
インドネシア語の勉強、楽しんでいますか?😊 単語やフレーズは覚えてきたけれど、「もっと自然に話したい!」「微妙なニュアンスを伝えたい!」と感じている方も多いのではないでしょうか。



そんなあなたのインドネシア語レベルを次のステージへ引き上げてくれる魔法の言葉、それが今回のテーマ「接続詞」です!✨



インドネシア語の接続詞って似たような表現があったり、カジュアルな表現はいくつか覚えたんですが…ニュースみたいに記事だったり、フォーマルな表現が全然違ったりして、なんとなく苦手です…



心配いりません!この記事で紹介する接続詞を覚えれば、あなたのインドネシア語表現を豊かにし、よりコミュニケーションを円滑にすることができますよ。
この記事では、インドネシア語の接続詞について、以下の点を分かりやすく解説します。
- ✅ 日常会話で頻出の基本接続詞:まずはこれだけ押さえればOK!
- ✅ 似ている接続詞の使い分け:「理由」「時間」「条件」など、ニュアンスの違いを徹底比較!
- ✅ すぐに使える豊富な例文:リアルな使い方をマスターして表現力アップ!
この記事を読めば、「接続詞って面白い!」「もっと使ってみたい!」と思えるはず。さあ、一緒にインドネシア語の接続詞の世界を探検し、あなたの表現力をレベルアップさせましょう!🚀






なぜ接続詞がインドネシア語学習のカギなの?
そもそも接続詞とは、「言葉と言葉」や「文と文」をつなぐ「橋渡し役」のこと。日本語の「でも」「だから」「~の時」のように、話の流れを自然にするために不可欠ですよね。
インドネシア語でも接続詞は全く同じ役割。もし接続詞がなければ、会話は「単語 可愛い 高い」「雨 降った 中止」のようにブツ切れで、意図が伝わりにくくなってしまいます😅
接続詞を上手に使えるようになると…
- ✨ 文章や会話の流れがスムーズに
- ✨ 理由、結果、逆接などを明確に伝えられる
- ✨ 表現の幅が広がり、より自然なコミュニケーションが可能に
このように、接続詞のマスターは、インドネシア語のコミュニケーション能力を向上させる上で非常に重要なステップなのです。
まずは基本!使用頻度【高】の必須接続詞5選
インドネシア語の会話や文章で、特によく使われる基本接続詞が5つあります。これらをマスターするだけで、表現力が格段にアップしますよ!日常会話で頻出するこれらの接続詞の意味と使い方を、簡単な例文と一緒に覚えましょう♪
1. dan (~と、そして)
英語の “and” にあたる、最も基本的な接続詞。「~と」「そして」という意味で、単語や文を並列につなぎます。
- 意味: ~と、そして
- 使い方: 名詞、形容詞、動詞、文などを対等につなぎます。
例文:
Saya suka nasi goreng dan sate ayam.
(私はナシゴレンと鶏肉のサテが好きです。)
Dia cantik dan pintar.
(彼女は美しい、そして賢いです。)
Kemarin saya pergi ke toko buku dan membeli kamus baru.
(昨日、私は本屋へ行って、そして新しい辞書を買いました。)


2. atau (~か、または)
英語の “or” にあたる接続詞。「~か」「または」という意味で、選択肢を示すときに使います。疑問文でよく登場しますね。
- 意味: ~か、または
- 使い方: 2つ以上の選択肢を提示します。
例文:
Kamu mau minum kopi atau teh?
(あなたはコーヒーか紅茶、どちらを飲みたいですか?)
Liburan nanti mau ke Bali atau Lombok?
(今度の休暇はバリに行きますか、それともロンボクに行きますか?)


