インドネシアの詐欺の話『電子決済QRISがエラーで…』

電子決済エラーを利用したインドネシアでの詐欺

インドネシアで変わった詐欺に関わってしまいました……。

ジョグジャ先生

大丈夫ですか?
ぜひ、もしよろしければお話を聞かせてください!

目次

電子決済エラーを利用した詐欺

実際の詐欺の状況を再現

とある夜22:00頃に家近くのサークルK(コンビニエンスストア)に行きました。これはそこで起きた詐欺の話です。
登場人物は店員と私の2人。その時間帯はいわゆるワンオペの状態で、レジには1人しかいませんでした。

これは、コンビニのレジでお支払いのタイミングでの話です。

悪徳店員A

お会計は、XXXX円になります。

QRISで支払いをお願いします。

悪徳店員A

今ちょっとネットワークのエラーで電子決済ができなくて……

うわ……。いま現金を持っていなくて……。

悪徳店員A

では、モバイルバンクの送金はどうですか?

分かりました。それでお願いします。

悪徳店員A

口座番号は、XXXで……。
こちら、店長の口座番号になります。

あ……。はい、分かりました。
送金しました!

悪徳店員A

ありがとうございます。


翌日……。

あれ……。
タバコを2つ買ったのに、1つ足りない。。

後日、コンビニへ……。

確認しなかったので……あれなんですけど……。
こないだ、買い物をしたときに、一個買ったはずのタバコが足りてなくて……。袋に見当たらず。。

店員B

なるほど……もしかして
そのとき、女性の店員じゃなかったですか?

はい。そうでした!

店員B

実は、その店員が入ってから、品物がなくなることが多くて……
解雇したんですよ……

ていうことは……もしかして……
そのときネットワークエラーと言われて、モバイルバンク送金で対応してもらったのですが……。

店員B

なるほど……。
おそらくその支払はされてない可能性が高いです……。

詐欺の詳細解説

店員がわざとネットワークを切って、QRISやクレジットカードの決済ができないと嘘をついて、モバイルバンク送金で、送金しましたがその口座は店員の個人口座で、お店側には支払いがされていないとのことでした。

私からすると、直接的な詐欺の被害はタバコが1箱足りてないだけの被害です。

しかしながら、コンビニのオーナー視点では、少なくとも私からだけでも、IDR 300,000 程度の被害が発生しています。

当時の会計の合計額(悪徳店員に送金した金額): IDR 150,000 程度
商品の合計額: IDR 150,000 程度

つまり、どちらかというと、私は詐欺を手助けしてしまったような形とも捉えられます。

まとめ

この経験からいうと……

レストランやお店で、ネットワークエラー、且つ、現金がなくてモバイル送金を提案された場合は、1度疑いの目を向けたほうがよいかと思います。

この詐欺に関しては、私側が被害をほとんど受けていない状況ですが、オーナーや会社側が被害を受けている状況となります。

日本人の方は、レストランや店舗を持たれている方もいらっしゃると思いますので、十分にお気をつけてください。
レジ周りのワンオペを避けたり、オーナーの名前をレジ付近に記載しておいたり、QRISのバーコードをレジに用意しておいて(都度発行の金額入力済みのQRISではないもの)等で被害を減らすことができるのではないかと思います。

こちらのブログでは、インドネシアで役立つ情報を発信しています。
ぜひ、こちらもチェックしてみてください。

電子決済エラーを利用したインドネシアでの詐欺

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