インドネシア語「maju」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「maju」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

今回は、インドネシア語の基本単語の中でも特に重要で、ポジティブな響きを持つ「maju」(マジュ)について、その多様な意味から正しい発音使い方例文、さらには理解度をチェックするクイズまで、徹底的に解説します!

この記事を読めば、「maju」が持つニュアンスや文法的な変化を理解し、自信を持って使えるようになりますよ。表現の幅を広げて、インドネシア語学習をさらに一歩「maju(前進)」させましょう!

目次

「maju」ってどんな意味?基本をマスターしよう!

まずは、「maju」という単語が持つ基本的な意味とイメージを掴んでいきましょう。

「maju」の基本的な意味:前へ、そして上へ!

辞書を引くと、「maju」には主に次のような意味が載っています。

  • 進む前進する
  • 進歩する発展する

どうでしょう? なんだか、前向きでエネルギーに満ちたイメージが湧いてきませんか?✨ そう、「maju」はまさにそんなポジティブな状況を表すのにぴったりの言葉なんです。

2つの「maju」:物理的な動きと抽象的な変化

maju」の意味は、大きく分けて2つのタイプで考えると分かりやすいですよ。

  1. 物理的に「前へ進む」動きこれは文字通り、人や物が「前に進む」様子を表します。具体的な状況をイメージしてみましょう。
    • 渋滞が少し解消して、車がゆっくり前進する
      (例: Mobil itu maju pelan-pelan. – その車はゆっくり前に進む。)
    • 列に並んでいて、前の人に続いて自分も前に進む
      (例: Silakan maju. – どうぞ前へ。)
    • 会議やイベントの開始時間が予定より早まる(前にずれる)。
      (例: Acaranya maju satu jam. – イベントは1時間早まります。)
    (イメージ:前に向かって進む、シンプルな右向きの矢印)このように、方向として「前」を示す場合に「maju」が使われます。
  2. 抽象的に「進歩・発展する」変化こちらは目に見える動きではなく、物事の状態が「より良い方向へ進歩する」または「発展する」様子を表します。こちらも具体例を見てみましょう。
    • 国の経済がどんどん発展する
      (例: Ekonomi Indonesia semakin maju. – インドネシア経済はますます発展している。)
    • 勉強を頑張って、インドネシア語のレベルが進歩した
      (例: Bahasa Indonesianya sudah maju. – 彼の/彼女のインドネシア語は上達した。)
    • 新しい技術や考え方を取り入れて、会社が発展する
      (例: Perusahaan kami ingin maju. – 私たちの会社は発展したい。)
    • 考え方が進んでいる(先進的だ)。
      (例: Pikirannya maju. – 彼の/彼女の考えは進んでいる。)
    (イメージ:右肩上がりに上昇していく、シンプルなグラフ)このように、「maju」は具体的な「前進」だけでなく、状況が良くなっていく「進歩」や「発展」といった、未来に向けたポジティブな変化を表す、とても便利で大切な言葉なんです。

日本語「進む」とのニュアンスの違いは?

日本語の「進む」も、「前に進む」「時計の針が進む」「交渉が進む」「病気が進む」など、本当に色々な場面で使われますよね。

インドネシア語の「maju」も多くの場合、日本語の「進む」や「前進する」と訳すことができます。でも、少しニュアンスが違う点も意識しておくと、より深く理解できますよ。

maju」は、日本語の「進む」の中でも、特に「前方へ」という方向性や、「より良い状態へ向かう」という進歩発展のポジティブな意味合いが強い傾向があります。

例えば、日本語で「会議が進む」と言う場合、単に時間経過や議題の消化を表すこともありますが、インドネシア語で “Rapatnya maju.” と言うと、「会議が(順調に)進行している」という前向きなニュアンスや、「会議の時間が(予定より)前にずれた(早まった)」という意味になることが多いです。

単に時間が経過したり、物事が進行したりするだけでなく、ポジティブな方向への変化を伴うことが多いのが「maju」のイメージ、と覚えておくと良いかもしれませんね!

英語だとどんな感じ?

