もう迷わない!インドネシア語の否定形「tidak」と「bukan」の使い分け徹底解説

もう迷わない!インドネシア語の否定形「tidak」と「bukan」の使い分け徹底解説

インドネシア語には「tidak」と「bukan」という二つの否定の言葉がありますが、「この二つ、どう使い分けるればいいんですか…?」

どちらも日本語にすると「〜ない」という意味になるので、ついつい混同してしまいがち。でも実は、この二つにははっきりとした使い分けのルールがあるんです。そして、この違いをきちんと理解しておくことは、インドネシア語で自分の考えを正確に伝えたり、相手の話を正しく理解したりするために、とても重要になってきます。

基本的な違いを少しだけお伝えすると、tidak」は主に動詞(〜しない)や形容詞(〜くない)を否定するとき、「bukan」は主に名詞(〜ではない)や代名詞(それ・彼/彼女ではない)を否定するときに使われる、というルールがあります。

この記事では、そんな「tidak」と「bukan」の使い分けについて、ややこしい専門用語は使わずに、インドネシア語初心者の方にも「なるほど!」と思っていただけるように、基礎からじっくり丁寧に解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、

  • tidak」と「bukan」の基本的なルールの違い
  • どんな時にどちらを使えばいいのか(具体的な例文つき!)
  • 間違いやすいポイントと覚え方コツ

がスッキリ整理できて、「もう迷わない!」と自信を持って使い分けられるようになっているはずです。

さあ、一緒に「tidak」と「bukan」の違いをマスターして、もっともっとインドネシア語でのコミュニケーションを楽しんでいきましょう!✨

目次

超基本!「tidak」と「bukan」の使い分けルール ✨ まずはここから!

インドネシア語の勉強を始めたばかりのころ、「〜じゃない」って言いたいのに、「あれ? tidak だっけ? bukan だっけ?」って迷っちゃうこと、ありますよね😊 どちらも日本語では「〜ではない」と訳せることがあるので、混乱しやすい違いです。

でも、ご安心ください! この2つの使い分け、実はとってもシンプルなんです。
ここでインドネシア語否定表現の基本ルールをしっかり押さえて、自信を持って使い分けられるようになりましょう!

一番大切なのは、「何を」否定したいか、つまり否定する言葉の種類(品詞)で使い分けることです。

tidakとbukanの使い分けのポイント

  • tidak は、主に動き(動詞) や 様子(形容詞) を否定するときに使います。
  • bukan は、主にモノや人(名詞) や それ(代名詞) を否定するときに使います。

それぞれ、もう少し詳しく見ていきましょうね。

「tidak」を使うのはどんなとき? → 動き(動詞)や様子(形容詞)を否定!

まず tidak から見ていきましょう。
tidak は、「(〜し)ない」 と動作を否定したり、「(〜で)ない」「〜くない」 と状態や性質を否定したりするときに使います。

例えば、「食べない」とか「暑くない」のように、動詞 や 形容詞 の意味を打ち消したいときに登場するのが tidak です。

イメージ:
その動作や状態に「-(マイナス)」をつけて打ち消す感じ!

英語のヒント:
英語を学習したことがある方なら、”do not (don’t)” や “is not (isn’t) + 形容詞” のイメージに近いと感じるかもしれません。(※あくまでヒントです)

例文を見てみよう!

  • 動詞 の否定:
    • Saya tidak makan.
    • (私は 食べません。)
    • 解説:「食べる (makan)」という動き(動詞) を否定していますね。
  • 形容詞 の否定:
    • Kamar ini tidak besar.
    • (この部屋は 大きくありません。)
    • 解説:「大きい (besar)」という様子(形容詞) を否定しています。

このように、動詞 や 形容詞 を否定したいときは tidak を使います。

「bukan」を使うのはどんなとき? → モノや人(名詞)や「それ」(代名詞)を否定!

次に bukan です。
bukan は、「(〜では)ない」 と、人や物事について「それそのものではない」と否定するときに使います。

例えば、「これは本じゃない」とか「彼は学生じゃない」のように、名詞 や 代名詞 (「私」「あなた」「これ」「あれ」など)を指して「それとは違うよ!」と言いたいときに使うのが bukan です。

イメージ:
「A  B」(AとBはイコールではない)という感じ!

英語のヒント:
こちらも英語で考えると、”is not (isn’t) + 名詞 / 代名詞” の感覚と似ています。(※これもあくまでヒントです)

例文を見てみよう!