3. tapi / tetapi (しかし、でも)
英語の “but” にあたる接続詞。「しかし」「でも」という意味で、前の内容と反対のこと(逆接)を述べるときに使います。
- 意味: しかし、でも
- 使い方: 前の文の内容とは対照的な内容を続けます。
例文:
Saya mau ikut, tapi saya tidak punya waktu. (tapi: 口語的)
(私も参加したいです。でも、時間がありません。)
Masakan ini enak, tetapi sedikit pedas. (tetapi: やや硬い表現)
(この料理はおいしいです。しかし、少し辛いです。)


4. karena (なぜなら、~ので)
英語の “because” にあたる接続詞。「なぜなら」「~ので」という意味で、原因や理由を説明する際に最も一般的に使われます。
- 意味: なぜなら、~ので
- 使い方: 結果の文の後、または前に置いて理由を示します。
例文:
Saya tidak bisa tidur karena minum kopi terlalu banyak.
(コーヒーを飲みすぎたので、眠れません。)
Dia sedih karena dompetnya hilang.
(彼/彼女は財布をなくしたので、悲しんでいます。)


5. jadi (だから、それで)
英語の “so” や “therefore” に近い接続詞。「だから」「それで」という意味で、前の内容を受けて結果や結論を述べるときに使います。特に口語で非常によく使われます。
- 意味: だから、それで
- 使い方: 原因・理由を受けて、その結果どうなったかを示します。
例文:
Di luar hujan deras, jadi saya bawa payung.
(外は雨が激しいです。だから、傘を持っていきます。)
Dia belajar sangat rajin, jadi dia lulus ujian dengan mudah.
(彼はとても熱心に勉強しました。だから、簡単に試験に合格しました。)





まずはこの5つの基本接続詞 dan
, atau
, tapi/tetapi
, karena
, jadi
をしっかりマスターしましょう!これだけでも、あなたのインドネシア語はもっと自然で豊かになりますよ♪
接続詞の使い分け①:「理由・原因」を表す言葉
「~だから」「なぜなら~」と理由を説明したい時、インドネシア語にはいくつかの表現があります。ここでは、よく使われる karena
, sebab
, oleh karena itu / oleh sebab itu
の使い分けとニュアンスの違いを比較しながら見ていきましょう!
1. karena (なぜなら、~ので)
最も一般的で、話し言葉・書き言葉問わず幅広く使える接続詞。迷ったらまず karena
を使えばOK!ニュートラルな響きです。
- ニュアンス: 最も一般的、ニュートラル。日常会話からビジネスメールまで万能。
- 例文:
- Saya tidak bisa datang ke pesta karena sakit. (病気なのでパーティーに行けません。)
- Dia senang karena lulus ujian. (試験に合格したので嬉しいです。)
- Apakah kamu terlambat karena macet? (渋滞のせいで遅れたのですか?)


2. sebab (なぜなら、~ので)
karena
とほぼ同じ意味ですが、やや硬い印象があり、書き言葉で使われることが多いです。ニュース記事や公式な文書などで見かけます。
- ニュアンス:
karena
よりフォーマル、硬い響き。会話ではkarena
が一般的。 - 例文:
- Acara dibatalkan sebab hujan deras. (大雨のため、イベントは中止になりました。)
- Penerbangan ditunda sebab ada masalah teknis. (技術的な問題により、フライトは延期されました。)
3. oleh karena itu / oleh sebab itu (そういうわけで、したがって、だから)
前に述べた理由を受けて、結果や結論を強調する時に使います。文頭で使われることが多く、ややフォーマルな表現です。スピーチや報告書などに適しています。
- ニュアンス: 結果・結論を強調。文頭で使う。
karena
やsebab
よりフォーマル。 - 使い方:
(理由の文). Oleh karena itu / Oleh sebab itu, (結果の文).
- 例文:
- Hujan deras sepanjang malam. Oleh karena itu, beberapa jalan tergenang air. (一晩中大雨が降りました。そういうわけで、いくつかの道路が冠水しました。)
- Dia belajar dengan giat. Oleh sebab itu, nilainya bagus. (彼は熱心に勉強しました。したがって、彼の成績は良いのです。)
4. sehingga (結果として)
「sehingga」は、日本語で「~なので」「そのため」「結果として」「その結果~になる」という意味を持つ接続詞です。
ある出来事が原因で、別の出来事が結果として起こることを表します。英語では “so that” や “with the result that”、”hence” に相当します。
例文
- Bajunya diskon 50% sehingga saya membelinya dua. (服が50%割引だったので、2着買いました。)
- Perusahaan mengalami kerugian besar sehingga harus mengurangi karyawan. (会社は大きな損失を被ったので、従業員を減らさなければなりませんでした。)




