インドネシア語の関係代名詞”yang”を完全マスター!初心者でもわかる使い方徹底解説

インドネシア語の関係代名詞"yang"を完全マスター!初心者でもわかる使い方徹底解説

インドネシア語の勉強を始めて、「この yang って一体何…?」と手が止まってしまった経験はありませんか?😊

「また新しい文法ルール?なんだか難しそう…」
「日本語にない言葉って、どうやって理解したらいいの?」

うんうん、その気持ち、とってもよく分かります!この yang は、多くのインドネシア語学習者さんが最初につまずきやすい、ちょっとした壁かもしれません。

でも、安心してくださいね。この yang 、実はあなたのインドネシア語をもっと自然で、もっと豊かにしてくれる、とっても大切な魔法の言葉なんです!✨ yang を使いこなせるようになると、「あの赤いカバン」「昨日会った人」「私が欲しいもの」なんて、日常会話で伝えたいことが驚くほどスムーズに、そして具体的に表現できるようになります。

この記事では、そんな インドネシア語 のキーポイントとなる関係代名詞 yang について、初心者 の方にも「なるほど!」とスッキリ理解してもらえるように、基本のキから応用、実践フレーズ、注意点まで丁寧に解説していきます。この記事を読み終える頃には、「yang って意外とカンタンかも!」「もっと使ってみたい!」と思えるようになっているはずですよ。一緒に yang をマスターして、あなたのインドネシア語の学習と表現の世界をぐーんと広げましょう!

目次

はじめに:インドネシア語の「yang」って何?なぜ重要?

まず、yang とは一体何なのでしょうか? 参考書では「~するところの」「~であるところの」といった日本語訳を見かけるかもしれませんが、最初はあまり難しく考えなくて大丈夫です。

「yang」は名詞を「後ろからもっと詳しく説明する」ための目印のようなもの、とふんわりイメージしてみてください。

例えば、「本」はインドネシア語で buku ですね。
これに yang を使って「面白い本」と言いたいときは、buku yang menarik (本 面白い)という形になります。

buku (本)という名詞を、yang menarik (面白い)が後ろから「どんな本なのか」を具体的に説明している、という感じです。この「後ろから詳しくする」というのが yang の基本的な役割。このイメージを持っておくだけで、これからの学習がぐっと楽になりますよ。

さあ、準備はいいですか?一緒に yang の世界を探検しにいきましょう!

これでバッチリ!”yang”の基本的な使い方3パターン

インドネシア語を勉強していると必ず出会う重要単語 “yang”。なんだか難しそう…と感じるかもしれませんが、実はとっても便利で、使いこなせると表現の幅がグッと広がるんです!「あれ、”yang” ってどういう時に使うの?」と悩んでいるあなたも大丈夫!

ここでは、まず押さえておきたい yang の使い方の基本3パターンを、分かりやすい例文と一緒に見ていきましょう。これであなたも “yang” マスターに一歩近づけますよ!

パターン1:名詞 + yang + 形容詞(「~な名詞」)

これが “yang” の使い方で一番ポピュラーで、日常会話でもしょっちゅう耳にする形です。
「名詞」の後に “yang” を置いて、その後に「形容詞」を続けると、「~な名詞」 という意味になります。

日本語だと「面白い本」のように「形容詞+名詞」の順番ですよね。インドネシア語では、「名詞 + yang + 形容詞」 と、名詞を先に言ってから “yang” を挟んで形容詞で説明するイメージです。

例文を見てみよう!