  • 名詞 の否定:
    • Ini bukan buku.
    • (これは 本ではありません。)
    • 解説:「本 (buku)」というモノ(名詞) を否定しています。
  • 名詞 の否定(人):
    • Dia bukan guru.
    • (彼は/彼女は 先生ではありません。)
    • 解説:「先生 (guru)」という人(名詞) を否定しています。

このように、「〇〇ではない」と名詞代名詞そのものを否定したいときは bukan を選びましょう。

ルールをおさらい!これで迷わない!

どうでしょう? tidak と bukan の基本的な違い、クリアになりましたか?😊

  • 動き(動詞)・様子(形容詞) の否定 → tidak (イメージ:-)
  • モノ・人(名詞)・それ(代名詞) の否定 → bukan (イメージ:≠)

この基本ルールさえ覚えておけば、インドネシア語否定表現で迷うことがぐっと減りますよ!


【詳しく解説】「tidak」はいつ使う?例文でマスター

基本ルールが分かったところで、次はそれぞれの使い方をもっと詳しく見ていきましょう!まずは**「tidak」の出番です。
「tidak」は、動詞や
形容詞を否定するときに使うんでしたね。具体的にどんな文法で、どんな例文**があるのか、一緒にマスターしましょう♪

1. 「~しない」と言いたいとき【動詞の否定】

「食べない」「行かない」「分からない」など、動作や行為を否定したいときは、動詞の前に「tidak」を置きます。ルールはとってもシンプル!

【基本ルール】 tidak + 動詞

例文を見てみましょう!

  • Saya tidak mengerti.
    • (私は理解していません / 分かりません)
    • 旅行中やレッスン中、分からない時に使える必須フレーズですね! mengerti は「理解する」という動詞です。
  • Dia tidak datang.
    • (彼は来ません)
    • 友達との待ち合わせなどで使えそうです。datang は「来る」という動詞
  • Kami tidak makan daging babi.
    • (私たちは豚肉を食べません)
    • インドネシアはイスラム教徒の方が多いので、食文化について話す時に使えるかもしれません。makan は「食べる」という動詞
  • Mereka tidak tidur di sini.
    • (彼らはここで寝ません)
    • tidur は「寝る」という動詞です。

このように、動詞の前に「tidak」をポンッと置くだけで、「~しない」という否定文が作れます。簡単ですよね!😊

2. 「~ではない」「~くない」と言いたいとき【形容詞の否定】

「おいしくない」「高くない」「暑くない」のように、物事の状態や性質(様子)を否定したいときも「tidak」を使います。この場合、「tidak」は形容詞の前に置きます。

【基本ルール】 tidak + 形容詞

例文を見てみましょう!

  • Makanan ini tidak enak.
    • (この食べ物はおいしくない)
    • 正直な感想を伝えたい時に…(でも、使う場面は少し気をつけたいですね😅)enak は「おいしい」という形容詞
  • Kamar ini tidak besar.
    • (この部屋は大きくない)
    • ホテルの部屋などについて話すときに使えそうです。besar は「大きい」という形容詞
  • Cuaca hari ini tidak panas.
    • (今日の天気は暑くない)
    • インドネシアは暑いイメージですが、高原など涼しい場所もありますよね。panas は「暑い」という形容詞
  • Tas itu tidak mahal.
    • (そのカバンは高くない)
    • お買い物中に値段について話すときに便利!mahal は「(値段が)高い」という形容詞

形容詞の否定も、形容詞の前に「tidak」を置くだけ。これで「~は○○ではない」「〜は○○くない」という表現ができますね!

否定したいもの使い方意味
動詞tidak + 動詞tidak makan (食べない)〜しない
形容詞tidak + 形容詞tidak enak (美味しくない)〜ではない、〜くない

3. 【応用編】「できない」「したくない」など【助動詞との組み合わせ】

「tidak」は、bisa(できる)、mau(したい、欲する)、perlu(する必要がある)といった助動詞と組み合わせて使うこともよくあります。これもルールは同じで、助動詞の前に「tidak」を置くだけです!

  • Saya tidak bisa berbahasa Indonesia.
    • (私はインドネシア語を話せません)
    • 学習中によく使うフレーズかもしれませんね。でも、きっとすぐに Saya bisa! (私はできます!) と言えるようになりますよ!✨
  • Anak itu tidak mau makan sayur.
    • (その子はどうしても野菜を食べたがらない / 食べたくない)
    • mau は「~したい」という意思を表すので、tidak mau は「したくない」という意味になります。
  • Anda tidak perlu khawatir.
    • (あなたは心配する必要はありません)
    • 優しい一言ですね。perlu は「~する必要がある」なので、tidak perlu は「~する必要はない」となります。

まとめ:「tidak」は「動詞」と「形容詞」(そして助動詞も)の否定!