まとめ:理由・原因を表す接続詞の使い分け
接続詞 | 意味 | ニュアンス・特徴 | よく使われる場面 | フォーマル度 |
---|---|---|---|---|
karena | ~ので、なぜなら | 最も一般的、話し言葉・書き言葉 OK | 日常会話、メール、SNS、一般的な文章 | 低 |
sebab | ~ので、なぜなら | やや硬い、書き言葉で使われることが多い | ニュース記事、お知らせ、改まった文章 | 中 |
oleh karena itu oleh sebab itu | そういうわけで、したがって、だから | 結果・結論を強調、文頭で使うことが多い、ややフォーマル | スピーチ、プレゼン、報告書、論文 | 高 |
まずは karena
を使いこなし、慣れてきたら文脈に合わせて他の接続詞も使ってみましょう!
接続詞の使い分け②:「時間」を表す言葉
「~の時」「~する間に」といった時間に関する表現も、似た意味の接続詞がいくつかあります。ketika
, saat
, waktu
, selama
, sementara
の使い分けとニュアンスの違いを見ていきましょう!
「~の時」を表す接続詞:ketika, saat, waktu
1. waktu:最も一般的で口語的
「~の時」を表す最も一般的で口語的な接続詞。日常会話で頻繁に使われ、特定の時点から期間まで幅広く「時」を表せます。迷ったら waktu
を使えば自然です。(名詞の「時間」の意味もあるので注意)
- ニュアンス: 広く使える「~の時」。口語的、日常会話の定番。
- 例文:
- Waktu saya tiba di stasiun, kereta sudah berangkat. (私が駅に着いた時、電車はもう出発していました。)
- Dia sering membantu saya waktu saya kesulitan. (私が困っていた時、彼はよく助けてくれました。)
- (参考:名詞) Punya waktu sebentar? (少し時間ありますか?)


2. ketika:特定の時点・時期を指す
「~の時」を意味し、特定の時点やある程度の期間を指します。比較的フォーマルですが、日常会話でも使われます。書き言葉でもよく見かけます。
- ニュアンス: 特定の時点・時期。ややフォーマル寄りだが、会話・書き言葉両方OK。
- 例文:
- Ketika saya masih kecil, saya sering bermain di taman ini. (私がまだ子供だった時、よくこの公園で遊んでいました。)
- Kami berteduh di warung ketika hujan turun deras. (雨が激しく降ってきた時、私たちはワルンで雨宿りしました。)
- Apa yang biasanya kamu lakukan ketika merasa sedih? (悲しい気持ちになった時、あなたは普段何をしますか?)


3. saat:「瞬間」に近いニュアンス
ketika
と同様に「~の時」ですが、より「瞬間」に近いニュアンスを持ちます。フォーマルな場面や書き言葉で好まれます。「まさにその時」という強調に。
- ニュアンス: 特定の瞬間、時点(
ketika
より瞬間的)。フォーマル、書き言葉寄り。 - 例文:
- Semua murid terdiam saat kepala sekolah masuk ke ruangan. (校長先生が部屋に入ってきた瞬間、生徒たちは皆静まり返りました。)
- Saya merasa sangat bahagia saat menerima kabar baik itu. (その良い知らせを受け取った時、私はとても幸せな気持ちになりました。)
- Mohon matikan ponsel Anda saat rapat berlangsung. (会議が行われている間は、携帯電話の電源をお切りください。)
比較表:ketika, saat, waktu の使い分け
接続詞 | 主な意味・ニュアンス | フォーマル度 | 口語/文語 | ポイント |
---|---|---|---|---|
ketika | 特定の時点・時期 | 中~高 | 両方 | やや硬めだが幅広く使える。 |
saat | 特定の瞬間、時点(ketikaより瞬間的) | 高 | 書き言葉寄り | フォーマルな場、「まさにその時」の強調に。 |
waktu | ~の時(広く使える) | 低 | 口語寄り | 最も一般的。日常会話で迷ったらコレ! |
「~の間」「~する一方で」を表す接続詞:selama, sementara
4. selama:「~の間」「~のうちに」
「selama」は、日本語で「〜の間」「期間」と訳されることが多いですが、実は二つのニュアンスがあります。
- 1. ~の間ずっと(during): ある期間全体を通して継続する動作や状態を表します。
- 例:
Selama liburan, saya pergi ke Bali.
(休暇中ずっと、私はバリ島に行きました。)
- 例:
- 2. ~の間のある時点(for, while): ある期間内のある時点、または断続的に行われる動作や状態を表します。
- 例:
Selama di Jakarta, saya bertemu teman lama.
(ジャカルタ滞在中、私は昔の友達に会いました。)
- 例:
例文:
Selama hujan, saya membaca buku.
(雨が降っている間ずっと、私は本を読みました。)Selama perjalanan, saya tidur.
(旅行中、私は寝ました。)


