インドネシアで働く日本人駐在員の皆さん、インドネシアのデジタル市場の動向を正しく把握していますか?
なんとなくの感覚で、tiktokを使う人が多いとかEコマースの可能性とはは……。
私も……同じような感じで……
今回は、2024年のインドネシアデジタル市場の最新トレンドと、今後の展望について、皆さんのデジタル戦略に役立つ情報を分かりやすく解説していきます!
この記事で紹介すること
- 2024年の今、インドネシアのデジタル市場でどのような盛り上がり・変化があるのか?
- インドネシアでのSNS・ソーシャルメディアの利用状況や変化
- 今後、デジタル市場を活用していく注目ポイント
インドネシアデジタル市場2024:主要データ
まずは、2024年初頭のインドネシアデジタル市場の主要データを見ていきましょう。
項目 | データ |
---|---|
総人口 | 2億7,870万人 |
インターネットユーザー数 | 1億8,530万人 |
インターネット普及率 | 66.5% |
ソーシャルメディアユーザー数 | 1億3,900万人 |
ソーシャルメディア普及率 | 49.9% |
モバイル接続数 | 3億5,330万件 |
モバイル接続普及率(モバイル接続数/総人口) | 126.8% |
(出所: DataReportal – Digital 2024: Indonesia)
インドネシアのインターネット&ソーシャルメディア利用状況
インドネシアでは、2024年初頭時点で、人口の約3分の2に当たる1億8,530万人がインターネットを利用しています。
これは、前年同期比で150万人増加しており、インドネシアのインターネットユーザーは増加傾向にあります。
また、ソーシャルメディアの利用も非常に活発で、人口の約半数に当たる1億3,900万人が利用しています。
これは、世界的に見ても非常に高い水準と言えるでしょう。
インドネシアで人気のソーシャルメディアプラットフォーム
インドネシアで特に人気のあるソーシャルメディアプラットフォームは、以下の通りです。
右の人数は各プラットフォームにおける広告を使用した場合の潜在的なリーチできる人数の総数を表しています。
ソーシャルメディアプラットフォーム | 広告の潜在的リーチ総数 |
---|---|
YouTube | 1億3,900万人 |
1億1,760万人 | |
TikTok | 1億2,680万人 |
1億90万人 | |
2,600万人 | |
X (旧Twitter) | 2,469万人 |
Facebook Messenger | 2,775万人 |
Snapchat | 205万人 |
以下は各プラットフォームにおける、月間の平均利用時間をまとめたものです。
※データは2023年7月1日-9月30日の調査結果を利用しています。
ソーシャルメディアプラットフォーム | 月間平均利用時間 |
---|---|
YouTube | 31時間28分 |
12時間56分 | |
TikTok | 38時間26分 |
16時間10分 | |
37分 | |
X (旧Twitter) | 6時間26分 |
Facebook Messenger | 54分 |
Snapchat | 1時間3分 |
26時間13分 |
(出所: DataReportal – Digital 2024: Indonesia)
YouTube、Facebook、TikTokが、インドネシアで特に人気のあるソーシャルメディアプラットフォームです。
これらのプラットフォームは、広告配信先としても非常に魅力的であり、多くの企業がマーケティング活動に活用しています。
インドネシアデジタル市場の注目すべきトレンド
2024年のインドネシアデジタル市場における注目すべきトレンドを3つご紹介します。
1. ライブコマースの急速な成長
インドネシアでは、近年、ライブコマースが急速に成長しています。
ライブコマースとは、ライブストリーミング動画を通じて商品を販売する手法です。
インドネシアでは、スマートフォンユーザーが多く、ソーシャルメディアの利用率も高いため、ライブコマースは非常に親和性が高いと言えます。
実際に、多くの企業がライブコマースに参入し、成功を収めています。
注目記事
TikTok インドネシア:売上80%がライブコマース経由
TikTok インドネシアにおいて、売上の8割がライブコマース経由であることが明らかになりました。インドネシアの消費者はライブコマースを好み、コメント欄での質問やクーポンコード発行などのインタラクティブな要素に惹きつけられています。TikTok Shopは中小企業の成長を支援しており、今後もライブコマースを通じてインドネシア経済に貢献していくと展望を示しています。
インドネシアのEコマース市場、2025年までに530億米ドル超えへ
インドネシアのEコマース市場は、2025年までに530億米ドルを超えると予測されており、その成長を牽引するのがデジタルネイティブ世代です。
インドネシアの人口増加、インターネット普及率の向上、そしてデジタル決済の増加がこの成長を後押ししています。
一方で、デジタルリテラシーの格差や物流インフラの課題も依然として残っており、これらの課題を克服することが、持続的な成長には不可欠です。
2. デジタル決済の普及
上記のグラフからも分かる通り、デジタル決済の取引額が急激に拡大しています。
インドネシアでは、キャッシュレス化が進展しており、デジタル決済の利用が急速に普及しています。
特に、スマートフォンを使ったモバイル決済の利用率が高く、今後もさらなる成長が期待されています。
3. インフルエンサーマーケティングの重要性が高まっている
インドネシアでは、インフルエンサーの影響力が非常に大きく、インフルエンサーマーケティングの重要性が高まっています。
特に、若年層へのリーチを図るためには、インフルエンサーとのタイアップは欠かせません。
今後3年間のインドネシアデジタル市場予測
インドネシアのデジタル市場は、今後3年間も、さらに成長を続けると予想されています。
特に、以下の3つの分野において、大きな成長が期待されています。
1. Eコマース市場の拡大
インドネシアのEコマース市場は、今後も拡大を続けると予想されています。
特に、スマートフォンやインターネットの普及が進むにつれて、オンラインショッピングを利用する人がますます増えると見込まれています。
2. デジタル広告市場の成長
インドネシアのデジタル広告市場は、今後も高い成長率を維持すると予想されています。
特に、スマートフォン広告市場は、世界的に見ても高い成長率を示しており、多くの企業が注目しています。
3. スタートアップ企業への投資増加
インドネシアでは、近年、スタートアップ企業への投資が活発化しています。
特に、フィンテック、Eコマース、ヘルステックなどの分野において、多くのスタートアップ企業が誕生しており、今後の成長が期待されています。
まとめ:インドネシアのデジタル市場は、企業にとって大きなチャンス!
今回は、インドネシアのデジタル市場の現状と今後について解説しました。
インドネシアのデジタル市場は、世界的に見ても大きな成長を遂げており、今後もさらなる拡大が期待されています。
この巨大な市場を制覇するためには、インドネシアのデジタル市場のトレンドをしっかりと把握し、最適なデジタル戦略を策定していくことが重要です。
本記事が、インドネシアで活躍する日本人駐在員の皆さんのデジタル戦略策定の一助となれば幸いです。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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