ここまで見てきたように、「tidak」は主に動詞形容詞の前に置いて、その意味を否定する役割を持っています。

  • 動詞を否定: tidak + 動詞 → 「~しない」
  • 形容詞を否定: tidak + 形容詞 → 「~ではない、~くない」

まずはこの基本ルールをしっかり押さえておけば、インドネシア語否定表現の第一歩はバッチリです!👍

「じゃあ、『bukan』はいつ使うの?」と思ったあなた、素晴らしい疑問です!次は「bukan」の使い方を詳しく解説しますので、お楽しみに♪ まずは「tidak」の使い方を、例文と一緒に声に出して練習してみてくださいね。


【詳しく解説】「bukan」はいつ使う?例文でマスター

お待たせしました!次はもう一つの否定形、「bukan」の使い方を詳しく見ていきましょう。
bukan」は、基本的に名詞代名詞を「〜ではありません」と否定するときに使うんでしたね。「AはBではない (A ≠ B)」というイメージを持つと分かりやすいかもしれません。

具体的にどんな場面で使うのか、たくさんの例文と一緒にマスターしていきましょう!

1. 名詞を「〜ではありません」と否定するとき

一番よく使われるのが、名詞を否定するパターンです。「これはペンではありません」「彼は学生ではありません」のように、人や物の名前、職業などを否定したいときに「bukan」を使います。

【基本ルール】 bukan + 名詞

例文を見てみましょう!

  • Ini bukan kamus saya.
    • (これは私の辞書ではありません。)
    • kamus (辞書) という名詞を否定していますね。
  • Dia bukan guru.
    • (彼は先生ではありません。)
    • guru (先生) という名詞(職業)を否定しています。
  • Saya bukan orang Jepang.
    • (私は日本人ではありません。)
    • orang Jepang (日本人) という名詞句(名詞のかたまり)を否定しています。
  • Itu bukan masalah besar.
    • (それは大きな問題ではありません。)
    • masalah besar (大きな問題) という名詞句を否定しています。
  • Ini bukan meja, tapi kursi.
    • (これは机ではなく、椅子です。)
    • meja (机) を否定し、tapi (しかし/でも) を使って kursi (椅子) であることを示しています。このように、何かを否定して別のものを提示するときにも「bukan」はよく使われます。

このように、「bukan」は「〜という名詞(もの・人・こと)ではない」と、種類や属性をはっきり否定したいときに活躍します。

2. 代名詞を「〜ではありません」と否定するとき

「私」「あなた」「これ」「あれ」のような代名詞否定するときも「bukan」を使います。「それは私ではありません」「犯人は彼ではありません」といった言い方ですね。

【基本ルール】 bukan + 代名詞

例文を見てみましょう!

  • Itu bukan dia.
    • (それは彼/彼女ではありません。)
    • dia (彼/彼女) という代名詞を否定しています。誰かを指して「その人じゃないよ」と言うイメージです。
  • Yang ini bukan punya saya.
    • (これは私のものではありません。)
    • punya saya (私のもの) という所有を表す代名詞的な句を否定しています。Yang ini は「これ」という意味でよく使われます。
  • Bukan saya yang mengambil.
    • (取ったのは私ではありません。)
    • 文頭に来ることもあります。saya (私) という代名詞を強調して否定していますね。
  • Yang ini bukan?
    • (これじゃないの?)
    • 文末に「?」が付くと、相手に確認したり同意を求めたりする疑問文になります。「これじゃないですか?」というニュアンスで、会話でよく使われるインドネシア語表現ですよ♪

このように、特定の場所などを指す代名詞否定するときにも「bukan」が使われます。

【ちょっとステップアップ】こんな「bukan」もあるんです

実は「bukan」は、名詞や代名詞以外にも、数詞特定のフレーズの前で使われることもあります。これは少し応用的な使い方なので、初心者の方は「へぇ、こんな言い方もあるんだな」くらいに思っておけば大丈夫ですよ!