  1. buku yang menarik (ブック ヤン ムナリック)
    • 日本語訳: 面白い本
    • 解説: buku(本)がどんな本なのかを menarik(面白い、興味深い)という形容詞で説明しています。「どんな本を読んでるの?」と聞かれて、「面白い本だよ!」と答えたい時などに使えますね。
  2. makanan yang enak (マカナン ヤン エナッ)
    • 日本語訳: 美味しい食べ物
    • 解説: makanan(食べ物)について、enak(美味しい)と説明しています。レストランで「これ、美味しい食べ物だよ!」と友達におすすめする時なんかにピッタリです。
  3. cuaca yang bagus (チュガチャ ヤン バグース)
    • 日本語訳: 良い天気
    • 解説: cuaca(天気)が bagus(良い)状態であることを示します。「今日は良い天気だね!」なんて日常会話ですぐに使えそうですね。

パターン2:名詞 + yang + 動詞(「~する名詞」)

次に紹介するのは、名詞が「何をしているか」を説明する時に使う形です。
「名詞 + yang + 動詞」 で、「~する名詞」 という意味になります。誰が何をしているのか、何がどうなっているのかを、より具体的に指し示すことができるんです。

インドネシア語を学び始めたばかりだと、動詞の形(原形?me-形?)ってちょっと難しく感じますよね。でも、ここではまず「”yang” の後に動詞が来ることもあるんだな」と、形として覚えてしまいましょう!

例文を見てみよう!

  1. orang yang datang (オラン ヤン ダタン)
    • 日本語訳: 来る人、来た人
    • 解説: orang(人)が datang(来る)という動作をすることを表します。「パーティーに来る人は誰?」→「来る人は彼だよ」みたいに、動作をしている人を特定したい時に便利です。
  2. mobil yang berhenti (モビル ヤン ブルヘンティ)
    • 日本語訳: 止まっている車
    • 解説: mobil(車)が berhenti(止まる、停止する)という動作をした、またはしている状態を示します。「あれは誰の車?」→「あそこに止まっている車がそうだよ」といった感じで使えます。
  3. wanita yang tersenyum itu (ワニタ ヤン トゥルスニュム イトゥ)
    • 日本語訳: あの微笑んでいる女性
    • 解説: wanita(女性)が tersenyum(微笑む)という動作をしていることを説明し、さらに itu(あの)で特定しています。「あの微笑んでいる女性、知ってる?」なんて会話で使えそうですね。

パターン3:名詞 + yang + 前置詞句(「~にある名詞」)

最後の基本パターンは、名詞が「どこにあるのか」「どこから来たのか」といった、場所や位置、由来などを具体的に示す使い方です。
「名詞 + yang + 前置詞句(場所や位置などを示す言葉のまとまり)」 の形で、「~にある名詞」 や 「~から来た名詞」 といった意味になります。

前置詞句って聞くと難しそうですが、要は di(~に)、dari(~から)、ke(~へ)といった前置詞を使った場所や方向を表す言葉のグループのこと。これが “yang” の後につくイメージです。

インドネシア語の前置詞 di, ke, dari の使い分けを図解で解説
インドネシア語の前置詞 di, ke, dari の使い分けを図解で解説

例文を見てみよう!

  1. kucing yang di atas meja (クチン ヤン ディ アタス メジャ)
    • 日本語訳: テーブルの上にいる猫
    • 解説: kucing(猫)が di atas meja(テーブルの上)という場所にいることを示します。「私の猫どこ?」→「ほら、テーブルの上にいる猫がそうだよ!」みたいに、具体的な場所を伝えるのに役立ちます。di atas で「~の上に」という意味です。
  2. surat yang dari Jepang (スラット ヤン ダリ ジュパン)
    • 日本語訳: 日本からの手紙
    • 解説: surat(手紙)が dari Jepang(日本から)来たものであることを表します。「この手紙、誰から?」→「日本からの手紙だよ」と、手紙の出所を説明できますね。dari は「~から」という出身や起点を表す前置詞です。
  3. hadiah yang untuk kamu (ハディア ヤン ウントゥック カム)
    • 日本語訳: あなたへのプレゼント
    • 解説: hadiah(プレゼント)が untuk kamu(あなたのために、あなたへの)ものであることを示します。「このプレゼント、誰の?」→「それはあなたへのプレゼントよ!」という温かい場面で使えます。untuk は「~のために」という意味の前置詞です。

