世界遺産 プランバナン寺院とは? | 現地での神話・イベント情報

こちらの記事では、世界遺産プランバナン寺院について詳しくご紹介!
インドネシア人の間では、とても有名なプランバナン寺院にまつわる神話も紹介しています。

ジョグジャ先生

以下の記事では、プランバナン寺院を舞台にした日本人による小説も紹介しております。
国際ボランティア、メディア、政治などをとりまく”利権”をテーマについ惹き込まれてしまう小説です!

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目次

プランバナン寺院とは?

プランバナン寺院は、インドネシアのジャワ島に位置する壮大なヒンドゥー寺院群です。ジョグジャカルタ特別州に所在し、ボロブドゥール寺院と並んで、ジャワの伝統的な芸術と宗教的遺産を象徴する存在として多くの観光客を魅了しています。

プランバナン寺院

プランバナン寺院は、9世紀初頭にシャイレンドラ王朝の支配下で建設されました。インドネシアの古代仏教寺院であるボロブドゥール寺院と同じ時代に建設されたことで知られています。当初は仏教寺院として建設されていたと考えられていますが、その後、ヒンドゥー教寺院へと転換されました。

プランバナン寺院は、細やかな石彫刻と美しい彫刻で有名です。寺院の中央には主神シヴァを祀る中心的な3つの寺院があります。それらの寺院は高さが約47メートルに達し、優雅なスリン・ディンギル(石造りの神殿)として知られています。その他の寺院には、ヴィシュヌ神やブラフマー神を祀るものがあります。プランバナン寺院の壁には、ラーマーヤナやクリシュナの物語など、古代のヒンドゥー教の宗教的な物語が美しく描かれています。

プランバナン寺院 サンライズ

プランバナン寺院の朝もとても素敵です。
後ろからのライトアップやサンライズのタイミングでは、より神々しさが感じられます。

プランバナン寺院は、数世紀にわたる地震や火山活動によって度重なる被害を受けてきました。特に16世紀のメラピ火山の噴火により、寺院は大きな被害を受けました。その後、長い間放置された寺院は、19世紀に再発見され、修復作業が開始されました。インドネシアの機関と国際的な機関の協力により、寺院は一部元の姿を取り戻し、観光客や信仰者によって訪れられるようになりました。

プランバナン寺院は、1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。その美しい建築様式と独特な彫刻は、ジャワの古代文化と芸術の傑作として高く評価されています。寺院はまた、ヒンドゥー教の宗教的な儀式や祭りの場としても使用され、人々にとって重要な場所となっています。

プランバナン寺院で行われるイベント

プランバナン寺院は、大きな中庭を持っており、周囲も田園に囲まれているため、その土地の特性を利用したイベントがいくつか開催されています。

  1. ジョグジャマラソン
  2. プランバナン・ジャズ・フェスティバル

詳しくは以下の記事で解説しておりますので、ぜひあわせてご確認ください。

プランバナン寺院群が舞台となっている日本人作家による小説

実は、このプランバナン寺院を舞台とした日本人作家による小説があります。
プランバナン寺院は別名ロロ・ジョングランと呼ばれることもあり、まさにサブタイトルにもなっている通り、物語のキーポイントになってきます。

こちらの小説を読んでプランバナン寺院に訪れるとより一層楽しめること間違いなしです。

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詳しくは以下の記事で紹介しておりますので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。

プランバナン寺院にまつわる神話


プランバナン寺院はプランバナン王国の伝説と結びついています。

この王国は平和な暮らしをもたらしましたが、ある日突然攻撃を受け、Bandung Bondowoso(バンドン・ボンドウォソ)は、プランバナン王国の王様を倒し、プランバナン王国は敗北しました。
その後、悪名高いBandung Bondowoso(バンドン・ボンドウォソ)が指導者となり、彼の残酷な支配が始まりました。

彼はプランバナン王国の王様の娘であるRoro Jonggrang(ロロ・ジョングラン)王女を妻にしようとしましたが、彼女は条件として一夜のうちに1000の寺院の建設することを要求しました。
実の父親を殺されたロロ・ジョングランは、その背景からも結婚することができるはずがありませんでした。
(しかし、実際には、バンドン・ボンドウォソの力に惹かれて、好きになってしまいそうな想いも抱えていたと言われています。)

バンドン・ボンドウォソは助言者たちとともにジン軍を召喚し、寺院の建設を開始しました。

しかし、ロロ・ジョングランは、その寺院の建設のスピードに驚き、本当に1000の寺院が建設されてしまうことを恐れました。

そして、彼女は日の昇る方角で日をおこし、すでに日が昇ったように偽り、寺院建設を妨害し、結果的に999の寺院が完成しました。

怒ったバンドン・ボンドウォソは彼女を呪い、最後の残りの一つの寺院に彼女を石に変える魔法を使い、1000個目の寺院を建設しました。この伝説はプランバナン寺院の歴史と神秘を物語っています。

このような神話から、最も大きなロロ・ジョングラン寺院(candi Roro Jonggrang)は、恋人どうしで訪れると嫉妬したロロ・ジョングランに呪いをかけられて、別れるという噂があります。

参考文献・記事

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この記事を書いた人

ジョグジャカルタ在住の日本人です。
当ブログでは、インドネシア語学習、ジョグジャカルタ観光、現地生活のあれこれ等々、幅広く取り扱っています。

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