  • Bukan hanya itu…
    • (それだけではなく…)
    • hanya (だけ) という副詞的な言葉の前について、「〜だけではない」という意味を作ります。
  • Bukan main cantiknya!
    • (なんてきれいなんだ!/並大抵ではない美しさ!)
    • main (遊ぶ、主な) という言葉の前について、「並大抵ではない」「すごい」といった強調の意味を表します。感嘆文で使われることが多いです。

これらの使い方は、少しインドネシア語に慣れてきてから、また詳しく見ていきましょうね♪


まとめ:「bukan」は「名詞」と「代名詞」の否定!

今回は、「bukan」の基本的な使い方例文と一緒に解説しました。

  • 名詞を「〜ではありません」と否定するとき
  • 代名詞を「〜ではありません」と否定するとき

この2つのパターンが「bukan」の主な役割です。「AはBではない (A ≠ B)」のイメージ、掴めましたか?

さて、「tidak」と「bukan」、それぞれの使い方が分かってきたところで、次は初心者さんが特に間違いやすいポイントと、しっかり使い分けるための覚え方コツを見ていきましょう!


tidak と bukan、ココが難しい!混乱しやすいポイントと覚え方のコツ

「tidak」と「bukan」の基本的なルールと使い方は分かりましたね!でも、インドネシア語の勉強を始めたばかりのとき、「分かったつもりでも、いざ使おうとすると迷っちゃう…」なんてこと、ありますよね。分かります!多くの学習者さんが同じように悩むポイントなんです。

でも大丈夫!このセクションでは、初心者さんが間違いやすいポイントを整理して、スッキリ解決するための覚え方コツを伝授しますね。

初心者がつまずきやすい「tidak」と「bukan」の壁

まず、なぜ「tidak」と「bukan」の使い分け混乱しやすいのか、その原因を探ってみましょう。

  1. 日本語の「〜ではない」に引きずられちゃう?
    日本語だと「~ではない」という否定の言い方は一つですが、インドネシア語では否定したい言葉の種類(品詞)によって「tidak」と「bukan」を使い分ける必要があります。この「使い分け」という概念自体が、初心者にとって最初の壁になりやすいんです。
  2. 名詞? 形容詞? 動詞? 品詞の判断が難しい!
    基本ルール(「bukan」は名詞・代名詞を否定、「tidak」は形容詞・動詞を否定)は分かっても、「この単語は名詞?形容詞?」と迷ってしまうことがありますよね。特に、日本語とインドネシア語では品詞の感覚が少し違う単語もあったりします。
  3. 英語の “no” と “not” と似てる? 違う?
    英語を勉強したことがある方は、「”no” と “not” の使い分けに似ている?」と感じるかもしれません。これは良い気づき!ですが、完全に同じではないので、かえって混乱してしまうこともあります。

英語の “no” と “not” をヒントにしてみよう!(※注意点あり)

英語の知識が少しでもあるなら、それをヒントにするのも一つの手です。ただし、あくまで比較のための「ヒント」として捉えてくださいね。ざっくりとですが、以下のように考えてみるとイメージしやすいかもしれません。

  • bukan ≒ no (+名詞) / not (+名詞/代名詞)
    • Ini bukan buku. (This is not a book. / これは本ではない。)
    • Dia bukan dokter. (He is not a doctor. / 彼は医者ではない。)
    • ポイント:「本(buku)」や「医者(dokter)」といった名詞を否定しています。
  • tidak ≒ not (+動詞/形容詞)
    • Saya tidak makan. (I do not eat. / 私は食べない。)
    • Dia tidak cantik. (She is not beautiful. / 彼女は美しくない。)
    • ポイント:「食べる(makan)」という動詞や「美しい(cantik)」という形容詞を否定しています。

【⚠️注意!】
この比較は、あくまでインドネシア語の tidak と bukan の違いを理解するヒントです。英語の “not” は名詞も形容詞も動詞も否定できますが、インドネシア語では明確に使い分けが必要です。
bukan は名詞・代名詞(=物・人・それ)を『それじゃない!』と否定」、「tidak は動詞・形容詞(=動き・様子)を『そうじゃない』と否定」というインドネシア語のルールをしっかり覚えることが大切です!

実践!「〇〇は△△ではない」構文で練習してみよう!