英語が得意な方は、英語の単語と関連付けて覚えるのもおすすめです。「maju」に近い意味を持つ英単語には、こんなものがあります。

  • go forward: (物理的に)前に進む
  • advance: 前進する、進歩する、進める
  • progress: 進歩する、発展する
  • develop: 発展する、開発する

これらの英単語が持つ「前へ」「より良く」というポジティブなイメージは、「maju」が持つ意味ニュアンスと重なる部分が多いですね!英語の知識も活用しながら、「maju」の感覚を掴んでいきましょう。


さあ、ここまでで「maju」の基本的な意味、「進む」「前進」「進歩」「発展」といったキーワードと、その持つポジティブなイメージが掴めてきましたか?😊 物理的な「前進」と、抽象的な「進歩」「発展」。この2つの軸をしっかり覚えておけば、majuの理解が深まります。

次に、この単語を正しく発音するためのポイントを見ていきましょう。

これでバッチリ!「maju」の正しい発音 🗣️✨

インドネシア語の単語を覚えるとき、意味だけでなく正しい「発音」も一緒にマスターしたいですよね!😊 ここでは、「maju」の読み方発音のポイントを詳しく見ていきましょう。

インドネシア語「maju」の発音

カタカナでの読み方:「マジュ」

まず、一番簡単な読み方の目安として、カタカナでは「マジュ」と表記できます。

ただ、これはあくまで日本語の音に置き換えた場合の目安です。実際のインドネシア語の発音とは少しニュアンスが違う部分もあるので、注意してくださいね💡

発音記号(参考)

より正確な発音を知りたい方のために、発音記号もご紹介します。

  • maju : [madʒu]

専門的な記号なので難しく感じるかもしれませんが、「こんな音なんだな〜」くらいの参考にしてみてくださいね。

アクセントはどこに置く?

インドネシア語のアクセントは、単語によってある程度のルールがあります。「maju」の場合は、一般的に後ろから2番目の音節、つまり「ma」の部分にアクセントが置かれることが多いです。

ジュ

というイメージですね。ただし、文の中での位置や、話す人のニュアンスによってアクセントの位置が少し変わることもあります。最初は「」を少し強く言うことを意識してみましょう!

発音するときの注意点:特に「j」の音!

maju」を発音するときに、特に注意したいのが「j」の音です。

  • 「j」の音: 日本語の「ジ」や「ヂュ」の音に似ていますが、もう少し舌を口の中の奥(硬口蓋の後ろの方)に近づけて「ヂュッ」と息を破裂させるようなイメージで発音すると、よりネイティブの音声に近くなります。舌先だけで「ジ」と言うのではなく、舌の真ん中あたりを意識すると良いかもしれません。

最初は難しいかもしれませんが、焦らずゆっくり練習してみてくださいね😉

地域による発音の違いは?

インドネシアは広い国ですが、「maju」の発音に関しては、特に大きな地域差は報告されていません。ここで紹介した発音が、標準的なインドネシア語の「maju」の発音と考えて大丈夫です。

ネイティブの音声で確認しよう! 🎧

やっぱり一番良いのは、実際のネイティブスピーカーの音声を聞いてみること!

インドネシア語「maju」の発音

カタカナ読み方はあくまで第一歩。ぜひ実際の音声を聞いて、正しい「maju」の発音アクセントをマスターして、自信を持って使ってみてくださいね!💪


正しい発音が分かったところで、次は文法的な側面、特に品詞や接辞が付いたときの変化について見ていきましょう。

文法もチェック!「maju」の品詞と変化 📖✨

「maju」という単語、実は文の中でいろんな役割をこなす働き者なんです!ここでは、「maju」の基本的な品詞から、接頭辞接尾辞がくっついて意味が変わる「派生語」まで、文法的な側面を一緒に見ていきましょう。ここをマスターすれば、「maju」をもっと自由に使いこなせるようになりますよ!

「maju」の基本:動詞?形容詞?

「maju」の基本的な品詞動詞で、「進む」「前進する」という意味がコアになります。

  • Mobil itu maju pelan-pelan. (その車はゆっくりと前に進む。)

でも、文脈によっては形容詞のように「進んだ」「発展した」「先進的な」という意味で使われることも多いんです。特に名詞を修飾するときによく見られます。

  • Jepang adalah negara maju. (日本は先進国です。)
    • この場合のmajunegara(国)を修飾して、「進んだ国」=「先進国」という意味を作っていますね。

このように、「maju」は文脈によって動詞としても形容詞としても活躍する、柔軟な単語なんですよ。

「maju」は変化の元!「語幹」ってなに?