5. sementara:「~する間に」「~する一方で」(同時進行・対比)
こちらも「~する間に」ですが、selama
より少し硬い響き。二つの動作の同時進行を客観的に示したり、「~する一方で…」と対比させたりする時に使います。
- ニュアンス: ~する間に、~する一方で(同時進行、対比)。やや硬め。客観的な描写や対比に。
- 例文:
- Ibu memasak di dapur sementara ayah membaca koran di teras. (お母さんが台所で料理している間、お父さんはテラスで新聞を読んでいました。)
- Dia belajar bahasa Jepang sementara bekerja sebagai pemandu wisata. (彼は観光ガイドとして働く一方で、日本語を勉強しています。)
- Mohon tunggu sebentar sementara saya menyiapkan dokumennya. (私が書類を準備する間、少々お待ちください。)
比較表:selama, sementara の使い分け
接続詞 | 主な意味・ニュアンス | フォーマル度 | 口語/文語 | ポイント |
---|---|---|---|---|
selama | ~する間 | 低 | 口語寄り | ある期間内のある時点、または断続的に行われる動作や状態、ある期間全体を通して継続する動作や状態を表します。 |
sementara | ~する間に、~する一方で(同時進行、対比) | 中 | 両方 | 客観的な同時進行や、二つの事柄を対比させる時に。 |
時間に関する接続詞は、ニュアンスを掴んで使い分けることで、より細やかな表現ができますよ!
接続詞の使い分け③:「条件・仮定」を表す言葉 – もし~なら?を使いこなそう!
「もし~だったら…」と条件や仮定の話をする場面も多いですよね。インドネシア語にはニュアンスの違う言い方がいくつかあります。jika
, kalau
, bila
, apabila
, seandainya
, andaikan
の使い分けを見ていきましょう!
1. jika:一般的な「もし~なら」
条件や仮定を表す基本的な接続詞。比較的幅広い場面で使え、少しフォーマルな響きもあります。jika
は kalau
よりやや硬い表現です。
- ニュアンス: 基本的な「もし~なら」。ややフォーマル。会話・書き言葉両方OK。
- 例文:
- Jika ada waktu luang, saya mau membaca buku. (もし自由な時間があれば、本を読みたいです。)
- Jika hujan, acara piknik akan dibatalkan. (もし雨が降ったら、ピクニックは中止になります。)


2. kalau:会話で一番よく使う「もし~なら」&「~について言えば」
口語(話し言葉)で最もよく使われる「もし~なら」です。日常会話では kalau
が圧倒的に多いでしょう。カジュアルな場面で自然に聞こえます。
- ニュアンス: 口語的で非常に一般的。「もし~なら」の会話の基本。
- 例文 (条件・仮定):
- Kalau kamu lelah, istirahat saja dulu. (もし疲れているなら、まず休んでいいよ。)
- Kalau tidak mengerti, silakan bertanya. (もし分からなければ、どうぞ質問してください。)
- Kalau besok cerah, kita pergi ke pantai, yuk! (もし明日晴れたら、ビーチに行こうよ!)
- 例文 (話題転換):
- Kalau saya, lebih suka kopi daripada teh. (私について言えば、紅茶よりコーヒーが好きです。)
- Kalau soal harga, toko itu lebih murah. (値段のことなら、あのお店のほうが安いです。)