理屈が分かったら、次は実践あるのみ!「〇〇は△△ではない (〇〇 bukan/tidak △△)」というシンプルな文法で、△△に入る言葉の品詞を判断して「bukan」か「tidak」を選ぶ練習をしてみましょう。

練習ステップ:

  1. ステップ1:△△に入る言葉の種類(品詞)を考える
    • 例:「これはペンではない。」 → △△は「ペン (pena)」。これは物の名前なので【名詞】。
    • 例:「この料理は美味しくない。」 → △△は「美味しい (enak)」。これは味の状態を表すので【形容詞】。
    • 例:「彼は学校へ行かない。」 → △△は「行く (pergi)」。これは動作なので【動詞】。
  2. ステップ2:ルールに従って bukan か tidak を選ぶ
    • 【名詞】や【代名詞】を否定するなら → bukan
    • 【形容詞】や【動詞】を否定するなら → tidak
  1. Ini ___ pena. (これはペンではない。)
  2. Masakan ini ___ enak. (この料理は美味しくない。)
  3. Dia ___ pergi ke sekolah. (彼は学校へ行かない。)
  4. Dia ___ mahasiswa. (彼女は学生ではない。)
  5. Saya ___ lelah. (私は疲れていない。)
正解と解説を確認する

答え:

  1. bukan (pena = 名詞)
  2. tidak (enak = 形容詞)
  3. tidak (pergi = 動詞)
  4. bukan (mahasiswa = 名詞)
  5. tidak (lelah = 形容詞)

どうでしたか?この練習を繰り返すと、自然と判断できるようになりますよ!


【画像案:品詞と否定詞の対応表】

  • 品詞(名詞・代名詞/形容詞・動詞)と、対応する否定詞(bukan/tidak)をまとめたシンプルな表。
    • | 否定する言葉の種類 | 使う否定詞 | 例 (△△の部分) |
    • | :——————————- | :——— | :————————– |
    • 名詞 (物の名前、人の名前など) | bukan | buku (本), guru (先生) |
    • 代名詞 (私、あなた、これなど) | bukan | saya (私), ini (これ) |
    • 形容詞 (状態や性質) | tidak | cantik (美しい), mahal (高い) |
    • 動詞 (動作や行為) | tidak | makan (食べる), tidur (寝る) |
    • 副詞 (程度や様子) ※ | tidak | begitu (そんなに) |
    • ※副詞の否定は少し応用的なので、まずは名詞・代名詞 vs 形容詞・動詞の使い分けをマスターしましょう!

これでバッチリ!覚え方の必殺技 (コツ)

理屈は分かったけど、もっとパッと判断したい!というあなたへ、覚えやすいコツをいくつかご紹介します。自分に合うものを見つけてみてくださいね!

  1. イメージで捉える!
    • Bukan:「それそのものではない!」と対象を指差して明確に区別するイメージ。 (≠)
      • 「それは猫?」「ううん、犬じゃない (Bukan anjing.)」のように、「AかBか」をはっきりさせる感じ。
      • イラスト案:人が猫を指差して「犬じゃない!(Bukan anjing!)」と言っている
    • Tidak:「(状態や動作が)そうではない」と性質や行動を打ち消すイメージ。 (-)
      • 「疲れた?」「ううん、疲れてない (Tidak lelah.)」のように、「どういう状態・行動か」を否定する感じ。
      • イラスト案:人が美味しくなさそうな料理を見て「美味しくない… (Tidak enak…)」とつぶやいている

【補足】日常会話でよく聞く “gak” ってなに?

最後に、インドネシア語の日常会話でよく耳にするかもしれない “gak” (または “nggak”) について、軽く触れておきますね。

  • “gak” は “tidak” のとってもカジュアルな言い方です。友達や家族など、親しい間柄での会話でよく使われます。(例:Tidak apa-apa → Gak apa-apa / 大丈夫だよ)
  • フォーマルな場面や書き言葉では、基本的に “tidak” を使います。
  • “bukan” のカジュアルな言い方としては使われません。ここも違いのポイントですね!

今回は tidak と bukan の使い分けがメインテーマなので、”gak” については「へぇ、そういう言い方もあるんだな」くらいに留めておいて大丈夫です。まずは基本の tidak と bukan のルールをしっかり身につけることを優先しましょう!

これで、tidak と bukan の使い分け間違いやすいポイントと、その覚え方コツはバッチリですね! 次は、本当に理解できたか、簡単な練習問題で力試ししてみましょう!


理解度チェック!簡単な練習問題 📝

さて、ここまでインドネシア語否定形「tidak」と「bukan」の使い分けについて、じっくり見てきましたね!😊

「なるほど、そういう違いだったのか!」と納得できたでしょうか?
ここで、学んだ内容がしっかり身についているか、簡単なクイズ形式の練習問題理解度チェックをしてみましょう!