インドネシア語の単語には、いろんなパーツ(接辞)がくっついて新しい意味の単語が生まれることがよくあります。「maju」は、まさにその変化の元となる基本の形、これを「語幹(ごかん)」と呼びます。

この語幹である「maju」に、前や後ろに特定のパーツ(接頭辞接尾辞)が付くことで、意味や品詞が変わっていくんです。まるで着せ替え人形みたいで面白いですよね!😊

接頭辞「meN-」がつくと? → memajukan

語幹「maju」の前に接頭辞「meN-」がつくと、「memajukan」という動詞になります。

ここでちょっと文法ルール!インドネシア語の接頭辞「meN-」は、後ろに続く語幹の最初の音によって形が変わることがあります。「maju」のように ‘m’ で始まる語幹の場合、「meN-」は「mem-」の形になります。(※ meN- + maju → memajukan )

memajukan になると、「maju」が持っていた「進む」という意味から派生して、**「〜を進める」「〜を発展させる」「(意見や案などを)提出する」**といった、より能動的な意味合いを持つようになります。目的語をとる他動詞になるのがポイントです。

  • Pemerintah berusaha memajukan industri pariwisata.
    (政府は観光産業を発展させようと努めている。)
    • memajukan + industri pariwisata(観光産業)→ 観光産業を発展させる
  • Dia memajukan kursinya sedikit.
    (彼は椅子を少し前に進めた。)
    • memajukan + kursinya(彼の椅子)→ 椅子を進める
  • Mahasiswa itu memajukan proposal penelitiannya.
    (その大学生は研究計画書を提出した。)
    • memajukan + proposal penelitiannya(彼の研究計画書)→ 計画書を提出する

接尾辞「-an」がつくと? → kemajuan

今度は語幹「maju」の後ろに接尾辞「-an」がついた形、「kemajuan」を見てみましょう。

接尾辞「-an」は、語幹(特に動詞や形容詞)について名詞を作ることが多いです。「maju」に「-an」がついた「kemajuan」は、**「進歩」「発展」**という意味の名詞になります。

  • Kita bisa melihat kemajuan teknologi yang pesat.
    (私たちは急速な技術の進歩を見ることができる。)
    • kemajuan + teknologi(技術)→ 技術の進歩
  • Saya senang dengan kemajuan belajar bahasa Indonesiamu.
    (あなたのインドネシア語学習の進歩が嬉しいです。)
    • kemajuan + belajar bahasa Indonesia(インドネシア語学習)→ インドネシア語学習の進歩

*(💡 **ワンポイント**: 接尾辞 `-an` がつくと名詞になることが多い、と覚えておくと便利ですよ!)*

その他の派生語:pemajuan

「maju」から派生する単語は他にもありますが、よく使われるものとして「pemajuan」も覚えておくと便利です。これは接頭辞「peN-」と接尾辞「-an」が両方ついた形(※ peN- + maju + -an → pemajuan)で、**「促進」「推進」**という意味の名詞になります。「何かを前に進めること」そのものを指す言葉ですね。

  • Pemajuan hak asasi manusia adalah isu penting.
    (人権の促進は重要な問題です。)
    • Pemajuan + hak asasi manusia(人権)→ 人権の促進

kemajuan(進歩、発展)が「進んだ状態や結果」を指すのに対し、pemajuan(促進、推進)は「進めるための行為やプロセス」を指すことが多い、というニュアンスの違いがあります。ちょっと難しいですが、例文でイメージを掴んでみてくださいね!


これで「maju」の品詞語幹としての役割、そして接頭辞接尾辞がついて生まれる派生語memajukan」「kemajuan」「pemajuan」についてバッチリですね!単語の変化のルールが分かると、インドネシア語の理解がぐっと深まりますよ♪

さらに語彙力を高めるために、「maju」の仲間たち(関連語)も見てみましょう。

語彙力アップ!「maju」の関連語を覚えよう

「maju」の基本的な意味や使い方が分かったところで、さらにインドネシア語の表現力を豊かにするために、関連語も一緒にチェックしてみませんか?😊

似た意味を持つ言葉(類義語)や、反対の意味を持つ言葉(対義語)を知ることで、「maju」が持つニュアンスをより深く理解することができますよ。

ここでは、日常会話でもよく使われる基本的な関連語をピックアップしてご紹介しますね!