どうでしたか? “yang” の基本的な3つの使い方、なんとなくイメージできましたか?
「名詞 + yang + 形容詞」、「名詞 + yang + 動詞」、「名詞 + yang + 前置詞句」。この3つが使いこなせるようになると、インドネシア語の表現がぐっと豊かになりますよ。

最初は少し戸惑うかもしれませんが、例文を声に出して読んだり、自分で「あれは赤いカバンだな → tas yang merah」みたいに簡単な文を作ってみたりすると、だんだん体に馴染んできます。まずはこの3つの基本パターンを意識して、インドネシア語の文章に触れてみてくださいね!きっと「あ、これだ!」と気づく瞬間が増えていくはずです。

もっと便利に!”yang”の応用的な使い方をマスターしよう

基本的な”yang”の使い方はバッチリですか?😊 “yang”は、実はもっともっと色々な場面で活躍してくれる、とっても便利な言葉なんです!

ここでは、あなたのインドネシア語表現をさらに豊かにする、yang の応用テクニックを3つと、知っておくと「なるほど!」な豆知識を1つご紹介します。難しそう…なんて心配はご無用!一つずつ、分かりやすい例文と一緒に見ていきましょう。きっとあなたも”yang”マスターになれるはずです✨

1. 先行詞が省略される”yang”:「~なもの/こと/人」で会話をスムーズに!

「ねえ、あの赤い取って!」
こんな風に、日常会話ではわざわざ「赤いカバン」みたいに言わなくても、何を指しているかお互いに分かっていることって多いですよね?インドネシア語の”yang”も、そんな時に大活躍するんです!

“yang”の前に来るはずの名詞(これを文法用語で「先行詞(せんこうし)」と言います。難しければ「説明される言葉」くらいに覚えておけばOK!)が、文脈から明らかな場合は省略して、「~なもの」「~なこと」「~な人」 という意味で使うことができます。これで会話がぐっと自然になりますよ。

例文を見てみよう!

  • Yang merah itu mahal.
    (ヤン メラ イトゥ マハル)
    訳:赤いものは高いです。
    • 解説:例えば、お店で色々なカバンを見ていて、「あの赤いカバン、素敵だけど高いね…」なんて話の流れなら、わざわざ Tas yang merah itu mahal. (赤いカバンは高いです) と言わなくても、Yang merah だけで「赤いもの(=赤いカバン)」と伝わります。
  • Saya suka yang ini.
    (サヤ スカ ヤン イニ)
    訳:私はこれ好きです。 / 私はこっちが好きです。
    • 解説:レストランでメニューを指さしながら、あるいはいくつか洋服を見せてもらって「私はこれ!」と伝えたい時などに便利なフレーズです。yang ini で「これ、こっちの(もの)」という意味になります。

2. 「どちら」「~のほう」を表す選択の”yang”:あなたの気持ちを伝えよう!

「AとB、どっちが良いと思う?」
「うーん、私はあっちのほうがいいかな。」

こんな風に、複数の選択肢から一つを選ぶ場面でも”yang”がとっても便利!特に、疑問詞の mana (どれ、どちら) と一緒に使われることが多いのが特徴です。これは yang の選択の用法と呼ばれます。

例文を見てみよう!

  • Mana yang lebih baik?
    (マナ ヤン ルビー バイッ?)
    訳:どちらが良いですか?
    • 解説:lebih baik (より良い) と組み合わせて、いくつかある選択肢の中で「どちらがより良いか」を尋ねる定番フレーズです。旅行先でホテルを決めるとき、レストランでメニューを選ぶときなど、色々な場面で使えますね!
  • Saya mau yang itu.
    (サヤ マウ ヤン イトゥ)
    訳:私はそちらのほうが欲しいです。
    • 解説:お店で商品を指さしながら「あっちのをお願いします!」と伝えたい時などに使えます。mau (欲しい) と一緒に使うことで、自分の希望をはっきり伝えられます。

3. 表現力アップ!文や節全体を修飾する”yang”(目的語だって修飾できちゃう!)