下の文の( )の中に、「tidak」と「bukan」のどちらが入るか、考えてみてくださいね。気軽にチャレンジしてみましょう!✨


【クイズ 第1問】
Dia ___ mahasiswa.
(彼は大学生ではありません。)
(画像案: 学生帽のアイコン)

【クイズ 第2問】
Saya ___ suka durian.
(私はドリアンが好きではありません。)
(画像案: ドリアンのイラストに「×」マーク)

【クイズ 第3問】
Kopi ini ___ panas.
(このコーヒーは熱くありません。)
(画像案: 湯気が出ていないコーヒーカップのイラスト)

【クイズ 第4問】
Itu ___ buku saya.
(それは私の本ではありません。)
(画像案: 本のアイコンに「?」マーク)


さあ、どうでしたか? すらすら解けましたか?
下にスクロールして、答えと解説を確認してみましょう!👇


解答と解説 ✨

(画像案: 「正解!」と書かれたリボンや、キラキラ光る星のイラスト)

全問正解できた方も、ちょっと迷ってしまった方も、ここでもう一度「tidak」と「bukan」の使い分けルールをおさらいしましょう!

【第1問】 の答え:bukan

Dia bukan mahasiswa.
(彼は大学生ではありません。)

解説: 正解は bukan です! なぜなら、「mahasiswa(大学生)」は【名詞】だからです。思い出してくださいね、名詞を否定するときは bukan を使うんでしたよね。

【第2問】 の答え:tidak

Saya tidak suka durian.
(私はドリアンが好きではありません。)

解説: 正解は tidak です! 「suka(好き)」は【動詞】(または状態を表す形容詞的な働き)です。動詞や形容詞を否定するときは tidak を使います。「好き」という気持ちや状態を否定していますね。

【第3問】 の答え:tidak

Kopi ini tidak panas.
(このコーヒーは熱くありません。)

解説: 正解は tidak です! 「panas(熱い)」は【形容詞】ですね。物の状態や性質を表す形容詞を否定する場合も tidak の出番です。

【第4問】 の答え:bukan

Itu bukan buku saya.
(それは私の本ではありません。)

解説: 正解は bukan です! 「buku saya(私の本)」は「本」という【名詞】を含んだかたまり(名詞句)です。このように、名詞や名詞句を否定するときは bukan を選びましょう。「私の本」という「モノ」そのものを否定しています。


この練習問題を通して、インドネシア語の「tidak」と「bukan」の使い分けはバッチリになりましたか?
もし間違えちゃった問題があっても大丈夫! このクイズが、ルールを再確認する良いきっかけになったなら嬉しいです。繰り返し使って、自然に使い分けられるようになりましょうね!😊


まとめ:これであなたもtidak/bukanマスター!

さて、ここまでインドネシア語否定形「tidak」と「bukan」の使い分けについて、たくさんの例文覚え方コツと一緒に見てきましたが、いかがでしたか? 最初はちょっとややこしく感じた違いかもしれませんが、ポイントを押さえればもう迷うことはありませんよ!

今回の記事のまとめとして、一番大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • tidak は 動詞 や 形容詞 の前に置いて、「~しない」や「~ではない(状態や性質)、~くない」を表します。(イメージ:-)
    • 例:Saya tidak mengerti. (私は理解しません。)
    • 例:Kamar ini tidak besar. (この部屋は大きくないです。)
  • bukan は 名詞 や 代名詞 の前に置いて、「~ではない(人や物、事柄)」を表します。(イメージ:≠)
    • 例:Ini bukan buku saya. (これは私の本ではありません。)
    • 例:Dia bukan orang Jepang. (彼は日本人ではありません。)

この基本的な文法ルールをしっかり覚えておけば、大丈夫!

tidak」と「bukan」を正しく使い分けられるようになると、あなたのインドネシア語はぐっと自然になり、ネイティブスピーカーにも「おっ!」と思われるような、より正確な表現ができるようになります。コミュニケーションもスムーズになって、インドネシア語で話すのがもっともっと楽しくなりますよ♪

インドネシア語学習の道は、新しい発見の連続ですよね。今回の「tidak」と「bukan」のように、初心者がつまずきやすいポイントも、一つ一つクリアしていくことで、確実にステップアップできます。もし間違えてしまっても、全然気にしないでくださいね! 間違いは、上達するための大切なヒントです。

焦らず、楽しみながら、あなたのペースでインドネシア語学習を続けていきましょう。この記事が、あなたの「tidak」と「bukan」の違い使い分けの理解の助けになれば、とても嬉しいです。これからも一緒に頑張りましょう!応援しています!

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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集

実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

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