「maju」と似た意味を持つ類義語

「前に進む」「進歩する」という意味の「maju」ですが、似たような状況で使える単語がいくつかあります。ニュアンスの違いを理解して、上手に使い分けられるようになりましょう♪

  1. berkembang (ブルクンバン) – 発展する、展開する、開花する
    • ニュアンス: 「maju」が進歩や前進という方向性を示すのに対し、「berkembang」は物事が段階的に大きくなったり、可能性が広がったりして発展・成長していくイメージです🌱。ビジネスの成長、才能の開花、状況の展開など、幅広い「発展」に使われます。
    • 例文:
      • Bisnis kuenya berkembang dengan baik. (彼女のケーキ屋さんのビジネスは順調に発展しています。)
      • Semoga pariwisata di daerah ini bisa berkembang. (この地域の観光が発展するといいですね。)
  2. meningkat (ムニンカット) – 向上する、増加する、上がる
    • ニュアンス: 「maju」が進歩という質的な変化も含むのに対し、「meningkat」は**レベル、量、程度などが「上がる」「増える」**という具体的な上昇を示す場合によく使われます📈。成績、価格、能力、意識などが「向上する」「増加する」といった文脈で登場します。
    • 例文:
      • Jumlah wisatawan asing meningkat tahun ini. (今年は外国人観光客の数が増加しました。)
      • Semangat belajarnya semakin meningkat. (彼の学習意欲はますます向上しています。)

「maju」と反対の意味を持つ対義語

次に、「maju」とは反対の意味を持つ言葉を見ていきましょう。対比させることで、「maju」の意味がよりクリアになりますよ!

  1. mundur (ムンドゥール) – 後退する、退く、下がる
    • ニュアンス: 「maju」が「前進」なら、その真逆が「mundur」です。「後ろに下がる」という物理的な動きはもちろん、「計画が後退する」「品質が低下する」といった比喩的な意味でも使われます。
    • 例文:
      • Tolong mundur sedikit. (少し後ろに下がってください。)
      • Kualitas produk itu sepertinya mundur. (その製品の品質は低下したようです。)
  2. berhenti (ブルヘンティ) – 止まる、停止する、やめる
    • ニュアンス: 「maju」が「進む」という動きを表すのに対し、「berhenti」は動きや進行が完全に「ストップ」する状態を指します🛑。車が止まる、雨が止む、作業を中断するなど、様々な「停止」に使われます。
    • 例文:
      • Kereta api berhenti di stasiun berikutnya. (電車は次の駅で止まります。)
      • Dia berhenti bekerja di perusahaan itu. (彼はその会社で働くのをやめました。)

いかがでしたか?「maju」の類義語である berkembang や meningkat対義語である mundur や berhenti を覚えることで、より具体的で自然なインドネシア語表現ができるようになりますね!

それぞれの単語が持つ微妙なニュアンスの違いを意識しながら、ぜひ実際の会話や作文で使ってみてください。これらの関連語をマスターして、あなたのインドネシア語の語彙力をどんどんアップさせましょう!💪

さて、意味、発音、文法、関連語と学んできたところで、いよいよ実践編です!具体的な使い方を見ていきましょう。

実践!「maju」を使ってみよう(コロケーションと例文)

「maju」の基本的な意味や文法がわかったところで、次は実際にどのように使われるのかを見ていきましょう!😊

インドネシア語の単語は、他の単語と結びついて特定の意味を持つことがよくあります。これを「コロケーション」と言います。「maju」にもよく一緒に使われる便利なフレーズがたくさんあるんですよ。

ここでは、よく使われる「maju」のコロケーションと、簡単な例文からリアルな会話例まで、ステップアップしながら使い方をマスターしていきましょう!