これまでの”yang”は、例えば buku yang menarik (面白い本) のように、主に名詞を形容詞で修飾するシンプルな形が多かったですよね。でも”yang”はもっとパワフルなんです!

実は”yang”は、「[誰々]が~する[何か]」 というように、もっと長いフレーズ(文や節)で名詞を詳しく説明することもできます。

特に、説明される名詞(先行詞)が、後ろに続く説明文の中で「~を」にあたる目的語になるパターンを使いこなせると、あなたのインドネシア語は格段にレベルアップします!ちょっと複雑に感じるかもしれませんが、ゆっくり見ていきましょう。

構造のイメージをつかもう!

ちょっと難しく感じるかもしれないので、簡単な図でイメージしてみましょう。

  • 基本の形:
    [修飾される名詞A] yang [名詞Aについての説明(名詞Aが主語になることが多い)]
    例: buku (本) yang menarik (面白い) → 面白い本
  • 応用編(目的語を修飾するパターン):
    [修飾される名詞B] yang [主語C] [動詞]
    (この時、[修飾される名詞B] は、もともと [主語C] [動詞] [名詞B] という文の目的語だった、とイメージしてください)分かりやすく言うと…
    [修飾される名詞B] yang [主語Cが~する] (その[名詞B]を)

なんだかパズルのようですが、例文を見るとスッキリしますよ!

例文を見てみよう!

  • Buku yang saya baca kemarin menarik.
    (ブク ヤン サヤ バチャ クマリン ムナリック)
    訳:私昨日読んだ本は面白いです。
    • 解説:
      • Buku (本) が「修飾される名詞」です。
      • どんな本かというと、saya baca kemarin (私が昨日読んだ) 本なんですね。
      • ここで注目! saya baca kemarin の中で、「何を」読んだかというと、buku (本) ですよね。つまり、buku は baca (読む) の目的語になっています。
      • これを”yang”でつなぐことで、「私が昨日読んだ(ところの)本」と、スムーズに表現できるんです。
      • 分解して考えると、Buku itu menarik. (その本は面白いです) と Saya membaca buku itu kemarin. (私は昨日その本を読みました) という2つの文が、”yang”によってギュッと一つになっているイメージです。
  • Dia menceritakan hal yang membuat saya terkejut.
    (ディア ムンチュリタカン ハル ヤン ムンブアット サヤ トゥルクジュット)
    訳:彼は私を驚かせたこと話しました。
    • 解説:
      • hal (こと、事柄) が「修飾される名詞」です。
      • どんな hal かというと、membuat saya terkejut (私を驚かせた) こと。
      • この場合、membuat saya terkejut という一連の出来事全体が hal の内容を表しています。
      • “yang” が「~というところの」という感じで、前の hal と後ろの具体的な内容を結びつけています。

この「目的語を修飾する”yang”」は、少し慣れが必要かもしれませんが、使えるようになると本当に表現の幅が広がります。日記を書いたり、友達に何かを説明したりする時に、ぜひ挑戦してみてくださいね!

4. 【コラム】目からウロコ!”orang cantik” と “orang yang cantik” の絶妙なニュアンス

最後に、ちょっとした豆知識をご紹介します。これを知っていると、インドネシア語のニュアンスの理解が深まりますよ!

orang (人) と cantik (美しい) という単語。この2つを組み合わせる時、”yang” があるかないかで、実は少しだけ伝わるイメージが変わってくるんです。

  • orang cantik (オラン チャンティック)
    • これは「美人」という、ひとかたまりの言葉(名詞)のようなイメージです。
    • その人の**「属性」「肩書き」**に近い感覚。「彼女は(カテゴライズされた)美人だ」という感じです。
    • 例えるなら、「あの人は『美人』というカテゴリーの人だね」というニュアンスです。
  • orang yang cantik (オラン ヤン チャンティック)
    • こちらも日本語にすると「美しい人」となりますが、”yang” が入ることで、「(その時に)美しい状態の人」というニュアンスが強まります。
    • 例えば、いつもはカジュアルな友人が、パーティーでドレスアップしていて「わぁ、今日のあなたは本当に美しいね!」と言う時の「美しい人」はこちらの表現がしっくりきます。
    • つまり、cantik (美しい) という形容詞が、その時々の状況や様子を表している感じですね。