3. bila / apabila:よりフォーマルな「もし~なら」
jika
と似ていますが、さらにフォーマルな響きがあります。特に apabila
は改まった場面や書き言葉(お知らせ、契約書、スピーチなど)で使われます。
- ニュアンス:
jika
よりフォーマル。apabila
は特に硬い。書き言葉や公式な場で。 - 例文:
- Apabila terjadi keadaan darurat, harap hubungi nomor ini. (万が一緊急事態が発生した場合は、この番号にご連絡ください。)
- Bila memerlukan informasi lebih lanjut, silakan kunjungi situs web kami. (もしさらに情報が必要な場合は、当社のウェブサイトをご覧ください。)


4. seandainya / andaikan:「仮に~だとしたら」「万が一~なら」(仮定法)
実現可能性が低い仮定や、現実とは違う願望を表すときに使います。「もし~だったらなあ」という日本語の仮定法に近いニュアンスです。後悔や想像上の話にぴったり。
- ニュアンス: 仮定法(実現可能性低い、願望、後悔)。感情的。「もし~だったらなあ」感。
- 例文:
- Seandainya saya bisa terbang, saya ingin pergi ke bulan. (仮に私が飛べるとしたら、月に行ってみたいです。)
- Andaikan saya tahu nomor teleponnya, saya akan menghubunginya. (もし彼の電話番号を知っていたら、連絡するのに。)
- Seandainya waktu bisa diputar kembali… (もし時間を巻き戻せたらなあ…)
まとめ:条件・仮定の接続詞 使い分け比較表
接続詞 | 意味 | ニュアンス・フォーマル度 | 主な使用場面 | 実現可能性 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
jika | もし~なら | 標準的、ややフォーマル | 会話、書き言葉 | 普通 | 基本の「もし~なら」 |
kalau | もし~なら / ~について言えば | 口語的、非常に一般的 | 日常会話 | 普通 | 会話の基本。話題転換の意味にも注意! |
bila | もし~なら | jika よりフォーマル | 書き言葉、スピーチ | 普通 | やや改まった場面で |
apabila | もし~なら | フォーマル | 書き言葉、公式文書 | 普通 | 最もフォーマルな「もし~なら」 |
seandainya | 仮に~なら、万が一~なら | 仮定法(実現可能性低い、願望、後悔)、感情的 | 会話、書き言葉 | 低い | 「もし~だったらなあ」という気持ちを表現 |
andaikan | 仮に~なら、万が一~なら | seandainya とほぼ同じ | 会話、書き言葉 | 低い | seandainya と同様、仮定法的な使い方 |
使い分けのポイント
- 普段の会話 →
kalau
- 少し丁寧な場面、メール →
jika
- 公式な文章、お知らせ →
bila
/apabila
- 願望、後悔、ありえない仮定 →
seandainya
/andaikan
これらの使い分けで、表現のニュアンスを豊かにしましょう!
接続詞の使い分け④: 逆説「しかし」「だけれども」「でも」
1. tapi / tetapi (しかし、でも)
英語の “but” にあたる接続詞。「しかし」「でも」という意味で、前の内容と反対のこと(逆接)を述べるときに使います。
- 意味: しかし、でも
- 使い方: 前の文の内容とは対照的な内容を続けます。
例文:
Saya mau ikut, tapi saya tidak punya waktu. (tapi: 口語的)
(私も参加したいです。でも、時間がありません。)
Masakan ini enak, tetapi sedikit pedas. (tetapi: やや硬い表現)
(この料理はおいしいです。しかし、少し辛いです。)


2. namun:「しかし」「けれども」「だが」
namun
は、前の文の内容を受けて、反対の内容や予想外の結果を導くときに使う接続詞です。
namun
は、日常会話で頻繁に使われる tapi
(tetapi
の短縮形)と比べると、少し硬い、フォーマルな響きを持つのが特徴です。
- 文語(書き言葉)でよく使われる
- フォーマルなスピーチやプレゼンテーションなどで使われる
- ニュース記事や論文など、改まった文章で見かけることが多い
Cuaca hari ini sangat cerah. Namun, saya memutuskan untuk tetap di rumah saja.
(今日の天気はとても晴れている。しかし、私は家にいることにした。)
3. meskipun / walaupun (~だけれども、~にもかかわらず)
前の事柄から予想される結果とは異なることを述べる「譲歩」を表します。meskipun
と walaupun
はほぼ同じ意味で、どちらを使ってもOKです。
- ニュアンス: 譲歩。「~なのに」「~だけれど」。
- 例文:
- Meskipun lelah, dia tetap tersenyum. (疲れているにもかかわらず、彼女は笑顔のままでした。)
- Walaupun harganya mahal, saya tetap ingin membelinya. (値段が高いけれども、私はやはりそれを買いたいです。)