「maju」と仲良し!よく使われるコロケーション

まずは、「maju」を使った定番フレーズ(コロケーション)をいくつかご紹介しますね。これらを覚えておくと、表現の幅がぐっと広がりますよ♪

  • maju terus (マジュ トゥルス)
    • 意味:「前進し続ける」「頑張って進め」「どんどん進む」
    • 解説:物理的に前に進むだけでなく、「頑張れ!」という応援や、物事が順調に進んでいる様子を表すときにも使えます。ポジティブな響きがありますね✨
  • maju mundur (マジュ ムンドゥール)
    • 意味:「行ったり来たりする」「ためらう」「ぐずぐずする」
    • 解説:「mundur」は「後退する」という意味。前に行ったり後ろに行ったり…という様子から、決心がつかずにためらっている状況を表します。ちょっと優柔不断な感じですね😅
  • negara maju (ヌガラ マジュ)
    • 意味:「先進国」
    • 解説:「negara」は「国」という意味。経済的に発展した国を指す決まった言い方です。ニュースなどでよく耳にするかもしれません。
  • pikiran maju (ピキラン マジュ)
    • 意味:「進歩的な考え」「先進的な考え」
    • 解説:「pikiran」は「考え」という意味。時代に合った、新しい考え方や柔軟な思考を指します。
  • maju ke depan (マジュ ク ドゥパン)
    • 意味:「前方へ進む」
    • 解説:「ke depan」は「前へ」という意味。文字通り、物理的に前の方へ移動する際に使われます。

簡単な基本例文で「maju」に慣れよう!

コロケーションを覚えたら、次は簡単な文で「maju」を使ってみましょう。基本の構文はとってもシンプルです♪

基本構文: 主語 + maju

動詞として使う場合、多くはこのシンプルな形でOKです。

例文1:列に並んでいるとき

Silakan maju.
(シラカン マジュ)
どうぞ前へ進んでください。

  • 解説:「Silakan」は「どうぞ~してください」という丁寧な依頼の言葉。お店のレジや受付などで、次の人に順番を譲ったり、促したりする場面で使えますね。

例文2:国の発展について

Indonesia ingin maju.
(インドネシア イギン マジュ)
インドネシアは発展したがっている。

  • 解説:「ingin」は「~したい」という願望を表します。ここでは「maju」が「発展する、進歩する」という意味で使われています。国の目標やニュースなどで使われる表現です。

例文3:勉強の進捗について

Belajar bahasa Indonesianya maju.
(ブラジャール バハサ インドネシアニャ マジュ)
インドネシア語の勉強が進んでいます。(=上達しています)

  • 解説:勉強などが順調に進んでいる、はかどっている、という意味でも「maju」が使えます。嬉しい進歩ですね!

もっとリアルに!会話や文章での「maju」使い方

基本がわかったら、次はもう少し具体的なシチュエーションでの使い方を見てみましょう。旅行中、友達との会話、仕事、ニュースなど、様々な場面で「maju」が登場しますよ!

状況1:友人との会話(インドネシア語学習について)

A: Wah, kamu sekarang lancar sekali ya bahasa Indonesianya! (ワァ、カム スカラン ランチャール スカリ ヤ バハサ インドネシアニャ!)
わあ、インドネシア語、すごく流暢になったね!
B: Terima kasih! Aku belajar setiap hari, jadi maju terus. (トゥリマ カシ! アク ブラジャール スティアプ ハリ、ジャディ マジュ トゥルス)
ありがとう!毎日勉強してるから、どんどん上達してるよ。

  • 解説:ここでは「maju terus」が「順調に進む、上達し続ける」というニュアンスで使われています。努力が実を結んでいる様子が伝わりますね!

状況2:仕事の会議で

Pembicara: Sekian penjelasan saya mengenai latar belakang proyek ini. (スキアン プンジュラサン サヤ ムングナイ ラタール ブラカン プロイェック イニ)
このプロジェクトの背景に関する私の説明は以上です。
Moderator: Baik, terima kasih. Silakan maju ke slide berikutnya. (バイク、トゥリマ カシ。シラカン マジュ ク スライド ブリクットニャ)
はい、ありがとうございます。次のスライドへ進んでください

  • 解説:「maju ke (場所)」の形で、「(場所)へ進む」という具体的な指示を表しています。「slide berikutnya」は「次のスライド」です。プレゼンテーションなどでよく使われるフレーズですね。

状況3:ニュース記事で(経済・社会)