まとめてみると…

  • orang cantik → 美人(属性、肩書きとして)
  • orang yang cantik → (その時)美しい状態の人

日常会話では、そこまで厳密に使い分けなくても十分に意味は通じます。でも、この微妙なニュアンスの違いを知っておくと、インドネシア人が話す言葉の意図をより深く理解できたり、自分の気持ちをより細やかに伝えられたりするようになりますよ!まさに「なるほど!」なポイントですよね。


“yang”の応用的な使い方、いかがでしたか?

先行詞の省略、選択の表現、そしてちょっぴりステップアップな目的語の修飾まで、”yang”を使いこなせれば、あなたのインドネシア語はもっと自然で、もっと表現豊かになること間違いなしです!

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、焦らずに、まずは例文を声に出して何度も読んでみてください。そして、実際の会話や作文で「あっ、これ使えるかも!」と思ったら、ぜひ積極的に使ってみてくださいね。失敗を恐れずにチャレンジすることが、上達への一番の近道ですよ!応援しています😊

“yang”ってこう使うんだ!日常がもっと楽しくなる実践フレーズ集

「”yang”の使い方がいまいちピンとこない…」「実際に会話でどう使えばいいの?」

そんなあなたも大丈夫!このセクションでは、日常会話の様々なシーンで「こう言いたい!」を叶える、”yang”を使ったリアルな実践例文をたっぷりご紹介します。ここでは詳しい文法解説は少しお休みして、たくさんのフレーズに触れることで、自然と”yang”の感覚を掴んでいきましょう。

お気に入りのフレーズを見つけて、ぜひ実際の会話で使ってみてくださいね!きっとインドネシア語のコミュニケーションがもっと楽しくなりますよ。


🛒 お買い物で「これください!」を伝える

お店で欲しいものを指さしながら言いたい時、”yang”が活躍します。具体的にお願いできると、お買い物もスムーズになりますよね。

  1. Saya mau topi yang ini.
    • 日本語訳: この帽子が欲しいです。
    • 使う状況・ポイント: お店で商品を指さしながら。「ini(これ)」の前に yang を置くことで、「この帽子」と特定できます。他にも「itu(それ/あれ)」を使って “topi yang itu”(あの帽子)とも言えますよ。これで店員さんにも一発で伝わります!
  2. Saya cari baju yang warnanya biru.
    • 日本語訳: 青い色の服を探しています。
    • 使う状況・ポイント: 具体的な特徴を伝えて商品を探している時。「warnanya biru(色が青い)」という説明を yang で「baju(服)」につなげています。「色が青い服」というニュアンスです。お目当てのアイテムが見つかりやすくなりますね。
  3. Saya pilih yang ini saja.
    • 日本語訳: 私はこれにします。/ これだけでいいです。
    • 使う状況・ポイント: いくつか選択肢があって、その中から「これ!」と決めた時に使える便利な一言。”yang ini” で「このもの」という意味になります。レストランでメニューを指さしながら「これにします」という時にもピッタリです。

🙋‍♀️ 人を紹介する・人の話をする

友達を紹介したり、誰かについて具体的に説明したりする時にも”yang”は欠かせません。「どんな人なの?」が伝わると、会話も弾みます。

  1. Ini teman saya yang tinggal di Bandung.
    • 日本語訳: こちらはバンドンに住んでいる私の友達です。
    • 使う状況・ポイント: 友達を紹介する定番フレーズ。「tinggal di Bandung(バンドンに住んでいる)」という情報で、どの友達なのかを具体的にしています。「バンドンに住んでいる私の友達」となります。自己紹介の時にも応用できますね!
  2. Dia guru yang sabar sekali.
    • 日本語訳: 彼はとても我慢強い(親切で丁寧な)先生です。
    • 使う状況・ポイント: 人の性格や特徴を説明する時に使います。「sabar sekali(とても我慢強い/親切で丁寧な)」という形容詞句が yang を介して「guru(先生)」を説明しています。「とても我慢強い先生」ですね。誰かの素敵なところを伝える時に使ってみましょう。

🎬 映画や出来事について話す

見た映画の感想を言い合ったり、体験したことについて話したりする場面でも”yang”が登場します。共通の話題で盛り上がりましょう!