tetapi, namun使い分けのイメージ
特徴 | namun | tetapi |
---|---|---|
主な位置 | 文頭 | 文中 |
ニュアンス | 強調、改まった感じ、フォーマル | 一般的、ややカジュアル(tapi はもっと) |
主な用途 | 書き言葉、フォーマルなスピーチ、ニュース記事 | 書き言葉、話し言葉(丁寧)、日常会話(tapi ) |
例文 | Namun, dia tidak datang. | Dia pintar, tetapi malas. |
接続詞の使い分け⑤: 順接 「そして」「それから」
1. lalu / kemudian (それから、次に)
時間的な順序を示します。kemudian
の方が lalu
より少しフォーマル。
- lalu (ラル): 話し言葉・書き言葉両方OK。
- kemudian (クムディアン): ややフォーマル。ニュースや硬い文章で。
- 例文:
- Saya bangun pagi, lalu minum kopi. (私は朝起きて、それからコーヒーを飲みました。)
- Dia membaca buku sebentar, kemudian tidur. (彼は少し本を読んで、次に寝ました。)


2. dan (~と、そして)
英語の “and” にあたる、最も基本的な接続詞。「~と」「そして」という意味で、単語や文を並列につなぎます。
「dan」は単純な並列だけでなく、以下のようなニュアンスも表現できます。
- 並列: Saya makan nasi dan minum air. (私はご飯を食べ、水を飲みました。)
- 時間の流れ: Saya bangun pagi dan mandi. (私は朝起きて、シャワーを浴びました。)
- 軽い因果関係: Dia belajar keras dan lulus ujian. (彼女は一生懸命勉強し、試験に合格しました。)


3. jadi (だから、それで)
英語の “so” や “therefore” に近い接続詞。「だから」「それで」という意味で、前の内容を受けて結果や結論を述べるときに使います。特に口語で非常によく使われます。
前の文で述べた原因や理由を受けて、「その結果、こうなる」という状態への到達を示す、接続詞の働きをします。会話でも文章でも非常によく使われますよ。
- 例文: Hujan deras, jadi saya tidak pergi.
- (フジャン ドゥラス、 ジャディ サヤ ティダッ プルギ)
- 意味: 雨が激しいです、だから私は行きません。
- (雨が激しいという原因 → 行かないという結果へ到達)
- 例文: Dia belajar giat, jadi lulus ujian.
- (ディア ブラジャール ギат、 ジャディ ルルス ウジアン)
- 意味: 彼は熱心に勉強しました、それで試験に合格しました。
- (熱心に勉強したという理由 → 合格という結果へ到達)


4. terus (それから)
「それから」「続けて」という意味で、非常に口語的。「で、それからさ~」という感じで、友達との会話で頻繁に使われます。
- ニュアンス: 非常に口語的。動作の連続性。
- 例文:
- Kemarin saya pergi ke mal, terus nonton bioskop. (昨日モールに行って、それから映画を見たんだ。)
- Jangan berhenti, jalan terus saja! (止まらないで、続けて歩いて!)
5. maka (それで/したがって)
まず、「maka」の一番大切な役割は、前の文の内容(原因・理由・条件)を受けて、後ろの文(結果・結論・帰結)を導くことです。✍️
- 論理的な繋がりを明確にする: 「maka」を使うことで、前の文と後ろの文の因果関係や論理的な繋がりがはっきりします。「Aが原因/条件となって、その結果としてBが起こる/結論づけられる」という流れを強調したい時に使われます。
- やや硬い、あるいは論理的な響き: 日常のくだけた会話では、「maka」よりも「jadi」(だから、それで、つまり)の方がよく使われる傾向があります。「maka」は、どちらかというと書き言葉や、少しフォーマルな場面、論理的に説明するような場面で耳にすることが多いかもしれません。ニュースや説明文、物語などで見かけることが多いでしょう。
例文
- Dia bangun kesiangan, maka dia terlambat ke kantor.
- 日本語訳: 彼/彼女は寝坊した、だから会社に遅刻した。
- 構文解説: 「寝坊した (Dia bangun kesiangan)」という原因が、「maka (だから/したがって)」「会社に遅刻した (dia terlambat ke kantor)」という結果を引き起こしています。
- Listrik padam, maka semua lampu mati.
- 日本語訳: 停電した、それで全ての電気が消えた。
- 構文解説: 「停電した (Listrik padam)」という出来事(原因)があり、「それで/したがって (maka)」「全ての電気が消えた (semua lampu mati)」という結果になっています。


