インドネシア語「kepada」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語「kepada」の意味・使い方・読み方・例文・クイズまで徹底解説

インドネシア語を勉強中の方、「kepada」の使い方がイマイチわからない…と悩んでいませんか?「kepada」は「〜へ」「〜に」という意味を持つ前置詞ですが、ただ方向を示すだけでなく、敬意や丁寧さを表現する大切な役割も持っています。

この記事では、インドネシア語学習者向けに「kepada」の意味、発音、使い方を例文やクイズを交えて分かりやすく解説します。日本人学習者が特につまづきやすい「kepada」と「untuk」「bagi」の使い分けも丁寧に説明するので、この記事を読めば「kepada」をマスターできること間違いなし!さあ、一緒に「kepada」の世界を深掘りしていきましょう!

目次

1. 「kepada」の基本情報

「kepada」は、人や方向を示す際に用いられる前置詞で、「〜へ」「〜に」という意味を持ちます。英語の”to”または”toward”に相当します。

  • Saya memberikan buku kepada ibu.(私は母本をあげました。)
Saya memberikan buku kepada ibu の発音

この例文のように、「kepada」は「ibu(母)」というに対して何かをすることを示しています。

「kepada」を使うことで、対象への敬意や丁寧さが表現できる点が重要です。

  • Saya berbicara kepada Bapak Presiden.(私は大統領話しかけました。)

「Bapak Presiden(大統領)」のような目上の人物に対して「kepada」を使うことで、敬意を表すことができます。「dengan」を使うと親しい間柄のようなカジュアルなニュアンスになってしまうので注意が必要です。

初対面の人にも丁寧な言葉遣いをしたい時に「kepada」が役立ちます。

  • Saya bertanya kepada penjual. (私はお店の人尋ねました。)

手紙の宛名など、フォーマルな場面でも「kepada」は使われます。

  • Kepada Yth. Bapak Budi Santoso (ブディ・サントソ様)

2. 「kepada」の発音

「kepada」の発音記号は[kəˈpada] (IPA)で、カタカナでは「クパダ」に近くなります。ただし、カタカナ表記はあくまで目安です。ネイティブスピーカーの発音を参考にしましょう。

kepadaの発音

「kepada」は後ろにアクセントがあります。「パ」の部分を強く発音し、「クパ」のように最後の音節を強調するように意識しましょう。

地域によってイントネーションが微妙に異なる場合もあります。

3. 「kepada」の品詞と語幹

  • 品詞: 前置詞
  • 語幹: kepada
  • 接頭語/接尾語: 基本的につきません。

「kepada」は人や上位者に対して使われ、丁寧な表現です。物や場所には「ke」を使います。

  • kepada (人): Saya memberikan buku kepada ibu. (私は母に本をあげました。)
  • ke (場所): Saya pergi ke sekolah. (私は学校へ行きます。)

「untuk(〜のために)」も「〜に」と訳される場合がありますが、「kepada」とは使い分けが必要です。

  • kepada: Saya memberikan hadiah kepada teman saya. (私は友達にプレゼントをあげました。) ※受け取り手が焦点
  • untuk: Saya membeli hadiah untuk teman saya. (私は友達のためにプレゼントを買いました。) ※目的が焦点

「kepada」は動作の対象となる人や上位者を、「untuk」は動作の目的や受益者を表します。

4. 「kepada」の関連語

類義語

  • pada: ~に、~へ人や物など、動作や感情の対象を示す際に使います。「kepada」と同じ意味になりますが、「pada」の方がカジュアルな印象です。
  • untuk: 用途や目的を表す。「〜のために」。
    • Ini hadiah untuk kamu. (これはあなたへのプレゼントです。)
  • bagi: 対象や範囲を限定する。「〜にとって」「〜に対して」。
    • Pelajaran ini penting bagi saya. (このレッスンは私にとって重要です。)

