。

例文2:靴のサイズが小さすぎる時

Sepatu ini kekecilan.
(セパトゥ イニ ククチラン)
意味: この靴は小さすぎます

デザインは可愛いのに、足が入らないくらい小さい…そんな残念な状況で使えます。terlalu kecil と同じ意味ですが、こちらも kekecilan だけで「小さすぎる(から履けない)」感じが伝わります。

例文3:値段が高すぎる時

Wah, tas itu bagus, tapi harganya kemahalan!
(ワァ、タス イトゥ バグス、タピ ハルガニャ クマハラン!)
意味: わぁ、あのカバン素敵だけど、値段が高すぎる

「高い」という意味の形容詞 mahal (マハル) に ke-an が付いて kemahalan (クマハラン) となっています。予算オーバーで手が出せない…という気持ちが表れていますね。

このように、形容詞ke-an が付くと、「〜すぎる」という便利な表現を作ることができます。名詞を作る用法に比べると少し使う場面は限られるかもしれませんが、覚えておくと表現の幅がグッと広がりますよ!

ke-an には、実はまだまだ他の意味もあります。次のセクションで、もう一つの重要な用法を見ていきましょう。

ちょっと複雑?「ke-an」の応用②:「受動・被害・自発」

名詞を作る用法、「〜すぎる」の用法に続いて、「ke-an」にはもう一つ大切な使い方があります。それは、動詞や、時には天候を表す名詞などに付いて、「意図せず〜な状態になる」 というニュアンスを表す働きです。

ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、大丈夫!この用法は、大きく分けて「被害」「自発」の2つのパターンで考えると分かりやすいですよ。具体的な例文を見ながら、それぞれのニュアンスをつかんでいきましょう。

困った!「ke-an」が表す【被害】のニュアンス

まずご紹介するのは、「〜される」「〜にあう」といった、自分の意思とは関係なく、望まない状況になってしまう「被害」のニュアンスを持つ「ke-an」です。ちょっと困った状況を表すことが多いのが特徴です。受動的な意味合いの中でも、特にネガティブな出来事を表します。

例1:「雨に降られる」 kehujanan

  • 元の言葉: hujan (雨) – 名詞
  • ke-an が付くと: kehujanan (ケウジャナン / 雨に降られる)

例文:
「わー、どうしよう!傘を持ってくるの忘れちゃった。」
Aduh, gimana nih! Aku lupa bawa payung.

「本当だ、急に降ってきたね。雨に降られちゃった。」
Iya, tiba-tiba turun hujan ya. Kita kehujanan deh.

このように、名詞の「hujan (雨)」に ke-an が付くことで、「雨に降られる」という、予期せず起こった困った状況(被害)を表します。

例2:「失う、盗まれる」 kehilangan

  • 元の言葉: hilang (失う、なくなる) – 動詞
  • ke-an が付くと: kehilangan (ケヒランガン / 失う、盗まれる)

例文:
「あれ?私のお財布が見当たらない…!」
Loh? Dompetku kok nggak ada ya…!

「えっ、大丈夫!?どこかで失くした(盗まれた)の?」
Eh, kamu nggak apa-apa!? Kamu kehilangan di mana?

動詞の「hilang (失う)」に ke-an が付くと、「(自分の意思ではなく)失くしてしまった」あるいは「盗まれてしまった」という被害のニュアンスが出ます。これは名詞用法の「紛失」と意味が重なることがありますが、文脈から「〜された」という被害受動的な意味合いが強い場合にこの用法と捉えられます。

💡ポイント: このように ke-an が付くと、自分のせいというよりは、不運にもそういう状況になってしまった、という気持ちが込められます。他にも kecopetan (クチョペタン / スリにあう) や kedinginan (クディンイナン / 寒さに凍える) など、困った状況を表す言葉がたくさんあります。

自然とそうなる「ke-an」が表す【自発】のニュアンス

次に紹介するのは、「自然と〜の状態になる」「〜できる」といった「自発」のニュアンスを持つ「ke-an」です。こちらは「被害」とは違い、必ずしも困った状況を表すわけではありません。特に「見える」「聞こえる」といった五感に関する動詞によく使われます。

例3:「見える」 kelihatan

  • 元の言葉: lihat (見る) – 動詞
  • ke-an が付くと: kelihatan (クリアタン / 見える)

例文:
「見て!あの山の頂上に何か見えるよ。」
Lihat! Ada sesuatu yang kelihatan di puncak gunung itu.

「本当だ。小さな建物みたいだね。」
Oh iya. Kayak bangunan kecil ya.

「lihat (見る)」という意志を持った動作に対して、「kelihatan」は、特に意識しなくても自然と視界に入ってくる、「見える」という自発的な状態を表します。

例4:「聞こえる」 kedengaran

  • 元の言葉: dengar (聞く) – 動詞
  • ke-an が付くと: kedengaran (クドゥンガラン / 聞こえる)

例文:
「隣の部屋から音楽が聞こえるね。誰かいるのかな?」
Dari kamar sebelah kedengaran suara musik ya. Ada orang kah?

「うん、多分アリさんがいるんだと思う。」
Iya, mungkin ada Ari.