表現力アップ!覚えておきたいその他の接続詞
基本と使い分けをマスターしたら、さらに表現力を豊かにするために、その他の便利な接続詞も覚えておきましょう!知っているだけでも読解や聞き取りに役立ちますよ✨
1. serta (~と/〜および)
dan
(~と) に似ていますが、「~と」「~および」という意味で、より書き言葉的・フォーマル。複数の要素を列挙する際に使います。
- ニュアンス:
dan
より書き言葉的、フォーマル。 - 例文:
- Bapak Presiden serta Ibu Negara menghadiri acara tersebut. (大統領および大統領夫人がその催しに出席されました。)
- Dalam tas itu ada buku, pulpen, serta dompet. (そのカバンの中には本、ペン、および財布があります。)
2. agar / supaya (~するために)
後ろの文が前の文の「目的」を表します。supaya
の方が少し口語的な響きがありますが、大きな違いはありません。
- ニュアンス: 目的。「~するように」「~するために」。
- 例文:
- Saya belajar giat agar lulus ujian. (私は試験に合格するために一生懸命勉強します。)
- Tolong bicara pelan-pelan supaya saya mengerti. (私が理解できるように、どうかゆっくり話してください。)
3. sedangkan (スダンカン)
「Aは~、一方 Bは~」のように、二つの事柄を対比させるときに使います。
- ニュアンス: 対比。「~である一方」。
- 例文:
- Dia suka kopi, sedangkan saya lebih suka teh. (彼はコーヒーが好きですが、一方私は紅茶の方が好きです。)
- Jakarta adalah ibu kota Indonesia, sedangkan Tokyo adalah ibu kota Jepang. (ジャカルタはインドネシアの首都ですが、一方東京は日本の首都です。)
4. bahwa (バワ)
「bahwa」はインドネシア語の接続詞で、2つの文をつなぐ役割を果たします。「bahwa」は「~ということ」「~であること」という意味で、英語の”that”に相当します。
例えば、「彼は言った」と「彼は空腹だ」を繋げて「彼は、お腹が空いたと言った」のように使います。日本語では「~と」で表現することが多いので、翻訳しない場合も少なくありません。
「bahwa」は主に以下の3つのパターンで使われます。
- 名詞節を導く: 「bahwa + 文」の形で名詞節を作り、主語、目的語、補語になります。
- Saya tahu bahwa dia sakit. (私は彼が病気だということを知っています。)- 目的語
- Bahwa dia pintar itu benar. (彼女が賢いというのは本当です。)- 主語
- Keyakinannya adalah bahwa dia bisa berhasil. (彼の信念は、彼が成功できるということだ。)- 補語
- 動詞や形容詞を修飾する: 動詞や形容詞を修飾し、より具体的な情報を加えます。
- Saya yakin bahwa dia akan datang. (私は彼が来ることを確信しています。)
- Dia senang bahwa dia lulus ujian. (彼女は試験に合格したことを喜んでいます。)
- 公式文書やフォーマルな場面: 日常会話では省略されることが多いですが、公式文書やフォーマルな場面では使われます。
- Surat ini menyatakan bahwa saya telah membayar biaya sekolah.(この手紙は、私が授業料を支払ったことを証明するものです。)