  1. Film yang kamu tonton kemarin bagaimana?
    • 日本語訳: 昨日君が見た映画はどうだった?
    • 使う状況・ポイント: 相手が見た映画について尋ねる時。「kamu tonton kemarin(君が昨日見た)」という部分で、どの映画について話しているのかを特定しています。「君が昨日見た映画」という意味です。感想を聞くのが楽しみですね!
  2. Masakan yang kamu buat enak sekali!
    • 日本語訳: 君が作った料理、すごく美味しいね!
    • 使う状況・ポイント: 相手が作ってくれた料理を褒める時、最高の褒め言葉です!「kamu buat(君が作った)」で「君が作った料理」と特定し、心からの「美味しい!」を伝えましょう。作ってくれた人もきっと笑顔になりますよ。
  3. Saya mau pergi ke toko buku yang baru buka itu.
    • 日本語訳: 新しくオープンしたあの本屋さんに行きたいな。
    • 使う状況・ポイント: 特定の場所について話す時。「baru buka itu(新しくオープンしたあの)」で、どの本屋さんに行きたいのかを明確に伝えています。「新しくオープンしたあの本屋さん」を指しています。友達を誘う時にも使えそうですね!

👍 感想や好みを伝える

自分の気持ちや好きなものを伝える時にも、”yang”はあなたの表現を豊かにしてくれます。素直な気持ちを伝えてみましょう。

  1. Saya suka lagu yang ini!
    • 日本語訳: 私、この曲が好き!
    • 使う状況・ポイント: たくさん曲がある中で「この曲!」と特定して好きだという気持ちを伝える時。シンプルですが、気持ちが伝わるフレーズです。カフェで流れている曲について話す時などにも使えます。
  2. Lukisan yang kamu gambar indah sekali!
    • 日本語訳: 君が描いた絵、すごく美しいね!
    • 使う状況・ポイント: 相手の作品を具体的に褒める時に使えます。「kamu gambar(君が描いた)」で「君が描いた絵」と特定し、感動を伝えられます。相手の才能を褒める素敵な一言です。

いかがでしたか? “yang” を使うと、あなたが話したいこと、伝えたい気持ちがより具体的で生き生きとした表現になりますね。

最初は「これで合ってるかな?」と少し不安に思うかもしれませんが、心配いりません!まずはこの中から1つでも、お気に入りのフレーズを覚えて声に出して練習してみてください。実際に使ってみることで、”yang”はどんどんあなたの「使える言葉」になっていきます。

“yang”と仲良くなって、インドネシア語での日常会話をもっともっと楽しんでくださいね!

“yang”でつまずかない!初心者が気をつけたいポイントとよくある間違い

インドネシア語の”yang”は、とっても便利で表現の幅を広げてくれる魔法の言葉。でも、日本語にはない使い方をするから、最初はちょっと戸惑うこともあるかもしれませんね。

「あれ?これで合ってるのかな?」
「日本語の『~の』と同じように使っちゃった…」

大丈夫!ここでは、”yang”を使う上で特に気をつけたい注意点や、間違いやすいポイントを先回りして解説します。ここを押さえれば、”yang”マスターに一歩近づけますよ!