Pemerintah Indonesia menargetkan negaranya menjadi negara maju pada tahun 2045, bertepatan dengan 100 tahun kemerdekaan.
(プムリンタ インドネシア ムナルゲットカン ヌガラニャ ムンジャディ ヌガラ マジュ パダ タフン ドゥアリブ エムパットプル リマ、ブルトゥパタン ドゥガン スラトゥス タフン クムルデカアン)
インドネシア政府は、独立100周年にあたる2045年に、同国が先進国となることを目標としています。

  • 解説:ここではコロケーションで紹介した「negara maju(先進国)」が使われています。経済や社会に関する話題で頻出する表現です。

状況4:決断をためらっている友人に対して

A: Aku bingung mau pilih universitas yang mana… (アク ビンウン マウ ピリ ユニヴェルシタス ヤン マナ…)
どの大学を選んだらいいか迷ってるんだ…
B: Jangan maju mundur terus dong! Coba pikirkan baik-baik mana yang paling cocok untukmu, lalu putuskan saja. (ジャンガン マジュ ムンドゥール トゥルス ドン! チョバ ピキルカン バイクバイク マナ ヤン パリン チョチョック ウントゥックム、ラル プトゥスカン サジャ)
ぐずぐずしてないでよ!自分に一番合っているのはどれかよく考えて、決めちゃいなよ。

  • 解説:ここでの「maju mundur」は、物理的に行ったり来たりするのではなく、比喩的に「決心がつかない、ためらっている」様子を表しています。友達を励ますような場面で使えますね。

どうでしたか?「maju」が色々な場面で、色々な意味で使われているのが分かりましたか?😊 基本的な「進む」という意味から、「発展する」「上達する」「ためらう」といった比喩的な意味まで、文脈によって使い分けられる便利な単語です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、例文会話例を参考に、少しずつ使ってみてくださいね!

最後に、ここまでの内容をしっかり理解できたか、クイズで力試しをしてみましょう!

力試し!「maju」理解度チェッククイズ 📝

さて、ここまでインドネシア語の「maju」について、色々な意味や使い方を見てきましたね!😊
しっかり理解できたか、ここで簡単なクイズに挑戦して復習してみましょう!

全部で3つの問題を用意しました。焦らず、じっくり考えてみてくださいね。各問題には、4つの選択肢正解、そして詳しい解説が付いています。それでは、スタート!✨

【第1問】基本的な意味の確認

問題文:「Silakan ___ ke depan sedikit.」(どうぞ、少し前に___ください。)空欄に最も適切な単語は?

選択肢
(a) mundur
(b) belok
(c) maju
(d) berhenti

正解と解説を確認する

正解:(c) maju

解説
正解は (c) の maju です!🎉
この文は「どうぞ、少し前に進んでください」という意味になります。「ke depan」が「前へ」という意味なので、文脈に合うのは「進む」を意味する maju ですね。

他の選択肢を見てみましょう。

  • (a) mundur は「下がる、後退する」という意味です。「後ろに下がってください」なら “Silakan mundur sedikit.” となります。
  • (b) belok は「曲がる」という意味です。「右に曲がってください」なら “Silakan belok ke kanan.” のようになります。
  • (d) berhenti は「止まる、停止する」という意味です。「ここで止まってください」なら “Silakan berhenti di sini.” ですね。

基本的な「前に進む」という意味、しっかり掴めていましたか?😊

【第2問】比喩的な意味の確認

問題文:「Negara itu terus ___ dalam bidang teknologi.」(その国は技術分野で___し続けている。)空欄に最も適切な単語は?

選択肢
(a) berhenti
(b) maju
(c) mundur
(d) lambat

正解と解説を確認する

正解:(b) maju

解説
正解は (b) の maju です!👍
この文脈での maju は、物理的に進むのではなく、「進歩する、発展する」という比喩的な意味で使われています。「その国は技術分野で発展し続けている」となります。「terus maju」で「進歩し続ける」というニュアンスです。

他の選択肢も確認しましょう。

  • (a) berhenti は「止まる」。技術が「止まり続けている」というのは不自然ですね。
  • (c) mundur は「後退する」。技術分野で「後退し続けている」という意味なら使えますが、文脈によってはネガティブな印象になります。
  • (d) lambat は「遅い」という意味の形容詞です。動詞が入るべき場所なので、文法的に合いません。「発展が遅い」なら “Perkembangannya lambat.” のようになります。

maju が持つ「発展・進歩」のニュアンス、思い出せましたか?🌟

【第3問】派生語の確認

問題文:「Pemerintah berusaha ___ sektor pariwisata.」(政府は観光セクターを___よう努めている。)空欄に最も適切な単語は?