その他:知っておくと便利な接続詞
- bahkan (バカン) – ~でさえ、それどころか: 予想外のこと、程度が上であることを示す。
- 例文: Dia sangat pintar, bahkan bisa berbicara 5 bahasa. (彼はとても賢く、それどころか5ヶ国語も話せます。)
- kecuali (クチュアり) – ~を除いて: 例外を示す。
- 例文: Semua orang setuju, kecuali dia. (彼を除いて、みんな賛成です。)
これらの接続詞を使いこなせると、より細かなニュアンスを表現できるようになります。少しずつ使ってみてくださいね!
まとめ:接続詞をマスターして、もっと伝わるインドネシア語へ!
今回は、インドネシア語のコミュニケーションを豊かにする「接続詞」について、基本から応用、使い分けまで詳しく見てきました。最後に、大切なポイントを復習しましょう!
【この記事の重要ポイント】
- 基本接続詞は必須!:
dan
,atau
,tapi
,karena
,jadi
は会話の土台。まずはここから! - ニュアンスの違いが鍵!: 「理由」「時間」「条件」など、似ている接続詞の使い分けで表現力アップ! (
karena
vssebab
,ketika
vssaat
vswaktu
,jika
vskalau
vsseandainya
など) - 応用接続詞でさらに豊かに:
lalu
,meskipun
,agar
,sedangkan
なども使いこなせば、より自然で細やかな表現が可能に。
【接続詞の効果的な学習法】
- 例文で覚える: 接続詞単体ではなく、具体的な例文と一緒にインプットしましょう。どんな場面でどう使われるかが自然に身につきます。
- どんどん使う (実践!): 覚えたら、間違いを恐れずに実際に使ってみること!日記やSNS、友達との会話で意識的に使ってみましょう。実践が表現力向上への一番の近道です。
- たくさん触れる: ドラマ、音楽、ニュースなど、色々なインドネシア語に触れる中で、「あ、この接続詞、こう使うんだ!」という発見を楽しんでインプットを増やしましょう。
【接続詞で広がる、あなたのインドネシア語】
接続詞は、単語や文をつなぐだけでなく、あなたの考えや気持ちをより正確に、豊かに伝えるための大切なツールです。「理由」「条件」「選択」「逆接」…これらを自在に表現できれば、インドネシア語でのコミュニケーションはもっともっと楽しく、深くなりますよ!😊
「覚えることがいっぱい…」「使い分けが難しい…」と感じたかもしれません。でも大丈夫!焦らず、まずは基本の接続詞から少しずつ使ってみてください。「ちりも積もれば山となる」です✨ 一つ一つの積み重ねが、あなたのインドネシア語を確実にレベルアップさせます。
この記事が、あなたのインドネシア語学習のヒントとなり、表現力向上のきっかけになれば嬉しいです。これからも一緒に、楽しくインドネシア語を学んでいきましょう!応援しています!
Semangat belajar ya! (学習頑張ってね!)
アプリで効率的にインドネシア語を覚えよう!


BINTANGOアプリは、日本語話者向けに特化したインドネシア語単語学習アプリです。
単語帳機能・辞書機能・翻訳機能・質問機能などの機能を備えています。
\ iOS版 BINTANGOのダウンロードはこちらから! /
\ Android版 BINTANGOのダウンロードはこちらから! /


インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集



実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。



今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!



詳しくはこちらの記事で紹介しています。


最後に



最後まで読んでいただきありがとうございました!



こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!
ジョグジャランジャランで主に紹介している記事
-
知らないと損するインドネシアのお土産24選 ジャカルタ・ジャワ島
-
【サッカー インドネシア代表】 基本情報・最新メンバー・注目選手
-
インドネシア語って簡単?効率的なインドネシア語のおすすめ勉強法
-
インドネシア人に絶対に喜ばれる日本のお土産8選
-
【インドネシア】食べなきゃ損! おすすめ南国フルーツ13選
-
サッカー日本代表 インドネシア戦の視聴方法・配信予定 無料の視聴はある?|アジアカップ グループD第3節
-
知らないと損する!最新版 ジョグジャカルタ 観光マップ
-
ジョグジャカルタのおすすめお土産10選!在住者おすすめ!
-
お土産におすすめなインドネシアコーヒー | kapal api
-
インドネシア語学習アプリ3選!在住者おすすめ!
-
ジョグジャカルタのおすすめレストラン7選!在住者のおすすめ!
-
【2025年最新】ジョグジャカルタで絶対にやるべきこと21選!在住者おすすめスポット&体験も紹介