1. 日本語の「~の」とは違う!うっかり混同しやすいポイント

まず一番気をつけたいのが、日本語の「~の」と同じ感覚で”yang”を使わないこと。これは初心者が特に間違いやすいポイントです。

例えば、「私の本」と言いたいとき。
日本語の感覚だと、つい “buku yang saya” と言いたくなるかもしれません。

でも、これは間違い。正しくは “buku saya” です。

  • ⭕ buku saya (私の本)
  • ❌ buku yang saya

“yang” は、後に続く言葉で前の名詞を「どんなものか」と具体的に説明するときに使います。「私の本」は単に「所有」を表しているので、”yang” は必要ないんですね。

もし「私が持っている本」のように、「どんな本か」を説明したい場合は、”yang” の後に動詞などを使って “buku yang saya punya” (私が持っている本) のように表現します。

この日本語との違いを意識するだけで、ぐっと自然なインドネシア語になりますよ。

2. どれを説明してる?「名詞」と「yangの後ろ」の関係をしっかりキャッチ!

“yang” を使うときは、「どの名詞を」「”yang”以下の言葉でどう説明しているのか」を意識することが大切です。この関係が曖昧だと、意味が通じにくくなってしまうことがあります。

例えば、

  • mobil yang merah itu (あの赤い車)

この文では、

  • 説明される名詞(先行詞):mobil (車)
  • “yang”以下の説明:merah itu (あの赤い)

という関係になっています。”yang” が「車」と「赤い」をつなぎ、「どの車か」を具体的に示しているんですね。

「あそこで話している女性は私の先生です」

  • Perempuan yang berbicara di sana itu guru saya.
    • 説明される名詞:Perempuan (女性)
    • “yang”以下の説明:berbicara di sana (あそこで話している)

このように、「説明したい名詞」のすぐ後に “yang” を置き、その後ろに「説明する言葉(形容詞、動詞句など)」を続けるのが基本の形です。

3. 「”yang”はどこに入れるの?」迷った時のシンプルルール

「この文、”yang” はどこに入れるんだろう…?」

そんな時は、「どの〇〇(名詞)?」と自分に問いかけてみましょう。
そして、その「どの?」に答える部分の直前に “yang” を入れる、と考えると分かりやすいですよ。

例えば、「青い空が綺麗だね」と言いたいとします。
もし「ただ青い空」なら “Langit biru.” でOK。

でも、特に「あの青い空が綺麗だね」と、特定の空を指して言いたいなら…
どの空?」→「青い空」→ Langit yang biru itu indah ya.
(あの青い空は綺麗だね)

こんな風に考えると、”yang” の位置が見えてきませんか?
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると「あ、ここだな!」と感覚で分かってくるようになりますよ。

4. 【ちょっと応用】こんな言葉の組み合わせにも注目!

“yang” があるかないかで、意味合いが変わってくる単語の組み合わせもあります。これは少し応用編ですが、知っておくと表現のニュアンスがより豊かになります。

例えば、

  • orang tua:両親
  • orang yang tua:年老いた人、お年寄り

“orang tua” は決まった言い方で「両親」を指しますが、”yang” が入って “orang yang tua” となると、「年老いた人」という、文字通り「古い/年をとった人」という意味になります。

もう一つ例を挙げると、

  • kamar kecil:トイレ (直訳すると「小さい部屋」ですが、これで「トイレ」を意味します)
  • kamar yang kecil:小さい部屋 (文字通り、サイズが小さい部屋)

“kamar kecil” も決まった言い方ですね。”yang” を入れて “kamar yang kecil” とすると、「小さいサイズの部屋」という意味になります。

これらの例は、”yang” 自体の使い方というよりは、特定の単語の組み合わせによって意味が変わるケースです。今回は「へぇ、そんな違いもあるんだ!」くらいに思っておけば大丈夫。まずは”yang”の基本的な使い方をしっかりマスターすることに集中しましょう!


このセクションでは、”yang”を使う上での注意点間違いやすいポイント、そして日本語との違いについて解説しました。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえて練習すれば、必ず使いこなせるようになります。焦らず、一つずつ自分のものにしていきましょうね!

まとめ: “yang”を使いこなして、インドネシア語の表現力をアップさせよう!

