インドネシア発 革靴メーカー『ジャランスリウァヤ』Jalan Sriwijaya

ジョグジャ先生

本記事では、インドネシア発のグローバルに展開する革靴メーカーのジャランスリウァヤ(Jalan Sriwijaya)/Fortuna Shoesについて紹介いたします。

目次

Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)とは

Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)ロゴ インドネシア革靴ブランド

1969年にインドネシアのBandungの自宅で創業した老舗の靴メーカーです。
インドネシア国内においては、Fortuna Shoesというブランドで展開されています。

現在では、世界で最高峰であり、且つ、最も難易度の高いグッドイヤー・ウェルテッド製法(Handwelted Goodyear)と呼ばれる製法を用いて品質の高い靴づくりをしているブランドです。

常に正しい基本と高い基準を保つことで、Fortuna Shoesの靴はイタリア、ドイツ、オランダ、フランス、イギリス、日本で受け入れられてきました。現在までに、年間5万足の生産能力を有し、日本、韓国、シンガポール、ヨーロッパ、アメリカに輸出しています。

\ Fortuna Shoesの公式Tokopediaストア /

グッドイヤー・ウェルテッド製法

グッドイヤー・ウェルテッド製法は、靴の製造プロセスにおいて広く使用されている伝統的な方法です。この製法は、靴の耐久性と快適性を高めるために開発されました。

まず、この製法では、靴のアウトソールとアッパー(靴の上部部分)の間に、特殊なウェルトと呼ばれる帯状の素材を使用します。ウェルトはアッパーとアウトソールをしっかりと結びつける役割を果たし、靴の強度を向上させます。

次に、ウェルトに靴の中底を縫い付けます。この手作業による縫い付けが、グッドイヤー・ウェルテッド製法の特徴です。この縫い目によって、靴はしなやかさと耐久性を兼ね備えた構造となります。

さらに、グッドイヤー・ウェルテッド製法では、中底とアウトソールの間に柔らかい素材を挟むことで、足の疲労を軽減し、クッション性を高めることができます。

この製法の利点は、靴を修理やソール交換が比較的容易に行えることです。ウェルトでアッパーとアウトソールがしっかりと結びついているため、必要な場合にはソールを取り外し、修理や交換を行うことができます。

グッドイヤー・ウェルテッド製法は、長い歴史と靴職人の技術と経験が結集した優れた製法です。その品質と耐久性は、多くの人々に愛され続けています。この製法を採用した靴は、快適さとスタイルを追求する人々にとって、信頼性の高い選択肢となっています。

工場・ショールーム

ショールームはジャカルタのサリナデパート(Sarinah Department)の中にあります。

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この記事を書いた人

ジョグジャカルタ在住の日本人です。
当ブログでは、インドネシア語学習、ジョグジャカルタ観光、現地生活のあれこれ等々、幅広く取り扱っています。

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