こちらも同様に、「dengar (聞く)」という意志を持った動作に対し、「kedengaran」は、特に耳を澄まさなくても自然と耳に入ってくる、「聞こえる」という自発的な状態を表します。

💡ポイント: 「自発」の ke-an は、「〜できる」という意味合いで使われることもあります。例えば、kelihatan は「見える(見える能力がある)」、kedengaran は「聞こえる(聞こえる能力がある)」という意味にもなります。

「受動」との関係は?

ここまで見てきた「被害」や「自発」の用法は、広い意味では「受動(自分から能動的に行うのではなく、何らかの影響を受ける)」的な意味合いを持っています。

ただし、インドネシア語の一般的な受動態(di- を使う形)とは少しニュアンスが異なります。di- を使う受動態は「誰によって〜されたか」という行為者に焦点が当たりやすいのに対し、ke-an を使う場合は「(意図せず)〜な状態になった」「自然と〜の状態にある」という、主語の状態や状況そのものに焦点が当たる、と覚えておくと良いでしょう。


このセクションでは、「ke-an」の「被害」と「自発」の用法について、例文を交えながら解説しました。特に kehujanan (雨に降られる)kehilangan (失う)kelihatan (見える)kedengaran (聞こえる) はよく使われるので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、例文の中でニュアンスを掴んでいくのがインドネシア語文法上達のコツですよ。

まとめ:これで「ke-an」は怖くない!ポイントをおさらい

「ke-an」の使い方、たくさんあって最初はちょっと戸惑ったかもしれませんね💦 でも、ここまで読んだあなたはもう大丈夫! これでインドネシア語接辞「ke-an」は怖くありません😊

最後に、今日学んだ「ke-an」の大切なポイントを復習して、しっかり記憶に定着させちゃいましょう! インドネシア語学習のステップアップに繋がるはずです✨

「ke-an」の主な使い方 ✨3つのポイント✨

「ke-an」には主に3つの使い方意味がありましたね。おさらいしてみましょう!

  1. 名詞を作る「ke-an」: 「〜のこと」「〜さ」を表す魔法🪄
    • 働き: 形容詞や動詞にくっついて、それらの言葉を「名詞」に変身させます。特に抽象名詞を作ることが多いです。
    • 例: cantik (美しい) → kecantikan (美しさ)、 datang (来る) → kedatangan (到着)
    • 💡見分け方のヒント: 文の中で主語や目的語(「〜は」「〜が」「〜を」)の役割をしていることが多いです。「〜のこと」「〜の状態」と訳せると、ke-an 名詞の可能性大!
  2. 「〜すぎる」を表す「ke-an」: ちょっと困った💦を表すサイン
    • 働き: 主に形容詞にくっついて、「(サイズなどが)〜すぎる」という状態を表します。terlalu (〜すぎる) と似ていますが、ネガティブなニュアンスを含むことが多いです。
    • 例: besar (大きい) → kebesaran (大きすぎる)、 kecil (小さい) → kekecilan (小さすぎる)
    • 💡見分け方のヒント: 服のサイズが合わない時や、量が多すぎる・少なすぎる時など、「ちょうど良くない」状況で使われることが多いです。「この服、大きすぎる… (Baju ini kebesaran…)」みたいな感じです。
  3. 受動・被害・自発を表す「ke-an」: 予期せぬ出来事🌧️
    • 働き: 動詞の語基や一部の名詞にくっついて、「〜される」「〜にあう」(受動被害)や、「思わず〜してしまう」「自然と〜になる」(自発)という意味を表します。自分の意思とは関係なく起こるニュアンスです。
    • 例: hujan (雨) → kehujanan (雨に降られる) [被害]、 hilang (失う) → kehilangan (失くす、失われる) [被害]、lihat (見る) → kelihatan (見える) [自発]、 tidur (寝る) → ketiduran (寝過ごす) [自発/被害]
    • 💡見分け方のヒント: 主語が何か予期せぬ出来事を経験している文脈で使われます。「〜しちゃった」「〜されちゃった」と訳せると、この用法の可能性が高いです。ke-an 動詞と呼ばれることもあります。

「ke-an」をマスターすると、インドネシア語がもっと面白くなる!

「ke-an」、最初はちょっと複雑に感じるかもしれませんが、マスターするとインドネシア語の世界がぐっと広がります!✨

  • 読解力アップ: 文の中で「ke-an」がどんな意味で使われているかを見抜けるようになると、文章全体の意味やニュアンスがより正確に理解できるようになります。
  • 表現力アップ: 自分で「ke-an」を使えるようになると、「美しさ」「〜すぎる」「雨に降られた」といった、より細かな表現ができるようになります。会話や作文の幅が広がりますね!

「ke-an」は、インドネシア語の単語を豊かにしてくれる大切な「言葉のパーツ」なんです。

次のステップへ:他の接辞にも目を向けてみよう!

「ke-an」を理解できたあなたなら、他の接辞(単語の前や後ろにくっつくパーツ)にもきっと興味が湧いてくるはず! インドネシア語には、他にも ber-, me-, ter-, -kan, -i など、たくさんの面白い接辞があります。

一つ一つの接辞が持つ意味使い方を知っていくと、パズルのピースがはまるように、インドネシア語の文法(ルール)がどんどんクリアになっていきますよ🧩

焦らず、自分のペースで、楽しみながらインドネシア語 学習を進めていきましょうね!応援しています😊🇮🇩

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実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
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最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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