選択肢
(a) kemajuan
(b) memundurkan
(c) memajukan
(d) majulah

正解と解説を確認する

正解:(c) memajukan

解説
正解は (c) の memajukan です!💯
memajukan は maju に接頭辞 meN- が付いた形(※正しくは meN- + maju → memajukan)で、「〜を進める、〜を発展させる、〜を促進する」という意味の他動詞です。文全体で「政府は観光セクターを振興するよう努めている」という意味になります。(※編集部注:元の記事では接尾辞 -kan が付くとありましたが、memajukan は接頭辞のみでこの意味になります。)

他の選択肢はどうでしょうか?

  • (a) kemajuan は名詞で「進歩、発展」という意味です。「観光セクターの進歩」のように使いますが、この文の空欄には動詞が入るのが適切です。
  • (b) memundurkan は「〜を後退させる」という意味の他動詞。政府が観光を後退させようと努める、というのは通常考えにくいですね。
  • (d) majulah は maju に命令や強調を表す接尾辞 -lah が付いた形。「進め!」のような意味で使われますが、文脈に合いません。

接辞が付いた maju の使い方、バッチリでしたか?😉


理解度チェック、お疲れ様でした!全問正解できた方も、ちょっと間違えちゃった方も、このクイズ解説を通して maju の理解がさらに深まっていれば嬉しいです。

これで「maju」の基本的な意味から応用まで、自信を持って使えるようになったはず!

まとめ:「maju」を使いこなしてインドネシア語をもっと楽しく!

この記事では、インドネシア語のキホン単語「maju」について、意味、発音、文法、関連語、使い方、そしてクイズまで、たくさんの要点を一緒に見てきましたね!最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます😊

ここで、今回のインドネシア語学習で大切だった「maju」のポイントを、ぎゅっとまとめておさらいしましょう!

  • 意味がとっても豊か!: 「前に進む」という物理的な意味から、「進歩する」「発展する」「上達する」「(時間が)早まる」といった抽象的な意味まで、状況によって色々な意味に変化する、とっても便利な単語でした。文脈で意味をキャッチするのがポイントです♪
  • 使い方の基本: 動詞として「進む」アクションを表したり、形容詞のように「進んでいる」「発展した」状態を表したり(例:negara maju 先進国)、柔軟に使えましたね。
  • 発音のコツ: カタカナでは「マジュ」ですが、「j」の音 [dʒ] に注意!アクセントは「ma」に置かれることが多いです。
  • 表現が広がる仲間たち: 接頭辞「meN-」がついた memajukan(〜を進める、発展させる)や、接尾辞「-an」がついた kemajuan(進歩、発展)、pemajuan(促進)といった派生語を覚えると、表現できることがぐんと増えますよ。(もしまだ接辞に自信がない方は、こちらの接辞解説記事もチェックしてみてくださいね!)
  • 関連語で語彙力UP: 類義語の berkembang(発展する), meningkat(向上する)や、対義語の mundur(後退する), berhenti(止まる)も一緒に覚えると、ニュアンスの使い分けができます。
  • 実践的なフレーズmaju terus (前進し続ける), maju mundur (ためらう) などのコロケーションも便利です。

maju」は、「どうぞ前へ (Silakan maju.)」と道を譲ってもらう時や、友人との会話で「最近、勉強進んでる? (Apakah belajarmu maju?)」なんて聞く時、さらにはニュースで国の発展について語られる時など、日常会話からフォーマルな場面まで、本当にたくさんのシーンで耳にする基本的な単語なんです。

今回の記事を通して、「maju」という単語が、あなたにとってより身近で、使いこなせる単語になっていたら、とっても嬉しいです✨

この「maju」のように、一つひとつの単語や表現を丁寧に自分のものにしていくことが、インドネシア語学習の道を「maju(前進)」させる、大きな力になります。焦らず、楽しみながら、あなたのペースで進んでいきましょうね!

これからも、あなたのインドネシア語の世界がもっともっと豊かに、そして楽しくなるように、心から応援しています!🇮🇩💖 一緒に頑張りましょうね!

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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集

実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

インドネシア語「maju」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

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