「kepada」は「untuk」「bagi」よりも直接的な相手への働きかけや敬意を含みます。

di, ke, pada, kepda の使い分け

インドネシア語の前置詞 di,ke,pada,kepadaの使い分け・図解
インドネシア語の前置詞 di,ke,pada,kepadaの使い分け・図解
修飾される語示す意味(位置・存在)示す意味(方向・目的)
場所di(~に、~で)
di antaranya(その間に), di hatiku(私の心の中に)
ke(~へ、~に向かって)
ke sana(あちらへ)
ke Jakarta(ジャカルタへ)
場所以外(人、時間、概念)pada(~に、~の時に)
pada saya(私のところに)
pada hari Minggu(日曜日に)
pada kesempatan(機会に)
kepada(~に対して)
kepadamu(あなたに対して)
kepada ibu(母に対して)
前置詞 di, ke, pada, dan kepada の使い分け

対義語

  • dari (〜から): 場所、時間、物事の出所や起点を表す。
    • Saya datang dari Jepang. (私は日本から来ました。)

5. 「kepada」のコロケーション

「kepada」と動詞を組み合わせたコロケーションを覚えて、自然なインドネシア語を話しましょう!

  • memberikan kepada ~(~に~を与える)
    • Saya memberikan buku kepada adik saya.(私は弟に本を与えました。)
  • mengatakan kepada ~(~に~と言う)
    • Dia mengatakan kepada saya bahwa dia akan pergi ke Bali.(彼は私にバリ島へ行くと言いました。)
  • mengirim kepada ~(~に~を送る)
    • Saya mengirim surat kepada nenek saya.(私は祖母に手紙を送りました。)

6. 「kepada」を使った例文

簡単な例文

  • Saya memberikan buku ini kepada adik. (私はこの本を弟にあげます。)

様々な例文

  • Saya mengirimkan surat kepada teman saya. (私は友達に手紙を送りました。)
  • Ibu memasak kue kepada anak-anaknya. (お母さんは子供たちにお菓子を作りました。)
  • Dia berbohong kepada saya. (彼は私に嘘をつきました。)
  • Bapak guru menjelaskan pelajaran kepada murid-murid. (先生は生徒たちに授業を説明しました。)
  • Saya mengucapkan terima kasih kepada Anda. (私はあなたに感謝を述べます。)

構文と文法の特徴

  • SVO + kepada + 人/方向

会話例

  • A: “Surat ini untuk siapa?” (この手紙は誰宛ですか?)
  • B: “Kepada Bapak Budi.” (ブディさんです。)

「kepada」は人以外にも、方向や団体にも使えます。

  • Dia berjalan menuju kepada cahaya. (彼は光の方へ歩きました。)
  • Pemerintah memberikan bantuan kepada korban bencana. (政府は被災者に支援を提供しました。)

7. 「kepada」の理解度チェック!クイズに挑戦

問題1「Saya memberikan hadiah ini ____ Ibu.」の空欄に当てはまる適切な語句を選んでください。

A. di
B. ke
C. kepada
D. dari

解答と解説を確認する

正解:

C. kepada
Saya memberikan hadiah ini kepada Ibu.
(私はこのプレゼントをお母さんに贈ります。)

🔍 解説

  • Saya → 私
  • memberikan → 与える / 贈る
  • hadiah ini → このプレゼント
  • ____ Ibuお母さんに(贈る)

「~にプレゼントを贈る」という表現には、受け取る相手を示す前置詞 「kepada」 を使います。
つまり、「Ibu(お母さん)」がプレゼントを受け取る対象なので、正しい答えは 「kepada」 になります。


他の選択肢の誤り

  • A. di → 「~で(場所)」を表すので不適切。
    例:Saya berada di sekolah.(私は学校にいます。)
  • B. ke → 「~へ(方向)」を表すが、人には通常使わない。
    例:Saya pergi ke rumah Ibu.(私はお母さんの家へ行きます。)
  • D. dari → 「~から(出発点)」を表すので不適切。
    例:Saya datang dari Jepang.(私は日本から来ました。)

「kepada」は「~に(対して)」という意味で、特に「人」に対して何かを与える時に使われます!

まとめ

この記事を通して「kepada」の理解が深まったでしょうか?ぜひ、色々な例文に触れて「kepada」を使いこなせるようになりましょう!

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実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
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詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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