ここまでインドネシア語の「yang」について、基本的な使い方から応用、実践的なフレーズ、そして注意点まで、たくさんの角度から一緒に見てきましたね。本当にお疲れ様でした!この記事を通して、「yangって意外と便利かも!」「私にも使えそう!」と思っていただけたら、とっても嬉しいです。

“yang”はあなたのインドネシア語を豊かにする魔法の言葉!

もう一度、この記事で学んだyang の使い方の大切なポイントを一緒に復習してみましょう。

  • “yang”は名詞を詳しく説明するときに使う、「~な〇〇」「~する〇〇」といった意味合いを持つこと。
  • 基本的な形は「名詞 + yang + 形容詞/動詞/前置詞句など」であること。
    • 例: buku **yang** menarik (面白い本)、 orang **yang** sedang membaca (読んでいる人)
  • ~するもの/こと/人」という意味で、”yang”自体が名詞のように使えること(先行詞の省略)。
    • 例: **Yang** ini enak. (これは美味しいです。)
  • mana yang …(どちらが~)」のように、疑問詞とセットで使う便利な表現があること。
  • 文や節全体で名詞を修飾し、目的語を先行詞にすることもできること。
    • 例: Buku **yang** saya baca kemarin menarik. (私が昨日読んだ本は面白いです)

最初は「日本語にない使い方で難しい…」と感じたかもしれません。でも、大丈夫! “yang”は決して複雑なものではなく、いくつかの基本パターンを覚えてしまえば、あとはパズルのように組み合わせていくだけなんです。自転車に初めて乗るときのように、最初は少しフラフラするかもしれませんが、練習すれば必ずスムーズに乗りこなせるようになりますよ!

さあ、今日から”yang”を使ってみよう!

せっかく学んだ”yang”ですから、どんどん実際に使ってみるのが上達への一番の近道です。この記事で紹介したたくさんの例文を参考に、まずは簡単なフレーズからでOK!

  • 「あの赤いカバン (tas yang merah itu) が欲しいな」
  • 「昨日食べたナシゴレン (nasi goreng yang saya makan kemarin) は美味しかった!」
  • 親切な人 (orang yang baik hati) に道案内してもらったよ」

こんな風に、日常のちょっとしたことから”yang”を使って表現してみましょう。日記に書いてみたり、インドネシア人の友達との会話で意識して使ってみたりするのも効果的です。”yang”を使いこなせるようになると、あなたのインドネシア語はもっと自然で、もっと豊かな表現ができるようになります。まさに表現力アップ間違いなしです!相手にもっと正確に、もっと詳しく自分の気持ちや状況を伝えられるようになるって、ワクワクしませんか?

“yang”マスターは、あなたのインドネシア語学習の大きな一歩!

“yang”はインドネシア語のコミュニケーションにおいて、本当に重要な役割を果たす関係代名詞です。この「yang」を理解し、使えるようになったあなたは、インドネシア語学習において大きな一歩を踏み出しました!自信を持ってくださいね。

今回のyangまとめを通して、あなたの学習意欲がさらに高まり、インドネシア語の世界がもっともっと広がっていくことを心から願っています。”yang”の習得をバネにして、次は新しい単語を覚えたり、他の文法に挑戦したり、もっともっとインドネシア語を楽しんでいきましょう!

これからもあなたのインドネシア語学習を応援しています。Selamat belajar! (楽しく学んでくださいね!)

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インドネシア語学習 おすすめ書籍・参考書・辞書・問題集

実際、インドネシア語の勉強を始めたいのですが、、
とりあえず独学で勉強する上で、、どの参考者がいいのかなあ……。

ジョグジャ先生

今回は、著者自身の経験をふまえ、この質問にお答えさせていただきたいと思います。
インドネシア語学習のおすすめ書籍・参考書・辞書を紹介!

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

最後に

ジョグジャ先生

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こちらのブログでは、インドネシア関連のお役立ち情報をたくさん紹介しています!
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

インドネシア語の関係代名詞"yang"を完全マスター!初心者でもわかる使い方徹底解説

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